AI受託開発とは?おすすめ会社10選や費用相場・導入の流れを徹底解説

AI受託開発 とは おすすめ 会社 10選 費用 相場 導入 流れ 徹底 解説
押さえておきたいポイント
  • AI受託開発は、自社の課題に合わせて独自のAIシステムを専門企業に開発してもらう手法
  • プロに外注することで、エンジニア採用の手間をかけずに最短ルートでAIシステムを導入可能
  • 開発失敗を防ぐには、事前のデータ準備とスモールスタート(PoC)が非常に重要

AIを活用して業務を効率化したいものの、「自社にノウハウがない」「何から始めればいいかわからない」と悩む企業担当者は少なくありません。実際、帝国データバンクが2026年3月に1万312社を対象に実施した調査でも、AI導入の課題として2位に「専門人材やノウハウ不足」(41.3%)が挙げられており、多くの企業がスキル不足の壁に直面していることが分かっています※1。

そうした際に頼りになるのがAI受託開発です。

とはいえ、「導入支援と何が違うの?」「費用はどれくらいかかるの?」といった疑問もあるでしょう。この記事では、AI受託開発の仕組みやおすすめの企業10選、具体的な開発のステップについて詳しく解説します。最後まで読めば、自社に適した開発パートナーを見つけるためのヒントが掴めます。ぜひご覧ください。

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目次

AI受託開発とは

AI受託開発とは

AI受託開発とは、企業が抱える課題を解決するために、外部の専門企業にAIシステムの企画・開発を委託することです。自社にAIエンジニアがいなくても、プロの知見を活用して高度なシステムを短期間で構築できます。ここでは、導入支援との違いや、AIの種類の違いについて整理しておきましょう。

AI受託開発とAI導入支援の違い

AI受託開発とAI導入支援は、「システムを一から作るか、既存のツールを活用するか」という点に大きな違いがあります。受託開発は、自社専用のオリジナルAIシステムをゼロから構築・カスタマイズする手法です。

一方、AI導入支援は、すでに世の中にあるSaaSやAIツール(ChatGPTの法人プランなど)を社内に定着させるためのサポートを指します。独自の要件を満たしたい場合は受託開発、手軽に既存ツールを使いたい場合は導入支援を選ぶのが一般的です。

AI(機械学習)と生成AIについて

受託開発を依頼する前に、「従来の特化型AI(機械学習モデル)」と「生成AI」の違いを理解しておくことが大切です。従来の特化型AIは、過去の膨大なデータを分析して「売上予測」や「不良品の検知」などを行うのが得意です。

対して生成AIは、テキストや画像、コードなどの「新しいコンテンツを生み出す」ことに特化しています。社内マニュアルを参照して回答するチャットボットや、提案書の自動作成などは生成AIの領域です。自社の課題がどちらで解決できるかを明確にしておきましょう。

AI受託開発会社おすすめ10選

AI受託開発に対応している実績豊富な企業を10社ピックアップしました。各社の得意領域や特徴を比較して、自社に最適なパートナー選びの参考にしてください。

株式会社WEEL

WEELトップ画面

株式会社WEELは、生成AIの受託開発に特化した専門企業です。LLM(大規模言語モデル)やRAGの技術を用いた社内向けAIエージェントの開発において、圧倒的なスピードと実績を誇るのが最大の特徴と言えます。

なお、WEELは最新の生成AIを活用した業務効率化に最大限注力しているため、従来の数値予測や画像認識といった機械学習分野の開発には対応していません。その分、複雑な社内ルールを読み解いて正確に回答するRAG環境の構築や、自律的にタスクを処理するAIエージェントの開発においては豊富なノウハウを持っています。

生成AIの力でバックオフィス業務の劇的な効率化を求める企業に対し、最適な解決策を提案します。

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弊社WEELについては下記の記事もご覧ください

株式会社エクサウィザーズ

エクサウィザーズトップ画面
参考:http://exawizards.com/

株式会社エクサウィザーズは、法人や自治体向けの「exaBase 生成AI」をはじめ、幅広い業界のDXを推進する企業です。国内リージョンで安全にデータ処理が可能なモデルや、複数工程のタスクを整理・計画して自律的に実行できる最新モデルを業務フローに組み込む開発に強みを持ちます。高いセキュリティと自律性の向上により、複雑な課題解決を包括的に支援します。

