【Kling AI】中国発の動画生成AIを徹底解説!Soraとの比較も紹介

- Klingは短尺生成(5/10秒)を軸に、Extendで尺を伸ばしていく動画生成AI
- 拡散トランスフォーマー+3D Space-Time技術搭載で高精度な動き・物理表現
- ElementsやAI Avatarなど多機能化が進み、フィクション表現やカスタム制作に強い
みなさん!お隣中国から、OpenAIの「Sora」を超えるかもしれない最強の動画生成AIが登場しました!その動画生成AIはSoraと同じクオリティの動画を、なんとSoraの2倍の長さまで生成可能。気になる名前は……「Kling(クリング)」です!
ということで当記事では、中国発の動画生成AI・Klingを徹底解剖!技術面や機能面、デモンストレーション動画の注目ポイントまで、公式サイトよりも詳しくお伝えしていきます。
なお、Klingは現在、OpenAIの動画生成AI「Sora」や米国Runway社の動画生成AIと並び、動画生成AI分野で世界的に注目を集めている存在です。中国企業発のモデルがここまで話題になるのは珍しく、いま最も目が離せない生成AIと言えるでしょう。
完読いただくと、次に来る生成AI関連技術のトレンドがわかる……かも。ぜひ、最後までお読みくださいね。
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中国発の動画生成AI「Kling」の概要
「Kling」は、中国の動画共有SNS「快手(Kuaishou)」が開発した動画生成AIです。
そのすごいところは……
- 最新技術「拡散トランスフォーマー」と「3D Space-Time Attention System」を搭載
- Soraと同クオリティ(1080p、30fps)の動画が生成可能
- 一度に生成できる動画の長さは短尺の5秒~10秒が基本
- 複雑な動きや物理法則を破綻なく表現可能
- フィクション題材の表現力も優秀
以上のとおり。このKlingはなんと、OpenAIの動画生成AI・Soraを超えるスペックをもつ「現状最強の動画生成AI」なんです!
Kling AIの主なアップデート
Klingはリリース後も継続的にアップデートが行われており、モデルの性能や機能が段階的に強化されています。2024年12月19日には「Kling AI 1.6」が公開されました。
このアップデートでは、プロンプトの忠実度が向上し、Kling 1.5と比較してパフォーマンスが約195%向上したとされています。その後も改良は続き、2025年にはPhase 2.0のアップデートが実施されました。続いて公開された「Kling 2.5 Turbo Pro」では、次のような改善が報告されています。
- プロンプト理解精度の向上
- カメラワークの表現強化
- 物理演算のリアリティ改善
- キャラクターの表情表現の向上
- フレーム間の歪みの低減
その後のモデルでは、Video 2.6やO1、3.0といったアップデートも進んでいます。Video 2.6以降では、映像と音声を同時に生成する機能も追加されました。
Klingに採用されている技術
中国発の最強動画生成AI・Klingは、フィクション題材をもリアルに破綻なく表現できてしまいます。その秘訣は、Klingに盛り込まれた……
- 拡散トランスフォーマー:フィクション題材での表現力を高める技術
- 3D Space-Time Attention System:物理法則の表現力・リアリティを高める技術
以上2点の最新技術にあります。まずはOpenAI・Soraにも採用されている「拡散トランスフォーマー」から、そのしくみ・機能をみていきましょう!
拡散トランスフォーマー
Klingは、Soraにも採用された「拡散トランスフォーマー」を搭載。これがどのような技術か、というと……
拡散モデル:動画をノイズで塗りつぶす工程を学習、逆の工程でノイズから動画を生成可
(→フィクション・抽象概念も、柔軟に表現できる)
+
Transformer:動画全体の流れを並列処理で学習でき、動画中の各要素とその前後関係の抽出が可能
(→文章を読むように、動画全体の流れが破綻なく理解・表現できる)
StableDiffusionのブレイン「拡散モデル」とChatGPTのブレイン「Transformer」を組み合わせたものになります。この拡散トランスフォーマーを搭載したKlingでは、フィクション・抽象概念を含む動画の生成が破綻なく可能です。
3D Space-Time Attention System
Klingには「3D Space-Time Attention System」という技術も採用されています。こちらは名前のとおり、「3D Space=3次元空間での動き」と「Time=時間経過」の関係性を学習するためのモデル。しくみとしては……

