【Slack Code】AIエージェントとチームでマルチプレイヤー開発を実現する機能を徹底解説

- Slack Codeは、AIコーディングエージェントとチームが同じチャンネルで開発を進められる新機能
- Claude Code・Devin・GitHub Copilot・Vercelなど主要エージェントと連携済み
- すべてのSlackプランで利用可能(エージェント側のアクセスは別途必要)
2026年8月20日、SlackはAIコーディングエージェントとチーム全員が同じ空間でソフトウェアを開発できる新機能「Slack Code」を公開しました!
これまでAIコーディングエージェントを使った開発は、担当者がターミナルやブラウザのプライベートなタブで1人で作業し、結果だけをあとからチームに共有するケースがほとんどでした。Slack Codeは、その「シングルプレイヤー」だった開発体験を「マルチプレイヤー」へ転換する機能として、エンジニアを中心に大きな注目を集めています。
とはいえ、「具体的にどんな機能なの?」「どうやって始めるの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
この記事では、Slack Codeの概要や仕組み、料金体系、ライセンス情報から具体的な使い方、業界別の活用シーンまで徹底的に解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
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このたびWEELは、2026年8月26日(水)・27日(木)に新宿住友ビル 三角広場で開催される「AI博覧会 Summer 2026」に出展することになりました。
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Slack Codeとは?

Slack Codeは、Salesforce傘下のSlackが開発したAIコーディングエージェントとチームメンバーが「コードチャンネル」と呼ばれる専用空間で協働するための新機能です。
従来のSlackチャンネルやスレッドは、メッセージのやり取りに最適化されていましたが、AIエージェントによる複雑なコーディング作業には窮屈でした。Slack Codeでは、エージェントが自動的にプロジェクト専用のコードチャンネルを立ち上げ、コード差分(diff)・作業計画・ライブプレビューといったタブが用意された開発特化型のワークスペースが生成されます。

具体的には、チャンネルの会話中にClaude CodeやDevinなどのコーディングエージェントをメンションするだけで、エージェントがタスク専用のコードチャンネルを自動作成してくれます。チームの誰もがそのチャンネルに参加し、コードの変更内容を確認したりフィードバックを投稿したりしながら、リアルタイムで開発を進めることが可能です。
作業が完了するとコードチャンネルは自動的にアーカイブされますが、履歴は監査ログとして検索可能な状態で保存されるため、あとから経緯を追跡することもできます。Slackの公式ブログによると、社内利用の実測では70%超のコードチャンネルがアイデアからプルリクエストのマージまで1日以内に完了しているとのことです。
2026年8月時点で連携が確認されているパートナーエージェントは以下のとおりです。

| パートナー | エージェント名 | 対応状況(2026年8月時点) |
|---|---|---|
| Anthropic | Claude Code / Claude Tag | 利用可能 |
| Cognition | Devin | 利用可能 |
| GitHub | Copilot | 利用可能 |
| Vercel | Vercel Agent | 利用可能 |
| OpenAI | ChatGPT | 近日対応予定 |
Slack Codeの仕組み

Slack Codeのアーキテクチャは、Slackが2026年前半から段階的に整備してきたMCPサーバーとエージェントプラットフォームの上に構築されています。
まず基盤となるのが、2026年2月にリリースされたSlack MCPサーバーとリアルタイム検索APIです。この基盤が整ったことで、サードパーティのAIエージェントがSlackワークスペースのチャンネル・メッセージ・ファイルにセキュアにアクセスできるようになりました。続いて2026年6月にはSlackbot MCPクライアントが導入され、開発者がMCPサーバーをSlackbotに直接接続してツールを呼び出せるようになっています。
Slack Codeの動作フローは次のとおりです。
ユーザーがSlackの任意のチャンネルでコーディングエージェントをメンションすると、エージェント側がそのリクエストを受け取り、タスク専用のコードチャンネルを自動生成します。コードチャンネルには「会話」「計画」「コード差分」「ライブプレビュー」の専用タブが設けられ、エージェントが作業を進める過程をチーム全員がリアルタイムで可視化できる設計です。
Slack Codeの特徴

