【Excel不要】AIローコード自動化ツール n8n で業務自動化!できること・使い方・活用方法まで解説

- 1000種類を超えるアプリ・サービスと連携可能
- 業務の自動化・効率化に特化
- オンプレミス・クラウドを選んで利用可能
オープンソースのローコード自動化ツールの「n8n」がGitHubで公開され、誰でも簡単にワークフローを作れるようになりました。
これにより、サービスとサービスを簡単に、コードを書かずに繋げられるのです…!
本ツールを紹介しているYouTubeの動画は、すでに2.7万再生回数を獲得しており、かなり注目されていることがわかります。
この記事ではn8nの使い方や、有効性の検証まで行います。本記事を熟読することで、n8nの凄さを実感し、従来のZappierなどには戻れなくなるでしょう。
ぜひ、最後までご覧ください。
\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/
n8nとは?
「n8n(読み方:エヌ・エイト・エヌ)」は、ドイツで開発されたオープンソースのワークフロー自動化ツールです。具体的には、既存のサービス同士を繋げることで、業務の効率化を図ることが可能になるのです。
「n8n」という名前は “nodemation” の略称で、「ノード(node)」と「自動化(automation)」を組み合わせた造語です。ノーコード・ローコードで複雑な処理を自動化できる点が特徴で、プログラミング知識がなくてもドラッグ&ドロップでワークフローを構築できるため、非エンジニアでも扱いやすいのが魅力です。
商用利用も可能で、セルフホスト(オンプレミス)だけでなくクラウド版やデスクトップ版でも利用できる柔軟さがあります。(利用方法については後述)
n8nでできること(ユースケース)
n8nは、日常業務から専門的なシステム運用まで幅広いシーンで活用できます。
たとえば、各部門では以下のようなことができます。
- 営業/マーケティング:顧客データの収集やメール配信の自動化
- 経理:請求書処理や経費精算の自動化
- 人事・総務:入退社時のアカウント発行や勤怠データ管理
また、AIとの連携によってレビューや問い合わせ内容を解析して顧客の傾向を把握したり、文章要約や返信作成を自動化することも可能です。さらに、連携できるアプリ・サービスは1000件以上あり、SlackやGoogleスプレッドシート、Gmailといった定番サービスから、自社システムのAPIまで接続できます。
n8nで実際に実現できることの例を見てみましょう。
- 特定の件名のメールが届いたらSlackに通知
- Google Driveのファイル更新をLINEに通知
- Twitterで自社に関する投稿を自動チェック
- 営業メールから売上データを抽出し、スプレッドシートに転記
- 会議参加者の予定をGoogle Calendarに自動登録
このように、n8nを活用してさまざまなワークフローを作成できます。ここで言うワークフローとは、何なのでしょうか?次の項目で「ワークフロー」について解説します。
なお、業務の自動化ができるAIエージェントについて詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。

ワークフローとは?
ワークフローとはその名の通り、「業務の流れ」を指します。
例えば、以下のようなシチュエーションを考えてください。
(例)夕方、チームの進捗状況を確認するため、プロジェクトの管理ツールを開き、チームメンバーからの最新の更新情報をチェックし、それを週報のドキュメントにまとめる。
このシチュエーションをワークフローにすると、以下のようになります。
- 夕方の時間帯に作業開始
- プロジェクト管理ツールを開く
- 最新の更新情報をチェック
- 情報を週報のドキュメントにまとめる
- 必要に応じてフィードバックや指示を提供
- 週報を共有する
- 翌日のタスクを設定
このようなワークフロー化を通じて、以下のようなタスクが可能になります。
- GitHubのissueを自動的にSlackに通知
- JSONデータをスプレッドシートに自動インポート
- Webからデータをスクレイピング
- ローコードで多言語チャットボット開発
n8nのようなワークフロー自動化・効率化ツールでは、上記の例のような業務の流れを自動化・効率化することが可能です。
その他の代表的なサービスに、IFTTTやZappierなどがあります。
ワークフローサービスを使うことで、定型的な業務の手順をシステム上で定義し、自動的に処理を進めることで、業務のスピードアップやミス・コスト削減などを実現できます。
例えば、稟議書や休暇申請、経費清算など定型的な社内業務の申請・承認プロセスを電子化し、自動で回覧・承認できるようにすることも可能です。
これまで繰り返し行っていた業務がある場合には、ワークフローサービスを活用することで、効率化を図ることができるでしょう。
n8nのワークフローについて
n8nでは、「業務の流れ」一つひとつを「ノード」と呼びます。このノード(業務)を組み合わせながらワークフローを作っていきます。
例えば、下記の画像は新入社員が入職してきた時のオンボーディングとアカウントプロビジョニングのワークフローです。
新しい従業員が入社した際に、必要な IT アカウント (Google WorkspaceとJira、Slack) を自動的に作成し、初期設定を行う業務を自動化しています。特に、マネージャーと一般社員で異なる権限のJiraアカウントを付与するのが特徴的です。

