【プロクオリティ】最新のRunway Gen-4とは?特徴や使い方・料金・プロンプトのコツも解説!

プロクオリティ 最新 Runway Gen-4 とは 特徴 使い方 料金 プロンプト コツ

動画制作に革命が来た…!?

Runwayが新たに発表した「Gen-4」をご存知ですか?Runway Gen-4は、AI技術を駆使して、これまで以上にリアルで一貫性のある映像生成を可能にしました。

このAIツールは、クリエイターや企業にとってどのような可能性を秘めているのか?気になりますよね…!

この記事では、Runway Gen-4の特徴や使い方、料金プランから注意点まで、詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

押さえておきたいポイント
  • 自然な視点変更&カメラワークに対応
  • スタイルや構図、照明設定など、生成画像の精度を高めるコツが満載
  • 商用利用OK!動画に透かしも入らない(有料プラン)

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目次

Runway Gen-4とは?

Runway Gen-4は、生成AIを使った映像生成ツールの最新バージョンです。大きな特徴は、キャラクターや背景を統一した表現で作れること。一度作ったキャラクターは、角度や照明が変わっても見た目は変わらず、物語の流れに合わせた映像を簡単に仕上げられます。

さらに、AIが自然な動きや表情を補ってくれるので、感情が伝わるリアルな表現が可能です。映画やCM、アニメーション制作など、さまざまなシーンで活用できるでしょう。

操作もわかりやすく、映像制作が初めての人でも高品質な作品を作ることができます。短い時間で完成度の高い映像を作りたい方にとって、Runway Gen-4は心強いサポーターになるはずです。

なお、動画生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Runway Gen-1 /Gen-2/ Gen-3との違い

Runwayはこれまで複数のバージョンを発表してきましたが、Gen-4では特にリアリズムや視点の切り替えに対する表現力が向上しています。

以下に、各バージョンの比較表をまとめます。

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特徴Gen-1Gen-2Gen-3Gen-4
映像生成手法基本的なビデオ生成テキスト・画像からビデオ生成高解像度での生成一貫性とリアルさを追求
キャラクター一貫性なし部分的改善あり完全対応
視点変更対応不可限定的一部対応フレキシブルな視点変更
物理的リアリズム非常に高い
Runwayのモデル比較表

表を見てわかるように、モデルが進化するたびに機能や品質が向上し、より幅広いニーズに応えられるようになっています。Gen-4ではキャラクターや背景の統一感、自然な動きや質感、視点を変えたときのスムーズさが格段に良くなりました。これまで以上にリアルで質の高い映像作成が可能になったのです。

Runway Gen-4 turboとの違い

Runway Gen-4は、従来モデルの制限を超えるリアルで安定した映像生成が特徴で、照明やカメラワークの変化にも強い柔軟性を持ちます。一方でGen-4 Turboは、10秒の動画をわずか約30秒~1分程度で生成できる超高速処理が可能な上位モデルです。

動きの一貫性やプロンプト認識の正確さも強化されており、制作スピードと品質の両立を実現しています。「Gen-4」と「Gen-4 turbo」はどちらも高品質ですが、スピード重視なら「Gen-4 turbo」が最適です。

また、Runwayの無料プランでもGen-4 turboを利用できるので、Runwayの機能をとりあえず試してみたい!という方にもおすすめです。

Runway Gen-4の機能

Runway Gen-4は、映像制作をよりスムーズに進められるよう、さまざまな便利な機能を提供しています。ここでは、特に注目すべき機能を紹介します。

一貫したキャラクターと背景の再現

一度設定したキャラクターや背景が、異なるシーンでも統一感が保たれます。この再現性により、物語の流れが途切れることなく映像を作り上げることができるでしょう。

例えば、同じキャラクターを複数のシーンに登場させる際、表情や服装がしっかり統一され、映像に違和感がありません。背景も一貫して再現されるため、視聴者はストーリーにより深く入り込むことができます。

自然な視点変更

カメラを自由に動かしても、人物や物体の動きが自然に感じられるように調整されます。映画のようにダイナミックな演出も簡単に実現可能です。

この機能があれば、登場人物が部屋を移動するシーンで、カメラを360度回転させる映像も手軽に作れます。光や影の変化もリアルに再現されるので、映像の臨場感が高まるでしょう。

