MiniMax Agentとは?複雑タスクを完遂するマルチエージェント型AIの特徴・使い方を解説

MiniMax Agent 複雑 タスク 完遂 マルチエージェント型AI 特徴 使い方 解説
押さえておきたいポイント
  • マルチエージェント設計により計画から実行まで複雑なタスクを遂行可能
  • コード生成やDeep Researchなど実務向け機能を一体化した汎用AIエージェント
  • 成果物を整理して出力する業務効率を重視した設計

2026年1月、MiniMax Agentがアップデートされました!

今回のアップデートでデスクトップ版MiniMax Agentが登場し、ローカルとクラウド双方で利用が可能になりました。

一方で、エージェント型AIは「何ができるのかは分かるが、どう使えばよいのかが分かりにくい」という点も否めません。そこで本記事では、MiniMax Agentの概要や仕組みを整理した上で、どのような特徴を持ち、どのような業務に向いているのかを解説します。

本記事を最後までお読みいただくことで、MiniMax Agentが自分の業務に適した選択肢かどうかを判断できるようになるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

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目次

MiniMax Agentの概要

MiniMax Agentは、複雑で長い工程のタスクまで完了できる汎用AIエージェント

参考:https://agent.minimax.io/

マルチエージェントシステムに支えられ、複数ステップの計画を立てながらタスクを分解し、複数のサブタスクを実行して最終成果へつなげていきます。

実際に処理している映像を見る方がわかりやすいと思います。

参考:https://agent.minimax.io/share/305552686997755

単発の回答生成ではなく「計画→分解→実行」を繰り返してタスクを完了させます。

MiniMax Agentは、コード生成やスライド作成、Deep Research、マルチモーダル対応、MCPエコシステム統合といった機能を備えています。Deep Researchでは検索やAPI、ブラウザ操作、MCPなど複数ツールを使い分け、コード分析やチャート生成まで組み込まれています。

加えて、入力は長文ファイルに限らず動画・音声・画像も対象になっており、出力はテキスト・画像・音声・動画です。

MiniMax Agentの仕組み

ここでは、MiniMax Agentがどのような流れでタスクを理解し、成果物を出力するのかを解説します。

マルチエージェントシステムによる役割分担

MiniMax Agentは、マルチエージェントシステムが採用されており、最初にユーザーの指示内容を分析し、達成すべきゴールと必要な作業工程を洗い出します。

その後、計画立案を担当するエージェントがタスクを複数のサブタスクへ分解。各サブタスクは、調査、生成、検証といった役割を持つエージェントに割り当てられます。

入力から統合までの処理フロー

処理フローは「入力→計画→実行→統合」という順で進んでいきます。

まず、テキスト指示だけでなく、PDFやpptx、音声、動画などのファイル入力も可能。次に、内部で計画が立てられ、必要に応じて検索、API呼び出し、ブラウザ操作、MCPツールが選択されます。

pptxで出力されるものは、画像として貼り付けられているのでパワーポイントでテキストを編集することはできません。

実行フェーズでは、コード生成やデータ分析、コンテンツ作成が並行して進行。最終段階で各成果物を統合し、ドキュメントやコード、リンクとしてまとめて出力する流れです。

分解型アプローチの利点

「入力→計画→実行→統合」という方式が取られているのは、長く複雑なタスクへの対応力を高めるため。

チャットなどのような単発生成では途中修正や方向転換が難しい一方、分解型アプローチなら途中での軌道修正が可能になります。

実際、MiniMax Agentでは処理の途中で追加情報を確認しながら進めることができます。

なお、OpenAIのAIエージェントSwarmについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

MiniMax Agentの特徴

ここでは、MiniMax Agentの特徴を解説します。単なるチャットではなく「成果物を完成させる」ことを目的に設計されている点が大きなポイントです。

複雑なタスクを完遂できるマルチエージェント設計

MiniMax Agentの最大の特徴は、マルチエージェントシステムによるタスク遂行能力です。計画立案、実行、検証といった役割を分けることで長く複雑な作業を段階的に処理できます。

MiniMax Agentでは単一の出力で終わらず、途中で情報を追加しながタスクを進められるところもポイントです。これにより、要件が曖昧な依頼でも最終的なアウトプットまで到達しやすくなっています。

コード生成から検証までを含む開発対応力

MiniMax Agentは、コード生成にとどまらず、実装後の検証までを想定した機能を備えており、AuthやDatabase、決済連携を含むフルスタックWebアプリの生成が可能です。

さらに、E2Eテストによってユーザー操作を模した検証を行う流れも組み込まれています。単なるサンプルコードではなく「動く前提」の成果物を出力するのが大きな特徴。

Deep Researchを前提とした情報収集能力

調査系タスクへの対応もMiniMax Agentの特徴です。検索やAPI、ブラウザ操作、MCPツールを組み合わせて情報を収集します。

取得したデータは、要約だけでなくコード分析やチャート生成まで含めて整理されます。調べて終わりではなく「使える形」にまとめる点が評価ポイントであり、リサーチ工数を大きく削減する可能性があります。

MiniMax Agentの安全性・制約

ここでは、MiniMax Agentを利用する上で把握しておきたい安全性の考え方と、現時点で確認できる制約事項を解説します。実務利用を前提とするからこそ、できることと注意点の両面を理解しておくことが重要です。

安全性とデータ管理

MiniMax Agentにおける詳細なセキュリティ設計やプライバシー保護方針は、公式情報では明らかにされていません。入力されたデータがどのように保存・管理されるのか、保存期間や暗号化方式などの具体像は公開されていない状況です。