n8nの料金体系
n8nはセルフホスト(オンプレミス)もしくはクラウドで利用できます。セルフホストの場合は無料、クラウド利用の場合は以下の料金体系になります。
クラウド版のn8nは、Starter/Pro/Enterpriseの3プランが用意されています。それぞれ月払いか年払いかで月額費用が異なります。StarterとProは無料トライアルがあるので、ご興味ある方は無料トライアルをしてみて、使いこなせそうな場合に契約するのが良いでしょう。
以下の表は月額費用/年払いでの月額費用、という表記です。
Starter(€24/€20) | Pro(€60/€50) | Enterprise(要問い合わせ) |
---|---|---|
・2,500ワークフロー実行/月 ・同時実行数:5件 ・共有プロジェクト:1件 ・ユーザー数無制限 ・フォーラムでのサポート | ・10,000ワークフロー実行/月 ・同時実行数:20件 ・共有プロジェクト:3件 ・インサイト(7日分) ・グローバル変数・管理者ロール ・ワークフロー履歴など ・実行履歴の検索機能 | ・ワークフロー実行無制限 ・同時実行数:200件以上 ・共有プロジェクト:無制限 ・インサイト(365日分) ・SSO(SAML/LDAP対応) ・環境の分離設定 ・外部シークレットストア統合 ・ログストリーミング ・Gitを使用したバージョン管理 ・SLAによる専用サポート など |
なお、この情報は2025年8月28日時点のものになります。最新情報は公式の料金プランを確認してください。
n8nの商用利用について
n8nのライセンスはフェアコードライセンスです。
商用利用は一部可能になっており、非商用・個人的な使用に限り許可されています。例えば、n8nをホワイトラベル化して、顧客に有料提供することやn8nをホスティングし、アクセスに対して課金することは許可されていません。ライセンスについての詳細は、ライセンスについて記載されている公式ページをご確認ください。
利用用途 | 可否 |
---|---|
商用利用 | ▲ |
改変 | ⚪︎ |
配布 | ⚪︎(ただし非商用目的の場合のみ) |
特許使用 | 記載なし |
私的使用 | ⚪︎ |
ただし、2025年8月7日に「商用向けプラン」として新たに「ビジネスプラン(セルフホスト版)」が導入されました。このプランでは、月額€667を支払うことによってn8n社が提供する追加サポートや商用機能を利用することができます。※1

セルフホスト版自体は無料ですが、有料にすることによって確実な商用サポートを受けることが可能です。
なお、LLMマルチエージェントフレームワークで複雑なタスクも自動解決できるAutogenついて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

n8nの3つの実行方法について
n8nは利用環境やニーズに合わせて、デスクトップ版・クラウド版・セルフホスト版の3種類の実行方法が用意されています。それぞれに特徴があるため、自分のスキルや利用目的に応じて選ぶことが大切です。
デスクトップ版
デスクトップ版はPCに直接インストールして使う方法です。個人利用や学習用途に向いており、インターネットを介さずにデータを処理できるため、社外にデータを送信したくないケースにも適しています。
無料で利用できる一方で、インストールしたPCが故障するとn8nも動作しなくなる点には注意が必要です。
クラウド版
クラウド版はn8nが提供するホスティング環境を利用する方法で、上記でご紹介したように3つの料金プランから選択できます。サーバーの管理やアップデートが不要で、安定した稼働環境が保証されているため、チーム利用や商用利用に最適です。
クラウド版には30日間の無料トライアルも用意されており、試用後は自動課金ではなく、必要に応じて契約する形なので安心して利用できます。
セルフホスト版
セルフホスト版は、DockerやVPSなどを自分のサーバーにインストールして運用する方法です。商用利用も含めて完全無料で使える点が最大のメリットです。
ただし、サーバー構築やセキュリティ管理などに知識が求められるため、中級者以上のITスキルがある方向けといえます。大規模利用や高度な機能が必要な場合は、n8n社の有料サポートプランを追加で契約することも可能です。
n8nの使い方
n8nの実行方法は上記で解説したとおり、デスクトップ版/クラウド版/セルフホスト版の3つあります。今回は、最も使いやすいクラウド版と、完全無料で使えるセルフホスト版の使い方をそれぞれご紹介します。
クラウド版
1.まずはn8nの公式ページ(https://n8n.io)を開き、「Get Sstarted fo free」をクリックします。

