【Claude Fable 5】Mythos級の性能を一般公開!Anthropic史上最強モデルの特徴・使い方・料金を徹底解説

- Claude Fable 5はAnthropicが2026年6月10日に公開した、Mythosクラスの最新AIモデル
- ほぼすべてのベンチマークでSOTA(最高性能)を記録し、ソフトウェアエンジニアリング・知識作業・ビジョンで圧倒的な成果
- API料金は入力10ドル/出力50ドル(100万トークンあたり)、コンテキストウィンドウは100万トークンに対応
2026年6月10日、Anthropicは、Mythosクラスの生成AIモデルを一般ユーザー向けに安全な形で提供する、同社史上最も高性能なモデル「Claude Fable 5」を公開しました!
2026年4月に発表されたClaude Mythos Previewは、サイバーセキュリティ上の懸念から限定的なパートナーにのみ提供されてきましたが、今回のClaude Fable 5では新たな安全分類器を搭載することで、一般公開を実現しました。
とはいえ、「Mythos Previewとは何が違うの?」「料金はどのくらい?」「実際どう使えばいいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Claude Fable 5の概要や仕組み、料金体系、安全性の設計から具体的な使い方、業界別の活用シーンまで徹底的に解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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Claude Fable 5とは?

Claude Fable 5は、Anthropicが開発した第5世代のClaudeモデルファミリーに属する、Mythosクラスの生成AIモデルです。
2026年4月にAnthropicは、サイバーセキュリティの脆弱性発見に特化した極めて高性能なモデル「Claude Mythos Preview」をProject Glasswingの一環として発表しました。ただし、その性能の高さゆえに悪用リスクが大きく、一般公開は見送られていました。
Claude Fable 5は、このMythos Previewと同じ基盤モデルに安全分類器(セーフティクラシファイア)を追加することで、一般ユーザーでも安全に利用できるようにしたモデルです。

「Fable」の名称はラテン語の「fabula(語られるもの)」に由来し、ギリシャ語の「mythos」と同じ語源を持っています。つまり、MythosとFableは同じモデルの「安全分類器の有無」で区別される兄弟モデルという位置づけです。
性能面では、Anthropicがこれまで一般公開してきたどのモデルの能力をも上回るとされており、ソフトウェアエンジニアリング・知識作業・ビジョン・科学研究など、ほぼすべてのテスト済みベンチマークでSOTA(最高性能)を記録しています。タスクが長く複雑になるほど、他モデルとの性能差が大きくなるのも特徴です。
Claude Fable 5の仕組み

Claude Fable 5のアーキテクチャは、基盤となるMythosモデルと、その上に構築された安全分類器レイヤーの2層構造で成り立っています。
基盤モデル自体のパラメータ数やトレーニング手法について、Anthropicは2026年6月時点で公式には公開していません。ただし、動作面における重要な技術的特徴がいくつか明らかにされています。
まず、Claude Fable 5は長時間にわたる自律的なタスク実行に対応しています。Claude Codeなどのエージェントハーネス上で、数日単位の作業を計画的に遂行でき、ステージ間のプランニング、サブエージェントへの委任、そして自身の作業の自己検証までを一貫して行います。
次に、安全分類器の仕組みです。Fable 5にはサイバーセキュリティ・生物学/化学・蒸留(モデル能力の抽出)の3領域をカバーする専用のAI分類システムが搭載されています。これらの分類器がリクエストの危険性を検知すると、Fable 5による応答をブロックし、代わりにClaude Opus 4.8が自動的に応答を返します。
Anthropicの初期データによると、全セッションの95%以上でこのフォールバックは発生しておらず、大半のユースケースではMythos 5と実質的に同等の性能で動作します。
Claude Fable 5の特徴

Claude Fable 5の性能は、複数の主要ベンチマークにおいて他のフロンティアモデルを上回る結果を示しています。
ソフトウェアエンジニアリングの分野では、SWE-Bench Proで80.3%を記録しました。実際の利用実績として、大手決済企業のStripeは5,000万行規模のRubyコードベースで、チーム全体で2カ月以上かかるはずのコードベース全体のマイグレーションをわずか1日で完了したと報告しています。

