【謎に包まれたコーディングAI】code-supernovaとは?使い方や料金を徹底解説!

- code-supernovaはAIコーディングツール内で利用できる大規模言語モデル(LLM)
- 最大200kのコンテキストウィンドウを備えており、マルチモーダルにも対応
- 期間限定で無料提供されており、利用制限も一切なし
2025年9月に突如登場した、コーディングAIの「code-supernova」が注目を集めています。
code-supernovaとは、CursorやClineなどのAIコーディングツール内で利用できる、コーディングに特化した大規模言語モデル(LLM)です。
この記事では、そんな謎に包まれたcode-supernovaの特徴や使い方、料金などを徹底解説していきます。最後まで目を通すと、コーディングAIの新たな可能性に気づけるため、コーディング業務をより効率化できるかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
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code-supernovaとは
code-supernovaとは、コーディングに特化した大規模言語モデル(LLM)です。CursorやClineなどのAIコーディングツール内で利用できる、ステルスモデルとして提供されています。
code-supernovaの正体について
code-supernovaは、開発元不明の謎の多いAIモデルです。巷では「Anthropic社のClaude 4.5ではないか?」「xAIのGrokの新モデル?」といった憶測が飛び交っています。
- Claude 4.5と言われる理由:簡潔な文章スタイルや箇条書きなどのスタイルが似ている
- Grokの新モデルと言われる理由:イーロン・マスク氏がつけそうなネーミングで長いコンテキストを強みとしている
まだ、実際の正体は不明なので、分かり次第追記していきます!
なお、Claudeについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

code-supernovaの特徴
現時点で判明している、code-supernovaの特徴を解説していきます。他のコーディングモデルにはない強みも持っているので、ぜひチェックしてみてください。
200kのコンテキストウィンドウ
code-supernovaは、200kのロングコンテキストウィンドウを備えています。※1
ちょうどOpenAIのo1と同じ規模だとわかれば、その凄さが理解できるのではないでしょうか。
ちなみに、コンテキストウィンドウとは大規模言語モデル(LLM)が一度に処理・考慮できるテキストの最大量のことです。多ければ多いほど、一度に多くのテキストを読み込んだり、多くの情報を記憶しておけます。
つまり、code-supernovaは理解力や記憶力が高く、一貫性を保った出力ができるというわけです。
マルチモーダルに対応
code-supernovaは、マルチモーダルに対応しており、テキストと画像の入力に対応しています。図表やスクリーンショットを読み込ませてコードを生成することも可能です。
マルチモーダル対応のメリットは、「この画像みたいなレイアウトをReactで実装したい」といった直感的な指示を出せる点です。指示する際の手間が軽減されるほか、思い通りの出力を得やすくなります。
無料かつ無制限で利用可能
code-supernovaは、CursorやClineなどのAIコードエディタ上で無料で提供されています。利用制限もないため、テキストのボリュームや回数を気にせずに使えるのがメリットです。
code-supernovaの使い方
code-supernovaは、Cursor・Cline・Kilo CodeなどAIコードエディタで提供されています。そのため、code-supernovaを使うためには、まずこれらのAIコードエディタに登録する必要があります。
今回は一例として、Cursorの登録手順からcode-supernovaをモデルに設定するまでの手順をみていきましょう。
ステップ①Cursorをインストールして登録
まずは、Cursorの公式サイトにアクセスし、[Download for macOS]をクリックします。(Windowsの場合はWindows版をダウンロード)

インストールが完了したら、初期設定して[Continue]をクリックしましょう。(特にこだわりがなければデフォルトのままでOK)

[Help Improve Cursor]もしくは[Privacy Mode]どちらかを選択しましょう。(重要なデータを扱うならPrivacy Mode推奨)

[Sign Up]をクリックしてください。

Cursorのアカウントを作成するために、メールアドレス・Googleアカウント・GitHubアカウントいずれかを登録します。

以上でCursorの登録は完了です。
ステップ②モデルをcode-supernovaに設定
Cursorを開いたら、まず左上にある設定を選択します。

次に「Models」を選び、「code-supernova」をオンにしましょう。

あとはファイルを立ち上げて、作りたいコードを右側のチャット欄に入力すると、code-supernovaが動作してコードを生成してくれます。

他にも、既存コードの修正や修正案を提案してもらうといった用途にも活用可能です。
code-supernovaを使ってみた!
筆者も実際にCursorでcode-supernovaを使ってみたので、所感を解説していきます。
今回は、Webアプリの制作とコードの修正をcode-supernovaで実施してみました。
Webアプリの制作
まずは以下のプロンプトを入力して、Webアプリの制作を依頼します。
Todoリストを管理するシンプルなWebアプリを作って
すると、以下のように早速処理が開始されました。

3分ほどで処理が完了し、以下のようにhtmlファイル・cssファイルなどが共有されます。

出来上がったアプリの動作確認をするため、htmlファイルをGoogle Chromeで開いてみます。

以下が実際に作ったアプリなのですが、指示通りにシンプルで見やすいUIに仕上がっていますね!

実際にタスクを追加してみましたが、動作も問題ありませんでした。

このように、簡単なWebアプリであれば、code-supernovaで手軽に作れることがわかりました。
Webサイトのレスポンシブ対応(画像入力からのコード生成)
続いて、マルチモーダル対応の実力を確かめるために、Webサイトの画像をアップロードしてレスポンシブ対応させてみます。

プロンプトの入力後、わずか1分程度で処理が完了しました。

出来上がったWebサイトをGoogle Chromeで開いてみます。

おおよそ入力した画像の通りに設計されていますが、真ん中の線がボタンと被ってしまうなど、デザインはやや崩れています。

ただ、タブを縮めてみると画面サイズに合わせてデザインが最適化されているので、レスポンシブ対応自体は問題ないことがわかりました!
コードの修正
次は、コードの修正をcode-supernovaで実行してみます。
先ほど作ったWebアプリのコードの一部を事前に削除し、コードの修正を依頼してみました。

数秒もしないうちに、コードの修正が完了し、修正した箇所は濃い緑色で表示されています。

コードの修正であれば、かなり速く完了するので、実務でも十分活躍しそうです!
code-supernovaの料金プラン
2025年9月現在、code-supernovaは試験的に提供されているため、料金は無料です。どのAIコードエディタにおいても追加料金はかかりません。
ただし、AIコードエディタ自体には有料プランもあるので、使用ツールやプランの選択には十分注意しましょう。
また、code-supernovaの無料提供がいつ終了するかは未定のため、無料で使える今のうちに試してみるのがおすすめです。
code-supernovaを活用してみよう!
code-supernovaは、AIコードエディタ上で使える無料のコーディングAIです。200kのコンテキストウィンドウを備えているほか、マルチモーダルにも対応しているので、幅広いコーディングタスクで活用できます。
筆者も実際に使ってみましたが、コーディング処理の速さや指示への忠実な対応はなかなかのものでした。
無料提供はいつ終了するかわからないため、コーディング業務を少しでも効率化したい方は、ぜひcode-supernovaを実際に使ってその実力を確かめてみてください!
最後に
いかがだったでしょうか?
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