2.各項目を入力して「Start free for 14-day trial」をクリック。(自動課金ではないので安心してください)

3.いくつかの質問に答えたあと、ダッシュボードに移動したら完了です。画面右上の「Create Workflow」からワークフローを作成できます。

4.画面真名の四角がノード(業務)です。右側から’連携できるサービスを検索できるので、どんどんノードをつなげていきましょう!

セルフホスト版
このプロジェクトにはソースコードが公開されていないので、以下の手順に従ってブラウザ上で(Windows 11で)実行します。まずは、Node.jsをインストールしていない方は、以下のページからインストールしてください。
次にコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してください。
npx n8n
この時、アップデートを要求され、エラーになる場合があるので、以下のコマンドを実行した後に、もう一度上記を実行してください。
npm install -g npm@10.2.4
すると「Ok to proceed? (y) 」と聞かれるので、「y」を入力してEnterを押しましょう。そうすれば、コマンドプロンプト上にごちゃごちゃと文字が出てきて、最後の行に、以下の文が出力されれば成功です。
Press "o" to open in Browser.
ここで、「o」キーを押すと、ブラウザ上にn8nが開かれ、別の画面に移動します。
諸ログイン情報を入力して「Next」を押すと、別画面に移動し、本格的に利用可能になります。
先ほどの画面真ん中の「Add first step..」をクリックすると、右側に「What triggers this workflow?」が表示されます。
これは「何をトリガーとして、ワークフローをスタートさせるか」を決めるフェーズです。ここで、「GitHubにissueが作られたら」や「問い合せフォームが送信されたら」のような、業務フローにおける最初の「イベント」を決めるのです。
n8nを実際に使ってみた
今回試したワークフローの概要は、以下の通りです。※2
- G-mailの新着メールの受信をトリガーとする
- JSON Input Loaderで、メールからテキスト部分を取り出す
- gpt-3.5-turbo-instructで
また、このワークフローを作成する前には、必ず以下のURLを参考にして、「GoogleのOAuth2認証」と「G-mailのAPI設定」を済ませておく必要があります。※3
1分ごとにメールの着信を確認し、新着メールがあれば、内容を要約してくれます。
試しに、以下のメール文を、登録メールアドレスに送ってみました。要約結果も、併せて掲載します。
新着メール:
件名: 今週の進捗報告
こんにちは、
お元気ですか?今週のプロジェクト進捗報告をお知らせいたします。
進捗状況
タスクA: 予定通りに進行しており、完了まであと2日かかりそうです。
タスクB: 前回の報告から進展があり、90%の進捗です。
タスクC: 一時的な課題が発生し、進行が少し遅れていますが、対策を検討中です。
課題とリスク
タスクCの遅延が他のタスクに影響を及ぼす可能性があります。リソースの再調整が必要かもしれません。
今後の進捗に関しては、引き続きモニタリングしていきます。
次回の打ち合わせ
次回の進捗報告会議は来週水曜日の午前10時に予定しています。ご都合をお知らせいただければ幸いです。
何かご質問やご提案があれば、どうぞお知らせください。それでは、良い週末をお過ごしください。
よろしくお願いいたします。
要約結果:
進捗報告: タスクAは2日後に完了予定。タスクBは90%進行。タスクCに一時的な課題あり、他のタスクに影響の可能性。次回報告会議は来週水曜10時。質問や提案は歓迎。良い週末を。
良い感じ!これで、メールの内容をわざわざ全部確認せずに、概略をつかむことができます!
ちなみに、内部のGPT-3.5では、以下のようなプロンプトを入力として、概要を出力しています。
以下のメールの内容を、200文字以下で要約してください。
テキスト:
{{ $json.text }}
要約:
n8nの推しポイントである業務効率化は本当なのか?
ここでは、n8nと類似するサービスの「make」と比較検証をしたいと思います。先ほど同様「G-mailの新着メールの要約タスク」を、makeにも設定しようと思います。
makeとGmailを接続する方法は、公式ページで分かりやすく解説されています。※4
結果は以下の通りです。
新着メール:
件名: 今週の進捗報告
こんにちは、
お元気ですか?今週のプロジェクト進捗報告をお知らせいたします。
進捗状況
タスクA: 予定通りに進行しており、完了まであと2日かかりそうです。
タスクB: 前回の報告から進展があり、90%の進捗です。
タスクC: 一時的な課題が発生し、進行が少し遅れていますが、対策を検討中です。
課題とリスク
タスクCの遅延が他のタスクに影響を及ぼす可能性があります。リソースの再調整が必要かもしれません。
今後の進捗に関しては、引き続きモニタリングしていきます。
次回の打ち合わせ
次回の進捗報告会議は来週水曜日の午前10時に予定しています。ご都合をお知らせいただければ幸いです。
何かご質問やご提案があれば、どうぞお知らせください。それでは、良い週末をお過ごしください。
よろしくお願いいたします。
要約結果:
プロジェクト進捗報告 - タスクAは予定通り、2日で完了。タスクBは90%進捗。タスクCに一時的な課題あり、他のタスクへの影響検討。次回進捗報告会議は来週水曜日の午前10時。質問や提案あれば連絡ください。良い週末を。
これも良い感じですね!
ここで、makeとn8nを主観で評価したところ、以下の表の通りになると思いました!
ツール | 使い勝手 | おすすめポイント |
---|---|---|
n8n | 導入までが少し複雑 | オンプレミスなら無料で利用できるのが良い |
make | 導入が簡単で、直感的に操作できる | 有料だが使いやすく、導入までがスムーズにできる |
上記の結果より、n8nとmakeに向いている人の特徴は、以下のような感じになるかと!
- n8n:ある程度DockerやGCPなどの知識があって、無料で利用したい方
- make:非エンジニアで、サクサク利用したい方
n8nと連携できるアプリ・サービス
n8nと連携できるサービスは本記事執筆時点(2025年8月28日)で1121件あります。

