10分で分かるGoogle Bard日本語版の使い方解説!最新活用事例10選も紹介

近年、ChatGPTの台頭により、その存在が注目され始めている対話型AIですが、Googleも似たようなサービスとして「Google Bard」を提供していることはご存知でしょうか?
なんとなく存在は認知しているものの、具体的に「どう活用したらよいのかわからない」という方は多いと思います。そこで本記事では、Google Bardの概要や活用事例をご紹介します。
Google Bardが気になっている方向けに、使ってみたいと思ってもらえるような記事にしているので、ぜひ最後までご覧ください!
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Google Bardとは
Google Bardは、Googleが開発した対話型AIシステムです。特徴としては、自然言語での会話が可能で、ユーザーの質問に対して回答を生成できる点が挙げられます。
Googleは2023年2月にGoogle Bardのリリースを発表し、ChatGPTの対抗馬として位置付けています。検索エンジンから会話型AIへと、Googleのサービスが大きく進化する兆候がうかがえます。
Google Bardは検索エンジンをベースにしており、インターネット上の膨大な情報を活用できるのが強みです。フォローアップの質問にも柔軟に対応でき、会話を深めることが可能です。
ユーザーにとっては、Google Bardが質問に対する回答を生成してくれるので、情報検索がより簡単になると期待できます。
なお、Google BardとChatGPTの違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→Google BardとChatGPT 実際に使って徹底比較してみた

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Google Bardの始め方
Google Bardの始め方をステップバイステップで説明します。
①Googleアカウントを作成する
まだGoogleアカウントをお持ちでない場合は、新しくアカウントを作成します。
②Google検索ページにアクセスする
PCやスマホのブラウザで、Googleの検索ページにアクセスします。
③「Google Bard」と検索する
検索ページで「Google Bard」と検索し、Google Bardのサイトにアクセスします。
④「Bardを試す」をクリックする
右下に「Bardを試す」と表示されるので、これをクリックします。利用規約が表示されるので、同意して次に進みましょう。
⑤質問を1つ選択して使ってみる
初めての場合、簡単な会話が提案されるので、1つ選んで送信します。
⑥自分の質問を入力し、Bardと会話する
システムに慣れたら、自分から質問を入力して、Bardと会話を始めましょう。
以上の手順で、Google Bardの使い方がスムーズにできるようになります。ぜひ試してみてください。
Google Bardの使い方
Google Bardの使い方はシンプルで、検索バーに質問を入力するだけです。自然言語で質問し、Bardが回答を生成してくれます。
例えば「今日の東京の天気は?」「Pythonで機械学習のtutorialは?」などの質問に対して、Bardが簡潔な回答をしてくれます。複数の質問を続けて入力することもでき、会話の流れで深い議論が可能です。
回答が不十分だと感じた場合は、「もっと詳しく教えて」「他にどのような方法があるのか」などとフォローアップの質問を投げかけることが重要です。Bardは会話の文脈を理解し、回答をブラッシュアップしてくれます。
外出先からスマホで気軽に質問できるので、生活のあらゆる場面でBardの回答を活用できます。Googleアカウントさえあれば、手軽に便利なAIアシスタントを利用できるのが魅力です。
Google Bardの料金
Google Bardは、現在のところ無料で使えます。また、無料期間中は、Googleアカウントを持っていれば誰でもBardを利用できます。1日あたりの利用回数などの制限も特に設けられていません。
しかし、将来的に有料化する可能性があるとGoogleは示唆しています。有料化した場合の料金体系はまだ発表されていませんが、Googleの他のサービス同様、利用頻度や機能に応じた課金になると予想されます。
比較対象のChatGPTは、すでに月額20ドル(約2,900円)の有料プランを提供しているので、似たような金額になるのではないでしょうか。
Google Bardにできること
Google Bardにできることはいくつかあります。
- 自然な会話が可能
Google Bardは単なる検索機能に加えて、ユーザーの質問に対する回答を生成できます。自然言語処理能力が高く、まるで人間と会話しているような体験をできる点が魅力です。
- フォローアップの質問にも対応し、議論を深められる
会話の流れを理解し、関連するフォローアップの質問にも柔軟に対応できます。一度の質問では理解できなかった点について追加で質問をすることで、理解を深めることが可能です。
- ニュースや科学情報などを要約して教えてくれる
インターネット上の膨大な情報から、重要なポイントを抽出して要約を生成することができます。ニュース記事や学術論文など、長文でわかりにくい文章を簡潔に伝えてくれます。
- 旅行の計画作成やレストランのおすすめを聞ける
旅行先の情報を検索し、行きたい場所や日程を提案してくれます。グルメ情報から個別のユーザーに合ったレストランをおすすめしてくれるのも特徴的です。
なお、ChatGPT、Bard、BingAIの違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→生成AIを徹底比較!ChatGPT・Bard・BingAIの中で最強の生成AIを本気で決めてみた
Google Bardの活用事例10選
Google Bardは、多くの業務を効率化できるAIツールです。
単純に文章を作成するだけでなく、プログラミングのコード作成や商品画像からキャッチコピーを作成することも可能です。
ここでは、Google Bardの活用事例10選を紹介するので、使えそうなものがあったら試してみてくださいね!