また、CognitionのFrontierCode評価では、中程度の計算量でもフロンティアモデル中最高スコアを達成し、トークン効率の高さも実証されました。
知識作業においても顕著な強みを発揮しています。HebbiaのFinance Benchmarkでは、シニアレベルの推論タスクで全モデル中最高スコアを達成し、ドキュメント推論・チャート解釈・問題解決の各カテゴリで大幅な改善が報告されています。金融取引分析の領域でも、ファクト検索・概念的推論・根本原因分析・期待値分析のほぼすべてで高い評価を得ています。
X上での反響:日本語性能への高い評価
Claude Fable 5の公開直後から、日本のAIコミュニティでも大きな反響が広がっています。
以下のポストでは、Claude Fable 5のファーストインプレッションについて「めちゃくちゃ性能高い」「とにかく日本語が上手い」と絶賛しており、日本語の自然さやEQ(感情知性)の高さが特に注目されています。
また、以下のポストでは「ほぼ全ベンチマークでSOTA」「長く複雑なタスクほど既存モデルとの差が拡大」と速報で伝え、さらに別のポストでは「Stripeが2カ月かかる作業を1日で終わらせたと報告」と、エンジニアだけでなくビジネスパーソンにも関係がある技術進歩であると紹介しています。
Claude Fable 5の安全性・制約

Claude Fable 5の安全設計の中核となるのが、3つの領域をカバーする安全分類器です。
サイバーセキュリティ分類器は、脆弱性の発見・悪用だけでなく、偵察やラテラルムーブメントといったエージェント型ハッキングタスク全般をカバーしています。
生物学・化学分類器は、Mythosクラスのモデルがウイルス設計や生物兵器関連のタスクで高い能力を示すことへの対策です。2026年6月時点では保守的にチューニングされており、生物学・化学に関連するほとんどのリクエストでOpus 4.8へのフォールバックが発生します。
蒸留分類器は、権威主義国家におけるモデル能力の抽出(蒸留)を防ぐために設計されています。
Claude Fable 5の料金
Claude Fable 5のAPI料金は、Anthropicがこれまで一般公開したモデルの中で最も高い価格帯に設定されています。ただし、以前のMythos Preview(入力25ドル/出力125ドル)と比較すると半額以下に引き下げられており、Mythosクラスの性能をより手頃に利用できる形です。
| 項目 | 料金(100万トークンあたり) |
|---|---|
| 入力トークン | 10ドル |
| 出力トークン | 50ドル |
| プロンプトキャッシュ(入力) | 1ドル(90%割引) |
| (参考)Claude Opus 4.8 入力 | 5ドル |
| (参考)Claude Opus 4.8 出力 | 25ドル |
| (参考)Claude Mythos Preview 入力 | 25ドル |
| (参考)Claude Mythos Preview 出力 | 125ドル |
Claude Fable 5のライセンス
Claude Fable 5はオープンソースモデルではなく、Anthropicが提供するクローズドなAPIサービスとして運用されています。利用にあたっては、AnthropicのCommercial TermsおよびAcceptable Use Policyが適用されます。
| 利用用途 | 可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 商用利用 | ⭕️ | |
| 改変 | ⭕️ | |
| 再配布 | ⭕️ | ただしAnthropicの競合サービス開発への利用は禁止 |
| 特許利用 | – | モデルの重みは非公開のため該当なし |
| 私的利用 | ⭕️ |
Claude Fable 5の使い方
Claude Fable 5は複数の方法で利用できます。今回は主な3つのアクセス方法をステップごとに解説します。
Claude APIから利用する
まず、Anthropicの公式APIを通じてClaude Fable 5を利用する方法です。
Python SDKを使用する場合は、以下のコマンドでインストールします。
pip install anthropic以下のコードで、Claude Fable 5にリクエストを送ることができます。モデルIDには claude-fable-5 を指定します。
import anthropic
client = anthropic.Anthropic()
message = client.messages.create(
model="claude-fable-5",
max_tokens=1024,
messages=[
{"role": "user", "content": "Hello, Claude Fable 5!"}
]
)
print(message.content)安全分類器によるリクエスト拒否に備え、フォールバック設定を追加することが推奨されています。SDKミドルウェアを使うと、クライアント側で自動リトライが可能です。
Claude Code(CLI)から利用する
ターミナルから以下を実行し、Claude Codeをインストールします。
npm install -g @anthropic-ai/claude-codeClaude Codeの/modelコマンドでモデルを claude-fable-5 に変更します。

