AIエージェント搭載の新ゲームでCampfireが395万ドル調達
AIゲームエンジンの開発を手掛けるCampfireは、シードラウンドで395万ドル(約5億9000万円)の資金調達を実施しました。
- Campfireが395万ドルの資金調達を実施。
- AI搭載ゲーム「Cozy Friends」を発表。
- AI技術でゲーム業界に新たな進展。
同社のジェネレーティブAIエンジン「Sprites」は、開発者が記憶や感情を持つAIエージェントを作成し、ユーザーと対話できるようにするものです。
この技術は、ゲームやインタラクティブメディア、消費者向けアプリの個別化を進め、エンゲージメントを高める役割を果たします。
Campfireは、今回の技術を活用した初のゲーム「Cozy Friends」を発表しました。
このゲームはAIネイティブのライフシミュレーションゲームとして位置づけられており、「どうぶつの森」や「The Sims」といった人気タイトルに匹敵する潜在力を持つとされています。
ユーザーは、個性的で感情豊かなAIエージェントと対話し、友人として交流することができる体験が提供されます。
2021年に設立されたCampfireは、元々マルチプレイヤーゲームプラットフォームの開発を行っていましたが、2023年に社内でAIコンパニオンエージェントを試作した結果、ユーザーエンゲージメントが大幅に向上したことから、AI技術に専念する方針に転換しました。
同社は、Spritesを使ってゲーム開発者がAIキャラクターを容易に作成できるツールを提供しています。
これにより、ゲームだけでなく、インタラクティブメディアや他のアプリケーションにもAIエージェントを導入し、ユーザーとの関係性を深めることが可能です。
さらに、同技術を活用した競合との差別化を図る企業も増えており、AIエージェントは今後、ゲーム業界全体に新しいスタンダードをもたらすと期待されています。
Campfireは今後も「Cozy Friends」を通じて、AIネイティブゲームのビジネスモデルを確立し、さらなる発展を目指す方針です。
参考記事:Venture Beat
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