【画像生成AIの革命児】Recraft V3の特徴と使い方を徹底解説

Recraft V3 特徴 使い方

画像生成AIの世界に新たな革命が起きています。Recraft V3の登場です。なんと、業界標準のベンチマークテストで、競合を押しのけて堂々の1位を獲得しました。

この記事では、Recraft V3の基本的な機能から商用利用の注意点まで、徹底的に解説します。長文テキストの画像生成や精密なデザイン制御など、これまでのAIツールでは実現できなかった革新的な機能の数々をご紹介します。

デザインワークの効率を劇的に向上させる、次世代の画像生成AIツールの実力をぜひ最後までご覧ください。

目次

Recraft V3とは

​Recraft V3は、最新の画像生成および編集が可能なAIツールとして注目されています。

まずは、その概要からみていきましょう。

​Recraft V3を開発した英国発のスタートアップ企業Recraftは、機械学習ライブラリ「CatBoost」を手がけたAnna Veronika Dorogush氏が2022年に立ち上げました。ロンドンを拠点とするスタートアップ企業で、AIを活用したグラフィックデザイン生成ツールを提供しています。

画像生成の分野で注目を集めているのが、SVGやPNG、JPG、LOTTIEといった幅広いファイル形式への対応力。中でもベクターアート生成の精度の高さは、業界でも一目置かれる存在になっています。大手のAdobeやCanvaが築き上げてきた既存の手法とは一線を画し、独自の基盤モデルを武器に、着実にシェアを伸ばしているのです。

今後はテキストと画像を組み合わせたグラフィック作成やソーシャルメディア向けのデザイン機能を拡充し、さらなる成長を目指しています。

ベンチマークテストで圧倒的な実力を証明

そんなRecraftが2024年10月30日に放った新作が「Recraft V3」です。

Recraft V3は、Hugging FaceのTEXT TO IMAGE MODEL LEADERBOARDにおいて、ELOレーティング1172点という高得点を獲得し、他の主要な画像生成AIを上回る結果を示しました。このスコアは、生成画像の品質、正確性、スタイルの一貫性を評価する指標のひとつであり、Recraft V3の高い性能の裏付けになっています。

評価されたのは、従来のAI画像生成ツールと比較してテキストプロンプトの解釈精度が向上した点、細部まで整った高品質な画像を生成できる点です。また、長文テキストを含む画像の生成や、ベクター形式での出力といった独自の機能も、評価されました。

これにより、デザイナーや企業は、プロフェッショナルなビジュアル制作をAIでより効率的に行えるようになり、マーケティングやブランディングにおいて大きな強みとなることが期待されています。

なお、その他の画像生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Recraft V3の特徴

画像生成AIの世界に衝撃が走っています。Recraft V3が実現した機能の数々は、まさにデザイナーの夢を形にしたと言えるでしょう。ここでは主な特徴を4つ紹介します。

それぞれ見ていきましょう!

長文テキストで画像の生成が可能

Recraft V3は、長文テキストを含む画像を生成できる点が大きな特徴です。

従来のAI画像生成ツールでは、画像内のテキスト表現が難しく、特に長文テキストの生成はほぼ不可能でした。Recraft V3ではフォントの配置レイアウトやレイアウトを自動で最適化することで、ポスターや広告バナー、インフォグラフィックなどのビジュアルに長文テキストを自然に組み込むことが可能です。

Recraft V3のテキスト生成技術によりこれまでのAIモデルでは難しかった、人物と背景と文字を自然に調和させることも見事に実現しています。

精密なデザイン制御が可能

生成AIでのデザイン制御とは、AIが自動で画像を生成するプロセスにおいて、ユーザーが意図したスタイルや構成、要素の配置、色の統一などを調整・管理できる機能のことを指します。通常、AI画像生成ツールはプロンプト(テキストの指示)をもとに画像を作成しますが、細かいデザインの調整は難しく、同じプロンプトでも毎回異なる結果が出ることが一般的です。しかし、デザイン制御機能があると、より意図に沿った画像を生成しやすくなります。

Recraft V3では特定のブランドカラーやデザインの雰囲気を維持できたり、同じキャラクターやアイコンの異なるバリエーションを統一したデザインで生成できたりします。さらに、拡大・縮小しても品質が劣化しないデザインの出力が可能です。

