ChatGPTで画像認識をする方法とは?使い方や料金プラン、活用シーンを徹底解説

ChatGPT 画像認識 使い方 料金プラン 活用シーン
こんな方におすすめ
  • 手書きメモや書類をデジタル化して業務を効率化したい人
  • OCR機能を活用して経理・事務作業を簡略化したい人
  • AIを活用してルーチンワークを効率化したい人

ChatGPTの画像認識はご存知でしょうか?手書きメモをデータ化したり、デザインの添削をしてもらったり、画像からプロンプトを作ってもらったりと仕事の効率化に使える場面が多くあります。

この記事では、ChatGPTの画像認識について、具体的な活用方法を紹介しています。

ぜひ最後まで読んで、業務改善のヒントにしてください!

目次

「画像認識」もできるChatGPT

ChatGPTは、テキストだけではなく画像認識にも対応するマルチモーダルAIとして進化を遂げています。その中心にあるのが、高度な画像認識技術「GPT-4V」です。この機能は有料プランだけでなく、無料プラン利用者でも一部の利用が可能で、誰でも体験できます。

Vision APIとしても提供されているため、企業はこれを自社システムに組み込めば業務効率の向上が期待できます。ChatGPTはスマートフォンアプリからも簡単に利用できるので、ビジネスでもプライベートでも多様な場面で大活躍の生成AIです。

なお、マルチモーダルAIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPTでの画像認識のやり方

ChatGPTで画像認識を行う手順は以下の3ステップです。

クリップマークから画像をアップロード

プロンプトを入力

結果を確認し必要に応じてさらにプロンプトで調整

画像をアップロードし、知りたい情報をプロンプトとして入力するだけで、ChatGPTが画像を解析して答えてくれます。言語化するのに自信がない場合でも、画像から的確に情報を認識してくれるので、実に便利です。

この技術は今後さまざまな分野で活用されていきます。質の良い画像やプロンプトを使用すれば、よりクオリティが高く目的に沿った結果になるでしょう。生成AIに継続的に学習させれば、さらに簡単な手順で複雑なものが生成できることも期待されます。

画像認識を含むChatGPTの利用料金

ChatGPTの利用料金は、Web版・アプリ版とAPI利用で体系が異なります。ChatGPTの利用料金をプラン別にまとめました。

プラン料金主なGPTモデル
無料版0ドル/月GPT-4 mini
GPT-4(制限あり)
Plus20ドル/月GPT-4
GPT-4o
OpenAI o1
Pro200ドル/月GPT-4o,o1(制限あり)
GPT-4o min
io1 Pro mode
Team25ドル/月1人(年額課金)30ドル/月1人(月額課金)GPT-4o
DALL·E
Enterprisse要問い合わせGPT-4o
DALL·E
API利用従量課金制(モデル、入出力トークン数、などで変動)言語モデル
埋め込みモデル
ファインチューニングモデル
画像モデル
音声モデル

なお、ChatGPT APIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

【実践】ChatGPTでの画像認識の活用シーン

ChatGPTの画像認識機能を使って文字やイラスト、写真や図面などを認識できれば、いろいろなことに活用できます。文書のテキスト化やデザインの改善提案、商品の詳細説明を作成するなどが可能です。業務の効率化や時間節約に大きく役立ちます。

文字認識・OCR

画像内の文字をデジタル化するOCR(光学文字認識)は、ChatGPTの対応可能な機能の一つです。実際に、手書きのメモをデジタル形式にまとめるために利用したところ、プロンプトどおりにExcel形式にしてくれました。ダウンロードすればそのままファイルを使用できます。

画像化した文字もChatGPTのOCR機能を活用するとデータ化できることが分かりました。項目が多い場合はすべて手入力するより断然効率的です。ただし、手書きの場合は文字が鮮明でないと正確に認識されない場合もあります。

画像から文字を読み取って管理できると、大量の書類をデジタル化する作業が便利になり、検索性や管理の効率が飛躍的に向上しそうですね。正確な文字認識により、経理業務や法務資料の処理もスムーズに行えるようになるでしょう。

イラスト・デザインの添削

ChatGPTの画像認識機能は、イラストやデザインを分析して改善のアドバイスを提案することもできます。カフェのポスター用デザインの添削をお願いすると、以下のような改善点が提案されました。

  • 誤字修正:「Open daily: Algintion」を削除または正しい表記に修正
  • フォントの統一:タイトルや重要情報は目立たせ、補足情報は控えめに配置。
  • 追加情報:店舗の住所、連絡先、ウェブサイトURL、またはQRコードを追加。
  • プロモーションの明確化:割引対象を具体化(例:「スペシャリティコーヒー50%オフ」など)。

改善すれば、ポスターの効果がさらに高まりそうです。ChatGPTは、鮮明な画像素材と具体的なプロンプトで結果の質を高められます。日常業務や課題解決が簡単になり、仕事の効率化に大きな影響を与えるでしょう。

