調べ物が劇的に変わる!?NotebookLMの驚異的な裏技8選
調べ物をする際に、ネットで検索した記事を読んだり、書籍や論文などを参考にすることがあると思いますが、必要な情報に辿り着くまでに時間がかかったり、文章が難しくて読みづらいといったことはないでしょうか?
実は、NotebookLMというAI情報整理ツールを活用すれば、情報元を読み込ませることで簡単に要約できるだけではなく、欲しい情報を抽出することができます。
今回は、便利なNotebookLMの概要やNotebookLMをさらに使いこなすための裏技8選をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
「NotebookLM」の概要
NotebookLMとは、Googleが開発したAI情報整理ツールです。※1
これは、従来のノートアプリとは違いGoogleが開発した大規模言語モデル(LLM)である「Gemini 1.5 Pro」が搭載されており、さまざまな形式の文章のアップロードや解析・要約・質疑応答、メモの作成と共有などが行える機能を備えています。
また、テキストデータだけではなく画像データの認識機能も搭載されているため、アップロードした資料内の画像やイラスト、グラフなどといった図解なども理解し、分析・要約することが可能です。これにより、幅広い資料を管理できるため、勉強する時やビジネスシーンなどで活躍するAIツールとして注目を集めています。
「NotebookLM」の裏技8選!
そんな便利なNotebookLMですが、解析・要約・質疑応答などの機能はどのようにして活用することができるのでしょうか。次に、NotebookLMを使った裏技8選をご紹介します。
裏技1.SEO記事の案出し&カニバリ対策
NotebookLMを活用すれば、SEO記事の案出しとカニバリ対策を効率的に行うことが可能です。
まず、自社メディアの全記事タイトルをスクレイピングし、それをPDFにまとめます。次に、記事案をまとめた別のPDFも用意し、これら両方をNotebookLMにアップロードします。
最後に、NotebookLMに未出のトピックを検索させることで、自社メディアで公開している記事との重複を避けた新しい記事のアイデアを簡単に見つけることが可能です。
このように、NotebookLMを活用すれば、SEO記事の案出しとカニバリ対策を簡単に行うことができます。
裏技2.スプレッドシートとの連携
書籍や記事など、文章に関するタスクに特化したイメージのあるNotebookLMですが、実はスプレッドシートと連携することができます。
新しいノートブックを作成する際、初めに上記のようなアップロード元を選択する画面が表示されます。基本的には、利用したいスプレッドシートを「ドライブ」に保存している場合が多いと思うので、アップロード元にドライブを選択するのが普通だと思いますが、ドライブを選択してしまうとスプレッドシートがリストに表示されず選択できません。
そのため、スプレッドシートをアップロードしたい場合は、「WebページのURL」を選択し、該当のスプレッドシートのURLを直接入力することで、アップロードすることができます。
裏技3.議事録の作成
NotebookLMとWhisperを活用すれば、議事録も簡単に作成することが可能です。
作成方法もとっても簡単で、まずは会議の音声データをWhisperで文字起こしし、NotebookLMにWhisperで文字起こししたデータをアップロードします。
その後、NotebookLMの「Briefing Doc」機能を活用して、アップロードしたデータから要約を自動的に生成することができるので、会議内容を効率的に把握できるだけでなく、重要なポイントを簡潔にまとめることができます。
このように、NotebookLMを活用すれば議事録作成の手間を大幅に削減することができるので、よりクリエイティブな業務に時間を使うことができるようになるでしょう。
裏技4.試験対策
NotebookLMにはStudy Guideというツールが搭載されています。Study Guideを簡単に説明すると試験対策に使える用語集や問題集を生成する機能のことです。
例えば、教科書や授業で使った資料、関係する論文などをNotebookLMにアップロードし、Study Guideを利用することで、試験問題に出題されそうな重要な単語や用語集だけではなく、試験問題のサンプルと回答を瞬時に生成するとこができます。
