Replitとは?初心者でも簡単にアプリ開発!使い方や料金、機能を徹底解説

Replit アプリ開発 使い方 料金 機能

皆様、Replitをご利用になったことはありますか?

このIDEは、ブラウザ型のIDE(統合型開発環境)なので、面倒なセットアップや設定をする必要はありません。スマホでも使えるほど手軽なものです!

とうとうスマホでもコーディングができる時代になったんですね!

今回は、Replitの基本的な使い方から料金体系、そして実際の使用感まで、詳しくお伝えします。このツールは、企業の開発効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めていますので、ぜひ、最後までご覧ください!

目次

Replit(リプリット)とは?

Replitはオンラインで利用できる統合開発環境(IDE)として、近年注目を集めています。

このツールは、初心者から経験豊富なプロフェッショナルまで、あらゆるレベルの開発者に対応した機能が備わっています。プログラミングの学習を始めたばかりの方から大規模なアプリケーションの開発者まで、多岐にわたるユーザーがReplitを活用できます。そんなReplit主な特徴は以下の4つです。

多言語対応

Replitは50以上のプログラミング言語をサポートしており、プロジェクトごとに簡単に言語設定を変更できます。PythonやJavaScript、C言語はもちろん、RubyやGoなどの人気言語も含まれています。日本語でのコメントやUnicode文字にも対応しているので、日本語を使用したプログラミングも可能です。これにより、ユーザーは自身の得意な言語やプロジェクトの要件に合わせて、最適な言語を選択して開発を進めることができます。

リアルタイムコラボレーション

Replitの強力なコラボレーション機能により、チームメンバーとのリアルタイムでのコード共有や編集が可能です。特に現代のリモートワークの増加に伴い、この機能は非常に価値が高まっています。

即時実行環境

Replitはブラウザベースで動作するため、特別なソフトウェアのインストールや設定は不要です。これにより、新しいプロジェクトを開始する際の障壁が低くなり、開発のスピードアップが期待できます。Replitは基本的にブラウザを閉じると停止しますが、一定の設定を行うことで常時起動させることも可能です。Discord botなどの継続的な実行が必要なプロジェクトにも対応できます。

効率性と多機能性

Replitは、バージョン管理、デバッグツール、コード補完など、開発に必要な多くの機能を一つのプラットフォームに統合しています。これにより、別々のツールやサービスを切り替えることなく、一元的な環境で作業を進めることができます。

特に、スタートアップ企業や教育機関、個人開発者の方々にとって、Replitの手軽さ高機能性は大きな魅力となっています。

また、Replitは無料プランも提供しているため、初めての方でも気軽に体験できます。この無料プランでは、基本的な機能を十分に利用できるため、Replitの魅力を十分に感じることができるでしょう。一部機能の有料化が進んでいますが、学習や簡単なプロジェクト開発には無料プランでも対応できます。

さらに、Replitはスマホアプリも提供されており、スマホでもPCと同じようにコーディングが出来てしまいます!

Replitの使い方はとても簡単で、アカウントを作成して新しいプロジェクトを開始するだけで、すぐにコーディングを始められます。言語の選択、ファイルの作成、コードの実行など、直感的に操作できます。

もし、自分でコーディングするのが苦手という方は、AIが自動でコーディングしてくれるツールを使ってみるといいかもしれません!

なお、StableCodeについて知りたい方はこちらをご覧ください。

Replitでできること

Replitは、ブラウザ上で手軽に使える統合開発環境で、初心者からプロまで幅広いユーザーに活用できます。そんなReplitですが、どのようなことができるのでしょうか?

ここでは、Replitでできることを紹介します。

クラウドベースの開発環境

  • どこからでもアクセス可能
  • 環境構築が不要
  • 複数のデバイスで同期

Replitの最大の特徴は、クラウドベースの開発環境です。インターネットに接続できるデバイスがあれば、どこからでも開発作業を行えます。

PCはもちろん、タブレットやスマートフォンからもアクセスできるので、外出先でもすぐにコードを作成できます。環境構築の手間がないため、新しいプロジェクトをすぐに始められるのも大きなメリットです。