【遂に登場!】Google BardがChatGPTに挑戦!優れた8つの機能
ChatGPTが大きな試練に直面しています。
ChatGPTに対してGoogle Bardは数々の利点をもっています。
紹介されている8つの機能のうち、とくに便利な2つのプロンプトを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 最新情報の参照
ChatGPTは学習データの関係で2021年9月までの情報しか教えてくれませんが、Google Bardは当日のニュースの内容にも対応しています。
2.Webページの要約
Google Bardでは要約したいページのURLを貼り付けるだけで内容を勝手に要約してくれます。
ChatGPTを使うときにやっていた、Webページの中身のコピー&ペーストはもう必要ありません。
他にも、ChatGPTでは実現できないさまざまな活用法があります。
残りは下のツイートから確認してください!
Bardを使いたくなること間違いなしです。
【画期的!】Google BardがGmailと連携!
Googleが提供しているサービスと連携できることも、Google Bardの魅力の1つです。
Google Bardを使えば、メールの返信内容を瞬時に生成し、そのままGmailの下書きに保存できます。
時間がないときでも、Google Bardがクオリティの高いメールを作成してくれます。
これでメール作成のストレスから解放されますね!
【AI比較表】Google BardがChatGPT、Bard、BingAIを一挙比較!
Google Bardなら比較表の作成も容易にこなせます。
こちらの記事では、ChatGPT、Bard、BingAIを対象に作ってもらったそうです!
Google Bardさん、自己評価高いですね(笑)
【AIプログラミング】Google Bardがコード生成で新境地を開く!
Google Bardはコード生成にも優れています。
なんとWikipediaのAI関連情報をスクレーピングするPythonコードを依頼したところ、一瞬で作成してくれました。
そして、そのコードはGoogle ColabのNotebookに自動で書き込まれていたとのこと。
プログラミングはどんどん効率化されますね!
【驚愕!】Google BardでPython画像処理アプリのモックアップ
Google Bardは、コード生成機能を有していると先述しましたが、それだけではありません。
Pythonの画像処理アプリのモックアップ作成を指示したところ、なんと複数の実装方法とコードを提案してくれました。
あとはどのコードを使うか選ぶだけですから、大変便利ですね!
【AI家庭教師】Google Bardが英語学習を助ける!
英語学習の新しいパートナーとして、Google Bardを活用しましょう。
あなたの学習を強力にサポートする2つのプロンプトを紹介します。
1.英語の添削
文章を入力すればGoogle Bardがそれを添削し、より良い表現を提案してくれます。
しかもトーンに合わせて複数提案してくれるので、より理解が深まりますよ!
2.TOEICのような文法問題を作る
試験対策もAIにお任せ!
Google Bardなら英語の文法問題も自動生成してくれます。
もう参考書は必要ありません!
他にも、英語学習に役立つプロンプトが紹介されているので、気になった方は確認してみてください!
これからはAIのパートナーと勉強する時代ですね!
【業務活用】人事の作業が簡単に!Google Bard 求人作成法に革新!
Google Bardを使って求人票も簡単に作成できます。
プロンプトのコツを掴むだけで、求人作成が驚くほどスムーズになるでしょう。
なんとこの作成した求人票で実際の応募を受け付けているそうです。
興味がある方はこちらから。
先進的ですね!
【革新的】市場分析もGoogle Bardで!
最新情報の取得ができるGoogle Bardなら市場分析も可能です。
株価指数や為替の値動きなど、リアルタイム情報を表にして、相場変動の理由まで教えてくれます。
これで、ニュースサイトを読み漁る必要はなくなりますね!