Claude Codeを起動し、プロンプトにタスクを入力すれば、Fable 5がコーディングや分析を自律的に実行します。長時間のエージェント作業にも対応しています。
Claude.ai(Web/アプリ)から利用する
https://claude.ai にアクセスするかデスクトップアプリをダウンロードし、ログインします。Pro・Max・Team・Enterpriseプランに加入していれば利用可能です。

チャット画面のモデル選択メニューから「Claude Fable 5」を選んでください。2026年6月22日まではサブスクリプション内で追加費用なく利用できます。


通常のチャットと同様にプロンプトを入力します。長文の分析やドキュメント処理、コーディングタスクなど、複雑で長時間かかる作業ほどFable 5の強みが発揮されます。
【業界別】Claude Fable 5の活用シーン
Claude Fable 5は、長時間の自律稼働と高度な推論能力を活かして、幅広い業界で活用が見込まれます。こちらでは代表的な活用シーンを業界別にご紹介します。
ソフトウェア開発・IT企業
Fable 5の最も直接的な活用先はソフトウェアエンジニアリングです。Claude CodeやGitHub Copilot上でFable 5を使えば、大規模なコードベースのマイグレーション、レガシーシステムのリファクタリング、テストコードの自動生成といった、従来は数週間から数カ月を要していたタスクを大幅に短縮できるでしょう。
生成AIを搭載したSaaSについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

金融・コンサルティング
Hebbia Finance Benchmarkで全モデル中最高スコアを達成している通り、金融分析の分野ではFable 5の推論能力が活きてくるでしょう。大量の決算書類や契約書の精査、トレーディング戦略の根本原因分析、期待値分析など、シニアアナリストレベルの判断を要する知識集約型タスクに適しています。
金融業界における生成AI活用について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ライフサイエンス・製薬
Anthropicの社内テストでは、Mythosクラスモデルを用いたたんぱく質設計で、創薬プロセスの一部を約10倍高速化した実績があります。遺伝子治療用のウイルス設計や分子生物学の仮説立案など、研究分野での応用が期待されています。
ただし、2026年6月時点では生物学・化学分類器により一般ユーザーの利用は制限されており、今後のTrusted Accessプログラムの拡大が待たれます。
なお、医療・薬業界における生成AIの活用方法については下記の記事をご覧ください。
医療業界はこちら

薬業界はこちら

【課題別】Claude Fable 5が解決できること
Claude Fable 5は、従来のモデルでは対応しきれなかった複数の課題を解決できる可能性があります。ここからは具体的な課題別に整理していきましょう。
数日がかりの大規模コード移行を短期間で完了させる
レガシーシステムのモダナイゼーションやフレームワーク移行は、多くの開発チームにとって長期間のリソースを拘束する課題です。Fable 5は数日単位の長時間エージェント実行に対応しており、計画立案から実行、自己検証までを自律的に進められます。
長大なドキュメント群の横断分析にかかる工数削減
Fable 5の100万トークンのコンテキストウィンドウを活かし、数百ページにわたる契約書群、決算報告書、技術仕様書などを一括で読み込み、横断的に分析することが期待できます。従来は人手で数日かけていたドキュメント精査の工数を大幅に圧縮することが可能です。
ビジュアル情報の解析精度を向上させる
PDFやスライド内に含まれる図表、チャート、ネストされたテーブルからの情報抽出において、Fable 5はSOTAの性能を発揮してくれるでしょう。スクリーンショットからのWebアプリ再現など、視覚情報に基づく複雑なタスクでも高精度な結果を返してくれることが期待できます。
Claude Fable 5を使ってみた
それでは実際に、Claude Fable 5を実際に使って検証してみましょう。
今回は、Anthropic公式ブログで言及されていたスクリーンショットからWebアプリのコードを再構築する能力を検証してみます。
プロンプトと入力画像はこちら
このUIを再現するReactコードを書いて
結果はこちら