このように動画を細かなパッチに分けてから、一連の動きと時間の関係性を学ぶものになっています。
Klingにできること
Soraと同じ技術を採用した動画生成AI・Klingでは……
- 短尺生成とExtendによる長尺化
- 複雑な動きの表現
- 3次元空間の理解
- フィクション題材での表現力
- ダンスムービーの生成
といったことが可能です。まずはSoraを超える「短尺生成とExtendによる長尺化」から、詳しくみていきましょう!
短尺生成とExtendによる長尺化
Klingでは、設定やプランに応じて高解像度での動画出力が可能です。生成は基本的に5秒や10秒といった短尺クリップからスタートし、必要に応じてExtend機能で尺を追加していく形になります。
最初から長尺を一発で作るというよりも、短いカットを安定して作り、その続きをつなげていくワークフローが可能です。例えば、シーンごとにクリップを分けて作成し、Extendで自然につなぐことで、より長い動画へと仕上げていけます。
Soraをはじめ他の動画生成AIと比べる場合も、単純な「秒数の長さ」だけでなく、解像度設定、音声の有無、拡張機能、編集のしやすさなどを含めて検討するのがポイントです。用途によって向き不向きが変わるため、目的に合わせて選ぶのが賢い使い方と言えるでしょう。
複雑な動きの表現
Soraでは複数の物体の動きを表現する際に、しばしば破綻が生じていました。例えば、以下の子犬たちがじゃれ合う動画の場合……
このように子犬が分身してしまいます。
対してKlingでは、複雑な動画および物理法則の表現が可能とのこと。具体的には……
- 季節が変わりゆくなかで、自転車に乗り続ける少年
- ナイフで玉ねぎを切る様子
といった動画が生成できるようになっています。
3次元空間の理解
Klingでは先ほどの「3D Space-Time Attention System」によって、3次元空間への理解力・表現のリアリティが強化されています。実際、Klingの動画(左)とSoraの動画(右)を見比べてみると……
このように違いは一目瞭然!ジュースをグラスから貫通させてしまったSoraに対して、Klingはグラスの中でコーヒーと牛乳が対流している様子を破綻なく表現できています。
フィクション題材での表現力
Sora同様「拡散トランスフォーマー」を搭載しているKlingは、フィクション題材に対する表現力にも優れています。例えば……
このように「ギターを弾くパンダ」「車を運転する白猫」といった、現実ではあり得ない光景も破綻なく表現できちゃうんです。生成AIだけで映画が撮れる日も、そう遠くはなさそうですね……
ダンスムービーの生成
Klingは、独自の3Dモデリング&リギング技術によって「写真からのダンスムービー生成」を可能としています。その実力のほどは……
以上のとおり。フォトリアルなアイドルやアニメ風の美少女はもちろん、なんと兵馬俑まで衣装の破綻なくヌルヌル踊らせられちゃうんです。
下記で生成AIを用いたダンス動画の生成を紹介してます