このように、NotebookLMがアップロードした資料の範囲内で重要なポイントを出力してくれるので、試験勉強を効率的に進めることができるのはもちろん、教員がテストを作成する時にも使える便利なツールと言えるでしょう。
裏技5.読書効率化
NotebookLMを活用すれば読書を効率化できるため、本をちゃんと読みたいけどあまり時間が取れない方や、そもそもあまり本は好きではないけど内容だけ知りたいという方などにおすすめです。
例えば、PDF版の電子書籍を購入しNotebookLMへアップロードすることで、本の内容の要約とその解説を行うことができます。また、WEB上の書籍や記事などのURLを入力すると、ページ全体の要約を行うこともできます。
NotebookLMは最大500,000語のテキストを読み込ませることができ、大抵の本や資料を読み込むことが可能なので、効率的に本を読みたい方はぜひ利用してみてください。
裏技6.記事執筆
NotebookLMには、文章生成機能も搭載されているため、記事執筆をする際も非常に役にたちます。
例えば、ChatGPTを紹介する記事を執筆しようする際に、「ChatGPTとは」とういうChatGPTの概要を解説する必要があるとします。
本来であれば、公式サイトやさまざまな記事から情報を得て、自分の中で理解した上で文章化するのが一般的ですが、NotebookLMを活用すれば、ChatGPTに関する情報をアップロードするだけで、簡単に文章化することが可能です。
また、情報元を自分で指定できるため、他の生成AIにはできない最新情報を交えた執筆が可能なので、幅広いメディアで利用可能でしょう。
しかし、ハルシネーションなどを起こす可能性を考えると、クライアントワークで利用するのは危険なため、自社メディアでの記事執筆の際に利用することをおすすめします。
裏技7.記事のファクトチェック
自分で執筆した記事や外部ライターから納品された記事のファクトチェックを行う際にもNotebookLMが活躍します。
ファクトチェックをする方法も簡単で、執筆した記事と確認したい内容の一次情報(書籍や政府のPDFなど)を読み込ませたのちにチャットで質問するだけでいいので、参考資料の内容が膨大であってもすぐに必要な情報に辿り着くことができます。
もし、アップロードした資料の中に根拠となる情報がない場合は、「記述はありません」といったメッセージか帰ってくるため、NotebookLMを活用すれば本来時間のかかるファクトチェックも瞬時に終わらせることができます。
裏技8.政府統計の分析
資料やレポートの作成、記事執筆などを行う際に根拠を示すため統計データを活用することがあります。そうした統計データを記載する際の情報元として、政府が発表している政府統計を活用することが多いでしょう。
しかし、政府統計で発表されている情報量は多く、必要な情報に辿り着くまでに時間がかかってしまうこともしばしばあります。
そんな時にも活躍するのがNotebookLM。政府統計のPDFを読み込ませてチャットで必要な情報を抜き出してもらうように指示すれば、必要な情報にすぐに辿り着くことができます。
上記のように、テレワークの導入が最も進んでいる業種について調べたい際にも、該当する政府統計をアップロードした上でチャットで質問すれば、瞬時に必要な情報を抽出できました。
そのほかにも、政府統計の情報をもとにデータを比較したり、分析することも可能なので、人力では時間がかかっていた大量の統計をまとめた情報の作成も簡単に行うことができます。
政府統計は、著作権対象外なので統計データを活用したい場合は、NotebookLM✖️政府統計の組み合わせで、様々なシーンに対応することができるでしょう。
なお、NotebookLMについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
NotebookLMの使い方をマスターして効率化を図る
これまでご紹介してきた通り、NotebookLMは様々な使い方ができるため幅広い業務で活用することできます。今回は裏技8選を紹介しましたが、まだまだ知られていない活用方法もたくさんあるはずです。そんな可能性を秘めているツールを無料で利用することができるので、とりあえず使ってみることをお勧めします。
しかし、アップロードする情報元が間違った情報を記載している可能性もあり、情報元を適当に選んでしまうと取り返しのつかないことになる可能性もあります。そのため、情報元の選定は慎重に行うようにしましょう。
※1:NotebookLM
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