複数のデバイス間でプロジェクトが同期されるので、どのデバイスからでも続きの作業も始められます。

AIを活用したコーディング支援

ReplitのAI機能は、プログラミング初心者から熟練者まで幅広いユーザーにとって、開発効率を向上させる強力なツールです。ここでは、その具体的な内容や利用方法を詳しく説明します。

コード補完機能

ReplitのAIは、入力中のコードに基づき次に必要となる可能性が高いコードを予測して提示します。この機能は、タイピングの手間を省くことができ、特に長いコードや複雑な構文を書く時に便利です。

Pythonで関数を書く際、「def」と入力すると、その後に続く関数名や引数の候補が自動で表示されます。プログラミング初心者でもスムーズにコードを書き進められ、エラーを減らす効果があるでしょう。

エラー検出と修正提案

コード内のエラーをリアルタイムで検出し、修正案を提示する機能です。この機能により、デバッグ作業が効率化されます。

コードを書いている途中で文法エラーが発生すると、エディタ内でエラー箇所がハイライトされ、修正案が表示されます。エラー箇所をすぐに特定できるため、初心者でも安心してコーディングを進められるでしょう。

自然言語からのコード生成

自然言語で指示を入力するだけで、それに基づいたコードをAIが自動生成します。この機能は、アイデア段階から素早くプロトタイプを作成したい場合に役立ちます。

「Pythonでランダムなパスワード生成プログラムを書いて」と入力すると、AIがその指示通りのコードを作成。プログラミング経験が浅いユーザーでも、複雑なアルゴリズムや構造を持つコードを簡単に作成できます。

コード解説とリファクタリング

既存のコードについて、その動作や目的をAIが解説してくれる機能です。コードの整理・最適化も可能。

他人が書いたコードや過去の自分のコードが理解できない場合、「この部分の動作を説明して」とAIに依頼することで詳細な解説が得られます。コードの可読性向上やパフォーマンス改善につながるのが特徴です。

Replit AgentによるWebアプリ開発支援

Replit Agentはさらに高度なAI支援機能で、Webアプリケーション全体の開発をサポートします。フロントエンドやバックエンドだけでなく、データベースとの連携も自動化可能です。

ホーム画面から「Replit Agent」を選択し、「TODOリストアプリを作成して」と指示するだけで、必要なコード一式が生成。データベース接続も含めた完全なアプリケーション構築が可能で、リロード後もデータが保持される仕組みも自動的に実装されます。

AIチャットサポート

コーディング中に疑問点が生じた場合、AIとチャット形式で対話しながら解決策やアドバイスを得られます。「Pythonでファイル操作する方法は?」といった質問に対して、ファイル読み書きの基本的な方法とサンプルコードが提示されます。人と会話するような感覚で利用できるため、学習効率が向上するのが魅力です。

教育向け機能

  • 対話型チュートリアル
  • プログラミング課題の作成と管理
  • 学習進捗の可視化

Replitは教育分野でも便利なツールとなっており、対話型のチュートリアルによって、プログラミングの基礎を学べます

教育者は簡単にプログラミング課題を作成して学生に配布でき、学生の進捗状況をリアルタイムで確認できるので、サポートも提供しやすくなります。学習者自身も自分の成長を可視化できるため、モチベーションの維持につながるでしょう。

2025年1月のReplitアップデート

Replitは2025年1月に7つの主要な機能更新を発表しました。これらの更新は開発者の生産性向上とユーザー体験の改善に焦点を当てたないようとなっています。

ここでは、アップデートの内容について説明します。

xAIの統合

Replitのアプリケーションに直接xAIを追加できるようになりました。Grokの統合が可能になり、数秒でデプロイできます。

利用方法は簡単で、プロンプトで「add AI features with xAI」と指定するか、統合メニューからxAIを選択するだけです。今後、AgentとAssistantへの更なる統合機能も開発中とのことです。

Replit Teamsログインの改善

チームログインのフローが新しくなり、より使いやすくなりました。新しいログイン体験には、チームコンテキスト選択ページの追加やTeamsユーザー向けのアカウント切り替え機能の改善が含まれています。この改善により、複数のチームやプロジェクトに所属するユーザーが、スムーズに作業環境を切り替えられるようになりました。

