【ZCode】GLM-5.2搭載のAIコーディング環境!使い方・料金・活用シーンを徹底解説

- ZCodeはZ.ai(旧Zhipu AI)が開発したGLM-5.2専用のエージェント型開発環境(ADE)
- アプリ本体は無料でダウンロード可能、GLM Coding Planは月額16.2ドル(Lite)から利用でき、新規ユーザーには5日間の無料トライアルあり
- Goal ModeやWeChat・Feishu・Telegramからのリモート操作に対応し、長時間タスクをスマホから監視・指示できる
2026年7月2日、中国のAI企業Z.ai(旧Zhipu AI)はAIコーディング環境「ZCode」を公開しました!
ZCodeは、同社のフラッグシップモデルGLM-5.2を中核に据え、コードの計画・実装・レビュー・デプロイまでを一気通貫で行える「エージェント型開発環境(ADE)」として設計されています。
CursorやClaude Code、GitHub Copilotといった既存のAIコーディングツールが群雄割拠するなかで、フロンティアモデルの開発元がIDEまでセットで提供する垂直統合型のアプローチが話題を呼んでいます。
そこで本記事では、ZCodeの概要から特徴、料金体系、具体的な使い方、業界別の活用シーンまで徹底的に解説します。ぜひ最後までご覧ください!
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ZCodeとは?

ZCodeは、Z.aiが開発したGLM-5.2のための公式エージェント型開発環境(Agentic Development Environment)です。macOS(Apple Silicon / Intel)、Windows、Linuxに対応するデスクトップアプリとして提供されており、アプリ本体は無料でダウンロードできます。
従来のIDEがAIをサイドバーやオートコンプリートとして後付けするのに対し、ZCodeはAIエージェントとの対話そのものを開発の中心に据えているのが大きな違いです。ユーザーが自然言語で目的を伝えると、ZCode Agentがファイルの読み書き、ターミナルコマンドの実行、Gitの操作、ブラウザプレビューまでを自律的に進めてくれます。
ZCodeは、GLM-5.2が持つ100万トークンのコンテキストウィンドウを活かし、大規模なコードベース全体を文脈として保持したまま作業を進められるため、ファイルをまたいだリファクタリングや複雑なデバッグにも対応可能です。
Claude Fable 5停止の翌日に公開されたGLM-5.2について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ZCodeの仕組み

ZCodeのアーキテクチャは、ZCode Agentと呼ばれる自社開発のエージェント基盤を中心に構成されています。
ZCode Agentは、GLM-5.2のモデルファミリーに深く最適化されたエージェントで、タスクの理解から計画立案、コード変更、検証までを一貫して実行します。GLM-5.2の安定した100万トークンのコンテキストにより、ワークスペースの状態、ファイル参照、ターミナル出力、ブラウザのコンテキスト、実行モード、Gitの状態を同一タスク内にすべて保持できます。
ユーザーはチャットの入力欄から@でファイルを参照し、/でコマンドを呼び出し、$でスキルを実行するといった操作が可能です。また、プロジェクトごとの指示をAGENTS.mdファイルに記述しておくことで、ZCode Agentがタスク開始時に自動的にその規約を読み込みます。
ZCodeの特徴

