【簡単・時短】サムネイル生成AIのおすすめ5選!無料ツールも紹介

- AIサムネイル作成ツールを使えば、デザイン経験ゼロでも短時間で魅力的なサムネイルが作れる。
- 用途やスキルに応じて、Canva・Adobe Express・Midjourneyなど最適なAIツール選定が重要。
- 商用利用時は、著作権やライセンス条件を確認し、トラブル回避のチェックリスト活用が有効。
WEELメディアリサーチャーのいつきです。
今やYouTubeやブログ、SNS投稿でも欠かせない「サムネイル」ですが、「デザインの知識がない」「時間をかけたくない」と考えている方もいるのではないでしょうか。
そんな悩みを解決してくれるのが、AIを活用したサムネイル作成ツールです。
最近では、誰でも簡単にプロ級のデザインが作れるAIツールが続々と登場し、スマホからでも手軽に操作できるものも増えています。
この記事では、初心者でも使いやすいサムネイル生成AIのおすすめ5選を厳選してご紹介します。
この記事の最後まで目を通すと、デザイン経験ゼロでもおしゃれなサムネイルが作れるようになるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
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そもそも「サムネイル」と「アイキャッチ」「アイコン」の違いとは?
サムネイルと似たものに、「アイキャッチ」と「アイコン」が存在します。
これらの違いがわからず、同じ意味で捉えている方も多いと思うので、まずはこれらの違いから見ていきましょう。
サムネイルとは?目的と役割
サムネイルとは、動画やブログ、SNS投稿などで表示される縮小版の画像のことです。特にYouTubeなどでは、動画の「顔」として視聴者の目に最初に触れるため、再生数やクリック率に大きく影響を与えます。
サムネイルの目的は主に以下の3つです。
- ユーザーの目を引き、クリックを促す
- コンテンツの内容や世界観をひと目で伝える
- 他の投稿との差別化を図る
サムネイルは、本来の「thumbnail(親指の爪)」という意味の通り、小さなサイズながらも内容を端的に伝える役割を持っています。
そのため、見た目の印象だけでなく、「誰に」「何を」伝えるのかを意識して作成することが大切です。
アイキャッチ・アイコンとの違い
用語 | 意味・役割 | 主な使用場所 |
---|---|---|
サムネイル | 【意味】 縮小された画像で、コンテンツ内容を視覚的に伝える 【役割】 クリックを誘導する目的で使われる「コンテンツの顔」 | YouTube、ブログ記事一覧、ギャラリー、SNS投稿など |
アイキャッチ | 【意味】 読者・視聴者の注意を引くためのビジュアル要素 【役割】 記事内容の印象づけ | 主にブログやWeb記事の冒頭 |
アイコン | 【意味】 機能やプロフィールなどを象徴的に表す小さな画像 【役割】 操作や識別のための視覚的記号として使われる | アプリ、SNSプロフィール、ツールバーなど |
サムネイルとアイキャッチの違いは、主に「どこで使われるか」と「何のために使うか」にあります。サムネイルは、YouTubeやブログの一覧画面などでクリックを促すのが目的です。
一方、アイキャッチは、ブログ記事の冒頭などで使われており、テーマや内容を伝えるためのビジュアル要素的な役割を担っています。
またアイコンは、SNS・アプリ・Webサービスなどで使われる個人や機能を象徴する小さな画像のこと。プロフィール画像やアプリのロゴなどが代表的な例で、サムネイルやアイキャッチとは用途も意味も異なります。
なお、AIでSEOを効率化する方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