カスタムドメインのエラーハンドリング強化

カスタムドメインの検証失敗時に、より具体的なエラーメッセージを表示するようになっています。エラー内容がより明確になることで、問題のデバッグがよりスピーディーに行えるでしょう。この機能強化は、特にドメイン設定に不慣れなユーザーにとって、トラブルシューティングの時間削減につながります。

メニュー検索機能の追加

Replsのサイドバーにあるメニュー項目を検索できる機能が追加されました。この機能により、より効率的なナビゲーションが可能になります。目的のメニューを素早く見つけられることで、開発者の作業効率を向上させるでしょう。

Neonデータベースの改善

Agentで追加されるデータベースの最適化が行われました。主な改善点として、よりコスト効率の良い運用が可能になり、パフォーマンスも向上などがあります。この最適化により、ユーザーはより大規模なデータを扱いつつ、システムリソースを効率的に利用できるようになりました。

Reactをデフォルトに設定

新規フロントエンドReplsのデフォルトテンプレートがReactになりました。Reactをデフォルトに設定することで、新規プロジェクトがより美しく、機能的に初期状態から構築できるようになります。この変更は、特にWebアプリケーション開発を学び始めたばかりの初心者にとって、最適な開発環境での学習をスムーズに始められるメリットとなるでしょう。

「Repl」から「App」への名称変更

Replitは「Repl」という呼称を「App」(アプリケーション)に変更しました。この変更は、ユーザーがReplitで構築しているものをより正確に表現するためです。名称変更に伴い、ユーザーインターフェースやドキュメンテーションも更新され、より直感的な操作感とわかりやすい説明が提供されるようになりました。

Bolt.newとの違い

Replitとbolt.newは、どちらもブラウザ上で使える開発環境ですが、それぞれ違いがあります。Replitは、さまざまなプログラミング言語に対応しており、個人の学習や小規模プロジェクトに向いているのがポイントです。bolt.newはフルスタックアプリケーション開発に特化しており、AIを活用した自動コード生成機能が強力なツールとなっています。

Replitは、コードを一から書くプロセスを重視しており、学びながらスキルアップしたい人に向いています。これに対してbolt.newは、アイデアをすぐ形にしたいときに便利で、プロトタイプを素早く作成することに重点が置かれています。

使い方の面でも違いがあり、Replitはユーザーが細部までコントロールできるよう設計されているため、自由度が高い設計です。bolt.newは、AIが多くの工程を自動化してくれるため、プログラミングの知識が少なくてもスムーズに複雑なアプリケーションを構築できます。

どちらが良いかは、プロジェクトの目的や自分のスキルに合わせて選ぶと良いでしょう。

Replitの料金体系

Replitは段階的に機能の有料化を進めており、現在は「Starter」「Core」「Teams」「Enterprise」の4つのプランが提供されています。有料化により、より高度な機能や大規模なプロジェクトにも対応できるようになりました。Replitそれぞれの違いを以下の表にまとめましたが、簡単に各プランの向いている方について説明します。

  • Starterプラン
    基本的なリソースと機能は利用できるため、コストをかけずにReplitを試したい方や、小規模なプロジェクトで使用する方におすすめです。
  • Coreプラン
    より高速なワークスペースと追加のリソースを利用できます。頻繁に使う方や、中規模程度のプロジェクトで使用し、頻繁にデプロイをする方におすすめです。
  • Teamsプラン
    最速のワークスペースとすべてのリソースや機能を使えるため、大規模なプロジェクトで使う方や、本格的なアプリケーション開発を行う方におすすめです。
  • Enterpriseプラン
    大規模な企業やセキュリティ要件が高い組織向けのカスタマイズ可能なプランです。

有料プランではAlways on機能が利用可能となり、プロジェクトの常時起動が可能になります。長時間の実行が必要なアプリケーションに便利な機能です。

スクロールできます
StarterCoreTeamsEnterprise
月額料金無料$15(年払い)/$25/月(月払い)年間価格は近日公開カスタム
ストレージ2GiB50 GiB250GiBカスタム
開発データ転送量1GiB100 GiB1000GiBカスタム
デプロイ用データ転送量10 GiB100 GiB1000GiBカスタム
スペック1 vCPU, 2 GiB RAM4 vCPU, 8 GiB RAM8 vCPU, 16 GiB RAM最大64 vCPU, 128 GiB RAM