「Image Set」

Recraft V3には、同じテーマやスタイルで複数の画像を一括生成できる「Image set」機能が搭載されています。これは、ECサイトの商品画像のバリエーション作成にも活用でき、カラーバリエーションや異なる背景商品写真を短時間で生成可能です。

 さらに、広告バナーやプレゼン資料用のスライドデザインなど、統一感が求められる場面においても、この機能を活用することで、一貫性のある画像を簡単に作成できます。

多様な出力形式

Recraft V3は、多様な出力形式に対応しているため、作成したデザインを幅広く活用できます。

 通常のAI画像生成ツールでは、JPEGやPNGなどのラスター形式に限定されることが多く、印刷やウェブデザインなど、特定の用途に適したデータを出力するためには追加の編集作業が必要でした。

しかし、Recraft V3ではJPEGやPNGに加えて、拡大・縮小しても画質が劣化しないSVG(無償形式)での出力が可能です。これにより、高解像度のままロゴやアイコンなどのグラフィックデザインを作成できます。

さらに、PSD(Photoshop形式)での出力にも対応しており、デザインを細かく調整したい場合や、プロジェクトで使用する際にもスムーズに作業を進めることが可能です。

これらの多様な出力形式を活用することで、デザインの品質を維持しつつ、あらゆるメディアやプラットフォームに最適なフォーマットでの運用ができます。

Recraft V3の機能

Recraft V3の特徴を知っていただいたところで、次に、具体的にどのような機能があるのかを詳しく解説していきます。

モックアップ作成

Recraft V3には、プロダクトやデザインのモックアップを簡単に作成できる機能が搭載されています。モックアップ とは、製品やデザインの完成イメージをリアルに再現した試作モデルのことです。

 通常、モックアップはPhotoshopやIllustratorを使って手作業で作成する必要があり、時間とスキルを要します。しかし、Recraft V3を使用すると、プロンプトを入力するだけで高品質なモックアップを瞬時に生成することが可能です。

これにより、デザインの方向性を決める初期段階でのフィードバックが容易になり、開発プロセスの効率化につながります。また、クライアントやチームメンバーと迅速にデザインを共有し、修正を重ねながら完成度を高められるため、制作のスピードと精度を大幅に向上させることができるでしょう。

ベクター画像とラスタ画像の作成

Recraft V3では、ベクター画像(SVG)とラスタ画像(PNG、JPEG)の両方を作成できます。ベクター画像は、数式(ベクトル)を使って描画される画像で、拡大・縮小しても画質が劣化しないのが特徴です。ラスタ画像は、ピクセル(小さな点の集合)で構成される画像で、拡大すると画質が劣化します。

Recraft V3を活用することで、ワンクリックでベクター画像とラスタ画像を切り替えながら生成することが可能です。細かい線やグラデーションを多用するデザインでも、AIが自動で最適な描画方法を選択し、高品質な画像の生成をします。

画像アスペクト比の調節

Recraft V3には、画像のアスペクト比(横と縦の比率)を自由に調節できる機能があります

従来のAI画像生成ツールでは、生成された画像のサイズや比率を変更するには、別のソフトウェアを使用してトリミングやリサイズを行う必要がありました。さらに、アスペクト比を変更すると、画像が伸びたり縮んだりして歪むことがあるため、手動での調整が必要になります。しかし、Recraft V3では、指定した比率に合わせて、足りない部分を自然に補完しながら、見た目のバランスを整えることが可能です。

これにより、SNSマーケティング、広告、プレゼン資料、ECサイトのビジュアル制作など、様々な用途での画像活用がより簡単になります。

画像のアップスケール

Recraft V3は、AIを活用した高品質な画像のアップスケール(解像度向上)機能を搭載しており、画質を向上させつつ、細部を鮮明に保つ高度な補完処理をするため、低解像度の画像を高精細な状態まで変換することが可能です。例えば、小さなサイズで作成したロゴやアイコンを、大判ポスターや看板に使用する際に、画質を劣化させることなく拡大することができます。また、 古い画像や小さい画像を、クリアで鮮明な状態にすることが可能です。

Recraft V3の使い方

では、いよいよここから、Recraft V3の使い方を解説していきます。

Recraft V3の登録

Recraft V3を使うには、登録が必要です。

まずはRecraft V3のサイトにログインして、右上の「Get Recraft free」をクリックしてください。

アカウントを作成してください(Googleアカウントでも可)。

その後、アンケートが表示されます。

使用目的など聞かれるので、適宜回答してください。

アンケートの最後に料金プランを選ぶ画面になります(最初はフリープランで良いかと思います)。

登録完了後、以下のようなユーザーインターフェース画面に移行します。

これで画像生成の準備が整いました。ワクワクしますね!

