【GoChess】ハリポタの魔法使いのチェスが現実に!勝手に駒が動くAI搭載のチェス

GoChess ハリポタAI搭載 チェス

メディア事業部AIライターの大竹です。

今回紹介するのは、世界中で注目を集めているチェス盤「GoChess」。チェスにAI技術をはじめとした様々な技術が組み込まれ開発された画期的なゲームです。GoChessでは自動で駒を移動させることも可能。その様子は、ハリーポッターと賢者の石に登場する魔法使いのチェスを彷彿させます。

今回はAI技術を使用したチェス盤「GoChess」について解説します。チェス好きだけでなく魔法のファンタジー世界に憧れを持っている方にとってもおすすめですので、最後までお読みください。

目次

GoChessの概要

GoChessは、AI技術やロボット機構を搭載したチェス盤です。全自動で駒を動かせるというハリーポッターの世界観に近いチェスゲームを実現させました。さらにAIによる戦術サポートも可能となっています。対面・オンラインでプレイヤーと対戦できるのはもちろん、AIともチェス勝負ができるのも驚きです。

開発したのは、アメリカのスタートアップ企業「Particula」。GoChessだけでなく、GoCube・GoDiceなど複数のおもちゃの開発にも成功し、世界中から注目を集めています。

GoChessはParticulaが手がけた3つ目のプロジェクト。2021年にプロジェクトが始動してから年月をかけて開発し続けたようです。クラウドファンディング開始5分で資金調達が完了したことから、世界中のチェスファンからの期待はかなり高いといえます。

参考記事:Particula公式サイト

なお、AIツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【最新AIツール一覧】生成AIツールをフル活用した最先端の仕事術

GoChessの機能

GoChessでは、前述したとおり魔法のようなチェスゲームが体験できます。その他にもGoChessには多くの魅力が詰まっているので、より詳しく解説します。

自動で駒が動くロボットシステム

GoChessの大きな特徴は、自動でチェスの駒が指定の場所に移動すること。たとえば、アプリを利用することでタップした地点に駒を移動させたり、逆にオンラインでつながっている対戦相手が動かしたチェスを自分の盤上でも動かせることが可能。

手を使わず声で移動箇所を指示することでも、駒を動かすこともできます。対戦終了後、駒の配置を初期状態に戻したり、任意の盤面に並べ替えることも自動対応。触ってもいない駒が勝手に動く様子は、まるでハリーポッターの世界で見た魔法のゲームを眺めている気分になります。

もちろん、駒を直接手に持ってゲームを楽しむことも可能です。相手が目の前にいる状況で対戦するときは、従来通り手で駒を動かした方がスムーズかもしれません。

AIが戦略をサポート

チェスというゲームは奥が深いもの。駒の動かし方やルールはもちろん、戦略なども勉強する必要があるため一朝一夕では上達しません。ましてや、初心者が熟練プレイヤーに勝つのは夢のまた夢です。

ただし、GoChessに搭載されているAIサポートを駆使すれば、その限りではありません。AIが戦術アドバイスをしてくれたり、駒が動かせる範囲を盤上に示してくれるなどの手助けをしてくれます。

具体的には、盤上にライトが灯りプレイヤーの選択肢の良し悪しを教えてくれます。

  • 紫:AIが考案する最良の手
  • 青:打つことができる手
  • 赤:打つべきではない手

また、反則行為をした場合もAIが指摘してくれるので、ルールを100%理解しなくても楽しめます。AIのアドバイスに従えば、初心者が熟練プレイヤーに勝つことも可能でしょう。

世界中の人達と対戦可能

GoChessはオンラインにも対応しているので、世界中の人達と一緒にチェスゲームが楽しめます。チェス対戦Webサイト「Lichess」もしくは「Chess.com 」にて対戦相手を探すことが可能。どちらもチェス対局サイトとして知名度が高く、利用者数も多いため自分の実力に見合った対戦相手を見つけるのは、そう難しくないでしょう。

見知らぬ人はもちろん、離れたところにいる友達とオンラインでチェスを楽しむのもアリです。前述したとおり、オンライン対戦では相手が動かした駒もGoChess盤上で自動移動するので、目の前に相手がいるような気分でプレイできます。

AIと対戦することも可能

GoChessのAI機能は戦術サポートだけではありません。搭載されたAI知能とチェスで対戦することも可能です。AIのレベルは32段階用意されており、自分の実力に合った難易度に挑戦できるようになっています。

上達するためにAIと対戦するのも良し、自分の実力を試すために高難易度のAIと勝負するのも良し。AIが対戦相手のプレイスタイルを学習し戦術を変えてくる適応型AIモードも魅力的です。AIとのチェス対決は楽しみの幅が広いです。