AIでサムネイルを作るメリット
サムネイル作成にAIを活用すると、以下2つのメリットがあります。
- メリット①:時短・効率化
- メリット②:デザイン初心者でもOK
特に、「デザイン作成に時間がかかる」「センスに自信がない」といった悩みを解決できるのが魅力です。以下で、それぞれのメリットを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット①:時短・効率化
AIを使ってサムネイルを作る最大のメリットは、作業時間の大幅な短縮です。従来は画像選び・文字入れ・レイアウト調整などをすべて手作業で行うため、1枚作るのに30分以上かかることも珍しくありません。
しかし、AIツールを使えば、キーワード入力やテンプレートの選択だけで自動的にサムネイルを生成してくれます。例えば、CanvaのAI画像生成機能を使えば、必要な素材が数秒で出てきて、あとはテキストや色味を調整するだけです。
投稿頻度の高いYouTube運営者やSNS担当者にとって、「毎回の作業に時間をかけなくて済む」というのは大きなメリットといえます。浮いた時間をコンテンツの企画や分析に充てられるため、全体の生産性アップにもつながるでしょう。
メリット②:デザイン初心者でもOK
AIサムネイル生成ツールのもう1つの強みは、デザインの知識やスキルがなくても使えるという点です。従来では、見栄えの良いサムネイルを作るには、配色・レイアウト・フォント選びなど、デザインの基本的な知識が必要とされていました。
しかし近年のAIツールは、そうした「センスの壁」や「経験の差」をカバーしてくれる設計になっています。例えば、文字の配置や色のバランスまで整えてくれるAIツールもあるため、初心者でもプロっぽい仕上がりになります。
「デザインは苦手」「センスに自信がない」という方でも、直感的な操作だけで高品質なサムネイルが完成するので、初めての方はぜひAIサムネイル生成ツールを使ってみてください。
無料&有料おすすめAIサムネイル生成ツール
ツール名 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
Canva | Canva free:無料 Canva Pro:11,800円/年 | テンプレートが多数あり、UIも見やすい。AI画像生成や文字入れも簡単で初心者におすすめ。 |
Adobe Express | 無料プラン:無料 プレミアムプラン:1,180円/月 | シンプルでおしゃれなデザインが作れる。初心者でも感覚的に操作可能で、Adobe製品との連携も強力。 |
ChatGPT + DALL·E | 無料版:無料 plus:20ドル/月 Pro:200ドル/月 Team:25ドル/月 | テキストから画像アイデアを生成。自由度が高く、ユニークなサムネイル案が作りやすい。 |
Midjourney | Basic Plan:10ドル/月 Standard Plan:30ドル/月 Pro Plan:60ドル Mega Plan:120ドル | 高品質で芸術的な画像生成に特化。詳細なプロンプトでカスタマイズ可能。 |
Leonardo.AI | Free:無料 Apprentice:12ドル Artisan:30ドル Maestro:60ドル | 多機能でカスタマイズ性が高い。様々なスタイルの画像生成が可能で上級者向け。 |
ここからは、無料&有料のおすすめAIサムネイル生成ツールをご紹介していきます。
それぞれツールごとに料金や強みが異なるので、気になったツールから使ってみてください。
以下では、それぞれのツールの詳細を詳しく見ていきましょう。
Canva(初心者向け)

Canvaは、オンライン上で使えるデザイン作成ツールです。サムネイル作成用のテンプレートも豊富に揃っているため、自身で1からデザインを考えることなく、スムーズにサムネイルを作成できます。
また、Canva AIの機能が集約されているマジックスタジオを使えるのもポイント。テキスト入力で簡単に画像を作成できるほか、背景の補完もしてくれます。
生成手順は後述しますが、簡単にサムネイル作成ができるので、デザイン初心者におすすめです。
Adobe Express(簡単&おしゃれ)

Adobe Expressは、簡単な操作でおしゃれな画像を作成できるデザイン作成ツールです。AI機能も豊富で、画像生成機能や背景を除去する機能などがあります。
また、ブランドキットを使えば、ワンクリックで設定したフォントや色に統一できるのが特徴。ブランディングをしっかり統一したい方は、ぜひ使ってみてください。
ChatGPT + DALL·E(アイデア重視)

ChatGPTに内蔵されている画像生成AI「DALL·E3」でも、効果的なサムネイルを作成できます。テキスト入力で高品質な画像を生成できるため、他のツールと比較してクオリティも申し分ありません。
なお、ChatGPTはチャットベースのAIツールのため、アイデアの壁打ちなどで活躍します。一発でサムネイルを作成するのではなく、顧客の属性や商品の特性などを入力した後、何度も対話を重ねて魅力的なサムネイルにしていくのがおすすめです。
Midjourney(高クオリティ画像)

Midjourneyは、チャットツールのDiscord上で使える画像生成AIです。アート風の表現に秀でているため、クオリティ重視で美しいサムネイルを作成したい場合に向いています。
最新モデルの「Midjourney V7」は、デザインの案出しや同一キャラクターの使い回しに対応できるのが特徴。ただし、他のツールとは違い、無料プランがない点には注意が必要です。
Leonardo.AI(多機能)

