【Builder AI】生成AI時代のノーコード開発ツールを使ってみた

皆さん、Builder AIというアプリ開発プラットフォームをご存知ですか?
テクニカルな知識がない方にもアプリ開発をというコンセプトのもと、AIとヒトのハイブリッドなサービスを展開しています。
え、ご存知ない?
開発企業のBuilder.aiは、米国ビジネス誌『FAST COMPANY』が選出する最も革新的な企業「Most Innovative’ Companies in AI – 2023」のトップ3にも選ばれているのに……
ぜひ、このツールだけは知っておいてほしいので、今回はBuilder AIの概要、導入、実際に使ってみた感想をまとめました!
この記事を最後まで読むと、専門知識がないあなたでも簡単にアプリ開発ができるようになります!
ぜひ最後までご覧ください!
Builder AIの概要
Builder.aiは、技術に詳しくない人でもアプリ開発ができるよう考えられたプラットフォームです。
AIを駆使して、テンプレート選択や機能の組み合わせを自動化。
開発プロセスを短縮しているので安価な開発を実現できます。
実際の開発時は、プロのエンジニア、デザイナーがマネジメントや開発を手伝ってくれるみたいなので、中小企業やスタートアップにとっては、便利なのではないでしょうか?
さまざまなニーズに答えるため以下のようなサービスを展開しています。
- Studio Rapid: 内部開発チームを必要とせず、迅速にアプリを開発できます。
- Builder Now: アイデアを数日で動作するプロトタイプに変換します。
- Builder Studio: ビジネスに必要なカスタムアプリを専門家と共に開発します。
- Studio Store: オンライン販売に必要な全ての機能を提供します
Builder AIの料金体系
料金に関しては、結構高い印象です。
安価って言ってたじゃんと思うかもしれないですが、理由があります。
というのも、SaaSのサブスク費用だけでなく、アプリ開発費用を支払う料金体系もあるからです。
アプリ開発費用は開発したいアプリによって変わる形となります。
以下が料金表です。
サービス名 | 料金 ($) | 特長 |
---|---|---|
Studio Rapid | アプリ開発費用 | 内部開発チームを必要とせず、迅速にアプリを開発できます。 |
Builder Now | 無料で (プロのデザイナー依頼時は規模・期間により料金変動) | アイデアを数日で動作するプロトタイプに変換します。 |
Builder Studio | アプリ開発費用 | ビジネスに必要なカスタムアプリを専門家と共に開発します。 |
Studio Store | $100 x 24ヶ月(Starter) $225 x 24ヶ月(Premium) | オンライン販売に必要な全ての機能を提供します。 |
後述する試してみたパートを見たら、もっとイメージしやすいかもですね。
ということで、その前段として導入方法を見ていきましょう!

Builder AIの導入方法
先程紹介したサービスの中から、今回はBuilder Studioの導入方法を見ていきましょう!
まずは、以下のページにアクセスします。

アクセスしたら、以下のようにGet started → Request a free… → Confirm をクリック

すると、以下のようなフォームになるので、入力して Book a 1:1 demo をクリック

こんな画面に。Try Builder.ai for freeをクリック。

Choose a baseをクリック。

AIマネージャのナターシャに、作りたいアプリとして「TODOリストアプリ」と伝え、アプリテンプレートを表示してもらいました。

これで、導入は以上です。

Builder AI 実際にやってみた
さきほどご紹介したサービスは以下の4つです。
- Builder Studio
- Studio Store
- Builder Now
- Studio Rapid
順番に試していきましょう。
Builder Studio
まずは、アプリテンプレートを選んでBuild Nowをクリック。

次に細かいアプリコンポーネントについて選びます。クリックひとつで追加、削除が選べるので便利ですね。

次に、OSや、製品のフェーズ(したいこと)、開発期間を設定します。

作りたいサービスがリッチになると金額も増加します。
以下は1例ですが、開発期間を短く設定すると請求される金額が増えます。

Done を押すと、支払いの画面にジャンプします。ちょっと高額すぎてさすがに試せてないです……すみません。

Builder Store
これは、オンラインストアを作るためのノーコードツール。
stores.jpとかがイメージしやすいですかね。
まずは以下のURLにアクセスする

Get Startedをクリック。
以下のようになっていました。
上から
- エキスパートとのデモ予約
- ビデオを見る
- 無料ガイド
となっており、試すところはなさそうでした!
Builder Now
まずは以下のリンクにアクセス

Explore prototypingをクリック
Get Startedをクリック
Try for free をクリック
Try for freeなので、特に指定することなくプロトタイプが作られてます。
手順や使用感を見るためのトライアルなので。
もし、自分で最初から作る場合は、Tailor-made prototypeを。
クリックしたら画面が切り替わって、画面遷移が確認できます
Flow modeにすると、画面の一覧を確認できます。
個別の画面をクリックすると、このように。
画面の編集、追加、削除などが可能です。
右上のTailor-made prototypeが気になってクリックしてみました。こんな画面になって、課金が必要だよって出てきます。
内容は以下。
- 金額は20万円
- 5日以内にトップデザイナがプロトタイプを作成
- ロゴなども作ってくれる
デザイナーさんが不足されているスタートアップなどは使ってみるといいかもですねー。
Studio Rapid
まずは以下のリンクにアクセス