人物を自然に話させるLip-sync
Lip-syncは、アップロードした音声やテキストに合わせて、人物の口の動きを自動で同期させる機能です。いわゆる「口パク動画」を自然に作れるのが特徴ですね。
使い方はシンプルで、人物画像(または生成した人物動画)と音声データを用意し、セリフを指定するだけ。AIが音のタイミングや発音の強弱を解析し、口の開き方や表情の変化を合わせてくれます。ナレーション動画、商品紹介、採用動画、SNS用の解説コンテンツなどと相性がいいです。
特に便利なのは、アバター素材を量産できる点です。毎回撮影しなくても、同じキャラクターで複数パターンのセリフ動画を作れます。ショート動画のABテストや、多言語展開にも向いています。
一方で、長尺や早口の音声ではズレが出ることもあります。対策としては、
- セリフは短めに区切る
- 一文を詰め込みすぎない
- 発音が不明瞭な音声は避ける
といった工夫をすると安定しやすいです。人物がカメラ正面を向いている素材のほうが精度は高くなりやすいので、最初はバストアップ構図から試すのがおすすめです。
うまくハマると、かなり実用的な「話す人物動画」が作れますよ。
カメラと動きを制御するMotion Control
Motion Controlは、被写体の動きやカメラワークを、ある程度こちらの意図どおりに寄せやすくする機能です。普通にText to Videoを回すだけだと、動きが不自然だったり、カメラが勝手に寄ったり引いたりして、狙った画にならないことがありますよね。Motion Controlは、そのブレを減らすイメージです。
例えばこんな指示が得意です。
- 人物はその場でゆっくり振り向く
- 車が左から右へ一定速度で走り抜ける
- カメラは固定で、被写体だけ動かす
- ゆっくりドリーインして表情に寄る
- パンで風景をなめるように追う
広告や商品紹介だと、商品がちゃんと画面に収まり続けるかが大事です。Motion Controlを使うと、商品がフレームアウトしにくくなったり、余計なカメラの揺れが減ったりして、編集しやすい素材になりやすいです。Bロールの量産にも向いています。
ただ、万能ではありません。動きを盛りすぎると破綻しやすいので、最初はシンプルな動きから始めるのが安全です。
- 動きは1つか2つに絞る(歩く+振り向く、みたいに詰め込みすぎない)
- カメラも1種類に絞る(固定か、パンか、ドリーか)
- 画面内に細かい物を増やしすぎない(指や髪、文字、小物が崩れやすい)
うまくいくコツは、欲しい動きを短い言葉で具体的に書くことです。例えば、ゆっくり歩く、一定速度で移動、カメラ固定、正面バストアップ、みたいに要点だけ並べると安定しやすいです。
Kling AI AvatarでAIアバター動画を生成できる
2025年9月、Kling AIに人物アバター生成機能「Kling AI Avatar」が登場しました。
Kling AI Avatarは、画像1枚と音声をアップロードし、表情や感情を指示するだけで、任意のキャラクターをリアルに喋らせることができる機能です。
あらゆる役柄・声色で、高精細な口パク動画を作成できる画期的な機能です。このアップデートにより、Klingは従来のテキスト・画像からの動画生成に加えて、話すAIアバターという新たな映像表現も可能にしました。
AIアバターの作成方法は下記で解説

Elements機能による動画生成

Elements機能は、複数の画像要素を組み合わせて動画を生成できる機能。キャラクターやオブジェクト、背景などを画像で指定できるため、テキストだけで指示するよりも、見た目の一貫性を保った映像を作りやすいのが特徴です。
最大4つの異なる要素画像を組み合わせることができるので、登場人物や小道具、シーンの雰囲気まで細かくコントロールできます。ブランドキャラクターを登場させたり、特定の世界観を維持した動画を作ったりと、表現の幅もぐっと広げられるようになりました。つまり、頭の中でイメージしたシーンを、そのまま動画として形にしやすくなるというわけです。ここからは、そんなElements機能の特徴を詳しく見ていきましょう。
動画あたり最大 4 つの要素を組み合わせ可能
Kling AIのElements機能では、最大4つの異なる要素(キャラクター、オブジェクト、背景など)を自由に組み合わせ、画像で指定するのでテキストプロンプトより一貫性のある映像を作成できます。これまで以上に、カスタマイズ性の高い思いどおりのシーンを簡単に作れるのです。
プロンプトに具体的な要素を含めれば、要素の細部まで再現できるのも魅力です。
キャラクターやオブジェクトを自由に追加