株式会社PKSHA Technology

PKSHA Technologyトップ画面
参考:https://www.pkshatech.com/

株式会社PKSHA Technologyは、顧客の課題に応じた「共創」提案でカスタマイズ型のAI開発を行う企業です。自然言語処理や音声・画像認識など、独自開発の最先端アルゴリズムと生成AIの技術を柔軟に組み合わせ、企業の持つ熟練者のノウハウを形式知化・共有するソリューションを得意とします。AI SaaSと連携した柔軟な開発力を持ち、課題定義から業務プロセス統合まで一貫した支援を提供します。

株式会社Laboro.AI

Laboro.AIトップ画面
参考:https://laboro.ai/

株式会社Laboro.AIは、企業のビジネスモデルに寄り添う「カスタムAI」の開発を強みとする企業です。単なる受託開発にとどまらず、ビジョンや戦略策定などの技術アドバイザリーから伴走し、オーダーメイドでAIを設計・実装します。ユーザーの指示から自律的にタスクを計画・実行する最新の「AIエージェント」の開発や、高度な画像処理技術まで幅広く対応し、ビジネスの新規創出や抜本的な課題解決を導きます。

株式会社ABEJA

ABEJAトップ画面
参考:https://www.abejainc.com/

株式会社ABEJAは「ABEJA Platform」を基盤に、企業の基幹業務へAIをシームレスに導入・運用するフルマネージドサービスを提供しています。独自の「ABEJA LLM Series」を用いたモデル構築からシステム開発までを一気通貫で支援するだけでなく、開発後の運用・保守のプロセスも担う点が特徴です。戦略策定から人とAIの協調による業務プロセスの継続的な最適化まで、確実なDXを実現します。

株式会社AVILEN

AVILENトップ画面
参考:https://avilen.jp/

株式会社AVILENは、「データ利活用できる組織構築」と「高精度なAI技術の開発・導入」の両輪でビジネス変革を支援する企業です。最短2ヶ月で導入可能な独自のAIエンジンを用いた受託開発に加え、技術実装の専門家が伴走するアドバイザリーや、社内のAI人材育成・生成AI研修サービスも豊富に展開しています。AI戦略の策定から内製化に向けた組織開発まで、真の一気通貫モデルで企業のDXを推進します。

AI inside 株式会社

AI insideトップ画面
参考:https://inside.ai/

AI inside株式会社は、高精度なAI-OCRサービス「DX Suite」を筆頭に、文字認識や画像認識技術に高い専門性を持つ企業です。手書き文字や非定型文書、図面などを高精度にデジタルデータ化し、バックオフィスの業務効率化に大きく貢献します。また、オンプレミス環境で安全にAIを運用できる「AI inside Cube」により、金融や医療など高い機密性が求められる業界向けの開発にも強みを発揮します。

株式会社マクニカ

マクニカトップ画面
参考:https://www.macnica.co.jp/

株式会社マクニカは、半導体やネットワーク機器の専門商社としての知見を活かしたAIソリューションの提供と受託開発を行っている企業です。特に、製造業などに向けた、ハードウェアとAIを組み合わせたエッジコンピューティングの開発や、データの収集・分析を行うクラウド環境の構築に強みがあります。ビジネス・インテリジェンス(BI)とAIを連動させ、企業のデータ活用と迅速な意思決定を技術面から強力にサポートします。

シリコンスタジオ株式会社

シリコンスタジオトップ画面
参考:https://www.siliconstudio.co.jp/

シリコンスタジオ株式会社は、高度な3DCG技術やゲームエンジン(Unreal EngineやUnity等)を活用したAIソリューションを強みとする企業です。現実では再現困難な環境を仮想空間上に構築し、AIの学習や検証を行う「Sim2Real」シミュレーション基盤の開発を得意としています。製造、土木・建築、モビリティ業界のデジタルツイン構築やフィジカルAIの開発を、卓越したグラフィックス技術で支援します。

ARアドバンストテクノロジ株式会社

ARアドバンストテクノロジトップ画面
参考:https://ari-jp.com/

ARアドバンストテクノロジ株式会社は、データ・AI活用支援サービス「dataris」を展開し、企業のビジネス革新をサポートする企業です。AIや数理最適化などの最新テクノロジーと、クラウドデータ基盤の構築ノウハウを融合した受託開発を得意としています。事業戦略に基づくAI活用の構想コンサルティングから、データの収集・分析、BIによる可視化、実際のシステム運用までトータルで支援します。

AI受託開発会社が行えること

AI受託開発会社は、企業の多様な課題に対して最適なAIソリューションを提案・構築します。ここでは、具体的にどのような開発が可能なのかを解説します。

自律型AIエージェントの開発

自律型AIエージェントの開発は、企業の生産性を飛躍的に高める強力なソリューションです。例えば、社内のITヘルプデスクや総務への問い合わせ対応、定型的な書類作成、競合調査などのリサーチ業務を、人間に代わってAIが自律的に遂行するシステムを構築できます。

