生成AI時代の情シス活用事例!おすすめサービス10選も紹介

生成AI時代 情シス 活用事例 おすすめサービス

近年、AI技術の進化はビジネスで多くの影響を与えています。特に、情報システム部門においてその影響は著しいです。

情報システム部門とは、企業のITインフラやシステムを運用する部門のこと。この部門の業務効率化は、企業の競争力を高める鍵となります。近年では、AIの導入により、これらのタスクがよりスムーズに、そして効果的に行われるようになりました。

この記事では、その具体的な活用事例と、情報システム部門でAI活用におすすめのサービスを10個紹介します。

ぜひ、最後までご覧ください。

AI×”情報システム部門”のサービス10選

情報システム部門で、業務を効率化させるには、AIの活用が非常に重要です。この見出しでは、情報システム部門をサポートするうえで役立つ、おすすめのAIサービスを有料と無料に分けて10個紹介します。

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サービス名有料/無料OSS(フリーウェア)の有無対応範囲
helpmeee! KEIKO有料プランと無料プラン・問い合わせへの自動回答
・チケット起票
・有人チャットへの対応切り替え
・ステータス管理
・担当者アサイン
・社内ナレッジのデジタル化
IT-Manager SD有料・問い合わせ対応
・申請業務自動化(例:PC貸与申請)
・問題点の可視化
・全文検索機能(マニュアル、規程、手順書など)
・プロセス応答(例:PCの紛失)
・業務シナリオ作成
・問い合わせ/インシデント/問題管理
・IT部門の生産性向上
・情報システム部門の業務効率化
・事業成長・ビジネス成長を担う目指すべき情報システム部門への変革
UMWELT有料・需要予測機能
・在庫計算
・BIツール連携
・API連携
仕事のAI有料(無料キャンペーン有り)・企業固有のドキュメント情報
・資産の体系化
DEEPREAD有料・手書き文字のデジタル化サービス
Open-Assistant無料・チャットベースのアシスタントタスク管理
・サードパーティのシステムとの連携
・動的情報取得
oshi無料・OSとハードウェア情報ライブラリ
neofetch無料・コマンドラインのシステム
・情報ツールOS、ソフトウェア、ハードウェア情報の表示
QGIS無料・地理情報システム(GIS)
screenFetch無料・bashを使用したスクリーンショット
・情報ツールOS、テーマ、ハードウェア情報の表示

AI×”情報システム部門”の有料のサービス5選

情報システム部門で活用できる有料のAIサービスを紹介します。有料のAIサービスの中でも特に注目されている5つをピックアップし紹介します。

helpmeee! KEIKO

参考:https://www.helpmeee.jp/

「helpmeee! KEIKO」はValuence Technologiesが開発したAIソリューションです。社内の問い合わせ対応を自動化・効率化してくれます。具体的には、24時間体制の自動応答、チケットの自動起票、有人チャットへの切り替えなどの機能を持ち、社内ナレッジのデジタル化もサポート。

開発会社Valuence Technologies
特徴社内の問い合わせ対応を自動化・効率化するAIソリューション。問い合わせへの自動回答、チケット起票、有人チャットへの対応の切り替え、ステータス管理、担当者アサイン、社内ナレッジのデジタル化などの機能を持つ。使うほどに進化し、企業とともに成長するDXソリューション。
機能Q&A自動生成24時間365日の自動応答自動起票有人チャット切り替え担当者アサインファイル添付ステータス管理ダッシュボードからの問い合わせ対応の集計分析
料金プランフリープラン: 月額0円(全ての機能を無料で利用可能)エッセンシャルプラン: 月額100,000円(連携ツールやID数に応じた従量課金はなし)
サイトhelpmeee! KEIKO

IT-Manager SD

参考:https://www.hiblead.co.jp/service-desk.html

「IT-Manager SD」はハイブリィド株式会社が提供するAIサービスです。このAIサービスは、社内システムの問題を可視化し、IT部門の生産性を向上させるプラットフォームです。

AI自動学習を活用した回答精度の向上や、申請業務の自動化、問題点の可視化などの機能を持ち、情報システム部門の効率化をサポートします。

開発会社ハイブリィド株式会社
特徴IT-Manager SDは、社内システムの問題を可視化し、IT部門の生産性を向上するプラットフォームです。情報システム部門の生産性向上・業務効率化に貢献するとともに、事業成長・ビジネス成長を担う目指すべき情報システム部門への変革を実現します。
機能AI自動学習による回答精度の向上プロセス応答による申請業務自動化データ一元化分析による問題点の可視化サポート応答(チャット)機能全文検索機能プロセス応答(申請処理)機能業務シナリオ作成機能問い合わせ/インシデント/問題管理機能ダッシュボード機能
料金プランStandardプラン:月額利用料金 50,000円 (利用ユーザ無制限 1社/月(年間契約)) + 初回導入時のみ環境構築・初期設定支援費用 300,000円Enterpriseプラン:要相談
サイトIT-Manager SD

