【iPhone・Android対応】Geminiアプリのインストール方法&使い方を紹介

WEELメディアリサーチャーのいつきです。
2024年11月にGeminiアプリがiPhone向けにリリースされました。
すでに2024年5月にはAndroid向けアプリがリリースされており、現在ではiOS・Androidのどちらでもアプリで利用が可能です。
今回は、Geminiアプリの特徴や使い方をご紹介します。
最後まで目を通してアプリ版のGeminiを使いこなせるようになれば、普段スマートフォンを使って実施している調べ物や計画などの利便性が向上すること間違いありません。
ぜひ最後までご覧ください。
Geminiアプリ版の概要

Geminiアプリとは、Googleが開発したAIチャットサービス「Gemini」をお使いのスマートフォン上で利用できるアプリです。元々ブラウザ上でのみ動作していたGeminiですが、2024年5月からAndroid向けアプリがリリースされ、Androidのデバイス上で利用できるようになりました。
ブラウザ版で利用できていたチャットボットの機能はもちろん、GmailやGoogleマップとシームレスに連携する機能も備えています。
Androidでは、元々備わっていたGoogleアシスタントの代わりとして使えるのも特徴。「OK Google」と話しかけるだけで、さまざまなタスクをAIが代わりに実行してくれます。
なお、Geminiについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Gemini 2.0 の登場でアプリの機能性が向上
2025年2月6日に、Gemini 2.0がリリースされ、Geminiアプリはさらに高性能なAIアシスタントへと進化 しています。※1
以下の機能が強化されました。
- Gemini 2.0 Flashの試験運用開始:高速な応答速度と強化された推論能力を備えた「Gemini 2.0 Flash」が、アプリで利用可能になり、より会話がスムーズに。
- マルチモーダル機能の向上:画像や音声の入力・解析能力が向上し、カメラやマイクを活用した検索やタスク実行がより精度高く行えるようになりました。
- Googleサービスとのさらなる統合:Google検索やGoogleレンズ、Googleマップとの連携が強化され、よりスムーズな情報検索や画像解析が可能に。
- Deep Research機能の追加(Gemini Advancedユーザー向け):高度な推論と情報収集を活用し、長文の要約やレポート作成が可能になりました。
Geminiアプリは従来のAIアシスタントよりも高機能になり、仕事や日常生活のさまざまな場面で、より活躍する存在となってきました。今後も継続的なアップデートが予定されており、さらなる性能向上が期待できます。
Geminiアプリの特徴

Geminiアプリの特徴は、おもに以下の3つです。
- ブラウザ版の機能はそのまま使える
- AIと音声でやり取りできる「Gemini Live」が便利
- アプリ内で写真の撮影が可能
以下で、それぞれの特徴を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ブラウザ版の機能はそのまま使える
ブラウザ版のGeminiで使えていた以下の機能は、アプリ版でもそのまま使えます。
- チャット形式でのタスクの消化(質問への回答・文章生成・コーティングなど)
- 画像生成
- Googleの各種ツールとの連携(Googleマップ・Gmail・Googleカレンダーなど)
チャットサービスの利用や画像生成はもちろん便利ですが、Googleの各種ツールと連携できるのが大きな強みです。
溜まりがちなGmailの受信ボックスから、目当てのメールを探し出したり、急遽入った予定をテキストで入力してGoogleカレンダーに登録してもらうといった使い方ができます。
AIと音声でやり取りできる「Gemini Live」が便利

Geminiアプリには、生成AIと音声でやり取りできる「Gemini Live」機能が搭載されています。この機能を使えば、面接の練習やアイデアの壁打ちなどが自然な形でできるので、仕事やプライベートでかなり役立つはずです。
利用する際は、以下画面の右下にあるアイコンをタップして、必要なアクセスの権限を与えましょう。

もちろん、日本語にも対応しているので、使い勝手も申し分ありません。便利になったAIアシスタントを使いこなして、さまざまな問題を解決しましょう。
アプリ内で写真の撮影が可能
Geminiアプリを使えば、アプリ内で写真の撮影ができます。撮影した写真にプロンプトを添えて、写真に写っている物体の特徴を説明してもらったり、必要な情報を抜き出したりする使い方が便利です。
Geminiアプリ内で写真を撮影するには、以下画面の下にあるカメラアイコンをタップします。