単一のAIモデルだけでなく、複数の高度なモデルを柔軟に連携させることが可能です。これにより、これまで人手を要していた複雑で多岐にわたる業務フローを丸ごと自動化できます。バックオフィス部門の人的コストや作業時間を大幅に削減し、従業員がより創造的で付加価値の高いコア業務に集中できる環境を整えられるでしょう。

自律型AIエージェントについて基本的なことからより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

RAG(検索拡張生成)の構築

RAGは、AIに独自のデータなどを読み込ませて、自社専用の頼れるAIにする仕組みです。社内マニュアル、過去の営業資料、就業規則などの機密データをAIに連携させることで、専門的かつ事実に基づいた正確な回答を生成させることが可能です。

特にビジネスにおいては情報の正確性が重要ですが、RAGを導入することでAI特有の「ハルシネーション(もっともらしい嘘)」を大幅に抑制し、実務で信頼できるAIアシスタントを実現します。また、情報漏洩を防ぐために強固なセキュリティ対策を施した閉域網などの安全な環境で構築するため、企業の大切なデータが外部に流出する心配もありません。

RAGがどのように活用されているかの事例を知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

機械学習による予測・分析モデル開発

機械学習による予測・分析モデル開発は、企業に蓄積されたビッグデータを価値ある情報へと変換し、データに基づく経営判断を強力に後押しするサービスです。例えば、過去の売上推移や顧客の購買履歴といったデータをAIに学習させることで、精度の高い将来の需要予測モデルを構築できます。これにより、店舗ごとの最適な在庫管理が可能になり、廃棄ロスや機会損失の削減に貢献するでしょう。

さらに、製造業の工場ラインにおける画像認識を用いた高精度な不良品検知や、設備の故障を未然に防ぐ予知保全システムなど、多様な業界の課題に対して最適なアルゴリズムを開発し、業務プロセスの抜本的な改善とコスト削減が実現できます。

受託開発会社に外注するメリット

自社でシステムを構築せずプロの開発会社に外注することには、企業にとって多くの恩恵があります。最大の利点は、自社に専門のエンジニアがいない状態でも高度なAIシステムを導入できる点です。優秀なAIエンジニアの採用や育成は難易度が高く多大なコストがかかりますが、外注を活用すればその手間を省き、最短ルートでプロジェクトを前進できます。

また、専門企業が持つ最新のAIトレンドやセキュリティ対策に関する知見を活用できるのも大きな魅力です。さらに、企画から要件定義、開発までの工程をプロに任せることで、自社は本来のコア業務に集中できるようになります。

AI受託開発サービスの費用相場

スクロールできます
開発の規模感費用の目安想定期間具体的な開発イメージ
スモールスタート(小規模)・概念実証(PoC)約150万〜300万円約1〜3ヶ月・シンプルな対話型AIの導入・社内FAQやRAG(検索拡張生成)のプロトタイプ構築・特定データ抽出機能の実現性テスト
ミドルクラス(中規模)約300万〜900万円約1.5〜4ヶ月・部門レベルの定型業務自動化(メールや表計算ツールの連携など)・カスタマーサポートの一次対応AI・社内文書に特化したAI検索システム
エンタープライズ(大規模)約800万〜2,000万円約4ヶ月〜1年以上・自律型AIエージェントの本格開発(外部向けサービス化を含む)・管理ダッシュボードを統合したAI業務アプリケーションの構築・部門を横断する全社共通のAIインフラ整備
超大型プロジェクト数千万〜数億円規模約半年〜1年以上・自社専用の独自LLM(大規模言語モデル)のスクラッチ開発・大規模かつ総合的なAIプラットフォームのシステム構築
開発の規模感や費用などの目安

AI受託開発にかかる費用は、システムの要件やデータの状態によって大きく変動します。開発規模別で見ると、シンプルなスモールスタートで約150万〜300万円、部門レベルの中規模開発で約300万〜900万円、全社的な大規模開発で約800万〜2,000万円、独自LLM開発などの超大型案件では数千万〜数億円規模に達します。

開発期間についても、スモールスタートやPoCの場合は最短約1ヶ月であるのに対し、超大型プロジェクトになると最大1年以上を要する場合も少なくありません。

システムの内容次第で費用や開発期間は変わるため、まずは複数社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。