出先で確認したいときに試してみてください。
【画像入力に対応】Google Bardでのマルチモーダル体験とその実用例
いままでテキストしか入力できなかったGoogle Bardが画像入力に対応しました。
このような複数入力(マルチモーダル)は、OpenAIによるとGPT-4モデル自体は対応しているらしいのですが、ChatGPTでは未だに実装されていません。
これを機にGoogle Bardで一足先に体験しましょう。
画像入力ができることで、以下のようなことが実現可能になります。
- 画像内の文字の読み取りと文字起こし
- 商品写真を理解してキャッチコピーを作成
- サイト構成のラフ画をもとにフロントエンドを作成
画像ファイルを送信することで、「商品の名前」「どのように使うのか?」などの情報を文字に起こして、解説してもらうことが可能です。
画像が入力できるだけで、さらにやれることのバリエーションが増えそうですね!
ただし、利用するには、Googleアカウントの言語設定を英語に変更する必要があります。
【間違い探しに最適!】Google Bardなら文章の校正・校閲も可能
Google Bardに自身が作成した文章を送信すると、漢字の間違いや不適切な言い回しを指摘してもらうことが可能です。間違った情報も修正してくれるので、虚偽の情報を発信してしまうのを防げます。意味不明な指摘をされることもありますが、間違っている文章自体を見つけてくれるのは魅力的ですよね!
以下で、実際に校正を依頼した際のプロンプトを紹介します。
プロンプトには、『次の文章を校正してください。「Google Bardはマイクロソフト社が2020年にリリースしたサービスです。現在すでに本格運用が開始されており、月額20ドルで利用できます。」』と入力しました。
上記のように、誤った情報を箇条書き形式で指摘してもらえると非常にわかりやすいですよね。
自身で校正を実施する前後に、一度Google Bardで校正してみると意外な発見があるかもしれません!
なお、ChatGPTとBardの使い分けについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→ChatGPTとGoogle Bard どう使い分ける?自然言語処理専攻の大学院生が解説!
Google Bardの活用事例はさまざま!色々なことに活用してみよう!
Google Bardの特徴やできることについて、項目別にまとめて解説していきます。
Google Bardの概要
Google BardはGoogleが開発した対話型AIシステムで、自然言語を用いた会話と回答の生成が特徴です。2023年2月のリリース以降、ChatGPTの競合として位置づけられています。このシステムは検索エンジンをベースとしており、インターネットの情報を活用できるのが魅力です。
Google Bardの導入
Google Bardは、以下の6つのステップで簡単に導入できます。
- Googleアカウントを作成する
- Google検索ページにアクセスする
- 「Google Bard」と検索する
- 「Bardを試す」をクリックする
- システムに慣れるために質問を1つ選択する
- 自分の質問を入力し、Bardと会話する
Googleアカウントさえ作成すれば、Google Bard自体の登録に時間はかかりません。複雑な作業は一切ないので、まずは気軽に使ってみましょう。
Google Bardの使い方・料金
Google Bardは、検索バーに質問を入力するだけで簡単に利用できます。
また、今のところは無料で利用できます。
ただし、将来的にはChatGPTと同様に、月額課金になる可能性があるので、無料のうちに導入するのがおすすめです。
Google Bardにできること
Google Bardにできることを5つまとめました。
- 検索エンジンを超えた自然な会話
- フォローアップの質問にも対応し、議論を深められる
- ニュースや科学情報などを要約して教えてくれる
- 旅行の計画作成やレストランのおすすめを聞ける
- 難しい概念をわかりやすく説明してくれる
Google Bardは対話型AIであるため、フォローアップの質問にも柔軟に対応してくれます。議論を深められるほか、突発的に気になった疑問を解決することもできますよ。また、長文でわかりにくい文章を要約することもできるので、論文や化学情報の要点を抑えたい方は、ぜひ活用してみてください!
Google Bardの活用事例
Google Bardの活用事例を以下にまとめました。
- インターネット上の最新情報をもとに回答
- 指定したURLの要約
- Google BardとGmailの連携
- 各AIチャットボットの比較表作成
- コード生成・アプリ開発
- 英語学習(添削、問題作成)
- 求人票作成
- 市場分析
- 画像情報の入力
- 文章の校正・校閲
とくに、Gmailとの連携や画像情報の入力を行える点がChatGPTにはない強みです。画像を送信すれば、商品名や用途などを詳しく解説してくれます。

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4. 生成AIの活用事例
5. 生成AIの未来予測
6. 〇〇業界特有の生成AI活用法(様々な業界に対応)
7. プロンプトエンジニアリング実践(ChatGPTや画像生成AIへの入力文)
8. AI開発実践(Pythonプログラミング)
9. 生成AIの社内導入手順


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