インテルAI新チップ、超省電力へ

インテルが次世代プロセッサ「Lunar Lake」の実物チップを公開し、AIテクノロジーの進化を示しました。

このチップは、現行の「Core Ultra」シリーズの直接的な後継ではなく、より低消費電力を目指した新たな方向性を示しています。

Lunar Lakeは、AIワークロードの処理に特化した設計を採用し、従来のCPUアーキテクチャとは異なるアプローチを取っています。

このプロセッサは、薄型ノートPCやタブレットなど、バッテリー駆動時間が重視される機器向けに開発。

インテルは、Lunar Lakeが15W以下の超低電力帯で動作することを強調しています。

これは、AIアシスタントやジェネレーティブAIなどの新しいアプリケーションに対応しつつ、省電力性能を大幅に向上させることを目指しています。

一方、現行のCore Ultraシリーズの後継となるのは「Arrow Lake」で、こちらは2024年後半にリリースされる予定です。

Lunar Lakeはその次の世代として位置づけられており、2025年の発売が予想。

インテルは、この新しいチップでAI処理能力と省電力性能の両立を図り、次世代のコンピューティング環境に向けた準備を進めています。

Lunar Lakeの登場により、AIを活用したモバイルデバイスの可能性が大きく広がることが期待されています。

参考記事：ITmedia