【ChatGPT×エンタメ】天才的なAIサマの活用事例10選
ChatGPTがエンタメ業界においてどのように活用されているか知っていますか?
ChatGPTとは、膨大なデータの中からまるで人間が書いたかのような文章を生成する対話型のAIです。
エンタメ業界においても、映画やテレビ番組の製作・ゲームの開発などに使用されています。
この記事では、エンタメ業界におけるChatGPTの活用事例や、ChatGPTを使用する際の注意点と対処法を解説していきます。
ChatGPTがエンタメ業界でできること
ChatGPTは大量のデータを学習し、自然な会話によって情報を提供します。
ChatGPTをエンタメ業界で使用することで、次のようなことを実現できます!
- 未経験者でもゲームのコードを作成可能
- 小説執筆のアイデアを作成
- 本人のようなAI音声を生成
ChatGPTを使うことで、未経験者でもゲームを動かすコードを作成できます。
バグが出てもChatGPTが修正してくれるのです。
また、ChatGPTに小説のストーリーを提案してもらうこともできます。
さらに、本人の音声を学習させることで、まるで本人のように話したり歌ったりすることも可能です。
他にもChatGPTの利用によってエンタメ業界でできることはたくさんあります!
実際にどのような活用事例があるのかみていきましょう!
ChatGPTのエンタメ業界における活用事例10選
ChatGPTはエンタメ業界で実際にどのように活用されているのでしょうか?
ここでは、以下の業務ジャンルに分けてエンタメ業界におけるChatGPTの活用方法をご紹介します。
- ゲーム
- 音楽
- 出版
- 映像
活用事例を一つひとつ詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!
ゲーム
ここでは、ChatGPTのゲームに関する活用事例をご紹介します。
ぜひお試しください!
【ゲーム業界に革命】ChatGPTでテトリスが瞬時に完成!
ChatGPTを活用することで、プログラミング未経験者でもゲームを動かすためのコードを簡単に生成可能です!
各種ソフトウェアとの連携方法についても、あわせて教えてもらえます。
バグが出ることもありますが、それすらもChatGPTが修正できるとのことで、すごすぎますね…!
ただし、開発規模が大きくなったときには注意が必要です、
規模が大きくなったら、しっかりとシステムを運用することが重要です。
生成されたコードの意味や命令をきちんと把握した上で、最大限ChatGPTを活用しましょう!
【プログラミングのいらないゲーム開発】AIが脱出ゲームを生成!
オルツは2023年7月3日、AIが生成した脱出ゲーム「きまぐれな部屋」を発表しました。
このゲームは、AI技術を活用して密室に監禁されたキャラクター「アイ」とチャットでコミュニケーションを取り、親密度を高めつつ脱出を支援するゲームです。
「きまぐれな部屋」は、オルツのWebサイト「altBRAIN」からプレイ可能。
altBRAINにはさまざまな機能を持つBRAIN(対話型エージェント)があり、このゲームもその一部です。
独自の言語モデル「LHTM-2」を活用し、プログラミングを必要とせずにゲームやアプリを開発できるノーコードのプラットフォームを提供しています!
参考記事:オルツ AIが生成した脱出ゲーム「きまぐれな部屋」公開 ノーコードプラットフォーム「altBRAIN」活用
【ゲーム開発の時間短縮】チャットボットがゲーム作成手順とサンプルコードを提供!
大手のゲーム開発エンジンであるUnityが、2つのAIを活用したツールをリリースしました!
ゲーム制作を助けるためのAIと、ゲーム内にAIを統合する「Unity Sentis」のクローズドベータ版です。
その中でも、Unity Museは特に注目されています。
自然言語で入力したりラフスケッチを書き込んだりするだけで、それをゲーム開発に応用してくれるという機能が備わっています。
Museの中には「Muse Chat」という機能も含まれており、例えば「テトリスゲームを作りたい」とチャットボットに伝えると、Unity内で必要なドキュメントを検索し、作成手順を教えてくれるばかりか、サンプルコードも提供してくれるという仕組みです。
これを使用することでどんどん面白いゲームが作れそうですね!
参考記事:Unity ゲーム作りをAIが手伝う「Muse」やゲーム自体にAI組み込む「Sentis」公開
音楽
ChatGPTは音楽分野においても大活躍しています。
ここでは、ChatGPTの音楽に関する活用事例をご紹介します。
【初心者もプロの作曲家に】作曲だけでなく爆発的にヒットするメロディの提案まで
GPT作曲くんは、プロンプトの入力だけで魅力的なフレーズや曲を生成する無料ソフトです。
プロンプトのコツを覚えることで、思い通りのフレーズを何個もアウトプットできます!
