【Clay】ChatGPT内蔵のAIマーケティングツールで売り上げ2倍!?

皆さん、ClayというAIマーケティングツールはご存知ですか?
AIやデータを活用できるということで、Clayの概要、使い方、実際に使ってみた感想をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
Clayの概要
Clay は、AIを活用したデータドリブンな営業を実現するツールです。
そんなClayの特徴は以下の4つ。
- 多様なデータソース: Clayは50以上のデータプロバイダーと連携。LinkedInからTwitter、Yelp、Google マップまで多岐にわたるプラットフォームからデータを収集します。
- リアルタイムでのデータ分析: テレワークをしている企業であるか、セキュリティやコンプライアンスを重視しているか(SOC 2準拠など)、ウェブサイトで使用している特定のキーワードなど、多角的なデータポイントを提供します。
- AIによる高度なパーソナライズ: OpenAIの技術を活用して、非常に精度の高い各企業へ向けメッセージを生成し、効果的なアウトリーチが可能です。
- 効率性と多機能性: 200以上のツールとネイティブに統合。それにより、CRMやメールプラットフォーム、スプレッドシートなどを簡単に更新できます。手動での作業やCSVの管理が不要なため、業務効率が大幅に向上します。
特に、B2Bのスタートアップや営業・マーケティングチームの方はぜひ使うと良いのではないでしょうか?
それでは実際に試してみましょう。
ちなみに14日だけ無料トライアルできるみたいです!

Clayの料金体系
Clayでは、4つの料金プランを提供しています。
クレジットは、データアクセス時などに消費するポイントのようなものです。
無料プラン | スターター | エクスプローラー | プロ | |
---|---|---|---|---|
価格 | 無料 | 月額$149 | 月額$349 | 月額$800 |
クレジット | 100 | 2,000 | 10,000 | 50,000 |
主な機能 | CSVエクスポート | CSVエクスポート 無制限のテーブル作成 独自のAPIキー使用可能 人物検索上限2,500人 | 左記(スターター)に加えて メールツール統合 Webhooks HTTP API送信 | 左記(エクスプローラー)に加えて CRM統合 人物検索上限5,000人 |
トライアル | – | 14日間 | 14日間 | 14日間 |
Clayの使い方
まずは、ページにアクセスします。
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で、Sign Up をクリック。

Googleアカウントでサインアップします。

サインアップできたら、以下のページを適宜入力して「Get Started with Clay」をクリック。

以下のような画面になったら準備は完了です!

次は、実際に使ってみましょう。

Clayを実際に使ってみた
いくつかあるチュートリアルのうち、企業ページにある採用情報の自動取得をやってみます。
企業ページにある採用情報の自動取得
以下のページにあるチュートリアル動画を参考に、試してみます。

まずは、以下のようなテーブルを用意します。

Name列に、企業のURLを記入しています。
次に、右上の「Enrich Data」をクリックすると、このような画面になります。

検索窓に「Get sitemap……」と入力して、「Get Sitemap URLs for a Company Website」をクリックします。

すると、画面の右側に設定画面が出てきます。詳細を確認しながら色々いじっていきましょう。

以下は画面右側の設定をズームした画像です。
まずは「Company Domain(企業ドメイン)」が入力されているテーブルの列(今回は、Name列)を選択します。

次は、Keywords(キーワード)を入力します。今回は「jobs」、「careers」などをオプションとして入力しますが、採用活動に関係しそうなキーワードならば何でもOKです。

最後に、「Exact Match on Last Part of URL?」にチェックを入れましょう。
これは、指定したキーワードでURLが終わるものを取得したい場合に使います。

そうすると、先程のキーワードで終わるURLが、それぞれのドメインに対して見つかりました。

次に、Scrape Website という機能を使って、ウェブサイトの情報を取得します。

先程の取得したURLをスクレイピングの対象にするため、
「Get Sitemap……」列のlinks の「0」を選択します。

すると、次のようにページURLが列に書き込まれます。
このURLがスクレイピング対象のURLです。

最後に、「Use AI」という機能を使います。

クリックして、今回は以下のプロンプトを入力します。
I need your help researching companies and seeing whether they offer remote jobs.
I'm going to give you a body of text.
Please return "Yes" if they offer remote jobs, or "No" if they do not.
Here is the text:
(日本語訳)
企業をリサーチし、リモートワークを提供しているかどうかを確認するのを手伝ってほしい。
これから本文をお渡しします。
リモートワークを提供している場合は「はい」、提供していない場合は「いいえ」を返してください。
以下が本文です:
さらに、「Here is the text:」以降に、「/」 を使ってScrape website 列のbodyText を指定します。