Start Now をクリックする
Get matched to…というのをクリック。
Let’s goをクリック。
作りたいアプリのカテゴリを選ぶ。今回は、Photo & Videoをクリック。
「アプリはプロダクトを売るためのものか?」と質問されます。今回は左側(イエス)を選びます。
開発資金について聞かれるので、選択します。
大まかな金額を聞かれます。
アプリ開発を急いでいるのかどうか聞かれます。
全部答えるとこんな感じになりますので、Get a free demoをクリックしてみる。
このフォームを埋めて、Submit
Build studio になっちゃった……。あれれ。
Studio Rapidっていうサービスがあると思って試してたつもりなのに。
Builder AIは全体的に、何が試せて、何が試せないのか分からないという印象。
サイト内でたらい回しになっているなと感じました。


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生成AIツールならOSS利用がおすすめ
じつのところ、巷に溢れるAIツールは以下のリンクにあるようなオープンソースプロジェクトの組み合わせで作られています。(*全て商用可能・無料なものがほとんど)
ツールはその特性上、どうしても限界があります。
個人で使う場合や、業務の一部分のみを効率化する場合であれば問題ありませんが、社内で大規模に活用する場合は、様々な不都合が発生する可能性があります。
以下に、AIサービスを使用した場合とオープンソース利用による自社開発を行った場合の比較表を作成しました。
初期導入コストや50人未満で活用する場合には、AIサービスに利点が多いです。
しかし、長期的にツールを活用する場合や50人以上の会社で活用する場合には、自社開発を行った方がメリットが大きいです。
加えて、カスタマイズ性や技術資産性、セキュリティの依存性という観点からも、OSS利用による自社開発を行うことを推奨しております。
計算シミュレーション | AIサービス | OSS利用による自社開発 |
---|---|---|
初期導入コスト/初期開発費 | ◯ 開発費がかからない。(ただし、初期導入コストが実質開発費以上になるようなケースもある) | △ おおよそ500万以上の場合だと、OSS開発の方が安い |
ランニングコストの費用対効果 | △ 毎月費用が発生する | ◯ 基本無料だが、一部管理保守費による費用発生する場合あり |
一アカウント当たりの費用対効果 | △ 1アカウント当たりの月額課金がかかる | ◎ 自社クラウドサーバーによる運用 |
ワークフローの見直し(ツールにワークフローを合わせなくてはいけない) | × | ◎ |
カスタマイズ性 | × サービスを開発した機能しか使えない | ◎ 完全オーダーメイド |
技術資産性 | × これから企業価値のキモとなってくるIT技術を外部に依存する | ◎ 技術資産をアウトソースしないことで、企業価値が上がる |
セキュリティの依存性 | × ツール開発会社に依存する | ◎ 自社に特化したセキュリティ対策が可能 |
50人未満の場合(年間あたりの費用対効果) | ◎ | △ |
50人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | ◯ | ◯ |
100人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | △ | ◎ |
300人以上の場合((年間あたりの費用対効果) | × | ◎ |
1000人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | × | ◎ |
弊社WEELは国内最速で生成AI関係のオープンソースプロジェクト(OSS)を記事化し、月間130万PVを超えました。
生成AI業界は、成長スピードが爆発的であり、それらに日々伴走できるエンジニアコミッターが管理・バージョンアップするOSSの利用・活用・連携が欠かせません。国内ベンダーが作りがちのOSSを積極利用しないAIツールは、すぐに形骸化し、費用対効果が合わなくなるでしょう。
生成AIサービスを利用・開発する場合はOSSの知見が肝。
弊社では「もしもAIサービスを作るなら、どんなオープンソースの組み合わせで開発できるだろう?」という疑問にベストアンサーを提供できます。ぜひお問い合わせください。
➡︎費用対効果の高い生成AIサービスの開発について相談をしてみる。
最後に
弊社は生成系AI特化の事業になるまでは、法人向けシステムの開発・連携・自動化・機能比較等々。
エンジニア目線によるシステム検討・導入支援を行ってきました。
そこで、明らかに高すぎる「ボッタクリ」とも呼べるような業者や、システムに何度も遭遇してきました。
弊社は透明性に特に力を入れており、弊社のノウハウや開発料金などを公開しています。
今まで100社以上の実績がある、SaaS間API連携の経験からシステム・ツール選びには強みがあります。
生成AIサービスの比較、一番いいのを教えてくれ!という方はぜひご連絡を。
また、自社開発と既存のAIサービスの導入で悩んでいる、などなどの場合もご対応しています!
➡︎生成AIサービスの比較、AIサービスの導入について相談をしてみる。

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