【ChatGPT業務活用事例】使い方から忖度ない所感までまとめてみた
今回は、過去にキュレーションした活用事例を実際に試します!
手順だけではなく、忖度ない所感も書いているので、ぜひ最後までご覧ください!
【日程調整】カレンダーの空き時間の整理から日程調整メール作成までできる!?
この投稿によれば、ChatGPTを使って、日程提案が簡単にできるらしい!
本当にできるのか気になったので、実際に試してみた。
紹介されている方法だけじゃなくて、応用するためのプロンプトも紹介していきます!
準備するもの
- ChatGPT
- Google Calendarなどのカレンダーアプリ
所感
ChatGPTは情報整理が得意なので、「日程調整しておいて」というタスクが突然来た時には便利かも。
明らかに、自分で整理するより速い!
ただし、プライバシーの問題には注意。
ChatGPTに入力したら、学習データにされる可能性もあるので!
手順
1. Google Calendarのスケジュールから空き情報を取得
まずは、空き情報をリストで取得したいので、Google Calendarのスケジュールをクリック。
次に、必要なカレンダー情報をドラッグしてコピーします。
2. ChatGPTにプロンプトを入力
ChatGPTに以下のようなプロンプトを貼り付けて実行します。
以下の情報は、来週の業務時間の情報です。
空いている時間を箇条書きでまとめてください。
{1.でコピーした日程情報}
すると、ChatGPTがあなたの空き時間を箇条書きにしてくれます。
3. 複数のメンバーとの共通の空き時間の調整
さらに、複数のメンバーとの共通の空き時間を調整することも可能です。
メンバーのカレンダーの空き情報をChatGPTに出力させます。
二人の空き情報をもとに、次のようなプロンプトを入力します。
以下はAさんの空いている時間です。
{Aさんの日程}
以下はBさんの空いている時間です。
{Bさんの日程}
二人の共通の空いている時間を教えて下さい。
ちなみに、{Aさんの日程}、{Bさんの日程}は、以下のように解答情報を取得して貼り付けるとよいです。
それに対するChatGPTの出力結果はこちら。
4. 日程調整のメールを作成
ChatGPTに「この情報をもとに、日程調整のメールを書いてください。」と指示すれば、下記のように日程調整のメール文章を自動的に作成します。
突然やってくる日程調整が苦手な方はぜひ使ってみてください!
【AI Agentsプラグイン】リサーチからパワポ資料の構成まで自動化できる!?
以下のツイートに、「ChatGPT自身がタスクを実行してくれる」方法が書かれてました!
ChatGPTが、プロセスを分解して、順番にやってくれるとのこと。
本当なのか?と思って試してみたので、いろいろまとめます。
準備するもの
今回は、ツイートに倣い、リサーチ業務をChatGPTにやってもらいます。
そのため、まずは、以下2つのプラグインを準備。
- AI Agent:タスク分解のため
- WebPilot:インターネット情報を取得するため
所感
具体的な手順の前に、実際にやってみた所感を書いておきます。
- 日本語で使うのはちょっとむずかしいかも。
トークンオーバーし易いから、処理の途中で止まっちゃう。
途中からスタートすると出力結果が期待値と違う。出力が遅い。
- 途中で、WebPilot(リサーチ)が動かないことも。
プラグインの問題なのか、そのステップに対して不適切だったのか。
何度か試してもだめな時があって、めっちゃスムーズというわけではない。
- リサーチ業務以外や、業務難易度次第でうまくいくのかは、やってみないと分からない。
期待しすぎないが吉。
うまく行かなくても仕方ない。
「ChatGPTを使って成果物を作る」ことが目的にならないように気をつけよう。
手順
プラグインのインストール
まずは、AI AgentsとWeb Plotの2つをインストール。
チェックを入れて、使えるように。
プロンプトの入力
以下は、入力するプロンプト例です。
Main AI Agent objective:{目標を英語で入力}
今回は、「VRの市場調査を完了させる」ために以下のプロンプトを入力しました。
Main AI Agent objective:
to carry out a complete market study of virtual reality (current and future).