Recraft V3の画像生成

では、ここから実際に画像を生成していきます。

まずは、左上の「image」をクリック。

そうしますと以下のように、画像のタイプやプロンプト、サイズなどを設定できるようになります。

好きな画像のタイプを選んで、「Apply」をクリックしてください(今回は、タヌキの横のリアルな写真を選びました)。

次に、プロンプト入力欄に英語でプロンプトを入れてみてください。

今回は、例として「beautiful female soccer player」(美人な女子サッカー選手)と入れてみました。

サイズも適宜調節できます(今回は1:1の正方形にしました)。

調節が完了したら、「Recraft」をクリック。

さて、どんな画像が生成されるのでしょうか…。

上記のような女子サッカー選手の画像が生成されました(一度に2枚生成してくれます)。

美人というより、躍動感あふれるパワフルな女子サッカー選手ですね。

本当の写真のようで、とてもAI画像とは思えないです。

テキスト生成

続いて、Recraft V3の特徴であるテキスト生成をしていきます。

まずは、短文から。

「<strong>I'm job hunting. A job-hunting student holding a clipboard with</strong>」(私は就活中です。と書かれたカンペを持った就活生)

と入れてみます(サイズは3:4)。

結果はどうでしょうか…。

あまり就活生には見えませんが、文字はバッチリ書かれてますね。

それではいよいよ、Recraft V3の目玉機能である長文の生成を試してみます。

<strong>``Beyond this wall, there is a future you don't see yet. All you need is the courage to take the first step. I hope that the words drawn here will someday push you back. I'm sure he'll pave the way for me.'' is painted on a concrete wall.</strong>(「この壁の向こうに、まだ見ぬ未来がある。足りないのは、一歩踏み出す勇気だけだ。ここに描かれた言葉が、いつかあなたの背中を押す存在であればと思う。信じる力が、きっと道を切り拓いてくれるだろう。」と描かれたコンクリートの壁。)

と入力します。

さて、本当に長文の出力は可能なのでしょうか…。

海外旅行で出会ったら、思わず足を止めてしまうようなメッセージ性に富んだ趣きのある壁が出力されました。

このように、今までにない画像を生成できるのがRecraft V3なのです。

日本語は出力されるのか?

最後に、日本語はちゃんと出力されるのか?という疑問があるかと思うので試してみました。

「<strong>A Japanese woman wearing a T-shirt that says "こんにちは" in Japanese.</strong>」(日本語で「こんにちは」と描かれたTシャツを着た日本人女性。)

と入力。

さて、結果はいかに…。

……まだ日本語は、難しいようです。

今後、日本語の出力に期待ですね。

Recraft V3の料金プラン

2025年3月時点での料金プランをご紹介します。

なお、最新の情報は公式サイトに記載の料金プランをご確認ください。

比較表

以下がRecraft V3の最新の料金プランの比較表です。

スクロールできます
プラン名月額料金(年払い)月額料金(月払い)月間クレジット数
Free$0$050/日
Basic$10/月$12/月1,000/月
Advanced$27/月$33/月4,000/月
Pro$48/月$60/月8,400/月

無料版の制限

Recraft V3の無料プラン(Free)には、いくつかの制限があります。

まず、1日あたりのクレジットが50クレジットに制限されており、使い切るとその日はRecraft V3を利用できません。再度利用するためには翌日まで待つ必要があります。

また、無料プランでは、生成された画像はすべて他のユーザーから見える状態になり、自分だけの非公開データとして保存することはできません。そのため、個人プロジェクトや商用利用を想定したデザインには適しているとは言えないでしょう。

さらに、生成された画像の所有権はRecraft側にあり、商用利用が不可です。並列処理(複数の画像を同時に生成する機能)も利用できず、1回のプロンプトで作成できる画像は最大2枚までに制限されています。

加えて、アップロードできる画像の数も1日3枚までとなっているため、外部画像の編集用途としては制約が大きいです。これらの制限により、無料プランは基本的な機能を試す目的には適していますが、本格的なデザインや商業用途には、有料プランへのアップグレードが推奨されます。