Replitの使い方

Replitはアカウント登録を行うだけで使うことができます。

実際のコーディングや実行は、この後の「Replitを実際に使ってみた」で解説します。

まず初めに、以下のリンクからReplitの公式サイトにアクセスします。

公式サイト:Replit

次に、画面右上のSign upをクリックします。

GoogleやGitHubアカウントなど、任意の方法でアカウントを作成してください。

アカウント作成が完了して、ログインすると以下のような画面になるので、これで準備は完了です。インターフェースは英語ですが、コード内では日本語が使用できます。

たまにログインできない状況に遭遇することがありますが、ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアしたり、別のブラウザで試してみたりすると解決することがあります。

まず、左上のCreate Replをクリックします。

以下のような画面になるので、ここでプログラミング言語の選択と、Replの名前を設定してください。

設定をして、Create Replをクリックすると、以下のようにブラウザ上で動作するIDEが起動します。

大きく3つのエリアに分割されていて、左側のボックスでファイルやツールの選択ができます。真ん中のボックスにコードを書き、右側のボックスには、選択したツールが表示されます。

Replitが選ばれる理由

Replitが開発者から選ばれる理由は、使いやすさと柔軟性にあります。ブラウザさえあればすぐにコーディングを始められる点が大きな魅力で、環境構築の手間がないので、アイデアをすぐに形にできます。

多言語対応も強みの一つで、Python、JavaScript、Rubyなど、50以上の言語をサポートしているため、プロジェクトに応じて最適な言語を選択可能。リアルタイムでの共同編集機能があるため、チームでの開発もスムーズです。

教育現場での活用も進んでおり、学生はブラウザ上で課題に取り組め、教師はリアルタイムで進捗を確認できる機能があります。オンライン授業の増加に伴い、この機能はますます重要になっていくでしょう。

Replitのコミュニティ機能では、他の開発者のプロジェクトを参考にしたり、自分の作品を共有したりできます。いろいろなプロジェクトを見ることで、モチベーションアップや新しいアイデアにもつながりますね。

Replitを実際に使ってみた

では実際にコードを書いて実行してみたいと思います!

50以上の言語に対応しているのですが、今回はPython、JavaScript、Goを試してみます。

Python

Pythonを選択し、Replを作成します。

今回は、あらかじめ用意されていたExampleの中にあった、Serverを立てて「Hello, World!」と表示させるコードを実行してみます。

画面上部のRunを押して実行すると、以下のようになりました。

右側にプレビューとコンソールが表示され、実行結果がすぐわかるようになっています。

Javascript

Replを作成する際は、Node.jsを選択します。

こちらも、あらかじめ用意されていたExampleの中にあった、クラスを使用してpersonという名前のクラスを定義するコードを実行します。

問題なく実行され、コンソールにJohn Doe, Software Engineerと表示されました。

Go

最後にGoも実行できるか試します。

Goを選択して、Replを作成します。

コンソールにHello World!と表示するプログラムを動かします。

問題なく実行されましたが、なぜかGoのときだけ、CPUの使用率が異常に増えてしまい、非常に簡単な出力なのに時間がかかっていました。

相性の問題などもあるのかもしれません。

このように、Replitは分かりやすいUIと優れた操作性で、手軽にコーディングできるブラウザ型のIDEです。

多くのプログラミング言語を利用できるのが利点ですが、その他にも様々なツールやパッケージを利用できます。

無料プランでも十分な機能が利用できましたが、一部の高度な機能は有料化されています。プロジェクトの規模や目的に応じて、有料プランへのアップグレードを検討する必要があるかもしれません。

もし気になった方は是非Replitを使って、手軽にプログラミングの実践を楽しんでみてください!