直感的なスタイル設定

参照画像やテキストを使って、映像の雰囲気やスタイルを簡単に指定可能です。この機能により、イメージに忠実な映像が素早く完成します。

色調やテクスチャ、特定の撮影スタイル(例えばフィルム風やモノクロ調)などを自由に設定でき、クリエイターの表現の幅が広がります。特に広告映像やプロモーションビデオの制作において、大きなメリットとなるでしょう。

Runway Gen-4の料金

様々な機能について解説しましたが、「高そう…」「無料でも試せる?」と思った方へ!Runwayは用途や頻度に合わせて選べる4つの料金プランを用意しています。

以下は、2025年7月時点の料金プランの詳細です。

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プラン名月額料金(年間契約)主な特徴
Free無料125クレジット(最大25秒のGen-3 Turbo動画生成)、透かし削除不可、最大3プロジェクト
Standard$12/月(年間契約)毎月625クレジット、透かし削除、高解像度出力、無制限プロジェクト、100GBアセット
Pro$28/月(年間契約)毎月2250クレジット、カスタム音声生成、大容量ストレージ(500GB)、全機能利用可能
Unlimited$76/月(年間契約)無制限動画生成、Proプランの全機能に加え、制限なしで利用可能なフレーム生成
Enterprise要問合せ高度なセキュリティとコンプライアンス、継続的な成功支援プログラム、優先サポート、ワークスペース分析機能 など
Runway Gen-4の料金表

現在、Runway Gen-4は無料プラン(Freeプラン)では利用できません。Gen-4を使用するには、「Standard」以上の有料プランに加入する必要があります。有料プランではGen-4の高度な機能や高解像度出力が利用可能となり、本格的な映像制作に対応しています。

無料プランではGen-1からGen-3 Turbo・Gen-4 turboまでの一部機能が試せますが、Gen-4のような最新モデルを体験するには有料プランへのアップグレードが必須です。特に「Pro」や「Unlimited」プランでは、より多くのクレジットや無制限の動画生成が可能となり、大規模なプロジェクトにも対応できます。

なお、動画生成AIの自社サービス活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。

Runwayの使い方

Runwayを使って映像を作成するための基本的な手順を紹介します。

まず、Runwayのサイトにアクセスし、画面右上にある「Get Started」をクリックします。

アカウント作成は、メールアドレスやGoogleアカウント、Appleアカウントでも可能です。今回はGoogleアカウントでログインします。

新規プロジェクトを立ち上げます。このプロジェクトで、どのような映像を作成したいかを決めます。今回は「Generate Videos」を選択します。

次に、映像のイメージを反映させるために、参照画像やテキストを入力します。試しに「海辺を歩くカップル」の画像をアップロードしました。「Crop」ボタンをクリックして、セット完了です。

プロジェクトの設定では、解像度やフレームレートなどが選択できます。使用するバージョンの設定も可能です。

設定が終わったら「Generate」ボタンをクリックします。最後に、完成した映像をダウンロードして保存。これで、プロジェクトが完了となります。

効果的なプロンプト作成のコツ

Runway Gen-4でより高品質な動画を作成するために、効果的なプロンプト作成のコツをご紹介します。

まず、プロンプト構成には基本的な順序が最も重要です。

  1. 何を映すか(被写体)
  2. どう動かすか(動き・カメラワーク)
  3. どんな場所で(シーン)
  4. どんな見た目にしたいか(スタイル・質感)

これらの順番に沿って情報を整理し、AIに意図が伝わりやすいプロンプトを目指しましょう。

次に、Runwayの公式Youtubeなどでも紹介されている、Gen-4特有の重要要素を取り入れることを意識すると効果的です。

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要素カテゴリ内容
被写体の動き被写体がどこに向かってどう動くか。例:「右側の被写体は手を振っている」など具体的に。
カメラモーションカメラがどう追従・移動するか。zoom、pan、dollyなど。映画監督のような指定が可能。
シーンモーション環境が被写体にどう反応するか、もしくは独立して動くか。「霧が被写体に迫る」など。
スタイル記述子グレーディング、照明、色調、時間帯など細かく指定するとリアルで印象的な仕上がりに。
RunwayGen-4のプロンプト作成の要素表