本ソフトはまだ試作段階ですが、作曲に費やす時間やメロディーを考える時間を大幅に削減できそうですね。
実際に、作曲くんの使い道についてChatGPTに直接聞いてみました。
すると、個人的な楽曲制作のほか、テレビや映画のサントラやゲーム音楽・プロモーション・研究・教育など、さまざまな使い道があることを教えてくれました!
【時間の流れを超越】AIの活用によってビートルズが復活!
ビートルズのポール・マッカートニーは、AIを用いて制作したビートルズの「最後の楽曲」を年内にリリースすることを発表しました。
マッカートニーは、この楽曲がジョン・レノンのデモを元にして完成されたものであると説明。
ドキュメンタリーシリーズ「ザ・ビートルズ Get Back」の監督であるピーター・ジャクソンと協力し、AIを用いてジョン・レノンの声とピアノ音を分離したことを明かしました。
これにより、ジョン・レノンの声だけを取り出して新曲を制作することが可能に!
生成AIと著作権の議論は絶えませんが、AI技術のおかげで実質的にビートルズを復活させたのです!
生成AIは時間の流れを超越し、私たちに素晴らしい音楽を届けてくれるのだといえますね。
参考記事:ビートルズの「最後の楽曲」がAIの助けで完成、マッカートニー氏が明らかに
【完全なAI歌手登場の日も近い】AI美空ひばりが歌を披露
2019年にはヤマハ株式会社とNHKが共同で開発した「AI美空ひばり」が紅白歌合戦で歌を披露しました!
「AI美空ひばり」は、過去の美空ひばりの音声データから音声を抽出・生成し、AIを使用した音声合成技術を使うことによって作成されました。
将来的には完全なAIの歌手も登場する可能性が高まっています!
参考記事:4. 音楽
出版
出版分野においても活用されているChatGPT。
ここでは、ChatGPTの出版に関する活用事例をご紹介します。
【ストーリー展開が行き詰まらない】小説執筆のアイデアを複数提案!
「ChatGPTで小説の執筆ができる」と話題になりましたが、GPT−4へアップデートされたことで、特にシナリオの生成力が格段に向上しています。
ストーリーを提案してほしいとお願いしたところ、ChatGPTは「題名」と「概要」を教えてくれました。
ただし、小説を最初から最後まで執筆するのは難しいかも。
というのも、ChatGPTは人物の感情を理解するのが苦手。
しかも、GPTの執筆は「ストーリーが単調」というデメリットもあります。
ですので、使い分けが大事かもしれないですね!
【日本の漫画文化に新たな風を】AIを活用した「ブラックジャック」の新作を作成!
現在、「TEZUKA2023」プロジェクトとして名作漫画「ブラック・ジャック」の完全新作が制作されています。
新作の制作には「GPT-4」を使用し、手塚「らしさ」を追求するためにストーリー構成や登場人物・世界観を指示しています。
キャラクターには画像生成AI「Stable Diffusion」を活用。
手塚誠は、「ブラック・ジャック」にAI×クリエイターで挑み、日本のマンガ文化が新たな未来に向かっていくことを期待しています!
参考記事:AIが生成する「ブラック・ジャック」完全新作を公開へ GPT-4とStable Diffusion活用
【kindleストアに新カテゴリー登場】ChatGPTを使用した書籍が200冊以上!
AmazonのKindleストアでは、ChatGPTを使用した書籍が200冊以上あるようです!
さらに、ChatGPTによる執筆、もしくはChatGPTの使用方法に関する内容を含む新しいカテゴリーの本も登場しています。
ただし、著者がAIの使用を明示していない場合もあり、どれだけの書籍でAIが使われているかを正確に判断するのは難しい状況です。
また、ChatGPTの使用には懸念点もあります。
ChatGPTは過去のコンテンツを大量にスキャンして文章を学習するため、その情報の正確性に疑念があるのです。
また、AIによる本が市場に増えることで、多くの著者が仕事を失う可能性や品質の低い本が大量に生まれる可能性があります。
参考記事:「ChatGPT」が書いた電子書籍が増加 ーー Kindleストアで新ジャンルが出現
映像
ChatGPTが映像分野でも活躍していることを知っていますか?
ここでは、ChatGPTの映像に関する活用事例をご紹介します。
【AIひろゆき】本物のひろゆきと見分けられるか?
ひろゆき氏の声をインプットしてできたシステムを用いたYouTube動画のライブ配信が反響を呼んでいます!
初見では、しばらく経っても本物のひろゆきとAIの区別が付けられなかった方も多いのではないでしょうか?
OpenAIが公開中のAPIを駆使し、特定の人物やキャラクターを模した音声と動画を使うことで、あたかも本人が喋っているように見えます。
ただ、ひろゆき氏本人は、ちょっと渋そうなコメントをしているようです…。
参考記事:https://twitter.com/hirox246/status/1645843580810821649?s=20
映画
マーベルの新作ドラマシリーズ「シークレット・インベージョン」では、オープニングクレジットの制作に生成AIを使用していました!