AI受託開発の流れ

実際にAI受託開発を依頼した場合、プロジェクトはどのように進んでいくのでしょうか。ここでは、基本的な導入の流れを5つのステップで解説します。

STEP

ヒアリングと要件定義

AI受託開発の最初のステップは、企業の抱える課題や達成したい目的を深く理解するためのヒアリングです。その上で、現状の業務フローやシステム環境、AI導入によって期待する効果(コスト削減、売上向上、業務効率化など)を詳細に確認します。解決すべき課題を明確化し、どのようなAI技術やモデルが必要になるか、どのようなデータを利用するかといった要件定義を行います。

また、この段階でプロジェクトのスコープや開発スケジュール、必要な予算感、成功基準(KPI)をしっかりとすり合わせ、関係者間で開発に向けた共通認識を形成することが重要です。

STEP

データの準備と加工

AIの予測精度や性能は学習データの質と量に大きく依存するため、データの準備と加工は非常に大切な工程です。まず、要件定義に基づき、社内データベースや外部APIなどから必要なデータを収集します。しかし、集めた生データには欠損値やノイズが含まれていることが多いため、そのままでは学習に使えません。

そこで、データクレンジング(異常値の除去や欠損の補完)を行い、AIがパターンを認識しやすい形にデータを変換・加工します。さらに、個人情報の匿名化など、セキュリティ面やプライバシーにも配慮しながら高品質なデータセットを構築します。

STEP

PoC(概念実証)の実施

本格的な開発へと進む前に、小規模なモデルを構築してAIの実現可能性を検証するPoC(概念実証)を実施します。準備したデータセットの一部を用いてプロトタイプとなるAIモデルを学習させ、要件定義で設定した精度やパフォーマンスの目標を達成できるかテストします。

期待通りの結果が出ない場合は、データの追加や加工手法の見直し、アルゴリズムの変更などを実施し、検証を重ねるのが一般的な流れです。PoCを通じて「技術的に実現可能か」「ビジネス的な投資対効果が見込めるか」を事前にしっかりと評価することで、大規模な本番開発における失敗リスクや無駄なコストを大幅に抑えられます。

STEP

本開発とテスト

PoCでAIモデルの有効性と実現可能性が確認できたら、いよいよ実際の業務環境に組み込むための本開発へと移行します。この段階では、AIモデルの精度をより高めるためのチューニングを行うと同時に、既存のシステムやアプリケーションと連携させるためのAPI開発、ユーザーインターフェース(UI)の構築も並行して進めます。

開発完了後に実施するのは、単体テストや結合テストを通じ、システム全体がバグなく正常に動作するかの徹底的な検証です。さらに、実際のユーザーに利用してもらう受入テスト(UAT)を実施することで、運用上の課題がないか、業務フローへスムーズに組み込めるかを最終確認します。

STEP

導入・運用保守

各種システムテストが完了したら、実際の業務環境へAIシステムを導入し、運用を開始します。しかし、AI開発は導入して終わりではありません。時間の経過とともに外部環境や入力データの傾向が変化すると、AIの予測精度が徐々に低下する「コンセプトドリフト」という現象が起こります。

そのため、稼働状況や精度を継続的にモニタリングし、必要に応じて新たなデータを用いた再学習やモデルのアップデートを行う運用保守が不可欠です。トラブル発生時の迅速な対応や、ユーザーからのフィードバックを反映した機能改善を定期的に続け、AIがもたらすビジネス上の価値を持続させ、最大化を図ります。

AI受託開発会社・サービスの選び方

数ある開発会社の中から、自社に最適なパートナーを見つけるためにはいくつかの基準があります。以下のポイントを押さえて選定を進めましょう。

自社の業界・課題に関する開発実績があるか

AI受託開発を依頼する際は、自社の属する業界や直面している課題に対する開発実績が豊富かどうか必ず確認しましょう。AIの開発には、業界特有の専門用語やビジネスルール、データの取り扱いに関する深い理解が不可欠となります。同業他社での成功事例を持つ開発会社であれば、業界特有の課題やボトルネックをあらかじめ把握しているため、要件定義からシステム設計までが非常にスムーズに進行します。

また、類似プロジェクトでの知見を活かしたプラスアルファの提案も期待できるため、開発の失敗リスクを大幅に抑え、実用性の高いシステムをより短期間で構築できるでしょう。

コミュニケーション能力と提案力は高いか

AI開発の成功には、開発会社の「技術力」だけでなく、担当者の「コミュニケーション能力と提案力」も極めて重要な鍵を握ります。AIプロジェクトでは、高度で専門的な技術用語が飛び交いますが、それを非エンジニアの担当者にも分かりやすく噛み砕いて説明できるスキルが求められます。

