【Dream Machine】超高性能な動画生成モデルRAY2が登場!機能や使い方について解説

Dream Machine 動画生成モデル RAY2 機能 使い方
この記事のポイント
  • テキストや画像入力から映画のような高品質な動画を生成できる
  • FREEプランおよびLITEプランでは商用利用不可、PLUSプランでは商用利用可能
  • 高性能な動画生成モデル「Ray2」が搭載

WEELメディアリサーチャーのいつきです。

昨今、動画生成AIが目覚ましい進化を遂げていますが、2024年6月に「Dream Machine」という動画生成AIがリリースされたことはご存知でしょうか?

Dream Machineとは、テキストや画像入力によって高品質な動画を生成できるAIで、無料で映画のようなクオリティの動画を生成できると話題です。

今回は、そんなDream Machineの特徴や使い方を詳しく解説していきます。

最後まで目を通すと、Dream Machineの使い方をマスターできるので、動画制作の質や効率が向上するかもしれません。

ぜひ最後までご覧ください!

目次

Dream Machineとは

参考:https://lumalabs.ai/dream-machine

Dream Machineとは、2024年6月にアメリカのAIスタートアップ企業「Luma AI」がリリースした動画生成AIです。テキストプロンプトや画像の入力に対応しており、120フレーム(24fps×5秒)の動画を生成できます。

また、Dream Machineは多くの便利機能を搭載しているので、使いこなえれば映画のような大迫力の動画を生成できるのも魅力です。

画像生成AIにはLuma PhotonとPhoton Flash、動画生成にはRay1とRay2をそれぞれ採用しています。

なお、動画生成AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Ray2について

参考:https://lumalabs.ai/ray

Ray2とは、Dream Machineに搭載されている高性能な動画生成モデルです。テキストプロンプトの理解力が高く、自然かつ一貫した動きを持つ、リアルな動画を生成できます。

Dream Machineには、元々Ray1が搭載されていますが、Ray2はRay1の10倍の計算能力を持つ大規模なマルチモーダルアーキテクチャでトレーニングされているとのこと。

現在、Ray2でテキストから動画の生成は可能ですが、画像から動画・動画から動画・編集機能ではまだ使えません。近日中に公開するとのことなので、期待して待ちましょう。

Dream Machineの機能と特徴

Dream Machineには、ただ単に動画を生成する以外にも、以下のような便利機能が搭載されています。

  • キーフレーム
  • カメラモーション
  • Extend
  • ブレインストーム
  • Modify This

以下にそれぞれの機能と特徴を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

キーフレーム

キーフレーム機能は、開始フレームと終了フレームの2枚の画像をアップロードすると、その間を補完する動画を生成できる機能です。自身で所持している画像をアップロードできるのはもちろん、Dream Machineで生成した画像もアップロードできます。

何もない状態から動画を生成するのに比べ、開始と終了のイメージを指定できるので、ある程度イメージ通りの動画を生成しやすいのが特徴です。

開始と終了のフレームを指定したあとは、テキストプロンプトの入力もできるため、2枚の画像をどのように補完するのか指定できます。

カメラモーション

カメラモーションは、動画内におけるカメラの動きを指定できる機能です。映画のような臨場感のある動画を生成するのに役立ちます。

カメラモーションは、以下5つの動きを選択できます。

機能内容
左にパン / 右にパンシーン上でカメラを水平に移動できる
左に回転 / 右に回転焦点を中心にカメラを回転して3D効果を生み出せる
クレーンアップ / クレーンダウンカメラを垂直方向に移動して高さや奥行きを表現できる
左 / 右 / 上 / 下に移動フレーム内でカメラをさまざまな方向に移動できる
プッシュイン/プルアウトカメラをズームインまたはズームアウトして遠近感を表現できる

使い方は簡単で、プロンプトの冒頭に「カメラ」と入力するだけです。

Extend

Extendは、既存の動画の長さを追加できる機能です。通常、Dream Machineでは5秒までの動画しか生成できませんが、Extend機能を使うことで10秒以上の動画も生成できるようになります。

動画を延長する際は、プロンプトを入力せずに無制限に拡張する方法と、自身で終了フレームを指定する方法の2種類があります。

ブレインストーム

ブレインストームは、動画の生成後に新しいアイデアを提示してもらう機能です。新しい視点を動画に取り入れることで、より洗練されたコンテンツにアップデートできます。

公式の実践動画では、ファッションをテーマにしたコンテンツに、新しいファッションの要素を取り入れています。

Modify This

Modify Thisは、画像や動画を編集する機能です。画像や動画の生成後に利用すると、カラーやエフェクトの調整などができます。

テキストプロンプトで変更後のイメージを入力すると、いくつかの候補が提案されるので、自分のイメージに適したものを選択しましょう。

Dream Machineの使い方

Dream Machineを利用する際、まずは公式サイトにアクセスします。

参考:https://lumalabs.ai/dream-machine

右下の「Try Now」をクリックして、ログインページに進んでください。

参考:https://lumalabs.ai/dream-machine

ログインはGoogleアカウント、もしくはAppleアカウントでできます。

参考:https://lumalabs.ai/dream-machine

ログインを済ませるとウェイトリストに登録されるので、本格的に利用できるようになるまで待ちましょう。

有料プランを契約すると、すぐに使えるようになります。

Dream Machineの料金プラン

プラン名料金機能
FREE無料限定使用
720p解像度
優先度が低い
非商用利用のみ
LITE6.99ドル/月3,200クレジット/月
Ray2 アクセス
1080p 画像、720p 動画
優先度が高い
非商用利用のみ
PLUS20.99ドル/月10,000クレジット/月
Ray2 アクセス
1080p 画像、720p 動画
優先度が高い
商用利用可
透かしなし

Dream Machineでは、3種類の料金プランが用意されており、上位のプランになるほど制限が解除されていきます。動画を生成するだけなら無料プランでもできますが、生成できる動画数が少なく、解像度も低い点に注意してください。

LITEプランになると高性能動画生成モデルのRay2にアクセスできるようになり、PLUSプランだと動画や画像への透かしもなくなります

Dream Machineの商用利用について

Dream Machineの商用利用の可否は、プランによって異なります無料のFREEプランや有料のLITEプランでは商用利用ができず、PLUSプランのみ商用利用が可能です。

PLUSプランなら、画像や動画に透かしマークも入らないので、ビジネス目的でDream Machineを使用するならPLUSプランを契約しましょう。

なお、生成AIを利用するリスクについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Dream Machineを活用してみよう!

Dream Machineは、映画のようなクオリティの動画を生成できる、可能性に満ち溢れた動画生成AIです。2枚の画像を補完して動画を生成したり、カメラの動きを指定したりと、便利な機能が多数搭載されています。

アカウント登録してからウェイトリストで順番を待つ必要がありますが、動画を無料で生成できるのも魅力です。有料のPLUSプランなら商用利用もできるので、まずは無料版で使い勝手を確かめてから有料プランの契約も検討してみてください。

最後に

いかがだったでしょうか?

この機会に動画生成AIの導入して、コンテンツ制作のスピードとクオリティを飛躍的に向上させませんか?Dream Machineをはじめとする最新AIの活用方法を知り、自社の動画戦略を最適化しましょう。

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投稿者

  • いつき

    高卒6年目にして独立開業した、フリーランスのWebライター。 ChatGPTをはじめ、多くのAIツールを使いこなした経験を基に、AIメディアの記事を執筆中。 複数のWebメディアに在籍し、ライター・ディレクター業務をマルチにこなす。

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