例えば、カフェでコーヒーを飲む年配の男性を登場させる場合「カフェ」「コーヒー」「男性」の要素をアップロードするだけで、AIがシーンを完璧に再現。
まるで実写さながらの映像もわずか短時間で完成します。オリジナルキャラクターやブランドのマスコットを動画に登場させることも可能です。
特定の小道具を追加し、ストーリー性のある演出も調整できます。「赤い本」「青い傘」などの具体的なオブジェクトを設定すれば、一貫性のある世界観を保ちつつ、より洗練された仕上がりになるでしょう。
キャラクターにサングラスをかけさせたり、腕時計を身に着けさせたりと、同一のキャラクターでスタイルの変化を楽しめるのも大きな魅力です。
背景・環境設定も自在
「雪に覆われた森」「にぎやかな都会のストリート」「未来都市」など、Klingならシーンの背景を自在に設定可能です。「本棚のある書斎」「海辺のカフェテラス」「夜景が美しいラグジュアリーバー」など、シチュエーションに合わせた演出ができます。広告やプロモーション動画も一気にレベルアップ!
例えば、カフェのシーンの場合、テーブルの上にサングラスを配置すれば、洗練された雰囲気を演出できるでしょう。こうした細かな設定が可能になり、より没入感のある映像制作が実現するのです。
プロンプトによる細かい制御が可能
Kling AIは詳細な指示を出せるので、理想に極めて近い映像を作成しやすくなりました。否定的プロンプト(AIに含めたくない要素を指示するプロンプト)を活用すれば、余計な要素を省くなどの調整も簡単です。
「青い空」を背景にしたい場合、AIが勝手に雲や鳥を追加してしまうことがあります。その際に「雲なし」「鳥なし」とプロンプトに入れれば、余計な要素を削除してスッキリとした空を維持できます。
カフェのシーンを作成する際には「コーヒーカップを持った人物」と指定したものの、AIが勝手に別のオブジェクトを追加してしまうことも。そんな場合は、「本なし」「新聞なし」といったネガティブプロンプトを設定して余計な要素を削り、意図したシーンを作成できるということです。
細かい調整が簡単なので、思い描いたシーンをそのまま再現しやすく映像の精度が格段に向上しました。
フルカスタマイズ対応
Kling AIのElements機能は、まさに「自由自在な映像制作」を可能にするAIツールです。細かな設定ができるので、目的に応じた最適な動画を作れます。動画の長さは5秒または10秒の2種類から選択可能。短尺のSNS用動画から、プロモーション向けのしっかりした映像まで幅広く対応できます。
アスペクト比は16:9の横長、スマホ向け9:16の縦長、1:1の正方形から選択可能です。解像度は標準モードでは720p、プロフェッショナルモードではより高解像度の映像を出力できます。生成速度やクオリティを重視する場合にはプロフェッショナルモードがおすすめです。
プロフェッショナルモードを使えば、より詳細な映像を生成でき、映画のようなシネマティックな仕上がりにも対応できます。SNS向けの短尺動画から高品質なプロモーション映像まで、用途に合わせた動画制作が可能になりました。
Elements機能の登場で、クリエイターやマーケターにとって、これまでにないレベルの自由度と表現力が手に入りましたね!
下記の記事で話題の動画生成AIの性能を比較

Kling APIについて
Klingは、Web画面で手動利用するだけでなく、APIを使って動画生成機能を外部サービスや社内ツールに組み込める点も特徴。これにより、単発で動画を作るツールとして使うだけでなく、業務フローの中で自動的に動画を生成する仕組みまで作れます。例えば、ECサイトで商品情報から紹介動画を自動生成したり、求人サービスで企業情報をもとに会社紹介ムービーを作ったりといった活用が考えられます。
ユーザーの入力を受けて動画生成を実行し、完成した動画をそのまま表示する流れを作れるため、自社プロダクトの付加価値向上にもつなげやすいです。
Klingの登録方法
Klingにアカウント登録をするためには、以前はメールアドレスとパスワードが必要でしたが、現在はGoogleアカウントなどでも登録できるようになりました。
それではさっそくアカウント登録してみましょう!
ホーム画面右上の「Sign in」をクリックしてサインアップ画面に進み、ログイン方法を選択します。

