【MindOS】新世代AIプラットフォーム|専門知識無しでAIエージェントを開発
今回は、オリジナルのAIエージェントを利用・共有できるAIプラットフォームの「MindOS」を紹介します。
人工知能(AI)は、日常生活の多くの側面に革新をもたらしてきましたが、その可能性はまだ十分に活用されていません。その問題を解決するための、新たなプラットフォームが「MindOS」です。
MindOSの解説から利用までを説明します。ぜひ最後までご覧くださいっ!
MindOSの概要
MindOSとは、専門的なAIエージェントを手軽に利用・開発できるプラットフォームです。
以下に、その主要な特長と活用できる領域についてまとめました。
【特長】
- 人間のような思考や対話、エンゲージメントを実現する。
- 個々の記憶、個性、専門知識を持ち、簡単にカスタマイズが可能。
- ターゲットに合わせて高品質なコンテンツを生成できる。
【活用領域】
- データ分析
専門的なデータ分析家として設定することで、さまざまな業界の動向調査やセクター全体の健全性評価、詳細な産業分析レポートの作成などが可能になります。 - 観光
旅行アドバイザーのように機能させることで、休暇の計画やチケットの予約、ホテルやレストランの提案など、旅行に関するアドバイスが可能になります。 - コンサルティング
経験豊富なコンサルタントとして設定することで、財務データの分析や企業の健全性評価、株式分析レポートの生成などが可能になります。
自律型AIエージェントの活用方法を知りたい方はこちらからご覧いただけます
→【自律型AIエージェント】気づいたら仕事が終わっている究極の業務活用方法
MindOSの料金体系
MindOSではニーズに合わせて5つの料金プランを提供しています。
Free BYOK Plan | Pro BYOK Plan | Starter Plan | Pro Plan | Enterprise Plan | |
---|---|---|---|---|---|
価格 | 無料 | 月額$9.99 | 月額$15 | 月額$49 | カスタム |
OpenAIキーの必要性 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 | – |
MindOSクレジット | 月に200 | 無制限 | 月に500 | 無制限 | – |
新機能への優先アクセス | なし | あり | なし | あり | – |
対象ユーザー | 一般ユーザー | 一般ユーザー | 一般ユーザー | 一般ユーザー | 大規模ビジネスユーザー |
OpenAIキーがあれば、無料プランから始め、必要に応じてプランをアップグレードするのが良いでしょう。
また、MindOSでは、AIエージェント作成、のチャット、ドキュメントのアップロードや更新などの各機能の利用に対してクレジットが消費されます。
以下、MindOS内でのクレジット消費になります。
- 新しいGeniusを作成する: 1クレジット/Genius
- マーケットプレイスのGeniusとチャットする: 1クレジット/クエリ
- テンプレートのプレビューGeniusとチャットする: 1クレジット/クエリ
- Geniusのナレッジに新しいドキュメントをアップロードする: 1クレジット/ドキュメント
- Geniusのナレッジの既存のドキュメントを修正する: 1クレジット/更新
基本的には何かおこなうたびに、1クレジットが消費されます。
MindOSの導入方法
MindOSの使い方について、アカウントの作成から順にご説明します。
MindOSの公式サイトにアクセスし、左下の「Login/Sign up」をクリックして下さい。
Googleアカウントかメールアドレスを登録することでサインアップできます。
Welcomeページが表示されれば登録が完了です。
以上が登録手順です。実際に使ってみましょう!!
MindOSでAIエージェントを使ってみる
今回はMarketplacesで市場利用されているAIアナリストの「Industry Analyst」を例に、MindOSでAIエージェントを使う方法をご紹介します。
MindOSの公式サイトにアクセスしMarketplaceにアクセスします。
その後「Industry Analyst」のページに移動します。
Message欄が表示されるので、あなたが知りたい業界や特定の情報について質問を入力します。今回は、自動車業界の最新トレンドについて聞いてみます。
プロンプト:
自動車業界の最新のトレンドは何ですか?
結果:
自動車業界のトレンドを一覧にして教えてくれました。
回答は英語のみのようです。
日本語に翻訳した結果が以下です。
自動車業界は現在、いくつかのトレンドを経験しています。以下は、自動車業界の最新のトレンドの一部です:
電気自動車(EV):消費者と政府が持続可能性と環境問題を優先することで、電気自動車への需要は増加し続けています。世界のEV市場は大幅な成長を遂げており、2020年の販売は前年比39%増となりました。
https://cdn.mindverse.ai/mindos-resource/doc_87293dd62602.html
ドイツはEV販売の第二の市場として台頭し、アメリカを上回りましたが、中国は依然として最大の市場です。
自動運転車:自動運転車の開発と採用が勢いを増しています。企業は自動運転技術に大規模な投資を行い、道路上の安全性、効率性、便利性を向上させることを目指しています。自動運転車は交通を革新し、自動車業界を再形成する可能性があります。
コネクテッドカー:車両に高度な接続機能を統合することが一般的になってきています。コネクテッドカーは、車両、インフラ、その他のデバイス間のリアルタイム通信を可能にし、ドライバーや乗客の安全性、ナビゲーション、エンターテイメントの選択肢を強化します。
共有モビリティ:ライドシェアサービスやカーシェアリングプラットフォームの台頭は、人々が交通手段にアクセスする方法を変えました。共有モビリティサービスは、伝統的な車の所有に対する便利でコスト効果の高い代替手段を提供し、混雑と環境への影響を減らします。
持続可能性とグリーンイニシアチブ:自動車メーカーは持続可能性にますます焦点を当て、グリーンイニシアチブを実施しています。これには、ハイブリッド車や電気自動車などのエコフレンドリーな車の開発、持続可能な材料と製造プロセスの使用が含まれます。
先進的な安全機能:自動車業界は車両の安全機能を継続的に改善しています。レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロール、自動緊急ブレーキなどの先進的な運転支援システム(ADAS)と安全技術は、多くの新車モデルで標準となっています。
これらのトレンドは、自動車業界の未来を形成し、革新を推進し、私たちが旅行する方法を変えています。
自動車業界のトレンドを網羅していますね!
