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動画編集・イラスト未経験の私が、生成AIツールを駆使したら簡単にAI漫画を作れてしまった件

AI漫画 生成AI 作ってみた

AI漫画によって、誰でもYouTubeの収益化が可能になるかもしれません。

AI漫画であれば、イラスト作成や動画編集などのスキルがなくても簡単に制作できるからです。

実際に、動画編集・イラスト未経験の私が生成AIツールを駆使してこんなAI漫画を作ることができました!

というわけで今回は、イラスト・動画編集のスキルゼロの筆者が実際にAI漫画を制作した方法をご紹介します。

最後までご覧いただき、AI漫画に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください!

なお弊社では、生成AIツール開発についての無料相談を承っています。こちらからお気軽にご相談ください。

目次

AI漫画とは?

AI漫画とは、最近YouTubeで流行しているジャンルであり、AIツールで生成したイラストや音声を用いた作品」を指します。

例えば、以下はAI漫画を運営しているYouTubeチャンネルの動画です。

本来このような漫画系動画を制作するには、下記のようなスキルが必要です。

  • イラスト作成
  • ナレーション
  • 動画編集

もちろんスキルがなければ外注するというのも手ですが、外注費用だけで1本あたり安くても2万円以上かかってしまうため、ある程度資金力がなければなりません。

しかし近年、AIツールが進化したことにより、誰でも簡単にイラストや音声を生成できるようになりました。
しかもAIツールは利用料金が安く、ものによっては無料で使えるため、コストも大幅に削減できます。

つまり、スキル・資金力がなくても、誰でも簡単に漫画系動画が制作できる時代がやって来たのです!
実際、たった5本のAI漫画動画で収益化したYouTubeチャンネルもあるくらいです。

なお、動画生成AIのCoDeFについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【CoDeF】革命的な動画生成AI!AIが動画編集をする時代の到来

AI漫画の仕組み

AI漫画を制作するには以下5つの工程があります。

  • プロット
  • 台本
  • イラスト
  • ナレーション
  • 動画編集

上記の中でも「イラスト」と「動画編集」は、本来専門的なスキルが必要な工程です。

ここでは以下のツイートを参考に、イラスト・動画編集のスキルがなくても、AI漫画が作れる方法を考察してみました。

プロット

プロットとは、ストーリーにおける重要な出来事をまとめたものです。

AI漫画を制作するには、まずプロットを作成しなければなりません。

そしてプロットは、下記のようなAIツールを使って自動で作成できると考えられます。

ちなみに上記ツールはどちらも無料版があるので、お金を一切かけずにプロット作成も可能です。(ただし、課金した方がよりクオリティの高いプロットが作れます)

台本

続いて、プロットを基にAI漫画の台本を作成します。

通常、台本作成作業を外注すると、1件あたり数千円から数万円の費用が必要です。

しかし、例えばChatGPTのようなAIツールに台本のベースを作成してもらい、リライト作業のみ外注すれば、コストを大幅に削減できると考えられます。

もちろん、リライトを自分で実施すれば費用は一切かかりません。

イラスト

続いて、台本を基に場面ごとのイラストを作成します。

イラストの知識・スキルがない方にとっては、本来であればこの行程が一番ハードルが高いでしょう。

自分ではイラストを描けないし、かといって外注すると数万円かかってしまう工程ですからね。

しかし今では、下記のようなAIツールを使えば、誰でも簡単に高品質なイラストが生成できるようになりました。

  • Stable Diffusion
  • HolaraAI
  • BingAI

AI漫画のイラスト作成においても、上記ツールが役立つと考えられます。

しかもこれらのツールは無料でも利用できるため、外注した場合と比べて大幅にコストも削減可能です。

ナレーション

続いてはナレーションを作成します。

ナレーションは自分でやればもちろん無料ですが、登場人物が複数人いる場合などは声優に外注する必要があり、1本あたり数千円かかってしまいます。

しかし、例えばCoeFontなどの音声生成ツールを使えば、声優を雇わずにナレーションを作れるのです。

つまり、声優への外注コストをカットしつつ、AI漫画のナレーションが作成できると考えられます。

ちなみに、CoeFontは無料プランも用意されているため、簡単なストーリーであれば無料で制作もできます。(課金した方が音声のバリエーションが豊富で、イントネーションの調整も可能)

動画編集

最後に、これまで作成した素材を基にAI漫画動画を編集します。

作業内容としては、イラストと音声を合体させるだけなので、スキルがなくてもそこまで大変でもありません。

もし編集が面倒であれば、この程度の作業なら数千円で外注も可能です。

また、VrewなどのAIツールを使えば、テロップ挿入などの作業も自動化できると考えられます。

AI漫画を実際に作ってみた

ここでは、イラスト・動画編集の知識ゼロの筆者が、実際にAI漫画を制作してみた様子をお見せします。

1. ChatGPTでプロットを作成

まず、ChatGPTに下記のプロンプトを入力し、プロットを作成します。

プロンプト内容:

漫画のプロット作成をお願いいたします。 

「恋愛 幼馴染 夏祭り」をキーワードとして、次の要素を提案してください。 

なお、登場人物は2人にしてください。 

(要素)