Slack Codeの最大の特徴は、AIコーディングを「個人作業」から「チームスポーツ」へ変えた点にあります。
従来のClaude CodeやDevin、GitHub Copilotといったコーディングエージェントは、個人が1対1でエージェントとやり取りする形が主流でした。コードの品質は向上し、開発スピードも上がりましたが、チームの他のメンバーにはその作業過程が見えず、コンテキストの共有が課題になっていたのも事実です。
Slack Codeのコードチャンネルでは、エンジニアだけでなくPMやデザイナー、非技術職のメンバーもエージェントの作業を確認してフィードバックを送れます。GitHubのCPOであるMario Rodriguez氏も、コードチャンネルによって非技術メンバーが平易な言葉で問題を伝え、エージェントが修正案を作成し、エンジニアがレビューするという流れが実現できると述べています。
Slack Codeの安全性・制約
Slack Codeのセキュリティは、Slackのエンタープライズグレードのセキュリティ基盤をそのまま引き継いでいる点が重要です。
EKM(Enterprise Key Management)・DLP(データ損失防止)・Discovery APIなど、既存のSlackのセキュリティ機能がコードチャンネルにもそのまま適用されます。エージェントに送信されるメッセージは、通常のSlackメッセージと同じセキュリティ処理を受けるため、管理者が新たにセキュリティルールを追加する必要はありません。
Slack Codeの料金
Slack Codeのコードチャンネル機能自体には追加料金は発生しません。すべてのSlackプランに含まれる機能として提供されています。
ただし、コードチャンネルで利用するClaude CodeやDevin、GitHub Copilotなどのエージェントは、各パートナーの料金体系に基づいた別途契約が必要です。Slackの料金プランは以下のとおりとなります。
| プラン | 料金(年払い・1ユーザーあたり月額) | Slack Code対応 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | ⭕️ |
| Pro | 7.25ドル(約925円) | ⭕️ |
| Business+ | 12.50ドル(約1,920円) | ⭕️ |
| Enterprise+ | 要問い合わせ | ⭕️ |
Slack Codeのライセンス
Slack Codeはオープンソースソフトウェアではなく、Slack Technologies(Salesforce傘下)が提供するプロプライエタリなSaaS機能として提供されています。
利用にあたってはSlackの利用規約(Terms of Service)に従う必要があります。
| 利用用途 | 可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 商用利用 | ⭕️ | Slackの有料プランで利用可能 |
| 改変 | ❌️ | SaaS提供のため不可 |
| 再配布 | ❌️ | SaaS提供のため不可 |
| 特許利用 | – | |
| 私的利用 | ⭕️ |
Slack Codeの使い方
Slack Codeは、Slackのインターフェースから直接利用できます。今回は、基本的な使い方を順を追って紹介していきます。
コードチャンネルを立ち上げる
Slackワークスペースにログイン
ブラウザまたはデスクトップアプリでSlackワークスペースを開きます。Slack Codeはすべてのプランで利用可能ですが、使用するコーディングエージェント(Claude Code、Devinなど)があらかじめワークスペースにインストールされている必要があります。
任意のチャンネルでコーディングエージェントをメンション
プロジェクトチャンネルや開発チャンネルなど、任意の会話の中でエージェントをメンションし、依頼内容を伝えましょう。例えば、以下のように入力してください。
@Claude このログインボタンのダークモード対応をお願いします。背景色を#611f69に変更してください。
コードチャンネルが自動生成される
エージェントがリクエストを受け取ると、タスク専用のコードチャンネルが自動で作成されます。チャンネルには「会話」「計画」「コード差分」「ライブプレビュー」のタブが表示されます。
チームでレビュー・フィードバック
コードチャンネル内で、エージェントが生成したコードの差分を確認し、必要に応じてフィードバックを送ります。エージェントはフィードバックを受けて修正を反映し、チーム全員がリアルタイムで確認できます。
承認してタスク完了
修正内容に問題がなければ承認し、エージェントがPR作成やデプロイの準備を行います。タスクが完了するとコードチャンネルは自動的にアーカイブされ、履歴が監査ログとして残ります。
【業界別】Slack Codeの活用シーン
Slack Codeは開発チームだけでなく、さまざまな業界・部門での活用が見込まれます。ここからは代表的な活用シーンを業界別に紹介します。
ソフトウェア開発・IT
Slack Codeの最も直接的なユースケースは、日常的なソフトウェア開発現場です。バグ報告がチャンネルに上がった瞬間にエージェントをメンションして修正に着手できるため、従来のようにチケットを起票してスプリントに積むまでの待ち時間を大幅に短縮できます。
Slackの公式ブログでは、ある社内エンジニアが「以前はバグ報告や小さなUI修正がバックログに埋もれがちだったが、今はコードチャンネルをその場で立ち上げて即座に対応できるようになった」と報告しています。
生成AIを搭載したSaaSについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