UMWELT

参考:https://www.tryeting.jp/umwelt/

UMWELTは、株式会社トライエッティングが開発したサプライチェーン領域に特化した拡張知能(AI)サービスです。

このサービスは、需要予測機能や機械学習、安全在庫計算などの機能を持ち、BIツールやAPIとの連携も可能です。

特に、サプライチェーンの業務を効率化し、正確な予測機能を兼ね備えているのが特徴です。無料で資料をダウンロードすることもできますので、詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。

開発会社株式会社トライエッティング
特徴サプライチェーン領域における業務特化型拡張知能(AI)の製品販売事業
機能需要予測機能機械学習安全在庫計算BIツール連携API連携
料金プラン要相談
サイトUMWELT

仕事のAI

参考:https://www.ricoh.co.jp/service/ai-for-work

「仕事のAI」は、リコージャパン株式会社が開発したAI技術を活用したサービスです。企業のドキュメント情報資産を独自の自然言語処理AI技術で文章の意味を理解し、体系化することで、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を実現可能です。

主な機能として、ノーコードAI開発ツール、ドキュメントの意味理解、顧客の声や営業日報の分析、そして「ディープアライメント」という自然言語処理技術があります。

開発会社リコージャパン株式会社
特徴「仕事のAI」は、企業のドキュメント情報資産を独自の自然言語処理AI技術によって文章の意味を理解して体系化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を加速します。これにより、業務効率化や顧客満足度の向上などの新たな価値を創出します。
機能ノーコードAI開発ツールで自社データの学習とチューニングドキュメントの意味を理解して体系化 顧客の声や営業日報の分析 自然言語処理技術「ディープアライメント」
料金プラン要確認
サイト仕事のAI

DEEPREAD

参考:https://www.edulab-inc.com/deepread/

「DEEPREAD」は、株式会社EduLabが開発したディープラーニングを活用した手書き文字デジタル化サービスです。従来のOCR技術の限界を超え、高精度な手書き文字認識を実現しています。特に金融、医療、教育などの業界での利用が増えています。

主な機能として、高精度な文字のデジタル化、処理確認機能、自動読み取りや豊富な読取機能があります。料金はオンプレミス型やクラウド型など複数のプランが用意されており、それぞれ異なるので、自社に合ったプランを選ぶと良いでしょう。

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開発会社株式会社EduLab
特徴DEEPREADは、ディープラーニングに基づくAI(人工知能)を活用して手書き文字のデジタル化を実現したサービスです。これは、従来のOCRが抱える手書き文字認識の低精度問題を克服し、金融業界や医療機関、学校法人などで広く採用されています。
機能業界最高水準の手書き文字デジタル化文字認識の処理確認機能クラウド型、オンプレミス型の提供GPU/CPUサーバの双方で動作自動読み取りで業務効率アップ豊富な読取機能(クラウド限定、自動仕分機能など)
料金プランオンプレミス型初期費用:300万円月額利用料:40万円〜
準オンプレミス型初期費用:300万円月額利用料:40万円〜
クラウド型初期費用:無料月額利用料:5万円〜
サイトDEEPREAD

AI×”情報システム部門”の無料のサービス5選

情報システム部門向けの無料AIサービスは、効果的な成果とコスト削減を同時に実現します。多様なニーズに対応可能で、弊社は特に無料のOSSサービスの活用を推奨しています。

Open-Assistant

Open-Assistantは、タスクを理解し、サードパーティのシステムとの連携を通して、動的に情報を取得できるチャットベースのアシスタントです。

具体的には、AIとのチャット、データ収集、開発セットアップのローカル実行などがあり、将来的には、メールやカバーレターの作成だけでなく、重要な作業を行うアシスタント、APIの使用、動的な情報の研究を目指しています。

Githubリンク:Open-Assistant by LAION-AI on GitHub

OSHI

OSHIは、Java用のJNAベースのネイティブOSおよびハードウェア情報ライブラリです。追加のネイティブライブラリのインストールは必要ありません。OSのバージョン、プロセス、メモリとCPUの使用率など、システム情報を取得するためのクロスプラットフォームの実装を可能としています。

また、OSHIは、追加のソフトウェアを必要としません。オープンソースと商用サービスの両方と互換性のあるライセンスでプラットフォームに依存しないライブラリです。

そして、OSとハードウェアの情報、CPUの情報、メモリ使用率、ディスクの情報など、さまざまな機能が含まれています。無料でこのサービスを使えるのでかなりおすすめです。

Githubリンク:https://github.com/oshi/oshi

Neofetch

Neofetchは、bash 3.2+で書かれたコマンドラインのシステム情報ツールです。Neofetchは、ユーザーのOS、ソフトウェア、ハードウェアに関する情報を視覚的に表示します。

他にも、システムのスクリーンショットで使用されることがあります。適切なシステム統計や診断のためのツールが利用可能です。さらに、Neofetchは、画像、カスタムASCIIファイル、壁紙、または何も使用しないように設定することもできます。

Githubリンク:https://github.com/dylanaraps/neofetch

QGIS

QGISは、UNIXプラットフォーム、Windows、およびmacOSで動作するオープンソースの地理情報システム(GIS)です。主な機能として、柔軟で強力な空間データ管理や美しい地図作成、高度な地理空間解析など。