 テーマ、ジャンル、タイトル、コンセプト、ログライン、登場人物、設定、プレミス、プロットポイント(序盤)、プロットポイント(中盤)、プロットポイント(終盤)、ストーリーストラクチャー、サブプロット、テーマ別シーン、シナリオ

すると、以下のようなプロットを作ってくれました。

内容を簡潔にまとめると、下記のとおりです。

  1. 登場人物は悠斗とさくらで、2人は幼馴染
  2. 幼い頃から仲が良かった2人だが、悠斗の父親の転勤で、8歳の頃に離ればなれに
  3. 10年後、2人は偶然駅前で再会し、一緒に夏祭りに行くことに
  4. 夏祭りを楽しんだ2人は、近くで実施されている花火大会を見に行くことに
  5. 花火大会にて、悠斗はさくらに告白し、無事2人は結ばれる

2. ChatGPTで台本を作成

続いて、プロットを基にChatGPTで台本を作成します。

できあがった台本は以下のとおりです。

若干内容が薄い台本になってしまいました。

やはり、台本の作成作業をAIで完全に自動化するのは難しそうですね。

今回は自分でセリフを追加し、リライトを実施しました。

3. ChatGPT・BingAIでイラストを作成

続いて、イラストを作成します。

無料でイラストを生成するなら、Stable Diffusionが最も最適なAIツールですが、Stable Diffusionを利用するにはそれなりにスペックが高いパソコンが必要です。

そこで今回は、誰でも簡単に使えるChatGPTBingAIでイラストを生成してみました。

具体的には、まずChatGPTにイラスト生成のプロンプトを作成してもらいます。

例えば、悠斗とさくらが幼少期一緒に遊んでいるシーンであれば、下記のようなプロンプトを入力します。

悠斗とさくらが公園で仲良く遊んでいる。
悠斗は男・8歳・黒髪。さくらは女・8歳・ピンク色の髪。
このシーンをBingAIでイラスト化するプロンプトを作成してください。
プロンプトは英語でお願いします。

ちなみにプロンプトを英語にするのは、画像生成の精度がより高くなるからです。

こうして出力されたプロンプトが下記です。

Create an illustration of Yuto and Sakura, both 8 years old, playing happily in the park.
Yuto is a young boy with black hair, and Sakura is a young girl with pink hair.
They should be shown enjoying a playful and joyful moment in the park, surrounded by greenery and a playground.
Capture the innocence and happiness of their childhood friendship.

あとは上記プロンプトをBingAIに入力すれば、自動でイラストを作ってもらえます。

こんなにクオリティの高いイラストが、誰でも簡単に、しかも無料で作れるなんて驚きですよね!

4. CoeFontでナレーションを作成

続いて、CoeFontでナレーションを作成します。

CoeFontの使い方は簡単で、ただセリフを入力するだけです。

無料版だと、3種類の声が利用できます。

所々イントネーションはおかしいですが、内容はきちんと伝わるレベルのクオリティですよね。

ちなみにCoeFontは月額プランに課金をすれば、数千種類もの声が利用でき、イントネーションの調整もできます。

より高品質なナレーションを作成したい場合は、月額プランを活用しましょう。

5. Canvaで動画を編集

最後に動画を編集します。

今回は簡単な動画なので、Canvaを使い自分で編集しました。

やり方も簡単で、作成したイラスト・音声をアップロードして合体させるだけです。

以下、できあがったAI漫画です。

ご覧のとおり、ストーリーやナレーションなど、まだまだクオリティには課題があります。

しかし、イラスト・動画の知識0の筆者でもお金を一切かけずに、たった数時間でAI漫画が作れたのは驚きです。

将来的にはAI漫画に限らず、あらゆるジャンルの動画がすべてAIによって作られる時代がやって来るかもしれませんね!

なお、今回イラスト作成に活用したBingAIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
BingAIとは?ChatGPTよりもスゴイ使い方や画像生成の方法を徹底解説

まとめ

以下、本記事のまとめです。

  • AI漫画とは、「AIツールで生成したイラストや音声を用いた作品」のこと。イラスト作成や動画編集などのスキルや資金力がなくても、AI漫画なら誰でも簡単に制作できる。
  • AI漫画を制作するには、「プロット」「台本」「イラスト」「ナレーション」「動画編集」の5つの工程があり、それぞれの工程でAIツールを活用できる。
  • ChatGPTやBingAI、CoeFontなどのAIツールを活用すれば、無料でAI漫画を制作することも可能。

今回紹介したAIツールはあくまで一例であり、AI漫画の制作に役立つツールは他にもたくさんあります。

AI漫画に興味がある方は、ぜひ色々なツールを活用して一度自分で制作してみてはいかがでしょうか?

最後に

いかがだったでしょうか?

弊社では

・マーケティングやエンジニアリングなどの専門知識を学習させたAI社員の開発
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・生成AIとRPAを組み合わせた業務自動化ツールの開発
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また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。

投稿者

  • たけし

    Webライター / メディア運営 フリーランスのWebライターとして活動。 これまでさまざまなAIツールを使ってきた経験を基に、AI技術の最新情報や使用方法に関する記事を執筆。 また、個人でもメディアを運営中。

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