アプリで管理

GoChessの基本機能は、専用アプリで操作します。アプリを介してチェス対戦Webサイト「Lichess」もしくは「Chess.com 」にログインすることで、GoChessとリンクしたチェスが楽しめます。

外出先で手元にGoChessがなくとも、アプリだけでチェスを楽しむことも可能です。AndroidとiPhone(ios)、両方のバージョンが提供されているため、どちらのスマホを持っていてもGoChessをインストールできます。

なお、アプリにAIを活用した事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【Assistants API】アプリに超優秀AIアシスタントを埋め込めるOpenAI最新機能を使ってみた

GoChessの駒が自動で動く仕組み

GoChessの盤上でチェスの駒たちが、どういった仕組みで魔法のように動いているのか気になる方も多いはず。その答えは、自律移動可能な超小型ロボット「マイクロボット」を使用したロボット機構です。

GoChessのボード上および周囲には、チェス駒の動きを検出する磁気センサーが搭載されています。マイクロボットの機構と組み合わせることで、駒を磁気によって自走させたり除外された駒を把握することが可能となりました。

一方、AI機能は盤面に搭載。ロボット機構が使われている土台から取り外すことも可能です。その場合、自動走行はできませんが軽いので気軽に持ち運びできます。

GoChessの仕様

スクロールできます
機能内容
ボード材質高品質プラスチック
駒材質木製とプラスチック
ボード幅48cm×48cm
ボード高さ3.5cm
チェス盤幅48cm×48cm
チェス盤高さ9mm
重量GoChess:2.7kg (5.9 ポンド)GoChess Lite :1kg (2.2 ポンド) 
接続Bluetooth
ポートタイプUSB-C
ピース詳細キング: 37g、8.7cmクイーン: 35g、7.8cmビショップ: 32g、6.9cmナイト: 32g、5.6cmルーク: 32g、5cmポーン: 31g、4.5cm

GoChessの仕様は上記の通り。幅は48cm正方形となっており、一般的なチェス盤よりも大きめなサイズ設計。GoChessそのものは2.7kgと少し重めですが、盤上だけ持ち運びする場合は1kgまで軽量化できます。接続にはBluetooth、充電にはUSB-Cが使用されます。どちらも一般的なものなので、難しく感じることはないでしょう。

クラウドファンディングサイト内での注目度

最新のAIやロボット技術を集約したGoChessは世界中から注目を集め、クラウドファンディングをスタートさせてから僅か5 分で必要な資金が集まったそうです。

クラウドファンディングサイトのINDIEGOGOにおいて、6,942人もの支援者から開発が支援されています。支援金額は約$2,639,751。1円140円と仮定した場合、日本円換算で、約3億7千万円もの大金が集まったことになります。宝くじの一等賞レベルの金額が集まるほど支持されているあたり、GoChessに寄せられる期待はそうとう大きいようです。

また、別のプラットフォームでも 5,492 人から$2,083,603もの金額が支援されています。

サービス紹介資料

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GoChessの購入方法

2023年12月時点、GoChessはクラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」にて購入できます。ただ、GoChessは2024年2月にサンプル製造後、最終調整を施し5〜6月頃にクラウドファンディング支援者に先行発送する予定です。そのため、手元に到着するまでに少し時間はかかる見通しです、GoChess公式サイトで購入できるようになるのも、先行発送が完了以降となるでしょう。

GoChessの販売価格は、以下のとおり。

  • モダン:199ドル
  • クラシック:229ドル
  • モダン 1XR:269ドル
  • クラシック 1XR:289ドル
  • モダン 4XR:359ドル
  • クラシック 4XR:389ドル
  • 1XR×2個:549ドル
  • 4XR×2個:749ドル

Liteとは、ロボット機構を含まないAI土台だけのタイプ。価格は安いですが駒を自動で動かすことができません。1XRと4XRは、それぞれ自動で動かせる駒の数を表しています。販売価格に関してはタイミングによって変動する可能性があるため、ご注意ください。

参考記事:クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」GoChess

なお、AIを搭載した発明品について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【Moflin】ロボットなのに感情もあるし成長もする!1億円を集めるAI搭載の次世代ペット

GoChessで魔法のようなチェスを体験しよう!

GoChessの登場により、いままでハリーポッターみたいなファンタジー世界の中だけだった魔法のチェスが現実となりました。チェスの駒が触らずとも動く光景は見る者を興奮させるはずです。

GoChessの開発開発会社とクラウドファンディングサイトは海外のものであるため、ハードルは高めですが日本からでも購入は可能です。ハリーポッターみたいな魔法のチェスを、ぜひ入手してみてはいかがでしょうか。

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投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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