【Perplexity Enterprise Pro】生成AI検索エンジンの企業向けプランを徹底解説
最新AIの技術を駆使して作られた検索エンジン「Perplexity」を知っていますか?
この検索エンジンは、人工知能(AI)を使いユーザーが欲しい情報を素早く見つける対話型検索エンジンです。
その検索エンジンから、企業向けプラン「Perplexity Enterprise Pro」がリリースされました。Perplexity Enterprise Proは今までのプランとは違い、データプライバシーやセキュリティー面の強化など、企業向け機能が搭載されています。この新しい機能のおかげで、企業もより安全で効率的に情報を見つけて活用できるようになるでしょう。
この記事では、Perplexity Enterprise Proの新しいプランにはどんな機能があるのか詳しくご紹介します!
Perplexityとは
Perplexity(パープレキシティ)は、無料で使える対話型AI検索エンジンで、正式名は「Perplexity.AI」。日本語での質問も可能です。2022年12月に「Perplexity Ask」としてスタートし、2023年1月に現在の名前に変更されました。
この検索エンジンは、ChatGPTと同じ技術を採用しており、Microsoft Bingの検索機能も使われています。パソコンだけでなくスマホアプリでも使えるので、どこでも手軽に情報検索が可能です。
回答には信頼できるウェブサイトのリンクも載っているので安心!ユーザーが必要な情報を素早く見つけたり、その信頼性を確かめたりするためにも便利です。
なお、Perplexityについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
Perplexity Enterprise Proとは
Perplexity Enterprise Proは、従来の検索エンジンにさらに企業向けの機能を追加した新しいプランです。このプランはセキュリティー面が強化されており、企業でも安心安全に利用することがが可能となります。
その他にも、データプライバシーの向上や社内チームメンバーのユーザー管理、一度入力したIDとパスワードで複数のサービスにログインできるシングルサインオン(SSO)といった機能も搭載しています。
このプランを使うことで、企業はビジネスに必要な情報をさらに効率よく見つけることができるでしょう。
Perplexity Enterprise Proの特徴
- データプライバシーの向上
- 強化されたセキュリティ
- SOC2認証取得
- データの自動削除
- 優れたユーザー管理
企業向けプラン「Perplexity Enterprise Pro」には、主に5つの特徴があります。1つ目は、データプライバシーの向上です。Perplexity Enterprise Proは、ユーザーの検索データやドキュメントデータを収集し、それらを使って言語モデルの訓練や改善などは一切行いません。
2つ目は、従来より強化されているセキュリティです。新しいファイルがアップロードされると、システムから警告通知が送られます。このおかげで、ユーザーが手動でドキュメントの確認をする必要がなく、ファイル管理が確実に行えます。さらに、SOC2認証も実装。ITサービス分野で最も権威あるセキュリティ認証を受けているため安心して利用できます。
また、ユーザーが入力したクエリ(検索ワードなど)は完全に機密扱いにされ、外部に漏れることはありません。7日間保持された後、自動的にすべてのデータが削除されます。
こうしたセキュリティ機能に加え、Perplexity Enterprise Proはユーザー管理機能の拡張も優れています。アクセスできる社内のチームメンバーを、簡単に追加したり削除することが可能。まさに、ビジネスを効率化する強力なプランといえます。
なお、生成AIの法人向けの使い方については下記の記事をご覧ください。
Perplexity Enterprise Proの料金
Perplexity Enterprise Proの料金は、1ユーザーアカウントに対して月額40米ドルまたは年額400米ドル。支払い方法は、クレジットカードやPayPalなど、さまざまな方法があります。
料金は毎月ユーザーごとに発生します。つまりチームであれば、登録されたメンバーの数に応じて支払いが増えます。大規模なチームや年間サブスクリプションでは割引が適用されます。
Perplexity Enterprise Proを導入している企業
最近発表されたPerplexity Enterprise Proは、いくつかの企業が導入しています。例えば、Stripe、Zoom、Bridgewaterなど、大手企業がその一部です。
DatabricksのCEOであるAli Ghodsi氏は、Perplexity Enterprise Proを導入することで研究開発を加速し、月に約5,000時間の労働時間を削減できたと述べています。※1
このようにPerplexity Enterprise Proの導入により、効率的なワークフローが実現され、よりスムーズな業務進行を期待できます。 Perplexity Enterprise Proは、多くの企業にとって生産性とセキュリティを向上させる重要なプランとなるでしょう。
