Bardの5つの最新機能を動画で解説!日本で使える機能はどれ?
みなさん、ChatGPTの対抗馬であるGoogleのBardが、大型アップデートを発表したことをご存知でしょうか?
え、、、知らないんですか!!(煽り)
GoogleのCEOがアップデートを紹介したツイートはなんと8,000いいね。
世界中から大注目を浴びているという何よりの証拠ですよね。
しかも、今回追加された機能、かなりヤバいんです…
あまりにすごすぎて、ChatGPTよりもこっちを使った方がいいと思う方もいるかも知れません…!!!
ということで当記事では、Google Bardの新機能を5つ紹介。各機能を実際に使用したときの動画をつけて、Google公式よりも詳しく解説しております。
当記事を読んで真似するだけで、Googleアカウントでの生産性が格段に向上。ChatGPTユーザーはもちろん、Microsoft 365 Copilotを検討している方にもおすすめです。
ぜひ、最後までお読みください。
Google Bardの新機能5つを大まかに紹介!
2023年9月のアップデートで、Google Bardに追加された機能は以下の5つになります。
英語版限定の機能
「Bard Extensions」によるGmailやドライブとの連携
日本語版に対応した機能
Googleレンズでの画像認識
返答のカスタマイズ
ハルシネーションチェック(英文限定)
URLを使ったやり取りのシェア
まずは英語版限定の機能から詳しく解説。ChatGPT一強の時代を終わらせるかもしれない、「アップデートの目玉」をみていきましょう!
ちなみにGoogle Bardと他の生成AIの性能比較については、以下の記事が詳しく解説しております。
英語版限定で使える新機能「Bard Extensions」
英語版のGoogle Bard限定で、なんと他のGoogleのアプリと無料で連携できる「Bard Extensions」が実装されました!
今回のアップデートによってChatGPTやMicrosoft 365 CopilotなどライバルのAIツールは、その存在意義が危ぶまれます。以下「Bard Extensions」のどこがすごいのか、詳しくみていきましょう!
「Bard Extensions」なら他のGoogleアプリと連携できる
Bard Extensionsを使えば、以下のアプリとGoogle Bardの連携が「APIなし」で可能になります。
Google Flights
Google Hotels
Google Maps
Google Workspace(GmailやGoogle Driveなど)
Youtube
しかも同様の機能で月額30ドルも取るMicrosoft 365 Copilotとは違って、無料で連携ができるんです!
このBard Extensionsの実装にともない、これまでタブを何個も開いていた調べものが、チャットひとつで完結するようになりました。
たとえば「沖縄への社員旅行プラン」を立てたい場合、最新版のGoogle BardはGmailから「参加者全員の日程」を集めてくれます。
そこから質問を続けると、全員の予定と合う「フライト時刻」やその後に泊まる「ホテルの情報」を提示。そして空港からホテルまでの「最短ルート」も教えてくれます。
さらに旅行の予習もチャットひとつで完結。今度のGoogle Bardは旅行先で楽しめるアクティビティについて、「YouTubeの動画」を列挙してくれるのです。
ちなみにプライバシーの保護も万全。以下の動画のとおり、アクセス権限がスイッチひとつで切り替えられます。
さらに「Workspace extensions」を選択すれば、プライバシーを保護しながら他のアプリとの連携が可能。「Googleスタッフによる検閲/ターゲティング広告への反映/AI学習への転用」の全てが阻止できます。
参考記事:Bard can now connect to your Google apps and services
「Bard Extensions」の注意点
ここでひとつ注意点があります。Bard Extensionsを使うには、一度「Googleサービスの優先言語」を英語に設定し直す必要があります。その手順は以下のとおりです。
- Googleアカウントの管理画面にアクセス
- 「個人情報」を選択
- ウェブ向けの全般設定から「言語」を選択
- 優先言語を「English – United States」に
実際に「Bard Extensions」を使ってみた!
ここからは実際にBard Extensionsを使っていきます。まずはGmailアカウントで受信したメールの要約から試してみましょう。
今回は無料のリサーチツール「ラッコキーワード」から届いたお知らせについて、Google Bardに要約してもらいました。
以上のとおり「ラッコM&A」や「ラッコマーケット」など、実在する関連サービスの最新情報がまとめられています。
続いてGoogle FlightsやGoogle Mapsとの連携も確認していきます。
今回はGoogle Bardのテンプレート「9月22日、マドリード在住のおばに会いに行くので、フライト時刻を教えてください」からチャットを開始。詳しいプロンプトと動画は以下をご覧ください。
1. Show me flights to visit my aunt in Madrid the week of January 22.
Give me gift ideas for what to bring her, she loves dolphins and playing cards
2. Tell me the check-in time of hotels near by Madrid Airport.
3. Tell the route from madrid airport to hilton hotel
4. Show me videos about the famous gourmet in madrid.
このように、マドリードまでのフライトプランや空港近くのホテル情報、空港からホテルまでの経路、マドリードのグルメ動画がチャットひとつで調べられます。
そのうえリサーチャーの不慣れな英文に対しても、その意図をくみ取って回答してくれました!みなさんも英語版Google Bardを積極的に使っていきましょう。
Google Bardの他の機能も気になるのであれば、以下の記事をお読みください。
日本語版のままでも使える新機能
ここからは日本語版のGoogle Bardでも使える、残り4つのアップデートについて紹介します。
まずは日本語版への適応が期待されていた、「あの機能」から詳しくみていきましょう!
