【Replit】50以上のプログラミング言語でアプリ開発ができるAIツール

皆様、Replitをご利用になったことはありますか?
このIDEは、ブラウザ型のIDE(統合型開発環境)なので、面倒なセットアップや設定をする必要がなく、スマホでも使えるほど手軽なものです!
とうとうスマホでもコーディングができる時代になったんですね!
今回は、Replitの基本的な使い方から料金体系、そして実際の使用感まで、詳しくお伝えします。
このツールは、企業の開発効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めていますので、ぜひ、最後までご覧ください!
replitの概要
Replitはオンラインで利用できる統合開発環境(IDE)として、近年注目を集めています。
このツールは、初心者から経験豊富なプロフェッショナルまで、あらゆるレベルの開発者に対応した機能が備わっており、プログラミングの学習を始めたばかりの方から、大規模なアプリケーションの開発者まで、多岐にわたるユーザーがReplitを活用することができます。
そんなReplit主な特徴は以下の4つです。
1. 多言語対応:Replitは50以上のプログラミング言語をサポートしており、PythonやJavaScriptはもちろん、RubyやGoなどの人気言語も含まれています。これにより、ユーザーは自身の得意な言語やプロジェクトの要件に合わせて、最適な言語を選択して開発を進めることができます。
2. リアルタイムコラボレーション:Replitの強力なコラボレーション機能により、チームメンバーとのリアルタイムでのコード共有や編集が可能です。特に現代のリモートワークの増加に伴い、この機能は非常に価値が高まっています。
3. 即時実行環境:Replitはブラウザベースで動作するため、特別なソフトウェアのインストールや設定は不要です。これにより、新しいプロジェクトを開始する際の障壁が低くなり、開発のスピードアップが期待できます。
4. 効率性と多機能性:Replitは、バージョン管理、デバッグツール、コード補完など、開発に必要な多くの機能を一つのプラットフォームに統合しています。これにより、別々のツールやサービスを切り替えることなく、一元的な環境で作業を進めることができます。
特に、スタートアップ企業や教育機関、個人開発者の方々にとって、Replitの手軽さと高機能性は大きな魅力となっています。
また、Replitは無料プランも提供しているため、初めての方でも気軽に体験することができます。この無料プランでは、基本的な機能を十分に利用することができるため、Replitの魅力を十分に感じることができるでしょう。
さらに、replitはスマホアプリも提供されており、スマホでもPCと同じようにコーディングが出来てしまいます!
もし、自分でコーディングするのが苦手という方は、AIが自動でコーディングしてくれるツールを使ってみるといいかもしれません!
詳しくは以下の記事をご覧ください。

replitの料金体系
replitの料金プランは3種類あり、それぞれの違いを以下の表にまとめましたが、簡単に各プランの向いている方について説明します。
Freeプラン:基本的なリソースと機能は利用できるため、コストをかけずにreplitを試したい方や、小規模なプロジェクトで使用する方におすすめです。
Hackerプラン:より高速なワークスペースと追加のリソースを利用できるため、頻繁に使う方や、中規模程度のプロジェクトで使用し、頻繁にデプロイをする方におすすめです。
Proプラン:最速のワークスペースとすべてのリソースや機能を使えるため、大規模なプロジェクトで使う方や、本格的なアプリケーション開発を行う方におすすめです。
Free | Hacker | Pro | |
---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | $149 | $800 |
ストレージ | 10GiB | 20GiB | 50GiB |
開発データ転送量 | 10GiB | 50GiB | 100GiB |
デプロイ用データ転送量 | – | 50GiB | 100GiB |
スペック | 基本(0.5 GiBメモリ, 0.5vCPUs) | 高速(2 GiBメモリ, 2 vCPUs) | 非常に高速(4 GiBメモリ, 4 vCPUs) |
replitの使い方
Replitはアカウント登録を行うだけで使うことができます。
実際のコーディングや実行は、この後の「replitを実際に使ってみた」で解説します。
まず初めに、以下のリンクからReplitの公式サイトにアクセスします。
公式サイト:replit
次に、画面右上のSign upをクリックします。
GoogleやGithubアカウントなど、任意の方法でアカウントを作成してください。
アカウント作成が完了して、ログインすると以下のような画面になるので、これで準備は完了です。
まず、左上のCreate Replをクリックします。
すると、以下のような画面になるので、ここでプログラミング言語の選択と、Replの名前を設定してください。
設定をして、Create Replをクリックすると、以下のようにブラウザ上で動作するIDEが起動します。
大きく3つのエリアに分割されていて、左側のボックスでファイルやツールの選択ができ、真ん中のボックスにコードを書き、右側のボックスには、選択したツールが表示されます。
Replitを実際に使ってみた
では実際にコードを書いて実行してみたいと思います!
50以上の言語に対応しているのですが、今回はPython、Javascript、Goを試してみます。
Python
Pythonを選択し、Replを作成します。
今回は、あらかじめ用意されていたExampleの中にあった、Serverを立てて「Hello, World!」と表示させるコードを実行してみます。
画面上部のRunを押して実行すると、以下のようになりました。
右側にプレビューとコンソールが表示され、実行結果がすぐわかるようになっています。
Javascript
Replを作成する際は、Node.jsを選択します。
こちらも、あらかじめ用意されていたExampleの中にあった、クラスを使用してpersonという名前のクラスを定義するコードを実行します。
問題なく実行され、コンソールにJohn Doe, Software Engineerと表示されました。
Go
最後にGoも実行できるか試します。
Goを選択して、Replを作成します。
コンソールにHello World!と表示するプログラムを動かします。
問題なく実行されましたが、何故かGoのときだけ、CPUの使用率が異常に増えてしまい、非常に簡単な出力なのに時間がかかっていました。
相性の問題などもあるのかもしれません。
このように、Replitは分かりやすいUIと優れた操作性で、手軽にコーディングをすることができるブラウザ型のIDEです。
多くのプログラミング言語を利用できるのが利点ですが、その他にも様々なツールやパッケージを利用することができます。
もし気になった方は是非Replitを使って、手軽にプログラミングの実践を楽しんでみてください!

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replitの評価
日本語対応 | 非対応 |
使う職業 | プログラマー・エンジニア |
オススメ度 | ★★★★ |
今後も使いたいか | Replitは、ブラウザ上で即座にコーディングができる点が非常に魅力的です。特に、さまざまなプログラミング言語に対応しているため、多岐にわたるプロジェクトでの利用が可能です。主要な表記は英語ですが、直感的な操作性が高いため、日本語が得意でない方でも利用のハードルは低いと感じました。ただし、日本語のサポートやドキュメントが充実しているわけではないため、初心者の方は若干の学習コストが必要かもしれません。それでも、オンラインでのコーディング環境としては、非常に優れたサービスだと評価しています。 |
もし、このようなツールを使ってAI開発がしてみたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

まとめ
Replitはブラウザ上での操作が可能な統合開発環境(IDE)で、多くのプログラム言語をサポートしています。
アカウントを作成するだけで、簡単に新しいReplを作成して、コードの記述から実行までの一連の流れをブラウザ内で完了させることが可能です。
Replitの料金体系は「Free」「Hacker」「Pro」の3つのプランから成り立っており、それぞれのプランに応じた機能やリソースが提供されています。
Replitを駆使して、例えば企業ページからの採用情報の自動取得など、幅広いタスクを試行することが可能です。
その評価として、使い勝手の良さや多言語対応が挙げられる一方で、動作が不安定なところがあるので、そこは改善の余地があると感じられました。
最後に
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