NotionやSlack、Gmailなど普段業務で使用頻度の多いサービスの他、国内ではあまり馴染みのないTelegram、Twilio、Trelloなど多岐に渡って連携することが可能です。
もし連携したいサービスがある場合には、n8nの公式ページで連携可能サービスを検索できるので、検索してみるのがおすすめです。
n8nと他の自動ツールとの比較
n8nは、ZapierやMake、Microsoft Power Automateといった有名な自動化サービスと並び比較されることが多いツールです。
特に「料金」「自由度」「商用利用の柔軟性」「オンプレミス(セルフホスト)対応」の点で独自性を持っています。以下では、主要な競合ツールとの違いを整理します。
Zapierとの違い
「Zapier」は、ノーコード自動化ツールの中でも知名度が高く、数千種類のアプリ連携に対応しています。操作がシンプルで初心者にも使いやすい反面、無料枠が少なく料金が高めである点が課題です。
一方、n8nはオープンソースでセルフホストできるため、低コストかつ商用利用にも柔軟。また、Zapierが直線的な「Zap(タスクの流れ)」に限定されるのに対し、n8nはノードを自由に組み合わせられるため、複雑な分岐や条件処理も可能です。
Makeとの違い
「Make(旧Integromat)」は、ビジュアル的にシナリオを描くようにフローを設計できるのが特徴です。直感的で柔軟な分岐処理にも対応していますが、高度な処理を組む際には有料プランが必須になります。
一方n8nは、同じようにビジュアルで操作できる点に加え、セルフホストで完全無料利用が可能という強みがあります。さらに、Makeよりもオープンソースならではの拡張性やカスタマイズ性に優れている点で差別化されています。
Microsoft Power Automateとの違い
「Power Automate」は、Microsoft 365との統合に強みを持つ自動化ツールです。特にSharePointやTeams、Outlookとの連携はスムーズで、すでにMicrosoft環境を導入している企業には利便性が高いです。ただし、対応範囲がMicrosoft製品に寄りやすく、外部サービス連携の柔軟性は限定的です。
一方n8nは、1000以上の連携アプリや外部APIとの統合に対応しており、Microsoft以外の環境やマルチクラウドを利用している企業でも導入しやすいという利点があります。
Difyとの違い
「Dify」は大規模言語モデルを使ったAIアプリケーションの開発と運用を簡素化するオープンソースプラットフォームであり、ドラッグ&ドロップインターフェースを使用したAIアプリ開発ワークフローをノーコードで構築可能です。
n8nもDifyもどちらもワークフローを作ることができますが、それぞれ得意とすることが異なります。
Difyはどちらかというとノーコードのアプリケーション開発プラットフォームです。そのため、業務の自動化・効率化を行うというよりも、自動化・効率化するためのものを開発するというイメージ。
一方n8nは、開発に重きをおいているというよりも業務の自動化・効率化のためのサービスであり、既存サービスを組み合わせて使用します。
なお、Difyについて詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。