Googleレンズで画像認識
日本語版Google Bardも今回のアップデートで、画像のやりとりに対応しました。
今度からは、言語化が難しいトピックに対しても「Googleレンズ」経由で画像を提示すれば、望み通りの回答が得られます。またGoogle Bard側も、質問に対して画像を交えながら解説してくれるようになりました。
実際にGoogle Bardを使って、以下の写真に写り込む「細長い生き物」について尋ねてみます。さらにその祖先についても、写真付きで教えてもらいましょう!
この動物について詳しくおしえて。
このようにGoogle Bardは、写真の生き物が「イエネコ」であることを特定。写真のシチュエーションまで、詳しく解説してくれていますね。
さらにその祖先「リビアヤマネコ」についても、画像付きで解説してくれました。
参考記事:Googleの無料AI「Bard」に大アプデ:画像認識、シェア機能、そして待望のメールアクセス | ギズモード・ジャパン
返答のカスタマイズ
日本語版でもGoogle Bardの返答がカスタマイズできるようになりました。以下に示す5つの表現で、一度返答してもらった文章がカスタマイズできます。
- 短くする
- 長くする
- シンプルにする
- カジュアルな表現にする
- 専門的な表現にする
返答のカスタマイズについても、実際に試してみましょう。今回は伝説のDJ「アヴィーチー」の人気曲について、様々なテイストでGoogle Bardに答えてもらいました。
アヴィーチーの人気曲をおしえて
※2倍速で見てください。
このように返答をカスタマイズする度に文章が変化。例えばカジュアルな表現にすると、「めっちゃ」など砕けた言葉遣いになります。
またジャンルの説明を専門的な表現に変えると、用いる楽器の内訳まで掘り下げてくれました。
参考記事:Googleの無料AI「Bard」に大アプデ:画像認識、シェア機能、そして待望のメールアクセス | ギズモード・ジャパン
ダブルチェック(英語入力時のみ)
Googleサービスの優先言語に関係なく、英文で質問を投げかけると「以前とは違うGボタン」が表記されるように。このボタンを押すと検索結果ではなく、回答の出典が確認できます。
そう、「嘘をつく」と評判のあったGoogle Bardにハルシネーションのチェックができる「ダブルチェック」の機能が追加されたのです!
早速Google Bardに以下のプロンプトを入力して、フェラーリの新モデル「プロサングエ」の最高速度を聞いてみます。その後、Gボタンを押してみると……
how much is the top speed of ferrari prosangue?
このようにGoogle Bardは「プロサングエの最高速度が310km/hである」ことと、「世界最速のSUVのひとつである」ことの出典を再度リサーチ。該当箇所に緑色のマーカーを掛けてくれました。
さらに「最高速度は理想的な状態でしか出せない」という記述については、オレンジ色のマーカーで「出典がない」ことを示してくれています。
ちなみに日本語で同じ質問を投げかけた場合、Gボタンを押してもGoogle検索の結果しか出てきません。
参考記事:Bard can now connect to your Google apps and services
やり取りをシェア
最後に今回のアップデートで、Google Bardとのやり取りがそのまま共有できるようになりました。
プロンプトをコピー&ペーストする必要はもうありません!以下の動画の手順を踏むだけで、「質問と回答」もしくは「チャット全体」の公開リンクが発行できるのです。
参考記事:Bard can now connect to your Google apps and services
Google BardとChatGPTを徹底的に比べたいなら、以下の記事もお読みください。
ChatGPTに代わって「Google Bard」の時代が来るかも!
Google Bardは2023年9月のアップデートで、以下5つの新機能が使えるようになりました。
- 「Bard Extensions」によるGmailやドライブとの連携
- Googleレンズでの画像認識
- 返答のカスタマイズ
- ハルシネーションチェック
- URLを使ったやり取りのシェア
とくに英語版限定の「Bard Extensions」は衝撃的。APIや追加料金なしで、GmailやGoogle Mapsとの連携が可能になったのです。Googleの本気度が伝わってきますね。
ほかにも「ハルシネーションチェック」や「URLを使ったやり取りのシェア」なども要注目。従来Google Bardで指摘されていた、欠点が解消されています。
2022年度末から続く「ChatGPT一強の風潮」は、Google Bardによって終わりを迎えるかもしれません。ChatGPTユーザーもぜひ、これを機にGoogle Bardを使ってみましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
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