【超効率化】ChatGPT内蔵の文字起こし・議事録作成できる神ツール

ChatGPTは基本的には文字を読み込むAIツールですが、音声情報にも対応できるのはご存知でしょうか?
ChatGPTとその他のツールを組み合わせれば、音声情報から文字起こしをしたり、議事録を作成したりすることが可能です。
今回は、ChatGPTを使って文字起こし・録音・議事録作成などが全て1つでできるツールを紹介します。
ビジネスシーンや教育現場など、様々な場面で活用できるので、ぜひ最後までご覧ください!
また、目次からまとめをクリックすると、ぱっと概要を理解できるようにしています。
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ChatGPTで議事録が取れるって本当?
ビジネスや教育、医療など様々な業種において特に注目されているのが、ChatGPTを活用した議事録作成ツールの登場です。
本来、ChatGPT単体では議事録の作成はできません。
しかし高度なAI技術を持ったChatGPTと連携させることにより、会議中の音声をリアルタイムでテキストに変換・整理・要約でき、短時間で高品質な議事録を作成することが可能になりました。
ChatGPT連携の議事録作成ツールの発展はめざましく、より性能が向上したツールがこれからもどんどん開発されていくでしょう。
なお、ChatGPTを法人利用する方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→ChatGPTを法人利用する方法5選!おすすめの法人向けAIサービスも紹介
ChatGPTで文字起こしをする方法3選
ChatGPTで文字起こしをする方法として、ハードウェアを使う2つの方法と、Web上のツールを使う方法をそれぞれ詳しくご紹介します。
PLAUD NOTE
1つ目のおすすめのハードウェアは、Nicebuild LLC社から発売されたChatGPT連携のAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」です。
スマホと連携して録音した内容の文字起こしや要約、議事録の作成など、非常に便利な機能が盛りだくさんです。
Kickstarterという海外のクラウドファンディングサイトで販売されているツールですが、5千ドル(70万円)の目標金額に対して6,137人が約90万ドル(1億3000万円)、目標金額の200倍ほどの金額が支援されているほど注目されています。
以下で詳しく機能を紹介していきます。
PLAUD NOTEの注目点2つ
PLAUD NOTEの注目すべき点は以下の2つです。
- 軽量&手軽に使える
- 様々なシーンに活用できる文字起こし機能
まず1つ目のポイントは、軽量で持ち運びがしやすく、手軽に使える点です。
下の画像で男性が持っているスマホの背面についているのがPLAUD NOTEですが、パッと見て分かるように大きさはクレジットカードほど。さらに重さ約30g、厚み約0.29cmと、多機能な上にとてもコンパクトです。
本体を起動する際は電源ボタンを数秒押すだけなので、急な要件でも難なく対応できます。
このPLAUD NOTEをスマホアプリで連携するだけで文字起こしができるようになるので、とても手軽に使えますね。
2つ目の注目ポイントは、様々なシーンで活用できる文字起こし機能です。
ただ文字起こしするだけでなく、仕事用に要約できたり大学の授業用のノートを作成できたりと、様々な機能があります。
PLAUD NOTEの対応言語は日本語を含む57ヵ国語なので、海外の方とのやり取りでも問題ありません。
以下は、PLAUD NOTEが持つ文字起こし機能の一部です。
- Meeting Note
ビジネスシーンの会議の際に使用できる機能で、議事録の作成ができます。重要な点のみがまとまっている無駄を省いた議事録を作成できます。 - Class Note
大学の講義の録音などに使用できます。Meeting Noteよりも詳細に内容がまとまっています。 - Diary
一人称視点で録音した内容が要約される機能で、会議に対する意見を提出する際に活用できます。 - Mind-Map
録音した内容をマインドマップにして、視覚的にわかりやすくまとめる機能です。