さらに、以下のようなコツも取り入れてみましょう。

  • 高品質な参照画像を使用する
    • クリアでノイズが少なく、被写体や背景が明確に写っている画像を選ぶと、生成精度が高まります。
  • 参照画像とプロンプトを組み合わせる
    • 画像だけでなく、それを補完・拡張する具体的なプロンプトを併用することで、動きや表現の精度を高められます。
  • Motion(動きの量)を調整する
    • 最初は中程度の値で始めて、生成結果を確認しながら調整するのがおすすめです。動きすぎは破綻、動かなすぎは静止画風になる可能性があります。
  • 試行錯誤を繰り返す
    • 最初の生成で理想の映像ができることは稀なので、プロンプト表現・参照画像・Motion値を変えつつ試行を重ねます。
  • 英語でプロンプトを入力する
    • Runwayは日本語にも対応していますが、AIモデル自体は英語に最適化されているため、プロンプトは英語で記述した方が精度が高くなりやすいです。英訳には、ChatGPTや翻訳サイトのDeepLなどを活用しましょう。

まずはプロンプトの基本構成を意識し、ご紹介したコツも少しずつ取り入れてみてくださいね。

Runway Gen-4の活用事例

Runway Gen-4は、映像制作の可能性を広げるツールです。映画や広告、教育、アートなど、さまざまな場面で活躍し、手軽に質の高い映像を作成できます。

ここでは、具体的な活用事例を紹介しながら、どんなシーンで役立つのかをわかりやすく解説します。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

公式の事例

公式アカウントの投稿によると、このモデルは「優れたプロンプト順守」と「クラス最高の世界理解」を備えており、被写体やオブジェクト、スタイルを一貫して保ちながら、リアルでダイナミックな動画を生成できるとされています。

公開されたデモ映像では、実写のような映像や3Dアニメーションが登場し、さまざまな人物やキャラクターが表現されています。Gen-4がクリエイティブな制作現場でどのように活用されるのかがよく分かる事例です。

フィクション×現実の表現

このツイート動画は、ニット素材で作られた船が水面を進む様子を描いたRunway Gen-4の事例です。

まるでストップモーションアニメのような温かみのある質感とリアルな動きが特徴で、現実とフィクションが絶妙に融合しています。ニットの柔らかさや水面の光の反射など、細部が丁寧に表現されており、AIならではのクリエイティブな可能性を感じさせます。

巨大な食べ物

このツイートでは、Runway Gen-4を使ったユニークな映像が紹介されています。

動画では、ハンバーガーが町中に落ちてくる様子やピラミッドからミートボールが転がり、ケチャップが飛び散るシーンが映し出されています。まるで実写とアニメを融合させた合成CMのような、ダイナミックな映像です。

実写系動画

Runway Gen-4は、参照画像や指示をもとに、一貫した世界観とリアルな動きを持つ映像を簡単に生成できます。

この動画では、テーマパークで女性が微笑んでいる様子が映し出されています。背景には城の前を歩く人々が映っており、その動きや質感がとてもリアルで、実際に撮影されたかのような仕上がりです。

アニメキャラを動かしてみた

Runway Gen-4を使えば、静止した立ちポーズのキャラクターが、動画ではまるでアニメのように生き生きと踊り出します。

髪や衣装の揺れ、手足の動きが自然で、キャラクターが本当に動いているかのように感じられます。元は静止画とは思えない仕上がりです。

商用利用について

Runway Gen-4で作成した映像は、基本的に商用利用が可能です。ユーザーが作成したコンテンツの著作権は、すべてユーザーに帰属するため、企業プロモーションや商品広告などの商業用途にも安心して活用できます。

一方、Runwayの旧バージョン(Gen-1~Gen-3)では、商用利用に制限があります。特に無料プランや一部プランではウォーターマークが動画に表示されます。このウォーターマークは商用利用を行う際には不便でしたが、Gen-4ではこれらの制限が解除され、商用利用がスムーズに行えるようになっています。