生成AIは、エイリアンがあらゆる人物に擬態するというドラマ内の能力に合わせて使用。
しかし、これに対して一部の視聴者からはAIが人間の仕事を奪う懸念や、AIが生成したコンテンツを無批判に受け入れることへの警戒心が表れています。
AIと人間のクリエイティブさをどのように組み合わせるか、バランスを模索する必要がありますね。
参考記事:マーベルの新ドラマに生成AIがクレジット制作に使用、ファンから批判の声
バーチャルアイドル
TikTok上で話題のバーチャルアイドル「神宮寺藍」はAIによって生成された存在です。
彼女の投稿動画は数日で100万回以上再生されました!
Twitterでも「天音あい」というAI生成アイドルが多くのフォロワーから支持を受けています。
AIによって生成されたキャラクターが現実の人物のようなストーリーを持っていると、フォロワーに共感やモチベーションを提供でき、大きなエンゲージメントを生むようです。
ただし、AIで生成されたキャラクターが美的プレッシャーや不適切な行動を促すリスクも存在するため、そのコンテンツがAIによって生成されたことを明示する仕組みの導入が検討されています。
参考記事:AI生成のバーチャルアイドル「神宮寺藍」がTikTokで一躍話題に
ChatGPTをエンタメ業界で使う際の注意点とその対策
ChatGPTを利用する際には、注意点にも留意する必要があります。
ここでは、ChatGPTをエンタメ業界で使う際の注意点を対策とともにご紹介します。
情報漏洩のリスクがある
ChatGPTの利用には情報漏洩のリスクが伴います。
求めている情報をより的確に得るためには、具体的な指示をすることが大切です。
しかし、ChatGPTは提供された情報を元に学習を進めるため、それが個人情報であっても同様に学習する可能性があるのです。
入力された情報が不正利用される可能性は低いとされていますが、完全にリスクがないとは言い切れません。
対策
ChatGPTの設定を変更することで情報漏洩のリスクを回避できます!
入力したデータを学習させないようにするには、以下の3つの方法が有効です。
- 「training」を無効にする
ChatGPTの設定を開き、「Data controls」をタップすると「Chat history & training」が表示されます。これをオフにして無効にすることで入力したデータを学習しなくなるのです!
- オプトアウトの手続きをする
OpenAIが用意しているオプトアウトの制度を利用することで、AIに入力したデータを学習させないようにできます。リクエストはこちら「User Content Opt Out Request」から送れます。
- APIを利用する
APIを介して生成されたデータは、AIの学習には使用されません!
情報が正しくない可能性がある
ChatGPTIは、インターネットの情報を利用して回答を生成しています。
しかし、それゆえにChatGPTの回答は正確性が保証されておらず、誤った情報源をもとに誤った回答を生成する可能性があるのです。
ChatGPTが生成した回答は必ずしも最新というわけでもありません!
誤った情報を使用することで、実務に問題が生じたり、企業の信用に影響を及ぼしたりする可能性があります。
対策
ChatGPTによって生成された情報については、必ず正確かどうかを確認することが大切です。
ChatGPTの回答を直ちに採用するのではなく、他の人間による確認を行うようなシステムづくりをすると良いでしょう!
特に重要な業務に関しては、専門家によるチェックを導入することも検討しましょう。
無意識に著作権を侵害してしまう可能性がある
ChatGPTが生成する回答の中には、個人情報保護や著作権に関わる情報が含まれる可能性があります。
使用時にこれらの情報を無意識に引用してしまい、法的問題が生じる可能性が考えられます。
対策
ChatGPTの使用方法や情報漏洩の予防に関する指針を作成する必要があります。
適切な利用法や避けるべき行動などを記載することで、知らないうちに著作権を侵害していた…ということがないようにします!
なお、ChatGPTを企業利用する際のリスクについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→ChatGPTを企業利用するリスクと対策5選|実際の企業事例と共に解説
ChatGPTをエンタメ業界で活用しよう!
エンタメ業界では、ChatGPTがさまざまな分野で活用されています!
例として、音楽業界では、AIによる楽曲生成や伝説的バンドの復活にもChatGPTが使用されています。出版業界では、ChatGPTが小説執筆のアイデアを提案。映像業界でも、オープニングクレジットの制作やYouTube動画のライブ配信にChatGPTが使用されました。
ただし、ChatGPTをエンタメ業界で使用する際には注意が必要です。
情報漏洩のリスク・情報の正確性の問題・著作権侵害の可能性などが存在し、これらに対処する対策が求められます。
エンタメ業界でのChatGPTの活用は多岐にわたり、新しいクリエイティブの可能性を切り拓いていますが、その適切な使用とリスク管理が不可欠です!
最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では
・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
・ハルシネーション対策AIツールの開発
・自社専用のAIチャットボットの開発
などの開発実績がございます。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
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