ブラウザ版では、画像をアップロードする方法しかなかったので、いちいち写真のアプリを開いてアップロードする必要がありました。Geminiアプリを使えば、画像の入力をスムーズにできるので、より生成AIを使ったタスクを効率化できます。
GeminiがiPhoneアプリに対応
2024年11月にGeminiがiPhoneアプリに対応しました。これまではAndroidでのみの提供でしたが、現在ではOSの制約なく、多くのユーザーがGeminiアプリを利用できるようになっています。
なお、上記の特徴で紹介した各機能は、iPhoneでもAndroidと同様に利用可能。チャットボットとしてテキストベースでやり取りするのはもちろん、アプリ内の画像撮影や音声でのやり取りにも対応できます。
ただし、AndroidでGoogleアシスタントの代わりに実行できた、アラームの設定などのデバイス操作には非対応なので注意してください。
Geminiアプリのインストール方法
ここからは、Geminiアプリのインストール方法をご紹介します。
iPhoneとAndroidに分けて、それぞれ紹介していくので、利用を検討している方はぜひご覧ください。
iPhoneの場合

まずは、App StoreからGeminiアプリをインストールします。

Geminiアプリを開くと、上記のようにGoogleアカウントでのログインを求められるので、そのままログインしてください。

ログインが完了すると、利用規約などへの同意を求められます。

一連の案内が終わって上記の画面に変われば、Geminiを利用できます。
Androidの場合

AndroidでGeminiアプリを使う場合は、Google Playストアにアクセスしてアプリをインストールします。

インストール後にアプリを開くと、すでにGeminiの機能を使える状態になっているので、実際に使ってみてください。
筆者の場合は、iPhoneで先にアプリの利用規約に同意していたため、Androidでは利用規約やログイン案内等が出てきませんでした。
初めてGeminiアプリを使う場合は、AndroidでもiPhone同様の案内が出てくる可能性があるので、必要に応じて対応してください。
Geminiアプリが勝手にインストールされている
一部のユーザーから、Geminiアプリが「勝手にインストールされた」との声が上がっています。これは、GoogleがAndroidデバイス向けにGeminiアプリを自動更新の一環として配信したためです。
Androidでは、GoogleアシスタントがGeminiに統合され、デフォルトのアシスタントが変更される場合があります。そのため、Googleアシスタントを利用しているユーザーの一部は、意図せずGeminiアプリがインストールされたと感じるかもしれません。
Googleアシスタント経由でGeminiを利用できますが、Geminiアプリの機能(画像解析・高度な対話・マルチモーダル対応など)を使いたい場合は、アプリをインストールする必要があります。
GoogleアシスタントでGeminiを使用しない方法
Androidデバイスでは、GoogleアシスタントがGeminiに統合されることで、デフォルトのAIアシスタントが自動的に切り替わる場合があります。Geminiを無効化し、もとのGoogleアシスタントに戻したいときは、以下の手順で設定を変更が可能です。
- Googleアプリを開く
- アカウントアイコンをタップ
- 表示から「設定」を選択
- 「Googleアシスタント」or「Gemini」を選択
- 下の方にスクロールし「Googleのデジタルアシスタント」を選択
- 「Googleアシスタント」を選択
まずは、Googleアプリを開きます。以降は画像を参考に進みましょう。

「Googleアシスタント」と「Gemini」のどちらを選択しても、次の手順は変わりません。

この設定を変更すれば、従来のGoogleアシスタントを引き続き利用可能です。
Geminiアプリを削除する方法もあります。しかし、Googleアシスタントの動作に影響が出る可能性や、Geminiアプリに依存する機能が使用できなくなる場合があるため、注意が必要です。
削除する前に、まずはアシスタントの切り替えを試してみることをおすすめします。
なお、Claudeアプリについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Geminiアプリを使ってみた!
筆者も実際にGeminiアプリを使ってみたので、それぞれ使い勝手などを紹介していきます。
- チャット機能で各タスクを処理
- Gemini Liveで面接の練習
- 撮影機能で画像内の特徴を説明
機能別にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
チャット機能で各タスクを処理
まずは、Geminiの最もオーソドックスな使い方であるチャット機能をアプリで利用してみます。
試しに、最新の情報にはどれくらい精通しているのかを検証するために、今の日本の総理大臣について質問してみました。

結果は上記のとおりで、政治に関する質問には回答できないとのことでした。ただ、これはアプリが悪いわけではないので、気を取り直して次はメール文の作成を依頼してみます。

メール文の作成を依頼したところ、簡易版と丁寧版といった2種類の文章を考えてくれました。出力された文章はかなり長く、文章に対する補足解説なども入れてくれています。
次は、コーディングタスクについて検証してみました。

