Adobe、AI動画生成ツール「Firefly Video」を発表
Adobeは、新たに「Adobe Firefly Video Model」を発表しました。
- AdobeがAI動画生成ツール「Firefly」を発表。
- テキストや画像から最大5秒の動画を生成。
- 企業向けに商業利用が安全なツールとして提供。
このモデルは、AIを用いた動画生成ツールであり、同社の既存の静止画生成AIモデル「Firefly」に基づいています。
Adobeによれば、このモデルは同社が所有するデータやライセンス取得済みのデータを利用しているため、商業利用も安全に行えるとしています。
しかし、一部のAdobe Stock寄稿者は、自分たちの作品が生成AIに利用されることを想定していなかったと主張し、懸念を示しました。
「Firefly Video Model」は、テキストから動画を生成する機能に加え、画像から動画や動画編集機能も提供しますが、生成される動画の長さは最大5秒に制限されています。
Adobeは年内にベータ版を公開予定で、早期アクセスの申し込みを受け付けています。
初期の生成例では、わずか2分以内で高品質な動画が作成されており、特にシネマティックなポートレートや火山の噴火シーンなどが注目を集めました。
Adobeは、Firefly Videoが商業的にも安全なツールとして、企業の意思決定者にとって魅力的な選択肢になるとしています。
従業員向けのトレーニング動画や顧客向けのマーケティング動画、さらにはフル広告の制作にも利用できる可能性があります。
さらに、Firefly Videoは動画生成だけでなく、不要なオブジェクトの削除やトランジションの補完といったAI編集機能も提供。
編集者や映画制作者は、このツールを活用することで短い制作スケジュールに対応しつつ、高品質な成果物を迅速に提供できるようになります。
Adobeは、今後も生成AIをクリエイティブワークフローに統合し、Firefly Videoを現代の編集者にとって欠かせないツールと位置付ける計画です。
参考記事:Adobe Blog
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