Replitの評価

日本語対応非対応
使う職業プログラマー・エンジニア
オススメ度★★★★

Replitは、ブラウザ上で即座にコーディングができる点が非常に魅力的です。特に、さまざまなプログラミング言語に対応しているため、多岐にわたるプロジェクトでの利用が可能。C言語の環境も整っており、コンパイラやデバッガーが標準で用意されているので、プログラミング学習や開発もブラウザ上で手軽に行えます。

多言語対応と簡単な言語設定の変更はReplitの大きな強みで、異なる言語を使用するプロジェクト間での移行もスムーズになるでしょう。Replitは特にPython学習者にとって理想的な環境を提供しており、Pythonの対話型シェル(REPL)機能を活用して、コードの実行と結果の確認がすぐにできます。

使い方も簡単で、プログラミング初心者でも、複雑な設定なしですぐにコーディングを始められます。主要な表記は英語ですが、直感的な操作性が高いため、英語が得意でない方でも利用のハードルは低いと感じました。コード内では日本語の使用が可能なため、日本語でのコメントやデバッグメッセージの出力などに問題はありません。

ただし、日本語のサポートやドキュメントが充実しているわけではないため、初心者の方は若干の学習コストが必要かもしれません。

Replitには3つの料金プランがあり、基本的な機能を無料で提供していますが、より高度な機能や大規模なプロジェクトには有料プランへの加入が必要です。料金は使用する機能や必要なリソースに応じて設定されています。常時起動の機能は、長時間実行が必要なプロジェクトには非常に便利ですが、無料プランでの完全な常時起動には制限があるため、目的によっては有料プランの検討が必要になるかもしれません。

それでも、オンラインでのコーディング環境としては、非常に優れたサービスだと評価しています。

なお、AI開発について知りたい方はこちらをご覧ください。

Replit実行できないとき

Replitでコードを書いたのに実行できない場合の解決策がいくつかあります。Replitにログインできない場合も同様のアプローチで問題解決できることがあるので、以下の内容を試してみてください。

まず、ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアしてみましょう。それでも実行できないなら、ChromeやFirefox、Edgeなど別のブラウザでReplitを試してください。

次に、コードにエラーがないか確認しましょう。スペルミスや文法の間違いは意外と多く、エディターの色分けに注目すると、おかしな部分が見つかるかもしれません。また、Replitのサーバーが混んでいる可能性があるので、数分待ってから再度試してください。

最後の手段として、プロジェクトを新しく作り直すのも一つの手です。古いプロジェクトをコピーして、新しいプロジェクトに貼り付けてみてください。

どうしても実行できない時は、Replitのコミュニティフォーラムで質問するのがおすすめです。問題を解決するためにプログラマーたちが、助けてくれるかもしれません。

Replitの活用例

Replitはさまざまなシーンで活用できる開発環境として注目を集めています。

ここでは、具体的な活用シーンと、それぞれの場面でReplitがどのように役立つのかを詳しく見ていきましょう。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

プログラミング学習

このツイート動画では、Replitを使って試験対策用の学習プラットフォームを開発をしています。実際に、「試験のための学習プラットフォームを作って」といった簡単な指示だけで、アプリケーションが完成しました。

プログラミング学習を始めたばかりの頃は、成果が見えづらくモチベーションの維持が大変です。Replit Agentを活用することで、自分のアイデアがすぐにカタチになる体験ができ、学習のモチベーションアップにもつながるでしょう。

プロジェクト開発

Replitは、プロジェクト開発においても強力なツールとして活用できます。この投稿者は、ReplitとRoamを組み合わせてプロジェクト開発を行っています。

Roamにはメモや関連動画を整理し、その隣にReplitを埋め込むことで、開発内容とコーディングを同時に進められるという投稿内容です。この方法を応用すれば、プロジェクトの設計書や仕様書をRoamで管理してReplitで実際のコーディングを行うなど、効率的な開発が可能になります。

チームメンバーとリアルタイムで情報共有しながら開発を進められるので、プロジェクト管理が効率的になるでしょう。

教育現場

@zacky1972さんは、Replitの「Teams for Education」機能を使ってElixirの授業を行った例を紹介しています。

複数のユーザーが同じ開発環境を共有可能で、講師と学生が同じ環境で作業できます。テスト機能を使って学生が自分でプログラムの動作を確認できたり、ログイン中の学生の画面を共有してペアプログラミングもできるので、指導も効率的に行えます。

Replitを使用する際の注意点

Replitは便利で多機能なオンラインコーディングプラットフォームですが、使う際にはいくつか気をつけたいポイントがあります。これらのポイントを事前に理解しておくと、より快適に利用できるでしょう。