ZCodeの最大の特徴は、Goal Mode(ゴールモード)と呼ばれる長時間タスク実行機能にあります。
/goalコマンドでセッションの目標を設定すると、ZCode Agentがその達成に向けて自動的にイテレーションを繰り返します。各ラウンドの終了時にはゴール検証が自動実行され、未達であれば次のラウンドに自動移行するため、ユーザーが「continue」と繰り返し入力する必要がありません。
例えば、「モジュール全体をリファクタリングしてテストをパスさせる」「TypeScriptのコンパイルエラーをすべて修正する」「このページのLighthouseスコアを90以上にする」といった、1文で表現できるが達成には多数のステップが必要なタスクに最適です。
もう1つの注目機能がリモートコントロールです。デスクトップのワークスペースにスマートフォンからQRコードでペアリングでき、エージェントの進捗確認や指示の追加がモバイルから行えます。さらにBot Channelを使えば、WeChat、Feishu、Telegramから直接ZCode Agentにメッセージを送ってタスクを進行させることも可能です。
X上で話題の「オープンソース版Claude Code」という評価
ZCodeの公開直後から、X上では「オープンソース版のClaude Codeが来た」という反応が数多く見られました。
以下のポストでは、ZCodeの公開を受けて「Z.aiは西側の競合に追いつき、プレッシャーをかけることに本気だ」と紹介されています。
また別のユーザーはZCodeのGoal Mode機能に注目し、5回のイテレーションだけでスーパーマリオのクローンゲームが完成したことを動画付きで共有しており、大きな反響を呼んでいます。
ZCodeヘッドのZixuan Li氏も「ZCodeはGLM-5.2の公式環境ですが、みんなが既に愛用しているツールやサブスクリプションとうまく連携する設計にしています」と投稿しており、既存エコシステムとの共存を強調しています。
ZCodeの安全性・制約
ZCodeでは、ファイルの編集や高権限のコマンド実行前に確認プロンプトが表示される安全設計が採用されています。実行モードを「Confirm Before Changes」に設定すれば、すべてのファイル編集やコマンドに対して個別に確認を求めることができます。
ZCodeの料金
ZCode本体は無料でダウンロードでき、AIモデルの利用にはGLM Coding Planへの加入か、他社モデルのAPIキー持ち込み(BYOK)が必要です。新規ユーザーには5日間の無料トライアル(GLM-5.2が1日300万トークン + GLM-5-turboが1日200万トークン、合計500万トークン/日)が提供されます。
| プラン | 月額料金 | 定価 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Lite | 16.2ドル | 18ドル | 小規模リポジトリ向け、基本的なモデル・機能へのアクセス |
| Pro | 64.8ドル | 72ドル | Liteの5倍の利用量、MCPツール対応、高速生成 |
| Max | 144ドル | 160ドル | Liteの20倍の利用量、ピーク時の専用リソース確保 |
ZCodeのライセンス
ZCodeアプリ自体は独自のプロプライエタリライセンスで提供されていますが、その中核モデルであるGLM-5.2のモデル重みはMITライセンスで公開されています。MITライセンスは、著作権表示とライセンス文の同梱を条件に、商用利用・改変・再配布をほぼ無制限に認める非常に寛容なライセンスです。
| 利用用途 | GLM-5.2モデル重み(MIT) | ZCodeアプリ |
|---|---|---|
| 商用利用 | ⭕️ | ⭕️(利用規約の範囲内) |
| 改変 | ⭕️ | ❌(ソースコード非公開) |
| 再配布 | ⭕️(著作権表示を同梱) | ❌ |
| 特許利用 | MIT自体に明示的な特許条項なし | – |
| 私的利用 | ⭕️ | ⭕️ |
ZCodeの使い方
ZCodeはデスクトップアプリとして提供されており、セットアップは比較的シンプルです。今回は主要な利用方法をステップごとに紹介します。
ZCodeのインストールと初期設定
まず、公式サイトからZCodeをダウンロードします。
macOS(Apple Silicon / Intel)、Windows(64-bit / ARM64)、Linux(x64 / ARM64)の各プラットフォーム向けインストーラーが用意されています。

macOSの場合は.dmgファイルをダウンロードして、アプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップするだけです。システム要件はmacOS 12.0 Monterey以降、メモリ8GB以上が推奨されています。
初回起動時にOAuthまたはAPIキーでサインインします。デスクトップ通知を許可しておくと、バックグラウンドでエージェントが進行中のタスクの通知を受け取れます。
GLM-5.2を使う(GLM Coding Plan)
ZCodeでGLM-5.2を利用するには、GLM Coding Planに加入してアカウントを紐づけます。
設定画面の「Connect Models」から、BigModelまたはZ.aiアカウントでログインすると、GLM-5.2が利用可能になります。新規ユーザーの場合は、5日間の無料トライアルが自動で適用されます。
モデルを選択したら、チャット入力欄に自然言語でタスクを記述するだけです。
Reactで管理画面のダッシュボードを作成して。
売上推移のグラフと、直近の注文一覧テーブルを表示したい。エージェントがファイル構造の確認、コード生成、依存関係のインストール、ブラウザプレビューまでを自動で進めてくれます。
他社モデルのAPIキーを使う(BYOK)
ZCodeはBYOKに対応しているため、Anthropic、OpenAI、DeepSeek、Moonshot(Kimi)など、OpenAIまたはAnthropic互換のAPIを持つモデルを接続できます。
設定画面で「Add Provider」を選択し、APIキーとエンドポイントURLを入力すれば完了です。