さまざまな業界標準の形式でのラスター、ベクター、メッシュ、ポイントクラウドデータをサポートします。Open-Source Geospatial Foundation (OSGeo)の一部として、一連の補完的なオープンソースGISソフトウェアプロジェクトを行っています。

Githubリンク:https://github.com/qgis/QGIS

screenFetch

screenFetchはKittyKattによって開発されたbash Screenshot Information Toolです。このbashスクリプトは、ユーザーのスクリーンショットによく見られる端末情報+ASCIIディストリビューションロゴを生成するために使用できます。

スクリプトはディストリビューションを自動検出し、そのディストリビューションのロゴのASCIIバージョンと右側にいくつかの情報を表示してくれます。ASCIIアート、色、情報表示時のスクリーンショットの取得、さらにはスクリーンショットコマンドのカスタマイズなど、さまざまなオプションがあり、追加、拡張が非常に簡単です。

Githubリンク:https://github.com/KittyKatt/screenFetch

OSSを実行するには、一定のプログラミング知識やスキルが必要になります。

もし、社内に導入したいけど知識やスキルが不足していてできない場合は、以下の「お問い合わせ」ボタンからお問い合わせください。

AI導入で失敗しないための3つの注意ポイント

AIを導入する前に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

人のチェック体制を必ず用意する

AIが出した結果は便利ですが、そのまま使用すると思わぬミスや偏りを見逃してしまうことがあります。必ず担当者が目を通すワークフローを組み込みましょう

データの「置き場」と「アクセス権」を整理する

顧客情報や機密データを安心して扱うために、保存場所を明確にし、誰がどこまで操作できるかを見直しておくことが大切です。

運用ルールは定期的にアップデートする

導入して終わりではなく、現場の声や業務フローの変化を受けて、ルールや使い方をこまめに見直しましょう。改善サイクルを回すことで、トラブルを未然に防げます

これらを意識しておくと、より安心・安全にAIを活用できるはずです。

AI導入時によくある質問

日々進化するAI技術を自社の業務へ活用する際、どんな手順で進めればよいのか、費用や運用面で心配な点があるのではないでしょうか?

ここでは、AI導入の流れや準備、サポート体制、費用感など、よくある質問と回答をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

AIの導入にはどれくらい時間がかかりますか?

AIの種類や規模によりますが、スモールスタートであれば準備から運用開始まで1〜2ヶ月程度で進められることが多いです。要件定義やテスト期間を含めて計画を立てると安心です。

専門知識がなくても使えますか?

最近のAIサービスは画面がシンプルで直感的に操作できるものが増えています。パソコン操作に自信がない方でも、マニュアルやサポートが整っているので問題なく利用可能です。

どんな業務に向いていますか?

定型作業や大量データの処理、カスタマーサポートの自動応答など、繰り返し発生する業務で特に効果を発揮します。まずは自社の業務フローを整理し、AIに任せる部分を見極めるのがポイントです。

導入にかかる費用はどのくらいですか?

サービスによって初期費用や月額料金に幅があります。最近は小規模プランも充実しているため、「まずは試してみたい」という場合でも予算に応じたプランを選びやすくなっています。

トラブル発生時の対応は?

ほとんどのAIサービスにチャットサポートや電話窓口が用意されています。導入前にサポート体制を確認しておくと、万一のときもスムーズに解決できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

情報システム部門において、これからはAI技術が必要不可欠であるとお分かり頂けたと思います。

AI技術は情報システム部門の変革を牽引し、AIの進化により、情報システム部門の業務が効果的になるようにさまざまなAIサービスが増えてきています。AIと情報システム部門の活用事例とおすすめサービスを10個紹介しました。有料のサービス5つと無料のサービス5つをピックアップしていますので、これらのサービスは、情報システム部門の業務最適化をサポートしてくれるおすすめのサービスです。

AI導入を検討している方は、ぜひ参考にして頂けると幸いです。

サービス紹介資料

生成系AIの業務活用なら!

・生成系AIを活用したPoC開発

・生成系AIのコンサルティング

・システム間API連携

最後に

いかがだったでしょうか?

情報システム部門の業務改革に生成AIを導入するチャンス。社内ナレッジ活用から業務効率化まで、最適な導入戦略をご提案します。

株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!

開発実績として、

・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント

などの開発実績がございます。

まずは、無料相談にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。

セミナー内容や料金については、ご相談ください。

また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

tamura

監修者田村 洋樹

株式会社WEELの執行役員として、AI導入支援や生成AIを活用した業務改革を中心に、アドバイザリー・プロジェクトマネジメント・講演活動など多面的な立場で企業を支援している。

これまでに累計25社以上のAIアドバイザリーを担当し、企業向けセミナーや大学講義を通じて、のべ10,000人を超える受講者に対して実践的な知見を提供。上場企業や国立大学などでの登壇実績も多く、日本HP主催「HP Future Ready AI Conference 2024」や、インテル主催「Intel Connection Japan 2024」など、業界を代表するカンファレンスにも登壇している。

投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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