【Quillbot AI】英文の作成翻訳が簡単にできるツール!機能や使い方を解説
日本語で文章を書くのも簡単なことではありませんが、英語の文章を書くことはもっと難しいですよね。もちろん文法やスペルなど英文を書く上でさまざまな壁がありますが、その中でも難しいのが“言い回し”。しかし「Quillbot AI」を使えば、そんな難しい英文の言い回しが簡単に生成できます。
この記事ではQuillbot AIの概要や機能について解説したのちに、実際の使い方もご紹介します。最後までお読みいただくとQuillbot AIについての理解が深まるので、ぜひご覧ください。
QuillBot AIの概要
QuillBot AIとは、簡単に説明すると英文の添削や言葉の言い換えをしてくれる文章に特化した便利なAIツールです。添削や言い換えのほかにも、文法やスペルチェック・長文要約機能があります。
さらに、文章を途中まで入力するとAIが内容を読み取って、続きを自然な文章で出力したり、文章の盗作チェックなどさまざまな機能をシンプルな操作で使うことができます。
英文が苦手だけどどうしても英文を書かないといけない時や、英語力を高めたい方には強い味方になるツールです。
QuillBot AIの強み
QuillBot AIは英文の文章作成にとても役立つツールですが、それだけではありません。QuillBot AIを使うことで下記のようなメリットもあります。
- 盗作が回避できる
- ライティングスキルが向上する
- わかりやすい表現に直せる
- 書き出しで悩まずに済む
- 定型文が再利用できる
- 学会誌の引用マナーを守ってくれる
このように、QuillBot AIを使いこなすことによってさまざまなメリットがあります。メリットの多さからたくさんの便利機能が搭載されていることがわかりますね。
QuillBot AIの機能10選
前述の通り、QuillBot AIにはたくさんの便利な機能があります。では、その便利な機能とは具体的にどのようなものなのでしょうか。ここでは、QuillBot AIの機能を10個ご紹介します。
【Paraphraser】言い換えツール
QuillBot AIの代表的な機能といえば、言い換え機能です。この言い換え機能は単語だけではなく、入力した英文を同じ意味の別の英文に変換してくれます。
言い換え機能にはいくつかのモードがあり、それぞれの特徴を下記の表にまとめました。
Standard Mode | 原文の意味を保ちながらテキストの言い換えを行うバランスの取れたモード |
Fluency Mode | テキストの言い換えは最小限で、主に文法の修正がメインのモード |
Formal Mode | ビジネスや論文など、フォーマルな場面に最適なモード |
Academic Mode | 内容をより詳しく、学術的な表現に言い換えるモード |
Simple Mode | 理解しやすいように簡略化されるモード |
Creative Mode | 大幅にテキストが変更されるが、ユニークな文章に言い換えるモード |
Expand Mode | 原文の意味を保ちながら単語や詳細を追加するモード |
Shorten Mode | 不要な単語やフレーズを削除し、全体の単語数を減らすモード |
また、言い換えられた統計情報は確認することができます。確認できる情報は下記の通りです。
Average words in a sentence | 文中の平均単語数 |
Average Syllables in a word | 単語の平均音節数 |
Readability | 読みやすさの度合い |
Sentence Count | 文章の数 |
Word Count | 単語の数 |
Character Count | 文字数 |
Percent Change | 変換率 |
Longest Unchanged Words | 変更されていない最長の単語 |
英文は書けるけどシーンによって使い分けが出来ないという方でも、これらのモードを使えば正しい英文に言い換えることができます。場違いな文章を相手に送らずに済むだけではなく、シーンに適した英文の勉強にもなりますね。
【Grammar Checker】文法・スペリングチェッカー
QuillBot AIのエディターにテキストを貼り付けることで、句読点やスペルなど文法上で不自然な部分を瞬時に確認できます。
もちろん、ハイライトされた不自然な部分を手動で修正することも可能ですが、QuillBot AIには修正機能も備わっており、修正機能を利用することで瞬時に正しい文章へと修正することが可能です。
【Plagiarism Checker】盗作チェッカー
盗作チェッカーはプレミアム会員限定で使える機能です。研究論文や作成した文章を毎月最大 20 ページ (約 5000 ワード) スキャンすることができます。
盗作の検出は、同一の単語、軽度な変更、言い換えられた単語、省略された単語などから行われ、出力結果が問題なければ作品の独自性が保証されます。
【Flow】ライティング補助
QuillBot AIはライティング補助機能も充実しています。具体的に言えば、類義語提案や文章の位置変えです。この機能を活用することでよりナチュラルで違和感のない英文を作成することが可能です。
さらに、説明が足りないと感じる部分は自動的に詳細を加筆してくれる機能もあるため、英文の修正だけではなく、論文や記事などのクオリティを上げることも可能です。
【Summarizer】要約機能
QuillBot AIの要約機能は、自然言語処理を利用して元の文章を維持しながら重要な情報を抽出することができ、キーセンテンスモードと段落モードという2つのタイプから要約した文章を出力できます。
また、要約する長さも調整できるので、好みに合わせた量の要約が可能です。
【Citation Generator】引用の自動生成
論文や専門文章、記事の作成をする際に引用を用いる場合、引用している部分をわかりやすいように表示し、引用元を明らかにする必要があります。
しかし、QuillBot AIを利用すればこの引用も自動で生成することが可能です。引用スタイルや形式も選ぶことができるので、手間だった引用組み付け作業を簡単にすることができます。
【Translator】翻訳機能
QuillBot AIの翻訳機能は、日本語を含めた40か国以上の言語に翻訳することができます。一度に5000文字まで翻訳することが可能で、QuillBot AI独自のライティングツールを駆使して、瞬時に正確な翻訳をすることが可能です。
【QuillBot AIの拡張機能】
基本的にQuillBot AIを利用する際は、公式サイト上のツールから利用しますが、QuillBot AIにはさまざまなプラットフォームに追加できる拡張機能があります。2024年2月11日現在では、Google Chrome、Edge、Word、macOSに追加できるようになっています。
QuillBot AIの拡張機能を利用すれば、導入したアプリケーション上での文章やSNSなどのオンライン上の情報の要約はもちろん、オンライン上で入力した文章の文法チェックや言い換えも即時に行うことが可能です。普段利用するアプリケーションからシームレスに利用できる点もQuillBot AIの特徴の一つです。
QuillBotの使い方を実践しながら紹介!