n8nの活用方法
n8nは連携できるサービスが豊富であり、汎用性の高いワークフローサービスです。うまく活用することで、日々の業務を自動化・効率化ができるでしょう。
例えば、Gmailで特定のキーワードを含むメールを受信したら、Slackに通知することも可能。Gmailでは個人対個人でのやり取りが多くなると思います。
しかし、送られてきた内容をメンバーにも共有したい、そんな時にはキーワードを設定しておき、あらかじめ追加しているSlackのチャンネルに通知を飛ばせば他のメンバーにも簡単に共有ができます。
開発者としては、GitHubのリポジトリ更新情報をSlackなどに通知することも可能です。
その他にも自社SNSアカウントへの投稿を、XやFacebook、Instagramなど複数のプラットフォームに自動で投稿する、特定のキーワードを含むSNSを検索し収集、センチメント分析を行うなど、n8nは様々な場面で活用できます。
また公式アカウントがSNSで共有している活用方法として、CSVファイルをExcelに変換する方法やYoutubeのトレンドを見つける方法などを公開していました。
n8nの注意点・デメリット
便利で柔軟性の高いn8nですが、導入前に知っておくべき注意点やデメリットもあります。他の自動化ツール(ZapierやMakeなど)と比較すると、学習コストや運用負担が増える場面もあるため、理解したうえで活用することが大切です。
学習コストと習得難易度
n8nはノーコードツールとはいえ、ノードの設定項目が多く、最初は操作方法や仕組みを理解するのに時間がかかる場合があります。特にAPI連携や条件分岐を活用するシーンでは、多少の技術的知識が求められることがあります。
セルフホスト運用時のリスク
n8nはオープンソースでセルフホスト可能ですが、その分サーバー管理やセキュリティ対策を自分で行う必要があります。Dockerやクラウド環境の構築に慣れていない場合、導入ハードルが高くなる点はデメリットと言えるでしょう。
他ツールと比較した制約
ZapierやMakeと比べると、対応アプリの数がまだ少ないのが現状です(Zapierは数千種類に対応)。ただし、REST APIを使えば自社システムとも連携可能で、この点は工夫次第でカバーできます。また、日本語の公式ドキュメントやサポート情報はまだ限定的なため、情報収集に英語の資料が必要になるケースもあります。
n8nのよくある質問(FAQ)
ここではn8nのよくある質問をいくつか紹介します。導入を検討している方や、他ツールとの比較をしたい方はぜひ参考にしてください。
なお、生成AI時代におけるオンプレミスについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

n8nでワークフローを自動化しよう
n8nはオープンソースのローコードツールで、ワークフローを作成できます。具体的には、既存のサービス同士を繋げることで、業務の効率化を図ることが可能になるのです。
そうすることで、業務の一部を完全に自動化することもできます。また、本ツールはブラウザ上で動作するようになっています。
例えば、Gmailの新着メールをわざわざ全部読むのが面倒くさい場合、n8nを用いることで、自動でメール文をGPTに要約させることができ、瞬時に概略をつかむことができます!
n8nを活用すれば、業務の自動化が驚くほど簡単に。Slack通知やデータ連携、生成AIとの統合もコード不要で実現できます。
ただしn8nは、「自由度とコストの安さ」が強みである一方、習得・運用の難易度や対応アプリ数の面などデメリットも存在します。導入を検討する際は、自社のリソースや利用環境を踏まえて選択することが重要です。
効率化の可能性を探り、自社の業務にどう活かせるか、ぜひご検討ください。

最後に
いかがだったでしょうか?
n8nを活用すれば、業務の自動化が驚くほど簡単に。Slack通知やデータ連携、生成AIとの統合もコード不要で実現できます。効率化の可能性を探り、自社の業務にどう活かせるか、ぜひご検討ください。
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