次の画面に進み、職業とKlingを利用する目的を選択して完了です。


Klingの使い方
ここでは、Klingで動画を生成する方法について解説します。非常にシンプルな操作性なので、UIが英語でも全く問題なく使えますよ。
まず、「AI Videos」を選択します。

動画生成画面に移動したら、「Text to Video」を選択してプロンプトを入力します。(日本語でOK)

なお、画像から動画を生成する「Image to Video」を選択すると、任意の画像をアップロードしてその画像をもとに動画を生成することもできます。
「Text to Video」と基本的な操作は同じなので、こちらの説明は省きます。
次に、動画の詳細設定を行いましょう。プロンプトへの忠実度・クオリティ・動画の長さ・サイズ・生成する動画の数の5つの項目を設定できます。

有料プランに登録している場合、さらに「Camera Movement」でカメラの動きを設定することも可能です。

この「Camera Movement」はKling独自の機能で、カメラの動きを設定してより望んだものに近い動画を生成しやすくなります。
最後に、ネガティブプロンプトを設定しましょう。
ネガティブプロンプトは、生成される動画や画像から望ましくない要素を除外するのに役立ちますが、必須ではないので必要な場合に入力してください。

全て入力したら、「Generate」をクリックして完了です。
Klingの商用利用について
Klingで生成したコンテンツは、有料プランを利用している場合、商用利用が可能とされています。そのため、広告動画やプロモーション、SNSコンテンツなど、ビジネス用途での利用も可能です。
無料プランの場合は、明確に商用不可とされています。実務で使う場合は、有料プランの利用が前提と考えておくと安心です。また、生成した動画に第三者の著作物やブランド、人物などが含まれる場合は注意が必要です。AIで作成したコンテンツであっても、既存の著作権や商標権を侵害しないよう配慮する必要があります。
Klingは日本語で使える?
Klingでは、日本語のプロンプトを使って画像や動画を生成することが可能です。
ただし、ユーザーインターフェース(UI)は日本語に対応していないため、画面上の操作メニューや設定はすべて英語表示となります。
とはいえ、ブラウザの翻訳機能を活用すれば問題なく操作できますので、ツール自体は一度使い方を覚えればスムーズに使いこなせるはずです。
また、海外製の生成AI全般に共通することですが、日本語対応であっても日本語より英語のプロンプトの方がより精度の高いコンテンツを生成できます。
Klingの料金体系
Klingには、無料プランと3つの有料プランがあります。
各プランの料金と主な機能は以下の表を参照してください。
| プラン | Free | Standard | Pro | Premire |
|---|---|---|---|---|
| 月額 | $0 | $10(年契約の場合$6.6) | $37(年契約の場合$24.42) | $92(年契約の場合$60.72) |
| ウォーターマーク(透かし) | あり | なし | なし | なし |
| 付与クレジット | 366クレジット/月 | 660クレジット/月 | 3000クレジット/月 | 8000クレジット/月 |
| 生成処理優先度 | 低い | 普通 | 高い | 高い(最優先) |
無料プランと有料プランの大きな違いは、付与されるクレジット数と生成処理の優先度です。
無料プランでも基本的な動画生成は可能ですが、ウォーターマーク(透かし)が付いており、利用できるクレジット数や機能も制限されています。
さらに、Klingには生成処理優先度というものがあり、無料プランの場合は優先度が1番下になります。そのせいか、動画生成が99%で止まり数日待たされた挙句、最終的に失敗することもあるようです。
Klingで生成した動画を紹介
ここからはKlingで生成した動画を計8本紹介!その表現力のすごさ・注目ポイントも含めて、お伝えしていきます。
動画1.自転車に乗る子供(長尺動画)
まずは「Sora超え」の事例、Klingによる90秒の動画をご紹介します。それが以下「季節が変わりゆくなかで、自転車に乗り続ける少年」の動画です。
こちらは90秒のAI動画、という点だけでもすごいのですが……
- 秋→冬→春→夏と、季節の順番を破綻なく表現できている
- ペダルを動かす足の動きがなめらか
- 画面が揺れても、石畳の模様が安定している
- 風を受けて膨らむシャツの表現もリアルに忠実
というふうに、クオリティも圧倒的。生身のクリエイター顔負けの動画ができてしまっています。
動画2.岩礁を漂う熱帯魚
続いては、Klingによる超リアルな動画をみていきます。Klingに下記のプロンプトを入力すると……