上記の機能以外にもノイズキャンセリングや、Automatic Call RecordingというPLAUD NOTEを起動しなくても、自動で電話内容を録音してくれる機能などがあります。
以下の動画で詳細にまとめられているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
PLAUD NOTEの料金
PLAUD NOTEは開発会社であるiZYRECの公式サイトからも買えますが、クラウドファンディングをしているKICKSTARTERで買うとお得です。
プランがいくつかありますが、大体1つ15,000円程度で購入できます。
ChatGPTの機能を使うためには、PLAUD NOTEとスマホを連携するために必要なアプリで月1,500円程度の課金が必要です。
ログミーツ
2つ目のおすすめのハードウェアは、株式会社テクノロジーズが提供するChatGPT連携AIボイスレコーダー「ログミーツ」です。
ログミーツは発売から約1年で全国200以上の地方自治体に正式に導入されており、大変勢いよく伸びているツールです。
長野県庁における約6ヶ月にわたるログミーツの実証実験では、なんと435時間の業務時間の削減と40.58%の業務時間効率化を実現しました。
以下で詳しく機能を紹介していきます。
ログミーツの注目点2つ
ログミーツの注目すべき点は以下の2つです。
- 抜群の操作性
- 端末とアプリ版を使い分けできる
まず1つ目の注目ポイントは、なんといっても「シンプルな使いやすさ」です。
録音する際の操作方法は、端末の「録音ボタン」を押すだけ。細かい設定などはしなくても、ボタン1つですぐに使用できます。
さらに、ログミーツで録音した音声データはリアルタイムで自動文字起こしされ、すぐにエディタから編集・検索・共有が可能です。
実際に利用した企業からも、「変換された文字と録音された音声がリンクしているため修正が簡単」、「修正が必要な部分の音声確認がピンポイントで可能」など、操作性について高く評価されています。
2つ目の注目ポイントは、モバイル端末とWindowsアプリ版があるため目的に合わせて使い分けができることです。
オンラインでの会議や商談には、Windowsアプリ版ログミーツレコーダーが便利です。
Zoom、Teams、WebEx、GoogleMeetsなどでオンライン会議をする際も、設定なしですぐにロギングを開始でき、会議中のスクリーンショットやファイルも一緒に保存できます。
YoutubeやZoomでのセミナーなども、Windowsアプリ版を使えば自動文字起こししてくれるので、社内研修やレポート作成にも非常に役立ちます。
対面での会議や商談では、片手で持ち運べるモバイル端末ログミーツが便利です。
モバイル端末の外部マイクは複数使用でき、重要な音声を高音質で録音できます。
このように、使用する場所やシーンに合わせて使い分けができ、臨機応変に活用できる点がログミーツの大きな魅力ですね。
ログミーツの料金
ログミーツの料金プランは非公表なので、問い合わせをする必要があります。
GPT-4Vを使う
PLAUD NOTE・ログミーツ以外にもChatGPTを使って文字起こしをする方法はあります。
それは、WEB上のツールを使って文字起こしをすることです。
これまでChatGPTは音声に対応していませんでしたが、2023年9月25日より、ついに音声認識機能が加わった「GPT-4V」が登場しました。
音声認識機能が追加されたことで、音声をそのまま文字起こししてくれるため議事録作成にも活用できるようになったのです。
音声認識にはChatGPTの開発元であるOpenAIの「Whisper」というシステムを採用しています。
Whisperは、日本語をはじめ複数の言語に対応しており、Accentという訛りに訛っているスコティッシュイングリッシュでも難なく文字起こしできるほど高精度なシステムです。
ただしGPT-4Vの音声認識機能は、2023年11月14日時点ではスマホのみ対応となっており、PCでは使えません。
GPT-4VはChatGPTアプリの有料版のみ利用可能で、月額20ドルで利用できます。
なお、ChatGPT-4を無制限で使う方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→ChatGPT Enterpriseとは?無制限GPT4の使い方〜導入までを解説
ChatGPTに文字起こしさせるメリットは?