Runway Gen-4の注意点

Runway Gen-4は便利な映像制作ツールですが、使うときにはいくつか気をつけたいポイントがあります。

以下に、注意点をまとめます。

  • クレジット消費量に注意
    長い動画を作るとクレジットを多く消費するため、計画的に使いましょう。
  • 著作権
    学習データの中には非公開のものが含まれている可能性もあります。著作権に気を付けましょう。
  • 高性能PC推奨
    高性能なPCと安定したインターネット環境が、スムーズな作業のために欠かせません。

こうした点を踏まえて使えば、よりクオリティの高い映像を作ることができます。工夫しながら、クリエイティブな制作を楽しみましょう。

Runway Gen-4に関するよくある質問(FAQ)

Runway Gen-4に関するよくある質問をまとめました。利用を検討している方や、疑問がある方はぜひ参考にしてください。

Runway Gen-4は無料で使えますか?

Runway Gen-4は、2025年7月現在有料プラン(Standard以上)への加入が必須です。ただし、無料プランでは「Gen-4 turbo(画像→動画のみ)」が利用できます。無料プランの場合さまざまな制限はありますが、Runwayの基本的な機能は使う事ができます。

Runway Gen-4で生成できる動画の最大長はどのくらいですか?

現在、Runway Gen-4では最大10秒の短尺クリップを生成することが可能です。これは以前のモデルよりも長くなっており、今後のアップデートでさらに長尺への対応が期待されています。また、複数のアスペクト比(16:9、9:16、1:1など)にも対応しています。

クレジットの繰り越しは可能ですか?

追加で購入したクレジットは翌月への繰り越しが可能です。ただし、月額プラン(Standard)以上で付与されるクレジットは当月限り有効となり、次回の請求日に失効しますので注意してください。追加のクレジットは1000クレジットあたり10ドルで購入できます。また、無料プランの初回登録時に付与される125クレジットは初回のみで、継続的な付与はありません。

商用利用は可能ですか?

Runwayの有料プラン(Standard以上)では、生成した映像の商用利用が許可されています。ただし、利用規約に準じた使用が必要です。

日本語にも対応していますか?

Runway Gen-4は多言語に対応しており、日本語でのプロンプト入力も可能です。ただし、英語で記述した方がプロンプトの解釈精度が高く意図した映像になりやすいため、被写体・動き・スタイルなどを英語で簡潔に記述するのが理想です。

Runwayのサイト自体のUIは日本語に対応していないため、ホーム画面などを日本語に変更することはできません。

なお、無料で使える動画生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。

Runway Gen-4を使ってみよう!

Runway Gen-4は、映像制作の可能性を大きく広げる画期的なツールです。プロ向けの高度な機能を備えつつ、直感的な操作で誰でも使いやすいのが魅力です。映像のクオリティを高めながら、制作の手間を減らせるため、多くのクリエイターにとって強い味方になるでしょう。

以下に、この記事のポイントをまとめます。

  • キャラクターや背景の統一感
  • リアルなカメラワークと動き
  • 商用利用が可能
  • 高解像度の出力が可能
  • 簡単に操作できる
  • 映像のクオリティが高い

Runway Gen-4は、映像制作を効率化しながらクオリティを向上させる、頼れるツールです。技術的な知識がなくても使いやすく、プロレベルの映像を手軽に作れるため、映像制作を仕事にする人はもちろん、クオリティにこだわるすべてのクリエイターにおすすめです。

ぜひ、Runway Gen-4を活用して、オリジナルの映像制作に挑戦してみてください。

サービス紹介資料

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最後に

いかがだったでしょうか?

Runway Gen-4の導入で、映像制作の可能性が大きく広がります。リアルな映像生成と一貫性のある表現で、より魅力的なコンテンツ制作が可能に。AI活用による映像制作の最適化を検討してみませんか?

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投稿者

  • 晋平大竹

    生成AIの登場に大きな衝撃を受けたWebライター。好きなAIツールは、ChatGPTとAdobeFirefly。AIがこれからの世界を良い方向に導いてくれると信じ、正しい&有益な情報を発信し続けています!

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