またPerplexityは世界進出を目指し、日本のソフトバンクとドイツのDeutsche Telekomと提携しています。この提携により、両社が事業を展開する各市場においてPerplexity社のAI検索製品のマーケティング・販売を行うことになるでしょう。※2
Perplexityを利用する際の注意点
Perplexityを使うと、素早く情報を見つけたり質問に回答したりできます。しかし、使う際にはいくつかの注意点があります。Perplexityを安全に使用するために、下記の注意点を守りましょう。
内部データの利用はできない
Perplexityを使う際に大切な注意点の1つは、「内部データの利用はできない」ことです。つまり、Perplexityを使っても自分や組織の内部データを検索したり利用できません。
例えば、会社の秘密情報や個人情報など内部で扱うデータについては、Perplexityを通じて外部に漏れることはありません。Perplexityは、インターネット上の情報を検索して提供するツールのため、個人や企業の内部データを利用することはないからです。
日本語と英語検索では検索結果が異なる場合がある
Perplexityを使って検索するとき、日本語と英語では検索結果に違いが出ることがあります。たとえば同じキーワードを使っても、日本語では日本語のウェブサイトが、英語では英語のウェブサイトが上位に表示されることがあります。
これは、Perplexityが検索する際に、言語や地域の違いを考慮しているからです。そのため、必要な情報を見つけるためには、使う言語に合わせて検索することが大切です。
例えば、日本語で情報を探すときは日本語でキーワードを入力しましょう。これにより、より正確な検索結果を得ることができます。ただ、後述しますが日本語で書かれていないウェブサイトが参照元となる場合、検索結果が日本語で出力されないことがあります。
検索結果が日本語で出力されない場合がある
Perplexityを使って検索すると、日本語で検索結果が表示されない場合があります。これは、検索対象のウェブサイトが日本語で書かれていないためです。
例えば、英語のウェブサイトや他の言語で書かれたページが検索されると、その言語での結果が表示されます。これは、Perplexityがインターネット上の情報をリアルタイムで検索するために起こることで、日本語のウェブサイトが見つからない場合、他の言語の結果が表示されます。
日本語検索の精度が低い場合がある
Perplexityを使うと様々な情報を簡単に見つけることができますが、Perplexityが日本語をまだ完全に理解していないため日本語で検索すると時に正しい答えが得られないことがあります。文章の意味や文脈を理解するのは、英語より日本語の方が難しいです。
生成AIのリスクについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
Perplexity Pro(Perplexity Enterprise Pro)を無料で申し込む方法
Perplexity AIの有料プラン「Perplexity Pro」ですが、SoftBank(ソフトバンク)・Y!mobile(ワイモバイル)・LINEMO(ラインモ)ユーザー限定で1年間無料キャンペーンが開催されています。
Perplexity Proのキャンペーン概要は以下のとおりです。
期間:2024年6月19日~2025年6月18日
内容:Perplexity Proが1年間無料で利用できる
対象者:ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOユーザー
また、本キャンペーンに参加するためには、専用ページから申し込んだあと、検証コードを入力する必要があります。詳細をチェックしていきましょう。
詳細はこちらの記事をご確認ください。
企業向けプラン「Perplexity Enterprise Pro」を導入しよう!
いかがでしたか?最新の技術で作られたAI搭載の検索エンジン「Perplexity」からリリースされた企業向けプラン「Perplexity Enterprise Pro」。このプランを使えば情報が多くて迷ったときも、ユーザーの欲しい情報を理解し、安心安全にピッタリの情報を提供してくれます。
Perplexity Enterprise Proの料金は、1つのユーザーアカウントに対して月額40米ドルまたは年額400米ドル。支払い方法はクレジットカードやPayPalが使え、デフォルトはユーザーごとの月額料金となります。
またStripe、Zoom、Bridgewaterといった企業も導入しており、業務効率化の効果を確認しています。DatabricksのCEOであるAli Ghodsi氏も、Perplexity Enterprise Proの導入により、月に約5,000時間の労働時間を削減できたと述べています。※1
この記事を参考に、企業向けプラン「Perplexity Enterprise Pro」の導入を検討してみてはいかがでしょうか!
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