よくある質問
最後に、Claude Fable 5に関して、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でまとめました。
Claudeの歴代モデル一覧
![]() Claude 1 Anthropicが初めて公開した対話型AI。長いコンテキスト(文脈)を理解できる能力が特徴。 | ![]() Claude 2 推論能力、コーディング能力、安全性が強化されたモデル。 Claude 2の解説はこちら | ![]() Claude 2.1 2.1ではさらに長い情報処理(約15万トークン)に対応。 Claude 2.1の解説はこちら |
![]() Claude 3 Claude 3 ファミリー ・Opus (オパス): 最高性能の最上位モデル。複雑な推論に強い。 ・Sonnet (ソネット): 速度と知能のバランスが取れたモデル。初期の無料版で採用。 ・Haiku (ハイク): 最速・最軽量のモデル。応答速度に特化。 Claude 3の解説はこちら | ![]() Claude 3.5 Sonnet Claude 3 Opusをも上回る速度と性能を低コストで実現したモデル。Artifacts機能(生成したコードのプレビュー機能)が追加。 Claude 3.5 Sonnetの解説はこちら | ![]() Claude 3.5 Haiku 軽量モデルのHaikuも3.5シリーズへアップデート Claude 3.5 Haikuの解説はこちら |
![]() Claude 3.7 Sonnet 従来モデルに比べて安全性と性能を追求したハイブリッド型モデル。 Claude 3.7 Sonnetの解説はこちら | ![]() Claude Sonnet 4.5 プログラミングや自律的エージェントの支援に特化したモデル Claude Sonnet 4.5の解説はこちら | ![]() Claude Haiku 4.5 軽量で動作が速いモデル Claude Haiku 4.5の解説はこちら |
![]() Claude Opus 4.5 コーディングから事務作業まで幅広い実務で高い処理性能を発揮するモデル Claude Opus 4.5の解説はこちら | ![]() Claude Opus 4.6 Opusファミリーで初めて100万トークンのコンテキストウィンドウ(ベータ版)に対応 Claude Opus 4.6の解説はこちら | ![]() Claude Opus 4.7 ソフトウェアエンジニアリングやエージェント領域で大幅な性能向上。複雑で長時間にわたるタスクを一貫性を保ったまま遂行可能。 Claude Opus 4.7の解説はこちら |
![]() Claude Opus 4.8 自作コードの欠陥を見逃す確率が前世代比で約4分の1に低下。「正直さ(honesty)」を大幅強化したフラグシップモデル Claude Opus 4.8の解説はこちら |
Claudeの基本を詳しく知りたい方はこちらをチェック!

Claude Fable 5でAIの新時代に踏み出そう
Claude Fable 5は、これまで限定的なパートナーにしか提供されていなかったMythosクラスの性能を、安全分類器の搭載によって一般ユーザーでも利用できるようにした画期的なモデルです。ソフトウェアエンジニアリング・金融分析・ビジョン・科学研究のいずれにおいてもSOTAを更新し、長時間の自律作業で真価を発揮します。
6月22日までならPro・Max・Team・Enterpriseプランで追加費用なく試せるため、この機会に自社の業務課題でテストしてみることをおすすめします。特に、大規模コード移行や長大ドキュメントの分析、エージェントワークフローの構築など、複雑で時間のかかるタスクをお持ちの方は、Fable 5の導入効果を体感できるはずです。
最後に
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