An emperor angelfish with yellow and blue stripes swims in a rocky underwater habitatお見事!熱帯魚の動画が返ってきました。この動画の注目ポイントは……
- プロンプトの「 emperor angelfish=タテジマキンチャクダイ」が忠実に再現できている
- 体の左右で模様が同じ
- 水中でのヒレの動きがリアル
以上のとおり。「ダイバーが撮影した動画」と言われても気づかないほどにリアルな仕上がりです。
動画3.コーヒーにミルクを注ぐ様子
今度は、先ほどチラ見せした事例です。下記のプロンプトをKlingに入力し、「コーヒーにミルクを注ぐ様子」を生成させてみると……
A hand pours milk from a steel whisk into a cup of coffee on a table with a blurred kitchen backgroundこのように、シズル感のある動画が生成されます!ポイントは……
- ガラスからコーヒーが貫通していない
- ミルクとコーヒーの対流がリアルに表現できている
- ピッチャー表面の旋盤仕上げの質感がリアル
- ピッチャーに手や机が反射する様子もリアル
以上のとおりで、Klingだけで食品のCMが撮れちゃいそうです。
動画4.開花のスローモーション
Klingなら、理科教材のような動画も生成できます。下記のとおり「開花のスローモーション動画」をKlingにオーダーしてみると……
Two flowers bloom slowly against a black background, showing delicate petals and stamensいい感じの動画が生成されました。
こちらのみどころは……
- 雄しべと雌しべの位置関係に破綻がない
- 花びらの質感もリアル
以上2点で、おおむね本物の花を撮った動画と遜色がありません。ただし「花のがくの部分からつぼみが出ている」という描写には違和感があります。ここは要改善ですね。
動画5.ギターで弾き語りするパンダ
先ほどお見せした「パンダの弾き語り動画」は、下記のプロンプトから生成可能です。
A giant panda plays a guitar by a lakeこのキュートな動画は、Klingの真骨頂ともいえる事例で……
- パンダが本来とらない行動を違和感なく表現できている
- 背景の水面のゆらぎがリアル
- アコースティックギターの弦数も現実同様6本になっている
というふうに、どこまでもリアルにフィクションが表現できています。
動画6.高速道路を走る車のサイドミラー
次は、Klingの3次元空間への理解力がわかる事例を紹介します!下記のプロンプトを入力し、「走行中の車のサイドミラー」を表現させてみると……
In the evening, a car drives down the road, and the gorgeous sunset and serene scenery are reflected in the rearview mirrorお見事です!「鏡の中と外の位置関係」や「鏡の中のスピード感」が違和感なく表現できています。
強いて残念な点を挙げるなら、「鏡の外にない道路照明が鏡に映り込んでいる」という点でしょうか。それでも、一見しただけではリアルとの見分けがつきません。
動画7.青いコンゴウインコ
まだまだ、Klingの実力を示す事例があります!今度は「青いコンゴウインコ」について、下記プロンプトからKlingに生成させてみると……
In a close-up, the feathers of a bright blue parrot glisten in the light, revealing its unique plumage and vibrant colors相変わらずのハイクオリティ!「羽やくちばしの質感」や「首の動き」を忠実に再現した動画が返ってきました。「左右で顔の模様が違う」という点に目をつむると、おおむね実写と同じ仕上がりになっています。
動画8.カフェで新聞を読むウサギ
最後に下記のプロンプトをKlingに入力して、「カフェで新聞を読むウサギ」の動画を生成してもらいます。
A bespectacled white rabbit sits on a café chair reading a newspaper with a cup of hot coffee on the tableすると見事に、キュートな動画が生成されます。こちらのすごいところは……
- メガネ越しに見えるうさぎの目が破綻していない
- 湯気の動きもリアル
以上のとおりで、やはりフィクション題材であってもリアリティが保たれています。
Klingを利用する際の注意点

