【flowty-realtime-lcm-canvas】リアルタイムで落書きをプロ並みの絵に変えてくれる画像生成AIを使ってみた

flowty-realtime-lcm-canvas 画像生成

WEELメディア事業部テックリサーチャーの中田です。

11月22日、簡単なスケッチから高品質な画像を生成できる「flowty-realtime-lcm-canvas」がGitHubで公開され、誰でも高性能な画像生成ができるようになりました。

これにより、雑にスケッチを描くだけでも、アーティスト並みの絵を作ることができるんです…!

本プロジェクトのGitHubのスター数は、なんと1500を超えており、注目度が高いことがわかります。

この記事ではflowty-realtime-lcm-canvasの使い方や、有効性の検証まで行います。本記事を熟読することで、flowty-realtime-lcm-canvasの凄さを実感し、普通の画像生成AIには戻れなくなるでしょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

目次

flowty-realtime-lcm-canvasの概要

「flowty-realtime-lcm-canvas」は、LCM(Latent Consistency Models)とgradioライブラリを用いた、リアルタイムの「スケッチ-to-画像」への変換AIツールです。このツールを使う際、ユーザーはスケッチを描くと、ほぼリアルタイムで画像に変換できます。

Latent Consistency Modelsは、拡散モデルによるデータ生成の速度を高める技術です。これのおかげで、リアルタイムでのデータ生成が可能になるのです。

flowty-realtime-lcm-canvasを用いれば、簡単なスケッチを描くだけで、誰でもハイクオリティな画像を生成できます。

flowty-realtime-lcm-canvasの料金体系

flowty-realtime-lcm-canvasはOSSであるため、誰でも無料で利用できます。

なお、手書きの図からWebサイトを作成できるAIについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【tldraw makereal】手書きの図から5秒で本格サイトを自動作成してくれるAIを使ってみた

flowty-realtime-lcm-canvasの使い方

今回は、Google Colabを使用しました。

以下のコードを実行してください。

!pip install -U peft
!git clone https://github.com/flowtyone/flowty-realtime-lcm-canvas.git
%cd flowty-realtime-lcm-canvas
!pip install -r requirements.txt
!python ui.py --share

実行後に「Running on public URL」にアクセスすると、以下のようなGradioのデモページに飛ぶことができます。

あとは、ドラック&ドロップなどの直感的な操作で、画像生成が可能です。

なお、スクリーンショットからWebサイトを作成できるAIについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【Screenshot-to-Code】スクショを貼るとWebサイトを5秒でコピーしてくれる裏技AIを使ってみた

flowty-realtime-lcm-canvasを実際に使ってみた

以下の可愛い(下手くそな)クジラのスケッチを、生成してもらいます。

ここで、テキストプロンプトを設定できるので、「Whale jumping in the sea」と設定します。

生成結果は、以下の通りです。

もともとのスケッチのクオリティも重要なのでしょうか、生成結果の精度はあまり高くなさそうです。

flowty-realtime-lcm-canvasの推しポイントである手軽な画像生成は本当なのか?

flowty-realtime-lcm-canvasの性能を確かめるために、sketch2imageの検索で一番上に出てきた「OpenArtのsketch-to-image」というツールと比較検証しました。以下のページに移動すれば、簡単に利用できます。

参考記事:sketch-to-image

ここでは、先ほどと同じクジラのスケッチとプロンプトを利用し、「Very creative」で生成します。OpenArtのsketch-to-imageによって生成された画像は、以下の通りです。

スゴイ!

色を付けただけでなく、絵としての精度も十分高いですね。他にも直感的に設定できる項目があったので、詳細に設定していけば、もっとリアリティのある画像が生成できるかもしれません。

比較結果より、以下のことが言えそうです。

  • 無料で使いたくて、スケッチに自信がある人は「flowty-realtime-lcm-canvas」がおすすめ
  • 有料でもよく、スケッチに自信が無い人は「OpenArtのsketch-to-image」がおすすめ

まとめ

簡単なスケッチから高品質な画像を生成できる「flowty-realtime-lcm-canvas」がGitHubで公開され、誰でも無料で高性能な画像生成ができるようになりました。

これにより、雑にスケッチを描くだけでも、アーティスト並みの絵を作ることができます。Google Colabのコードを実行すると、デモページに飛ぶことができ、直感的に画像生成ができます。

無料で使いたくて、スケッチに自信がある人は「flowty-realtime-lcm-canvas」がおすすめです。

数年後には、簡単なスケッチを描くだけで、1万円で落札される絵画を誰でも書けるようになっているのかもしれませんね。

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投稿者

  • 中田

    データサイエンス専攻の大学院生。大学では、生成系AIの拡散モデルを用いた音楽生成について研究。 趣味は作曲、サッカー、コーヒー。

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