さらにAnalyst Reportも作成してくれています。
長くなりますので、次のURLから直接確認して頂ければ!
https://cdn.mindverse.ai/mindos-resource/doc_87293dd62602.html
このレポートでは、自動車業界の詳細な分析をまとめてくれています。
市場の動向、主要なプレーヤー、業界のリスク、COVID-19パンデミックの影響など、自動車業界に関する包括的な情報を統計データを引用しながら体系的にまとめてくれています!
このレポートが一瞬で生成されるのは衝撃的です。
以上が、MindOSでAIエージェントを使う方法の一例です。
次にAIエージェントを開発してみます。
なお、ChatGPTにデータを学習させたい方はこちらからご覧いただけます。
→ChatGPTに自社データを学習させる方法を情シスに多い悩み別に紹介
MindOSでAIエージェントを開発してみる
MindOSでは、独自のAIエージェントを開発することも可能です。
以下にその手順を説明します。
手順1:AIエージェントを作成
MindOSの公式サイトにアクセスし、「My Geniuses」を選択します。
「Create Genius」をクリックし、Geniusの作成ページに移動します。
「Create from scratch」をクリックし、AIエージェントの名前を入力して下さい。
名前は分かりやすいものなら何でも良いですが、今回は「MyGenius」に設定しました。
手順2:データを学習
次にデータを学習させます。MyGeniusのページの「Knowledge」をクリックして下さい。
次の2つの方法で学習させることができます。
- Link Web page:Webページの情報から学習させることができます。最大10までのサブページも含めることができます。
- Upload Documents: Word、PDF、テキスト形式の情報をAIエージェントに学習させることができます。
ファイルごとの最大アップロードサイズは5Mです。
今回はWebページから学習させたいと思います。
弊社の会社情報をAIエージェントに学習させます。
「Link Web page」ボタンをクリックし、エージェントに学習させたいWebページを入力します。
今回は会社情報が載ったURLを入力しています。
URLを入力したら「Crawl」をクリックして下さい。
取り込む情報が表示されるので、問題なければ「OK」をクリックして下さい。
以上が、MindOSでのAIエージェントの開発方法です。
では、実際に使ってみましょう!
開発したAIエージェントを使ってみる
MyGeniusのページの「Publish」をクリックして下さい。
次に、Share Linkをクリックすると共有可能なURLが表示されます。
※機密情報等を学習させた場合、URLの取り扱いに注意してください。
ブラウザで先ほどのURLにアクセスすると、作成したAIエージェントが表示されます。
では実際に学習させた会社情報を聞いてみます。
ここで添付した画像の様に結果が返ってくれば、ある程度精度が良いと思われます。
プロンプト:
株式会社WEELの会社情報を教えてください。
結果:
会社情報を全て回答してくれています!
URLを入力しただけで、独自のAIエージェントを開発することができました。
まとめ
MindOSはAIエージェントの開発と利用が簡単にできるAIプラットフォームです。
特に以下の点が特長として挙げられます。
- 人間のような思考や対話、エンゲージメントを実現する
- 個々の記憶、個性、専門知識を持ち、簡単にカスタマイズが可能。
- ターゲットに合わせて高品質なコンテンツを生成できる。
MindOSの料金体系は、無料から有料プランまで幅広く、ユーザーのニーズに合わせて選択できます。
また、AIエージェントの作成やチャット、ドキュメントのアップロードや更新などの各機能の利用に対してクレジットが消費されます。
今回の記事では、AIエージェントの利用例として「Industry Analyst」を紹介し、具体的な利用方法を解説しました。
また、独自のAIエージェントの開発方法も紹介し、実際に開発したAIエージェントを使ってみました。
AIエージェントの開発や利用に興味がある方は、ぜひ一度試してみてください。
MindOSは、以下のリンクからアクセスできます。
MindOS – AIエージェントプラットフォーム
AIツールの評価
日本語対応 | 未対応 |
使う職業 | MindOSは、専門的な情報を扱うさまざま職種に対応できます。 |
オススメ度 | ★★ |
今後も使いたいか | MindOSは簡単にAIエージェントを作って共有できる革新的なAIエージェントです。 ただ現状では、日本語に非対応なことや、日本語に対応したAIエージェントが存在しないこともあり積極的に使うメリットも少ないと思いました。 |
AIツールを活用した仕事術を知りたい方はこちらからご覧いただけます。
→【最新AIツール一覧】生成AIツールをフル活用した最先端の仕事術
自律型AIエージェント開発実績
弊社では、要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発実績がございます。
自律型AIエージェントを活用することで、AIと対話をするだけで業務フロー図の作図や、マニュアル作成、要件定義を半自動で行うことが可能です。
これにより、全体の工数を(この例の場合)50%以上削減することができます。
今後ITエンジニアが不足すると言われる中で、上流工程を担当する人は特に不足していくと思われます。IT業界の方や、社内DXを行う方にとって有用な事例になればと思います。
こちらがGPT-4が生成した業務フロー図(病院システムの例)になります。
自律型AIエージェントの開発に興味がある方には、まずは1時間の無料相談をご用意しております。
こちらからご連絡ください。
最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では
・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
・要件定義・業務フロー作成を80%自動化できる自律型AIエージェントの開発
・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
・社内人事業務を99%自動化できるAIツールの開発
・ハルシネーション対策AIツールの開発
・自社専用のAIチャットボットの開発
などの開発実績がございます。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
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また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。