商品キャプションの生成

ChatGPTを活用することで、ECサイトの商品説明文を簡単に生成できます。PCのキーボードとマウスが写った写真をアップロードし、プロンプトを入力しただけですぐに生成されました。商品名や特徴、用途をプロンプトで詳細に指定すれば、商品の魅力をしっかり伝える説明文が作成可能です。

生成された説明文をさらに修正したり、追加情報を加えたりすれば、ターゲット層に合わせた魅力的なメッセージにもできます。ECサイトの商品ページやマーケティング資料の作成において、業務効率化に大いに役立ちます。ECサイトや商品紹介ページを持つ企業にとっては、とても魅力的な機能ではないでしょうか。

UI案からのソースコード生成

ChatGPTは、UIデザイン案からHTMLやCSSなどのソースコードを生成できます。スマートフォンの電卓のスクリーンショットをアップロードしプロンプトを入力すると、実行可能なコードが短時間で完成。指示通りに簡単なJavaScriptも追加され、動作も確認できました。

少々動作がうまくいかない部分もありましたが、そこも簡単なプロンプトですぐに解決できました。

UI案からのソースコード生成は、プロトタイプを迅速に作成したいときや、デザイナーと開発者の間のコミュニケーションを円滑にしたい場合に有用です。生成されたコードをもとに簡単なWebアプリケーションを作成できます。

もちろん、複雑な機能が必要な場合は追加の調整や専門知識が求められる場合があります。UI案からのソースコード生成は、開発の初期段階の手間を大幅に削減でき、業務の効率化に大きく貢献するでしょう。

DALL-E 3による画像生成

画像生成AIDALL-E 3は、ChatGPTの画像認識機能と組み合わせて活用できます。ChatGPTに写真をアップロードすると、その内容が認識され、プロンプトと組み合わせて新たな画像を生成してくれます。公園の写真をもとに秋の紅葉風景を描いたり、ベンチの位置を調整したりと、カスタマイズが可能です。

短時間で高品質なビジュアルを準備できるので、広告やプレゼン資料の素材作成に最適。商品プロモーションやキャンペーン向けの、季節感やテーマに合った画像作成も短時間でできます。生成した画像をターゲット層に応じて調整すれば、クリエイティブな作業を効率化してビジュアルの訴求力を高めることが可能です。

画像生成AI用プロンプトの生成

ChatGPTは、他の画像生成AIで使用するプロンプトの作成にも適しています。公園の写真をChatGPTにアップロードし、DALL-E 3で生成された画像についてプロンプトを作成。そのプロンプトをLeonardo.AIAdobe Fireflyで使用すると、それぞれ異なる特徴を持つ画像が生成されました。

DALL-E 3は鮮やかな色彩とファンタジー感が特徴で、視覚的なインパクトが強い印象です。Leonardo.AIはリアルさと構図のバランスが魅力的で、Adobe Fireflyは穏やかで柔らかな仕上がりになりました。

ChatGPTでプロンプトを作成すれば、画像生成AIの活用がスムーズになり、狙ったイメージに近い結果を得られます。英語への変換も簡単にできるので、業務効率化やクリエイティブ業務のスピードアップに役立つでしょう。

設計図からの寸法計算

設計図や工事資料の画像をChatGPTに入力すると、設計内容を簡単に認識し、必要な寸法計算や材料リストを作成できます。OpenAI o1を使用して「軽トラックの荷台に載せる車中泊用の箱」の寸法を計算してみました。

完成イメージ画像と必要な情報をプロンプトに入力すると、寸法を算出してくれました。どうしてその寸法にしたのかも詳しく教えてくれています。

ChatGPTの画像認識により、設計と資材調達もしやすくなりますね。ただし、設計や工程でより高い精度が求められる場合は、専門用途に特化したAIを導入するのがおすすめです。

なお、画像認識AIの活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPTの画像認識でもっと簡単に働こう!

ChatGPTの画像認識機能は、幅広い活用が可能です。業務効率化やクリエイティブな作業がよりスムーズになります。手書きのメモをデータ化したり、プロモーションに合った画像を短時間で準備したりと、さまざまなシーンで役立つでしょう。紹介した具体例を参考に、AI活用の新たな可能性を探ってみてください。

【ChatGPTの画像認識でできること】

  • 手書きメモや印刷物のデータ化による検索性向上
  • イラストやデザインの添削と改善提案
  • ECサイト向けの商品キャプションの自動生成
  • 設計図や資料からの寸法計算やリスト作成
  • 他の画像生成AIで使用するプロンプトの作成と共有
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最後に

いかがだったでしょうか?

ChatGPTの画像認識機能を活用すれば、手作業のデータ入力を削減し、業務プロセスを自動化できます。OCRを活用した文書管理、デザインの最適化、UI設計の効率化など、具体的な導入メリットを検討してみてください。

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投稿者

  • 晋平大竹

    生成AIの登場に大きな衝撃を受けたWebライター。好きなAIツールは、ChatGPTとAdobeFirefly。AIがこれからの世界を良い方向に導いてくれると信じ、正しい&有益な情報を発信し続けています!

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