ここまで、QuillBotの機能についてご紹介してきましたので、次は使い方についてご紹介します。ただ、QuillBotで出来ることはたくさんあるので、今回はParaphraserとQuillBot Chrome Extensionに絞ってご紹介します。
【Paraphraser】言い換えツール
公式サイトにアクセスし左上のParaphraserを選択
画面左側の赤枠のテキストボックスに任意のテキストを入力
入力後「Rephrase」を押下すると右側に言い換えられた文章が出力されます。
また、青枠部分でモード変更、黄枠で言い換える量の変更を行うことができます。
【QuillBot Chrome Extension】Chromeの拡張機能
公式サイトにアクセスし左中段のQuillBot for Chromeを選択
下記の画面に遷移したら「App to Chrome」をクリック
画面上に「QuillBot: AI Writing and Grammar Checker Toolを追加しますか?」と表示されたら、「拡張機能を追加」をクリック。
あとは、Chromeの拡張機能欄からQuillBotをクリックすることで利用が可能になります。
Quillbot AIの対応言語&料金
QuillBot AIには無料プランと有料プランがあります。それぞれの違いについては下記の表をご覧ください。
無料プラン | 有料プラン | |
---|---|---|
料金 | 無料 | $19.95/月 $13.33/半月 $8.33/年間 |
要約 | 1200ワード | 6000ワード |
言い換えツール | 125ワード/回 | 無制限 |
言い換えモード | 2つ | 8つ |
盗作チェッカー | なし | あり |
処理速度 | 普通 | 高速 |
有料プランの料金については、月、半年、1年と購入期間を選ぶことができ、1年プランを購入すると58%割引になるので、長期利用を考えている方は、1年プランがおすすめです。
Quillbot AIのライバルAIツール5選!
QuillBot AI以外にも翻訳や添削機能を搭載したツールはたくさんあります。その中でも、QuillBot AIのライバルとなりえるツール5つをご紹介します。
Typoless
朝日新聞社の膨大な記事構成履歴を学ばせた“AI校正”に加えて、約10万個もある校閲ルールを活用した「Typoless」。
間違えやすい日本語や漢字、慣用句、専門用語などの修正候補を表示させるだけではなく、ユーザー独自のカスタム辞書機能で表記ルールを統一化することができます。また、セキュリティ対策も万全でリスクマネジメント、炎上対策も出来るのが特徴です。
参考記事:Typoless公式サイト
Shodo
株式会社ゼンプロダクツが提供する「Shodo」は、AIが文脈や日本語を把握して校正し、自然言語処理技術で、置き換えルールで対応できない誤字脱字や変換ミスを修正してくれます。
また、表記ゆれや敬語、二重敬語の間違いにも対応しています。表記設定については、Excelファイルなどからできます。例えば、“こども”の表記は「子ども」に統一するなどの設定も可能です。
参考記事:Shodo公式サイト
Grammary
アメリカの企業Grammaryが提供するAI校正ツールで、zoomやExpediaなど有名企業も利用していることで有名です。
生成AIライティング技術により、数回クリックするだけで文章が作成できたり、セキュリティ対策や正確な校正などから、多くの企業から支持を得ているツールです。
参考記事:Grammary公式サイト
Copy.ai
2020年に創業したスタートアップ企業のCopyAIが提供しているAIライティングツールです。90種類以上のテンプレートやツールがあり、ビジネスメールやブログ記事など、テキスト生成とコンテンツ制作をサポートしてくれます。
また、日本語を含む29ヵ国語以上に対応しているのでさまざまな言語を使用できますが、盗作チェッカー機能がないため、生成された文章は自分で確認する必要があります。
なお、Copy.aiについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください
→CopyAIでブログ記事を作成してみた!CopyAIの登録・料金プランについても解説!
参考記事:Copy.ai 公式サイト
Rytr AI
Rytrが提供するAIライティングアシストツールで「DELL」「IKEA」「Ford」などの有名企業でも利用されています。
記事の生成はもちろん、各種SNS投稿やYouTubeの概要欄、広告のコピーなど幅広いシーンで利用が可能です。また、盗作チェック機能も搭載されているため、他に似通った記事などがあってもすぐに確認することができます。
参考記事:Rytr AI公式サイト
弊社のAIツール導入・活用支援について
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AIツールの導入支援・活用促進 | |
---|---|
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見積もり額 | ¥ 2,400,000 ~ 4,800,000 ※対象規模により変動 |
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生成AIで文章作成をより簡単に
生成AIが普及した今、私たちのプライベートや仕事などは大きく変わろうとしています。今回ご紹介した「QuillBot AI」のような文章生成AIを使えば、記事の作成・添削・アイディア出し・外国語での文章生成などといったことが簡単にできます。
これにより業務効率が上がり他のタスクに時間を割くことができたり、海外の方との交流が増えて新たなアイディアが生まれたりすることもあるでしょう。
まだまだ伸び代のある生成AIですが、今のうちに生成AIのことを勉強し上手に活用することで、私たちの生活をより豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。
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