ChatGPTに文字起こしさせるメリットとして、以下の3つが挙げられます。
全員が会議に参加できる
ChatGPT連携の議事録作成ツールを使うことで、会議中の録音やメモが必要なくなり、その場にいる全員が会議に参加できます。
また、リアルタイムで議事録を作成することによって、会議内容をクラウド上ですぐに確認でき、会議に欠席したメンバーとも迅速に情報共有が可能です。
業務効率化につながる
1時間の会議を手動で文字起こしするのにかかる時間は、平均4〜5時間。会議時間の約4倍以上の時間が必要になります。
ChatGPT連携の議事録作成ツールを使えば実質ゼロ秒で文字起こしができるため、議事録作成の負担や費用を大幅に軽減でき、業務の効率化につながります。
重要な情報を見逃さない
1度の会議で話される情報量は20,000文字以上あると言われており、その量は膨大です。
情報量が多いうえに複数の人が発言する会議では、重要な情報を拾いきれないこともあります。
手動のメモの場合、記入漏れや記入ミス、聞き逃してしまうことなどもあるでしょう。
ChatGPT連携の議事録作成ツールであれば、会議中の音声をリアルタイムで文字起こしできるため、記入漏れや記入ミスはほとんどなくなります。
また、膨大な記録の中から振り返りたい会話を検索し、聞き逃した部分も音声とテキストで簡単に確認ができます。会議中で発生しがちな「言った言わない論争」からも解放されますね。
ChatGPTに文字起こしさせるデメリットは?
ChatGPTに文字起こしさせるデメリットは、以下の3つが挙げられます。
社外秘の情報がChatGPTの学習に使われてしまう
ChatGPTは基本的に、ユーザーが入力した情報をモデルのトレーニングやサービス向上のために利用する仕組みとなっています。
そのため、もし社外秘の情報をChatGPTに入力してしまうと、その情報が社外のサーバーに保存されてしまい、場合によっては他のユーザーの返答に使用される場合もあります。
実際に、韓国の大手電子製品メーカー・サムスン電子が、ChatGPTに入力した社外秘の情報が流出したと発表しました。
エラーコードとなったソースコードをChatGPTにアップロードし、コードの修正を依頼したことで社外秘の情報が流出したのです。その後、サムスン電子ではChatGPTの利用は禁止となりました。
参考記事:サムスン、ChatGPTの社内使用禁止 機密コードの流出受け
会話を完璧に認識できるわけではない
ChatGPTのAI技術は非常に優秀で、音声認識も日々進歩しており精度も飛躍的に向上していますが、それでも100%完璧に会話を認識できるわけではありません。
音声自動認識機能の精度は、ツールによっても異なりますが、録音環境によっても変わってきます。例えば、発言者の声が小さい、複数人が同時に発言するなど、聞き取りにくい条件が加わると精度は低下します。
専門用語なども正確に認識できないケースがありますが、この問題は事前にChatGPTに学習させることで解決可能です。
人による最終チェックが必要
ChatGPT連携の議事録作成ツールは、リアルタイムで文字起こしでき、その精度も飛躍的に向上していますが、人による最終チェックは欠かせません。
音声を誤って認識してしまうケースや、音声を拾いすぎて「えーっと」などの不要な単語もテキスト化していることがあるからです。
場合によっては軽微な修正作業が必要になることもあります。とはいえ、ゼロから人の手で議事録を作成するほどの手間はかかりません。
ChatGPT連携の議事録作成ツールを使用することで、議事録作成の手間は大幅に省けます。
なお、ChatGPTに自社データを学習させる方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→ChatGPTに自社データを学習させる方法、情シスに多い悩み別に紹介
ChatGPT搭載の文字起こしツールを使って議事録を自動生成しよう
ChatGPT搭載のAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」と「ログミーツ」は、会話内容をリアルタイムで文字起こししてくれるため、ビジネスシーンや教育現場など、様々なシーンで活用ができます。
また、新しく追加された「GPT-4V」を利用した高精度な文字起こしも可能です。
目的や利用場面など、それぞれの用途に合わせて最適なツールを選択
してください。
ChatGPTは今後もさらに発展していくと予想されますので、様々なシーンで活用できるツールの性能向上も期待されています。

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