# 例:AnthropicのAPIキーを設定する場合
Provider: Anthropic
API Key: sk-ant-xxxxx
Endpoint: https://api.anthropic.comGoal Modeを使う
長時間の複雑なタスクには、Goal Modeが有効です。
チャット入力欄で/goalコマンドを使います。
/goal TypeScriptのコンパイルエラーをすべて修正して、pnpm testをパスさせるゴールを設定すると、画面右上のサマリーパネルにステータス(Active / Paused / Complete)、経過時間、消費トークン数、イテレーション回数が表示されます。ゴールの変更は/goal replace、一時停止は/goal pause、再開は/goal resumeで操作可能です。
Bot Channel(WeChat / Feishu連携)を使う
デスクトップから離れていても作業を進めたい場合は、Bot Channelが便利です。
ZCodeの設定画面からFeishuまたはWeChatのBot連携を有効化し、QRコードを読み取ってバインドします。バインド後は、チャットアプリからBotにメッセージを送るだけで、ZCode Agentにタスクの進捗確認や新しい指示を送ることができます。
【業界別】ZCodeの活用シーン
ZCodeは幅広い業界での活用が見込まれます。ここからは、特に相性の良い分野を整理していきましょう。
ソフトウェア開発
ZCodeが最も力を発揮するのは、やはり本業のソフトウェア開発です。
GLM-5.2の100万トークンコンテキストにより、大規模コードベースの全体像を把握したまま、リファクタリングやバグ修正を進められます。Goal Modeを使えば、「全テストをパスさせる」といった複合的な目標を設定してエージェントに委ねることも可能でしょう。
生成AIを搭載したSaaSについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

スタートアップ・個人開発
ZCodeのLiteプランは月額16.2ドルからと、競合と比較してコスト面でのハードルが低いのが魅力です。5日間の無料トライアルもあるため、プロトタイピングやMVP開発を手軽に試すことができます。BYOK対応で既存のAPIキーをそのまま活用できるのも、コストを抑えたい場面で役立ちます。
教育・研究機関
GLM-5.2がMITライセンスのオープンウェイトモデルであることは、学術研究との相性が非常に良いポイントでしょう。
モデル重みをダウンロードしてローカル環境で分析・ファインチューニングすることが可能で、研究成果の再現性を担保しやすくなります。ZCodeを学生の開発演習環境として導入するケースも考えられます。
教育業界における生成AI活用について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

【課題別】ZCodeが解決できること
続いて、ZCodeで解決できることを課題別に3つ確認していきましょう。
AIコーディングツールのコストを最適化できる
ZCodeのGLM Coding Planは、Liteプランが月額16.2ドルからと、Cursor(月額20ドル〜)やClaude Code Pro(月額20ドル〜)と比較しても割安な設定です。さらに、7月31日までの期間限定で約1.5倍のクォータボーナスが付与されるため、コストパフォーマンスは際立っています。
複数モデルを切り替えて使いたい場合もBYOK対応なので、1つのIDEに集約できるのも良いポイントですね。
デスクトップを離れても開発を止めなくて済む
従来のAIコーディングツールは、基本的にPCの前に座っている必要がありました。
ZCodeのBot ChannelとRemote Controlを使えば、スマートフォンから長時間タスクの進捗を確認し、追加の指示を送ることができるようになります。移動中や会議中でも、バックグラウンドでエージェントが作業を進めてくれるのは大きなアドバンテージでしょう。
特定のモデルにロックインされない
ZCodeのBYOK対応により、GLM-5.2だけでなくClaude、GPT、DeepSeek、Kimiなど複数のモデルを自由に切り替えて利用できるようになります。特定のモデルプロバイダーのサービス停止や価格改定のリスクを分散できるのは、エンタープライズ環境にとって重要なポイントです。
ZCodeを使ってみた
それでは実際に、ZCodeの実力を確かめるため、GOALモードでアプリ製作タスクを試してみましょう。
プロンプトはこちら
/goal HTML + CSS + JavaScriptだけで動くポモドーロタイマーを作成して。
25分の作業タイマーと5分の休憩タイマーを交互に繰り返す。
開始・一時停止・リセットボタンを備え、残り時間を大きく円形プログレスバーで表示する。
タイマー終了時にブラウザ通知を出す。ダークモード対応で、index.htmlをブラウザで開くだけで動くこと。結果はこちら


よくある質問
最後に、ZCodeに関して、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。
ZCodeでエージェント型開発を始めよう!
ZCodeは、Z.aiのフラッグシップモデルGLM-5.2を最大限に活用するために設計された、新しいタイプのAIコーディング環境です。
Goal Modeによる長時間タスクの自律実行、100万トークンの超大規模コンテキスト、WeChat/Feishuからのリモート操作、そしてBYOKによるマルチモデル対応と、開発者がPCの前に張り付かなくても開発が進む世界を実現しようとしている点が、既存ツールとの大きな違いです。
月額16.2ドルからの価格設定と、5日間の無料トライアルにより、まずは気軽に試せるのも嬉しいポイントです。GLM-5.2のMITライセンスによるオープンウェイト公開は、セルフホストやファインチューニングの選択肢も広げてくれます。AIコーディングツールの乗り換えを検討している方、コストを抑えたい方は、ぜひ一度ZCodeを触ってみてください。
最後に
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