自社のビジネスモデルや真の課題を深く理解し、単に言われた通りのシステムを作るのではなく、「どのようなAIを導入すれば最大の投資対効果が得られるか」をプロの目線から積極的に提案してくれるパートナーを選びましょう。双方向の密なコミュニケーションが取れる会社であれば、開発中の認識ズレも防げます。

運用後のサポート体制は整っているか

AIシステムは、「一度開発して納品されれば終わり」という性質のものではありません。導入直後は高い精度を誇っていても、時間の経過とともに外部環境や顧客ニーズ、入力データの傾向が変化することで、AIの予測精度が徐々に低下していくリスクが伴います

そのため、導入後も稼働状況を継続的にモニタリングし、定期的な再学習やモデルのチューニングを行ってくれる運用保守体制が整っているかを必ず確認してください。万が一のトラブル発生時における迅速な復旧サポートや、現場からのフィードバックを反映した機能改善まで伴走してくれる会社を選ぶことが、長期的な成果に繋がります。

AI受託開発を成功させるためのポイント

費用をかけてAIを開発しても、現場の実業務で活用されなければ意味がありません。AI受託開発を成功に導くためには、まず「何のためにAIを導入するのか」という目的を明確化し、社内で共通認識を持つことが不可欠です。

また、AIの精度はデータの質に大きく左右されるため、事前に高品質なデータを整理しておく準備も欠かせません。さらに、いきなり本開発に着手するのではなく、必ず小規模なPoC(概念実証)を実施して効果を検証し、軌道修正を図りましょう。

そして何より、AIに過度な期待を抱かず、「人間とAIがどう役割分担するか」という視点で業務フロー全体を見直すことが、導入成功の最大の秘訣となります。

よくある質問

ここでは、AI受託開発に関して担当者の方からよく寄せられる疑問についてお答えします

受託開発とSES(客先常駐)の違いは何ですか?

契約形態と責任の所在が異なります。受託開発(請負契約)は「完成したシステムを納品すること」に責任を持ちますが、SESは「技術者の労働力を提供すること」を目的としており、完成義務を負わない点が大きな違いです。

AI受託開発の提案(営業)を受ける際、何を確認すべきですか?

過去の実績や得意とするAIの領域(生成AIか機械学習か)を必ず確認してください。また、PoC(概念実証)のフェーズを設けているか、データの取り扱いに関するセキュリティポリシーが明確かも重要なチェックポイントになります。

自社にデータがなくても受託開発は依頼できますか?

はい、依頼できるケースがあります。既存の生成AIモデルとのAPI連携やプロンプト開発のみで解決できる簡易的なシステムであれば、膨大な学習データなしでも構築可能です。ただし、自社特有のルールに回答させる場合は、マニュアルなどのテキストデータを用意する必要があります。

受託開発を依頼する際、すべてお任せ(丸投げ)しても大丈夫ですか?

丸投げはプロジェクト失敗の大きな原因となるため絶対に避けてください。AIに何をさせたいのかという「目的の共有」や、テスト運用での「現場からのフィードバック」など、発注側と開発側が密に連携してプロジェクトを進めることが必須です。

AI受託開発で自社のビジネスを加速させよう

自社の課題に合わせた独自のシステムを構築することで、人的コストの削減や生産性の飛躍的な向上が期待できます。AI技術は日々進化しており、今後は複数のAIが自律的に連携して業務を遂行する「AIエージェント」の開発がさらに加速していくでしょう。いち早くAI開発に着手し、社内にノウハウを蓄積することが企業の競争力に直結します。

本記事で解説した開発の流れや費用の目安、おすすめの企業を参考に、まずは気になる複数社へ相談し、見積もりを比較してみてください。自社に最適なパートナーを見つけ、AIの力を最大限に活用することで、ビジネスのさらなる飛躍と競争優位性を確立しましょう。

WEELが“失敗しないAI導入”を伴走します。

最後に

いかがだったでしょうか?

AI受託開発は、自社課題に合わせたシステム構築で業務効率化や競争力強化を実現できます。PoCから本開発まで段階的に進めることで、失敗リスクを抑えながら生成AI活用を加速できます。

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監修者田村 洋樹

株式会社WEELの代表取締役として、AI導入支援や生成AIを活用した業務改革を中心に、アドバイザリー・プロジェクトマネジメント・講演活動など多面的な立場で企業を支援している。

これまでに累計25社以上のAIアドバイザリーを担当し、企業向けセミナーや大学講義を通じて、のべ10,000人を超える受講者に対して実践的な知見を提供。上場企業や国立大学などでの登壇実績も多く、日本HP主催「HP Future Ready AI Conference 2024」や、インテル主催「Intel Connection Japan 2024」など、業界を代表するカンファレンスにも登壇している。

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