金融・フィンテック
規制対応が求められる金融業界では、コードチャンネルの監査ログ機能が特に有用です。エージェントによるコード変更がすべてチャンネル内に記録され、誰がいつ承認したかのトレースが残るため、コンプライアンス上の要件を満たしやすくなるでしょう。
金融業界における生成AI活用について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

教育・EdTech
Slack Codeは、プログラミング教育の場面でも力を発揮します。学生やチームメンバーがエージェントと対話しながらコードを書く過程が全員に公開されるため、「コードが書かれる過程」を学べる透明な教材として機能する可能性があります。
教育業界における生成AI活用について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

【課題別】Slack Codeが解決できること
続いて、Slack Codeが解決できる具体的な課題をまとめます。
AIエージェントとチームの情報断絶を解消
最も根本的な課題は、AIコーディングエージェントとチームの間で情報が断絶していたことです。個人がターミナルで作業した結果だけがチームに共有される従来のフローでは、意思決定の背景やエージェントへの指示内容がブラックボックスになりがちでした。
Slack Codeでは、エージェントへの指示・エージェントの応答・コード変更の履歴がすべてコードチャンネルに残るため、チームの誰もが経緯を把握できます。
コードレビューのボトルネック削減
コードレビューは多くの開発チームでボトルネックになりがちです。Slack Codeでは、コード差分がチャンネル内にリアルタイムで表示されるため、レビュアーが別のツールを開いてコンテキストを把握し直す手間がなくなります。
チャンネルの会話を遡れば、なぜその変更が必要になったのかという背景情報も即座に確認できるため、レビューの精度とスピードの両立が期待できるでしょう。
非エンジニアの開発参加ハードルを下げる
Slack Codeを使えば、PMやデザイナーがGitのコマンドやCLIを覚えなくても、自然言語でエージェントに問題を伝え、エンジニアのレビューを経てコード修正を完了させるフローが実現します。開発の民主化を促進するツールとして注目されています。
Slack Codeを使ってみた
それでは実際に、Slack Codeのコードチャンネルを自分のワークスペースで体験できるか検証してみました。結論から言うと、2026年8月22日時点では段階的ロールアウトの途中であり、筆者の環境ではコードチャンネルは立ち上がりませんでした。以下にその経緯を共有します。
まずClaude Codeで試みた結果
最初にSlackチャンネルで@Claudeをメンションすると、「Select repository」のボタンが表示され、コードチャンネルではなく旧来のClaude Code in Slackのフローが起動してしまう状況でした。
次にDevinで試みた結果
そこでCognition社のDevinに切り替え、コードチャンネルの起動を試みました。Devinに「Slack Codeのコードチャンネルを試したい」と伝えると、@Devin !new <タスク内容> というコマンドでCode channelsを起動できると教えてくれたため、以下のように実行しています。
プロンプトはこちら
@Devin !new 社内FAQページをHTML+CSSで作って出力結果(一部抜粋)はこちら
しかし実際に立ち上がったのは、通常のスレッド内でのDevinセッションでした。


FAQページ自体はレスポンシブ対応のアコーディオン式で高品質なものが生成されましたが、Slack Code特有のPlan・Code・Previewタブや、コード差分の可視化機能は確認できません。
Devin自身も「Slack側のCode Channels機能がワークスペースで有効化されている必要があり、段階的ロールアウトのため未有効な可能性がある」と回答してくれました。
公式デモ動画ではコードチャンネルのフル体験が確認できるため、機能の全容を把握したい方はSlack公式ブログの動画をご覧ください。
よくある質問
最後に、Cursor Originに関して、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。
Slack Codeで「マルチプレイヤー開発」を始めよう
Slack Codeは、AIコーディングエージェントとの協働を個人の作業からチーム全体の活動へと変革する画期的な機能です。コード差分の即時共有やライブプレビュー、自動アーカイブによる監査ログなど、開発チームが求めていた「透明性」と「スピード」を両立しています。
すべてのSlackプランで利用可能であるため、まずはFreeプランで試してみるのも良いでしょう。エージェントの対応範囲も今後拡大していく予定であり、ソフトウェア開発以外の領域での活用も期待されます。
自社の開発フローにAIエージェントを組み込みたいと考えている方は、まずSlack Codeでコードチャンネルを体験してみてください。
最後に
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