Leonardo.AIは、画像生成から編集機能まで、豊富な機能を備えているデザイン生成ツールです。アニメ風からリアルな人物画像まで生成できるため、幅広いジャンルのサムネイル作成に対応できます。
編集機能のAIキャンバスでは、不要なオブジェクトの削除やサイズ調整ができるのがポイント。多機能さでAIサムネイル作成ツールを選ぶなら、Leonardo.AIがおすすめです。
AIサムネイル生成のやり方を画像付きで解説【Canva】
Canvaを使って、実際にAIサムネイルを生成するやり方を解説していきます。
まずは、Canvaの編集画面にアクセスし、左側のタブからテンプレートを選択します。

タブの選択後は、左側のタブから「アプリ」を選択しましょう。

ある程度下までスクロールすると「AI画像」のアプリが表示されるので、この中からお好みのものを選択してください。今回筆者は「マジック生成」を選択しました。

左側のプロンプト入力欄に生成したい画像のイメージを入力します。今回は以下のプロンプトを入れました。
Character illustration with image of ChatGPT.(ChatGPTをイメージしたキャラクターイラスト)

画像が生成できたので、このキャラクターとテンプレートの男性と差し替えます。

あとはテキストを投稿する動画の内容に合わせて修正すれば完了です。

今回は、ChatGPTの活用方法を紹介する動画をイメージして作ってみました。YouTubeなどのサムネイルを手軽に作りたい方は、ぜひ真似してみてください。
AIサムネイルと著作権・商用利用の注意点
AIサムネイル作成ツールを使用する際は、著作権の侵害や商用利用の有無に注意が必要です。
特にYouTubeなどのサムネイルを生成AIで作成する場合は、基本的に商用利用可能なツールを選びましょう。
以下では、AI生成画像の著作権の所在や使用時の注意点などを解説していきます。
AI生成画像の著作権は?
AI生成画像に著作権が発生するかどうかは、人間がどの程度創作に関わったかで異なります。
AIが自律的に生成したものは、著作物に該当しないと考えられますが、「創作意図」と「創作的寄与」があり、人が表現の道具としてAIを使用したと認められる場合は、著作物に該当すると考えられます。
引用元:「AIと著作権」文化庁著作権課
つまり、AIが自律的に生成した画像に著作権は発生しませんが、人間がプロンプトに工夫を凝らして生成した画像は著作権が発生する可能性があります。
商用利用可能なツールの選び方
YouTubeの収益化動画や広告用のバナー、商品紹介ブログなどに使用する場合は商用利用可能なツールを選ぶ必要があります。
もし、商用利用が許可されていないツールで商用利用してしまうと、ライセンス違反として利用停止・警告・損害賠償請求などの対象になる可能性があるので注意が必要です。
商用利用可能かどうかは、各ツールの利用規約などに記載されているので、利用前に確認しておきましょう。
トラブルを避けるためのチェックリスト
- ツールの利用規約に「商用利用可」と明記されているか
- 生成された画像の著作権やライセンスは誰にあるか
- 無料プランでも商用利用が可能か(有料限定ではないか)
- 画像に含まれる素材やテンプレートが第三者の著作物でないか
- クレジット表記の必要有無(商用利用時の表記義務)
- AI生成物に対して利用者が改変・編集しても問題ないか
AIサムネイル生成ツールの利用でトラブルに遭わないためにも、上記のチェックリストを使って事前に利用ツールを確認しましょう。
特に、商用利用の可否やその対象プランを確認する必要があります。
また、画像に使用されている素材に著作物が含まれていると著作権侵害のリスクが発生するため、素材の作成元や画像生成モデルの学習源なども確認しておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
なお、Canva AIの使い方が気になる方は、以下の記事もご覧ください。

AIサムネイルはこんな人におすすめ!
AIサムネイル生成ツールは、クリエイター・YouTuber・ブロガーなどにおすすめです。テンプレートでおおよその形は整えられるほか、プロンプトを入力するだけで魅力的なデザインを考えてくれます。
なお、無料で使える高機能なツールも多数リリースされているのが特徴。簡単におしゃれなサムネイルを作りたい方は、ぜひ無料プランでお試し利用してみてください。

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