ここでは、知っておきたい注意点とその対策について具体的に解説します。

オフライン環境での利用不可

Replitはクラウドベースのサービスなので、利用するにはインターネット接続が欠かせません。そのため、ネット環境がない場所では作業ができません

出張や移動中などで利用を考えている場合は、事前に安定したネット環境があるかを確認しておきましょう。接続が不安定だと作業中の内容が失われる可能性もあるので、こまめに保存する習慣をつけることが大事です。

生成コードの品質チェック

ReplitのAI機能は非常に便利ですが、生成されるコードの質がいつも完璧とは限りません。場合によっては、効率が悪かったり、最新の技術トレンドから外れていたりするコードが出力されることもあります。

生成されたコードはそのまま使わず、必ず自分で確認するようにしましょう。ロジックや効率性、可読性をチェックし、必要があれば修正を加えることが大切です。

日本語の取り扱い

Replitのインターフェースは英語ベースですが、エディター内での日本語使用は問題ありません。コメントや文字列に日本語を使えるので、日本語でのプログラミングも可能です。ただし、ブラウザの自動翻訳機能を使用すると、エラーが発生する場合があります

Replitを使用する際は、ブラウザの自動翻訳機能をオフに設定しましょう。また、ファイル名やフォルダ名は英数字を使用すると、文字化けや読み込みエラーを防げます。

セキュリティへの配慮

Replitはオンラインで利用するプラットフォームのため、セキュリティにも注意を払う必要があります。個人情報や機密性の高いデータを扱う場合は慎重に対応しましょう

外部APIやデータベースを利用する際は、認証設定や権限管理を行わないと、情報漏洩のリスクが高まります。必要に応じて暗号化を施すなど、追加の対策を行いましょう。

Replit Agentとは?

Replit Agentは、Replitが提供するAI開発支援ツールで、自然言語を使ってWebアプリケーションを簡単に作成できるサービス。「TODOアプリを作って」といった指示だけで、必要なコードを自動生成し、バックエンドからフロントエンド、データベース連携まで一通りの機能が備わったWebアプリを作成してくれます。

現在早期アクセスプログラムの段階で、利用できるのは有料プランのユーザー限定。Replit Agentは、利用に応じて料金がかかる課金モデルを採用しており、指示を出すたびにクレジットが消費されます。このクレジットの消費は少し遅れて反映されることがあるため、突然利用が停止される場合もあるので注意が必要です。

なお、Replit Agentについて知りたい方はこちらをご覧ください。

Replitでプログラミングしてみよう

Replitはブラウザ上での操作が可能な統合開発環境(IDE)で、多くのプログラム言語をサポートしています。特にPythonプログラミングに強みを持っており、Pythonプログラミングを学びたい初心者やPythonを使った開発を効率的に行いたい経験者にとって、非常に便利なツールと言えるでしょう。

言語選択では、PythonやJavaScriptだけでなく、C言語も選択できます。C言語を選択すると、C言語に特化した開発環境が自動的にセットアップされます。

Replitの使い方はとても簡単で、アカウントを作成するだけで新しいReplを作成して、コードの記述から実行まで一連の流れをブラウザ内で完了させることが可能です。

Replitの料金体系は「Free」「Hacker」「Pro」の3つのプランから成り立っており、それぞれのプランに応じた機能やリソースが提供されています。自分のニーズに合った料金プランと機能を選択することが重要です。

Replitを駆使して、例えば企業ページからの採用情報の自動取得など、幅広いタスクを試行可能です。

その評価として、使い勝手の良さや多言語対応が挙げられる一方で、動作が不安定なところがあるので、そこは改善の余地があると感じられました。ログインできない・実行できない状況は、クラウドベースのサービスではよくある問題で、一時的なものがほとんどです。実行できない場合の対処法を知っておくことで、より快適にReplitを利用できるでしょう。

サービス紹介資料

生成系AIの業務活用なら!

・生成系AIを活用したPoC開発

・生成系AIのコンサルティング

・システム間API連携

最後に

いかがだったでしょうか?

Replitは、ブラウザから簡単にアクセス可能な開発環境。企業のコーディング効率を大幅に高めるポテンシャルを秘めています。AIサポートやリアルタイムでのチーム協働も実現可能で、企業の開発環境を刷新するツールとして理想的です。

株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!

開発実績として、

・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
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投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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