すると、ChatGPTがプロンプトに沿った回答を出してくれます。

ちなみに日本語のプロンプトを入力した結果はこちらです。

日本語対応していないわけではないですが、精度は英語のほうが良いですね。


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AIツールの評価
日本語対応 | 対応 |
使う職業 | 営業職・マーケッター |
オススメ度 | ★★ |
今後も使いたいか | Clayは、GUIでデータやAIを扱い、営業活動に利用可能。 表記は基本的に英語であることや、プロンプトの精度(英語>日本語)であることから、積極的に使うメリットは少ないと感じました。 ただし、普段行っているスプレッドシートでの管理以上のことはできるので、気になる場合は試す価値はあり。 |
生成AIツールならOSS利用がおすすめ
じつのところ、巷に溢れるAIツールは以下のリンクにあるようなオープンソースプロジェクトの組み合わせで作られています。(*全て商用可能・無料なものがほとんど)
ツールはその特性上、どうしても限界があります。
個人で使う場合や、業務の一部分のみを効率化する場合であれば問題ありませんが、社内で大規模に活用する場合は、様々な不都合が発生する可能性があります。
以下に、AIサービスを使用した場合とオープンソース利用による自社開発を行った場合の比較表を作成しました。
初期導入コストや50人未満で活用する場合には、AIサービスに利点が多いです。
しかし、長期的にツールを活用する場合や50人以上の会社で活用する場合には、自社開発を行った方がメリットが大きいです。
加えて、カスタマイズ性や技術資産性、セキュリティの依存性という観点からも、OSS利用による自社開発を行うことを推奨しております。
計算シミュレーション | AIサービス | OSS利用による自社開発 |
---|---|---|
初期導入コスト/初期開発費 | ◯ 開発費がかからない。(ただし、初期導入コストが実質開発費以上になるようなケースもある) | △ おおよそ500万以上の場合だと、OSS開発の方が安い |
ランニングコストの費用対効果 | △ 毎月費用が発生する | ◯ 基本無料だが、一部管理保守費による費用発生する場合あり |
一アカウント当たりの費用対効果 | △ 1アカウント当たりの月額課金がかかる | ◎ 自社クラウドサーバーによる運用 |
ワークフローの見直し(ツールにワークフローを合わせなくてはいけない) | × | ◎ |
カスタマイズ性 | × サービスを開発した機能しか使えない | ◎ 完全オーダーメイド |
技術資産性 | × これから企業価値のキモとなってくるIT技術を外部に依存する | ◎ 技術資産をアウトソースしないことで、企業価値が上がる |
セキュリティの依存性 | × ツール開発会社に依存する | ◎ 自社に特化したセキュリティ対策が可能 |
50人未満の場合(年間あたりの費用対効果) | ◎ | △ |
50人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | ◯ | ◯ |
100人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | △ | ◎ |
300人以上の場合((年間あたりの費用対効果) | × | ◎ |
1000人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | × | ◎ |
弊社WEELは国内最速で生成AI関係のオープンソースプロジェクト(OSS)を記事化し、月間130万PVを超えました。
生成AI業界は、成長スピードが爆発的であり、それらに日々伴走できるエンジニアコミッターが管理・バージョンアップするOSSの利用・活用・連携が欠かせません。国内ベンダーが作りがちのOSSを積極利用しないAIツールは、すぐに形骸化し、費用対効果が合わなくなるでしょう。
生成AIサービスを利用・開発する場合はOSSの知見が肝。
弊社では「もしもAIサービスを作るなら、どんなオープンソースの組み合わせで開発できるだろう?」という疑問にベストアンサーを提供できます。ぜひお問い合わせください。
➡︎費用対効果の高い生成AIサービスの開発について相談をしてみる。
最後に
弊社は生成系AI特化の事業になるまでは、法人向けシステムの開発・連携・自動化・機能比較等々。
エンジニア目線によるシステム検討・導入支援を行ってきました。
そこで、明らかに高すぎる「ボッタクリ」とも呼べるような業者や、システムに何度も遭遇してきました。
弊社は透明性に特に力を入れており、弊社のノウハウや開発料金などを公開しています。
今まで100社以上の実績がある、SaaS間API連携の経験からシステム・ツール選びには強みがあります。
生成AIサービスの比較、一番いいのを教えてくれ!という方はぜひご連絡を。
また、自社開発と既存のAIサービスの導入で悩んでいる、などなどの場合もご対応しています!
➡︎生成AIサービスの比較、AIサービスの導入について相談をしてみる。

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