サイト内に検索機能を実装するためのコードを要求したところ、上記のように必要な情報の聞き取りと、以下のようなサンプルのコードを出力してくれました。
<input type="text" id="searchInput" placeholder="検索">
<ul id="searchResults"></ul>
<script>
const searchInput = document.getElementById('searchInput');
const searchResults = document.getElementById('searchResults');
const data = [
{ title: 'タイトル1', content: 'コンテンツ1' },
{ title: 'タイトル2', content: 'コンテンツ2' },
// ...
];
searchInput.addEventListener('input', () => {
const searchTerm = searchInput.value.toLowerCase();
searchResults.innerHTML = '';
const filteredData = data.filter(item => {
return item.title.toLowerCase().includes(searchTerm) ||
item.content.toLowerCase().includes(searchTerm);
});
filteredData.forEach(item => {
const li = document.createElement('li');
li.textContent = item.title;
searchResults.appendChild(li);
});
});
</script>
コーディングについても、問題なく利用できるようです。
Gemini Liveで面接の練習
続いて、Gemini Liveの機能を使って、面接の練習をしてみました。今回は、企業の入社試験でおこなわれる面接を想定して、Geminiには面接官の役をお願いしています。
音声でのやり取りを終了すると、会話のログを文字起こししてくれるので、どのようなやり取りをおこなったか確認ができます。


面接の実際にやってみた感想としては、生成AIでありながらも、応用力を求められる質問を繰り出してくる印象を受けました。志望動機を答えた後に、その志望動機から派生した質問をさらに繰り出してきたので、本物の面接に近い難易度だっと感じています。
テンプレート的な質問をされると予想していたのですが、これなら実践を想定した練習ができるので、今後は1人でも面接練習が捗りそうです。
撮影機能で画像内の特徴を説明
次は、撮影機能を使って、画像に写っているものの特徴を説明してもらいます。筆者は、コントローラーの画像を添付して、そのコントローラーの商品名と販売価格を説明してもらいました。

画像を説明してもらった結果、商品名や販売価格はしっかりと一致していました。販売価格の下には、その商品の特徴や他の商品との違いの解説なども載せてくれています。
この機能を使えば、ECサイトの運営や物販など、さまざまな業務に活かせそうです。
Geminiアプリの料金プラン

Geminiアプリの料金は、基本的に無料です。アプリをダウンロードするからといって、別途料金が発生することはありません。有料版が存在する点はブラウザ版と同様です。
無料版と有料版の違いを比較
Geminiアプリには無料版と有料版があり、それぞれ利用できる機能や使用回数などに違いがあります。
プラン | 無料版 | 有料版(Gemini Advanced) |
---|---|---|
料金 | 無料 | 2,900円/月 |
利用可能なモデル | 基本的なAIモデル | 高度な推論や複雑なタスクに対応した上位モデル |
マルチモーダル機能 | 一部制限あり | フル活用可能 |
処理速度・応答精度 | 有料版より低め | 高速で高精度 |
コンテキストの保持 | 短め | 長文の対話も可能 |
可能なリクエスト数 | 15リクエスト/1分間1,500リクエスト/1日 | 360リクエスト/1分間10,000リクエスト/1日 |
日常のちょっとした調べ物や簡単なAI活用として使うなら、無料版でも十分便利です。より精度の高い回答や、高度な分析・対話機能を求める場合は、有料版のGemini Advancedを検討するのがよいでしょう。作業効率も格段に向上します。
有料版Geminiのメリット
Gemini Advancedは、無料版と比べて以下のような特典があります。※2
- 高性能AIモデルの利用が可能
- Googleストレージ2TBの利用が可能
- NotebookLM Plusが利用可能
これらの特典を活用すれば、Geminiは単なるAIアシスタントにとどまらず、ビジネスや学習・情報整理など、多様なシーンで役立ちます。データの保存容量を増やしたい人や、AIの高度な機能をフル活用したい人には、有料版がおすすめです。
なお、NotebookLMについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Geminiアプリを活用してみよう!
Geminiアプリを使えば、ブラウザを介さずともGeminiでさまざまなタスクをこなせるようになるので、これまでよりも生成AIを便利に使いこなせるようになります。
【Geminiアプリの特徴】
- ブラウザ版の機能はそのまま使える
- AIと音声でやり取りできる「Gemini Live」が便利
- アプリ内で写真の撮影が可能
とくに、音声でやり取りができる「Gemini Live」やアプリ内で使える撮影機能が便利です。筆者も実際に使ってみましたが、Geminiの精度の高さに驚きました。
無料でもさまざまな便利機能を使えるので、まずはGeminiアプリをダウンロードして、生成AIの利用体験を向上させましょう!

生成系AIの業務活用なら!
・生成系AIを活用したPoC開発
・生成系AIのコンサルティング
・システム間API連携
最後に
いかがだったでしょうか?
「生成AIの活用をもっとスマートに!」Geminiアプリを活用して業務効率化や新しいアイデア創出を目指してみてください。
株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!
開発実績として、
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などの開発実績がございます。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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