そのため、機密情報や個人情報を扱う場合には慎重に利用する必要があるでしょう。特に社外秘データを直接投入する場合は、事前に利用条件を確認する必要があります。

出力品質と確認の必要性

MiniMax Agentは多機能である一方、出力品質が常に保証されるわけではありません。複雑なタスクほど内部処理が長くなり、途中で想定外の結果が混ざる可能性があります。

マルチエージェント機能自体は強力ですが、最終成果物の妥当性確認は人のチェックが必要です。「自動で完璧な成果物が得られる」と捉えるのは適切ではなく、レビュー工程を組み込んだ使い方が現実的な選択肢になるでしょう。

MiniMax Agentの料金

MiniMax Agentは、Free/Basic/Pro3プラン構成になっています。いずれも月額制で、付与されるクレジット量と利用可能なタスク数が異なります。

プランFreeBasic Pro
月額料金(Early Bird)$0.00$19.00$69.00
通常価格$0.00$30.00$119.00
クレジット数1,0005,00020,000
有効期限新規ユーザーギフト1ヶ月間有効1ヶ月間有効
Proモードタスク数約30タスク約120タスク
ピーク時優先処理×
透かし削除&カスタムドメイン×
クレジット繰越
MiniMax Agentの料金プラン一覧

また、上記のクレジットを使い切っても追加クレジットを購入することが可能です。

パック名Starter PackBooster PackMega Pack
料金$39.00$78.00$156.00
クレジット数5,00010,00020,000
有効期限1年間1年間1年間
相当タスク数(Pro)約30タスク約60タスク約120タスク
MiniMax Agentの追加クレジット価格表

MiniMax Agentのライセンス

MiniMax Agentは、MITライセンスで提供されています。そのため、商用利用のみならず、ほぼすべての用途で利用可能です。

利用用途可否
商用利用⭕️
改変⭕️
配布⭕️
特許使用⭕️
私的使用⭕️
MiniMax Agentのライセンス詳細

ただし、MITライセンスでは著作権表示とライセンス文の保持が求められ、再配布時には、元の著作権表示を削除できません。

なお、AI生成スライドを編集可能なパワーポイントに変換する国産ツールであるKirigamiについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

MiniMax Agentの実装方法

MiniMax AgentはWeb UIもしくはデスクトップアプリで利用可能です。

ローカル環境のファイルにアクセスする必要がない場合には、Web UIで利用するのが良いでしょう。

また自身のLLMのAPIキーを登録して利用することはできません。

MiniMax Agentの活用シーン

ここでは、MiniMax Agentの特徴を踏まえ、どのような業務で活用が考えられるのかを検討します。

調査・リサーチ業務での活用

MiniMax Agentは、検索やブラウザ操作、API連携を組み合わせたDeep Researchを前提としています。この特徴から、市場調査や競合分析、技術トレンドの把握といった用途での活用が考えられます。

単なる情報収集に留まらず、要点整理やチャート生成までを一連で行える点がメリットでしょう。調査結果をそのまま資料化できるため、報告作業の負担軽減につながります。

下記はテスラの株価を追跡し、買いの戦略をリサーチするものの例です。

参考:https://agent.minimax.io/share/301093112066130

開発・プロトタイピング支援

コード生成と検証を含む設計から、MiniMax Agentは開発初期フェーズでの活用が考えられます。要件を入力することで、フルスタックWebアプリの雛形をまとめて作成できます。

さらに、E2Eテストを含めた検証フローまでも一体化されています。アイデア検証やPoCを短期間で回す用途に向いており、開発速度を重視するチームにとって有力な選択肢となります。

MiniMax AgentではGalleryという機能があり、他者が作成したものを閲覧することが可能です。

こちらはWebページ作成の一例です。

参考:https://agent.minimax.io/share/353669829845268

資料作成やコンテンツ制作

MiniMax Agentは、パワポ作成やドキュメント生成にも対応。入力素材としてPDFや画像、動画をまとめて渡せるため、情報整理の手間を減らせます。

構成案から本文生成までを一括で進められる点が強みです。マーケティング資料や社内共有資料の作成効率向上が期待され、制作工程を圧縮したい場面で効果を発揮します。

MiniMax Agentを実際に使ってみた

MiniMax Agentを実際に使ってみました。今回は「エージェントAIについてリサーチを行い、スライド資料としてまとめてください。」とだけ指示を与えています。

Web UIで実際にリサーチ・資料作成を行なっている様子がこちら。

元々は1200クレジットありましたが、終了後には78クレジットになっていました。

下記は実際に作成された資料の一部ですが、日本語が崩れてしまっている部分がありますね。

実際に使ってみた感じ、Gensparkに近いものを感じました。また、画像生成に関してはNano Bananaを使っているのかな?という印象です。

なお、すべての企業のための次世代AIであるMiroThinker 1.5について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

まとめ

本記事ではMiniMax Agentの概要から仕組み、実際の使い方について解説をしました。今回のアップデートでデスクトップアプリが公開されたことにより、これまで以上にタスク効率化を図れるようになります。

ぜひ皆さんも本記事を参考にMiniMax Agentを使ってみてください!

最後に

いかがだったでしょうか?

MiniMax Agentは、複雑なタスクを一貫して実行できるエージェント型AIとして、業務効率化や新しい価値創出に活用できる可能性を持っています。

一方で、実際の業務にどう組み込むべきか、既存システムとどう連携させるかといった点で悩まれるケースも少なくありません。

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投稿者

  • WEEL Media部

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