Runway、超高速ビデオ生成モデルをAPIで提供開始
ニューヨークのAIスタートアップRunwayは、超高速ビデオ生成モデル「Gen-3 Alpha Turbo」をAPIで提供開始したと発表しました。
- Runwayが高速ビデオ生成APIを提供開始。
- APIは選ばれたパートナー向けに段階提供。
- 「Gen-3 Alpha Turbo」がAPIで利用可能。
このAPIは選ばれたパートナーに向けて段階的に提供され、開発者や企業が自社のプラットフォームやサービスにAIビデオ生成モデルを統合できるようにするものです。
この動きにより、広告会社などがリアルタイムでキャンペーン用の動画を生成することが可能になり、業務効率が大幅に向上することが期待されています。
Runwayは、APIを「Base」と「Enterprise」の2つのプランで提供しており、選択されたプランに応じてさまざまなビデオ生成タスクを行うエンドポイントが提供されます。
APIの基本価格はクレジットあたり1セントで、1秒のビデオ生成には5クレジットが必要です。
現在、APIを通じて利用可能なモデルは「Gen-3 Alpha Turbo」のみであり、他のモデルの提供時期は未定です。
「Gen-3 Alpha Turbo」は、従来の「Gen-3 Alpha」に比べて7倍速くビデオを生成できる加速版で、10秒のビデオを11秒で生成する能力を持っています。
このモデルは、以前はRunwayのプラットフォーム上でのみ利用可能でしたが、API提供によりより多くの企業が導入することが可能となり、Runwayはさらなる市場拡大を目指しています。
すでにマーケティンググループOmnicomがこのAPIを活用していると報じられており、他のパートナー企業も順次導入する見込みです。
同社は今後も製品の改良を続け、より広範なリリースを進める予定です。
Runwayは、AIビデオ生成に関する批判や著作権問題にも対応しつつ、業界内で競争力を維持し、成長を続ける意向です。
参考記事:Runway
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