目標を入力すると、AI Agentはその目標を達成するためのステップを自動的に生成します。
出力結果の確認
出力を日本語にしたのが以下。
今回のステップは、市場調査からプレゼン資料の作成まで。
以下は、バーチャルリアリティの完全な市場調査(現在と将来)を実施するための計画である:
**ステップ1:現在のバーチャルリアリティ市場の動向と統計を調査する**。
- バーチャルリアリティ市場の現状を調査することから始めます。
- 市場調査レポート、業界紙、評判の良いニュースサイトなど、信頼できる情報源を探しましょう。
- 市場規模、成長率、主要プレーヤー、新たなトレンドに関する情報を収集する。
- ヴァーチャル・リアリティ業界における注目すべき開発、提携、投資に留意する。
**ステップ2:ターゲット層と潜在的な市場セグメントを特定する。
- バーチャルリアリティ製品やサービスのターゲット層を決定します。
- 年齢、性別、職業、興味など様々な属性を考慮する。
- 具体的なニーズや嗜好に基づいて、ターゲットオーディエンスの中から潜在的な市場セグメントを特定する。
- バーチャルリアリティ業界のニッチ市場や未開拓の機会を探します。
**ステップ3:競合状況を分析する**。
(略)
**ステップ8:市場調査報告書のプレゼンテーション
- 市場調査の結果を紹介するために、視覚的に魅力的で魅力的なプレゼンテーションを作成します。
- 重要なポイントをサポートするために、関連する図表やビジュアルを盛り込みます。
- 市場動向、機会、課題を明確に説明する。
- 調査結果に基づき、実行可能な提案を行う。
- 関係者、顧客、または関連する意思決定者にプレゼンテーションを行う。
調査プロセスで使用したすべての情報源を文書化し、最終報告書に適切に引用することを忘れない。
ステップ1から始めましょう。
信頼できる情報源を探し、バーチャルリアリティ市場の現状に関する情報を集めるお手伝いをします。
それをお進めしましょうか?
実際のキャプチャはこちら。
ゴールに向けてステップを実行させる
ステップ1を実行してもらいたいので、「Please Continue」と入力する。
リサーチのために、WebPilot プラグインが動き、ネットの最新情報へアクセスしてくれる。
以降のステップも実行してもらうため、「Please respond to step◯」と英語で入力して、最後までやってみました。
ところどころ、何故かWebPilotが動いてくれなくて、2021年9月までの情報で……と言われてしまうので注意が必要かも。
繰り返した結果、プレゼン資料作成(最終ステップ)まで来ました!
資料作成の段階ですが、ChatGPTで資料自体は作れないので、構成を出力してもらいました!
出力された構成を日本語訳したものはこちらです。
スライド1:はじめに
- プレゼンテーションの簡単な概要
- VR市場調査の重要性
スライド2:現在の市場動向
- 市場規模と期待される成長
- 主要プレーヤーとその貢献
スライド3:ターゲットオーディエンスと市場セグメント
- ターゲットオーディエンスの概要
- 年齢、性別、職業、興味に基づく潜在的な市場セグメント
スライド4:競合環境**について
- VR市場における主要企業
- 市場シェアと競争優位性
スライド5:現在のテクノロジーと新たなテクノロジー
- 現在のVR技術の概要
- VRの新たなトレンドとイノベーション
スライド6:アプリケーションとユースケース**」(英語
- VRが活用されている様々な分野
- 各分野における具体的なユースケース
スライド7:導入に向けた課題と障壁**」(英語
- VR導入における主な課題
- 克服すべき障壁
スライド8 推奨事項
- ユーザー体験向上のための提言
- 質の高いコンテンツ開発の重要性
- コスト問題や技術的制約に対処するための戦略
- 社会的受容を促進し、スペース要件を考慮する方法
スライド9:結論
- 要点のまとめ
- VR市場の将来性
スライド10:質疑応答
- 質疑応答の時間
実際のキャプチャは以下です。
以上で手順に関しては終わりです。
引き続き、実際に試してわかったtipsを2つお伝えしておきます!
tips1 :日本語のプロンプトも試してみた!
英語ではなく日本語で全部やってくれたらいいのに、と思ったのでトライしてみたのですが……
トークンオーバーして途中で止まっちゃいました。
しかも、再開させたくて「Continue generating」をクリックしたらWebPilotが動き始めちゃうという……。
入力に関しては、英語の方が良さそうですね。
tips2:ステップは修正できる
これは嬉しめのtips!
分解されたプロセスを見て、不要なものがあったら以下のようにしてChatGPTに伝えましょう。
Tipsに関しては以上!
このように、便利ではありますが、多少なりとも大変なこともあるということはぜひ知っていてくださいね!
期待しすぎて、うまくいかず「ChatGPT使いづらい……」ってなるのはもったいないので!
最後に
いかがだったでしょうか?
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