各有料プランの特徴

Recraft V3の有料プランには、Basic、Advanced、Proの3種類があり、それぞれの用途に応じた特徴があります

Basicは初心者向けのプランで、少量の画像生成やプライベートなデザイン制作に適しています。個人利用であればBasicがおすすめです

Advancedは、Basicの4倍のクレジットが付与されより多くの画像を作成できるため、頻繁にデザイン作業を行う方におすすめ。

Proは大規模な制作を行うユーザー向けで、最も多くのクレジットが付与され、企業やプロのクリエイターが大量の画像を生成するのに最適なプランとなっています

目的に応じて最適なプランを選択することで、より効率的にRecraft V3を活用してください

Recraft V3の商用利用について

無料プランでは、残念ながら商用利用はできません。利用規約によると、生成した画像の所有権はRecraft社が持っているようです。つまり、画像の販売はもちろん、ライセンス提供や譲渡もできません。さらに、AIの学習データとしても使えないので注意が必要です。

有料プラン(Basic、Advanced、Pro)では、商用利用が可能です。これにより、企業や個人事業主が生成した画像を広告、ECサイトの商品画像、SNSマーケティング、プレゼン資料、印刷物など幅広い用途で活用できます。

さらに、有料プランでは生成画像の所有権もユーザーに付与されるため、ロゴやブランドデザインなど、独自のビジュアル資産として利用することができます。

このことから、最初に無料プランでRecraft V3の性能を確認し、導入が決まった際に有料プランに入るのがおすすめと言えます。

\画像生成AIをビジネスで利用する際はライセンスを確認しましょう/

なお、商用利用可能な画像生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Recraft V3の活用方法

ここまでRecraft V3の特徴や機能、使い方を解説してきましたが、実際にどのように活用できるのでしょうか。ここでは5つの活用方法をご紹介します。

ぜひ、ご自身の業務でどのように活用できるか考える際の参考にしてください。

ECサイトの製品画像

ECサイトでは、視覚的に魅力的な製品画像が売上に大きな影響を与えます。

Recraft V3を活用すると、商品の魅力を伝えられるような高品質な画像を短時間で生成でき、背景の変更やカラーバリエーションの作成も可能です。

例えば、衣料品や家具などの商品は、異なる背景やライティングで見せ方を変えることで、購買意欲を高めることができます。ベクター形式の画像を作成すれば、印刷物や広告バナーにも活用できるため、オンラインとオフラインの両方で一貫したブランドイメージを維持できます。

教育コンテンツのビジュアル化

Recraft V3を活用することで、教材やプレゼンテーション用の図解やイラストを簡単に作成できます。教育コンテンツにおいて、視覚的な要素は学習の理解を助ける重要な要素です。

Recraft V3のベクター画像機能を活用すれば、解像度の制約を気にせずに、さまざまなデバイスや印刷物で利用可能な教育資料を作成できます。

動画コンテンツのサムネイルやタイトルデザイン

YouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームでは、クリック率を高めるために、視覚的に魅力的なサムネイルが必要です。Recraft V3を活用すれば、サムネイル画像を短時間で作成できます。

Recraft V3では長文テキストを入れた画像の生成が可能であることを紹介しました。これにより、動画のタイトルやキーワードをサムネイル内に組み込むことが可能です。さらに、Recraft V3は異なるアスペクト比の画像を素早く生成できるため、YouTube、Instagram Reels、TikTokなどのプラットフォームごとに最適なサイズのビジュアルを作成できます。

SNSマーケ用のコンテンツ制作

Recraft V3は、SNSマーケティング向けのコンテンツ制作にも最適なツールです。「Image set」機能を活用することで、同じデザインコンセプトを保ちつつ、複数のバリエーションを簡単に作成できます。

例えば、新商品のプロモーションでは、Instagram、Twitter、Facebook用の異なるサイズの投稿画像を、一括で生成することが可能です。さらに、色違いのバナーや異なるキャッチコピーを組み込んだデザインを複数パターン作ることでA/Bテストを行い、最も効果的なビジュアルを選択することもできます。

この機能により、ブランドの統一感を維持しながら、多様なSNSコンテンツを短時間で作成できるため、マーケティング担当者や企業にとって大きなメリットとなります。

企業のブランディング・ロゴ制作

会社のコンセプトや業界に合わせた独自のロゴを生成することも可能です。

Recraft V3を利用するメリットとして、ベクター形式の出力に対応していることから、ロゴのサイズを変更しても画質を劣化させることなく名刺やWebサイト、広告などさまざまな媒体で利用できる点が挙げられます。