OpnenAIの「Sora」を超えるクオリティで注目を集めているKlingですが、利用する際には注意しなければいけない点もいくつかあります。
- 著作権について
- 安全性について
- 動画の品質のばらつき
1つずつ見ていきましょう。
著作権について
Klingで生成した動画の著作権は、基本的にはユーザー自身に帰属します。
ただし、生成に使用した画像やテキストに著作権が存在する場合、それらの権利を侵害する可能性があります。特に、他人の作品を模倣したり商標を無断で使用したりすることは厳禁です。
生成するコンテンツがオリジナルであることを確認し、必要であればモデルリリースなど適切な手続きを行うようにしましょう。
また、2025年10月時点でKlingの利用規約には商用利用について明記されていません。
安全性について
Klingの運営元である快手(Kuaishou)は、これまでに大きなトラブルやセキュリティ問題などの報告はありません。
快手のショート動画プラットフォームでは、悪意ある虚偽情報の取り締まりを強化しており、利用者の安全性を重視しています。
しかし、個人情報の管理については細心の注意が必要です。これは生成AI全般に言えることですが、入力したプロンプトや生成されたコンテンツをAIの学習データとして使うこともあり、個人情報や機密データが第三者に渡ってしまう可能性もあります。
動画制作に関わるデータやプライバシーに対して、十分に注意を払うことが重要です。
動画の作成に時間がかかる
Klingは、無料プランと有料プランで動画の生成にかかる時間が変動する「生成処理優先度」というシステムがあります。
無料プランでも基本的な機能や最新モデルを使えますが、とにかく生成にかかる時間が長く、数時間〜数日はかかるのが現状です。さらに数日待った挙句、生成に失敗するケースも…
他の動画生成AIが数分で生成完了することを考えると、これは大きなデメリット要素と言えます。とはいえ、有料プランであればグレードごとに優先度が上がっていくので、生成処理時間も短縮され失敗するケースもぐっと減ります。
なお、動画生成AIの自社サービス活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Klingに関するよくある質問(FAQ)
中国発の動画生成AI「Kling」はSora超えかも……
当記事では、中国発の動画生成AI「Kling」について紹介しました。
Klingのすごいところを簡単にまとめます!
- 高解像度な2分動画の生成
- 複雑な動きの表現
- 3次元空間の理解
- フィクション題材での表現力
- ダンスムービーの生成
- 最大4つの要素を組み合わせ可能
- 人物を自然に話させるLip-sync
- カメラと動きを制御するMotion Control
- Kling AI AvatarでAIアバター動画の生成
以上の強みをもつKlingなら、「カフェで新聞を読むウサギ」「ギターを弾くパンダ」「車を運転する白猫」といったフィクション題材についても動画生成が可能です。それでいて、物体の質感や物理法則をリアルに表現してくれます。
さらに、Elements機能によりキャラクターやオブジェクト、背景などを自由にカスタマイズできるようになり、より高度な映像制作が可能になりました。
そんな超優秀なKlingですが、商用利用については有料プランでのみ可能です。商用利用を考えている方は、無料プランで試した後に有料プランに登録をおすすめします。
著作権や安全性、動画の生成時間についての注意点を踏まえた上で、上手にKlingを活用しましょう!
最後に
いかがだったでしょうか?
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