よくある質問

最後にRecraft V3についてよくある質問をまとめました。

日本語に対応していますか

Recraft V3は日本語にも対応しており、日本語で入力したプロンプトを認識して画像を生成できます。これにより、英語に翻訳する手間を省き、より直感的にイメージを伝えることが可能です。

ただし、一部の機能やプロンプトの解釈において、英語よりも日本語の方が精度が下がる場合がありますまた、Recraft V3は長文テキストを含む画像生成にも対応していますが、日本語のキャッチコピーや説明文を含んだデザインも作成には不安が残ります。日本語フォントの選択肢については、今後のアップデートでさらに強化される可能性があるため、公式サイトの最新情報をチェックすることがおすすめです。

どんな種類の画像が生成されますか

リアルな写真風の画像、イラスト、漫画風アート、3Dレンダリング、ベクターグラフィックなど、用途に応じた画像を生成できるようになっています。また、ECサイト向けの商品画像、SNSマーケティング用の広告バナー、教育用のインフォグラフィック、ロゴやアイコンなど、実際の業務で活用できるデザインもAIで生成可能です。

生成された画像の編集はできますか

Recraft V3では、生成された画像をさらにカスタマイズすることが可能です。

色の調整、テキストの追加、画像のトリミングや拡大縮小など、基本的な編集機能が備わっています。また、Creative Upscaleツールを使用すると、低解像度の画像を高解像度化し、よりクリアで鮮明な仕上がりにすることができます。さらに、AIによる修正機能を活用すれば、不要なオブジェクトを削除したり、背景を変更したりすることも可能です。

出力可能な形式を教えてください

2025年3月時点では、PNG・JPEG・WEBP・SVG・Lottie での出力に対応しています。

どのデバイスで使えますか

Webブラウザ版が提供されており、Google ChromeやFirefox、Safariなどの主要なブラウザを使って、WindowsやMacから簡単にアクセスできます。また、モバイル向けのiOS・Androidアプリも提供されており、スマートフォンやタブレットからも利用可能です。プラットフォームに依存せず、さまざまな環境で活用できるのが大きな魅力です。

画像生成AIの競合と比べて優れている点は何ですか

Recraft V3が他の画像生成AIと比較して優れているといえる最大の特徴は、ベクター画像(SVG)の生成が可能な点です。一般的な画像生成AIはラスタ画像(PNG、JPEG)のみを出力するため、拡大すると画質が劣化してしまいます。しかし、Recraft V3では拡大縮小しても品質が落ちないベクター形式での出力ができるため、ロゴやアイコン、ポスターなどの制作に最適です。

また、長文テキストを含む画像生成に対応している点も大きな強みで、ポスターや広告バナー、SNS投稿用のビジュアルコンテンツを作成する際に、より実用的なデザインを簡単に生成できます。さらに、スタイルの一貫性を保つ機能があり、複数の画像を生成する際にデザインの統一感を維持できたり、アスペクト比の調節やアップスケール機能を搭載しており、用途に応じた画像生成が可能です。これらの特長により、Recraft V3はデザイナーや企業が求めるプロフェッショナルなビジュアル制作をサポートする、実用性の高いAIツールとして優れた性能を発揮しています。

Recraft V3を活用してみよう!

Recraft V3は、画像生成AIの常識を覆す革新的なツールとして注目を集めています。従来のAIが苦手としていた長文テキストの画像化や、解剖学的な正確さを実現し、HuggingFaceのベンチマークテストでも驚異的なスコアを記録しました。

料金プランも、無料版から商用利用可能な有料プランまで、用途に応じて選択できます。Recraft V3を活用すれば、これまで複数のソフトを行き来していた煩雑な作業が一つのツールで完結し、デザインワークの効率が大幅に向上するでしょう。まさに、次世代のデザインワークフローの扉を開く鍵となりそうですね!

最後に

いかがだったでしょうか?

Recraft V3は商用利用OKな高品質生成AI。今までにないデザイン表現をスピーディに実現できます。競争力を高める一歩を、ぜひお試しください。

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投稿者

  • 晋平大竹

    生成AIの登場に大きな衝撃を受けたWebライター。好きなAIツールは、ChatGPTとAdobeFirefly。AIがこれからの世界を良い方向に導いてくれると信じ、正しい&有益な情報を発信し続けています!

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