【ChatGPT AutoExpert】どんな専門家でも召喚させられる魔法のプロンプト

ChatGPT AutoExpert プロンプト

皆さん、ChatGPT AutoExpertをご存知でしょうか?

ChatGPT AutoExpertは、あるテキストを追加するだけでChatGPTを拡張してくれるとっても便利で専門性の高いAIアシスタントなんです。

例えば、ChatGPTでプログラムのコードを書くときにもう少し具体的なアドバイスが欲しいケースや、専門的な質問をしても、回答が抽象的であまり参考にならない場面があったりしませんか?

ChatGPT AutoExpertを使えば同じ質問でもより専門的な回答を得ることができます。

この記事ではChatGPT AutoExpertの設定方法から実際にChatGPTとChatGPT AutoExpertを使った比較検証を行いました。

ChatGPT AutoExpertを導入すれば、いつも使っているChatGPTがものすごく簡単にパワーアップできてしまうのでぜひ最後までご覧ください。

目次

ChatGPT AutoExpertの概要

ChatGPT AutoExpertは特定の専門分野やプログラミング言語に関する質問などに対して、より専門的な回答やソリューションを提案するための拡張されたChatGPTモデルです。

一般的なChatGPTは広範囲におけるトピックの回答を生成してくれますが、ChatGPT AutoExpertを使えばさらに深い領域での回答を得ることができます。

ChatGPTとChatGPT AutoExpertの違い

ではChatGPTとGPT AutoExpertでは具体的に何が違うのかを、当の本人(?)であるChatGPTに聞いてみました。

■プロンプト

ChatGPT-AutoExpertと普通のChatGPTの違いは?

■結果

ChatGPT-AutoExpertと通常のChatGPTの主な違いは、以下の点です:

1. **専門知識の提供**: ChatGPT-AutoExpertは、専門家のようなアドバイスを提供する能力に特化しています。特定の分野やトピックに関する質問に対して、専門知識をもとに詳細な回答を提供できます。通常のChatGPTは一般的な知識に基づいて応答します。

2. **プログラムのコード生成**: ChatGPT-AutoExpertは、プログラミングに関する質問に答え、プログラムのコードを生成または修正することができます。通常のChatGPTは、プログラミングに関する質問にも応答できますが、より専門的なアドバイスやコード生成は得意ではありません。

3. **文書の要約**: ChatGPT-AutoExpertは、長い文章や文書の要約を行う能力があります。特定の文書や記事を要約するリクエストに対応できます。通常のChatGPTも文書の要約に一般的な原則に基づいて応答できますが、より専門的な文書要約は得意ではありません。

4. **カスタム対話**: ChatGPT-AutoExpertは、特定のタスクやワークフローに合わせた対話ベースの解決策を提供できます。これは、カスタムアプリケーションやシステムに統合できます。通常のChatGPTは汎用的な対話を提供しますが、カスタム対話に特化していません。

5. **専門家プロファイル**: ChatGPT-AutoExpertは、ユーザープロファイルに基づいて回答を特定の要件や好みに合わせてカスタマイズできます。通常のChatGPTは、一般的な知識に基づいて応答し、ユーザープロファイルには適応しません。

ChatGPT-AutoExpertは特定の専門分野で高度なアドバイスや支援が必要な場面に適しており、通常のChatGPTは幅広い一般的な質問に対応できる汎用的なAIアシスタントです。どちらも異なる用途に適しており、具体的なニーズに応じて選択できます。

ChatGPTができることがベースになっていますが、やはりChatGPT AutoExpertは専門的な回答を返してくれるようですね。

特に「専門知識の提供」や「プログラムコードの生成」、「文書の要約」などは多くの人が役に立つ機能ではないでしょうか?

ChatGPT AutoExpertの各エディションでの違い

ChatGPT AutoExpertには、GPT-3.5で利用できるStandard Editionと、GPT-4.0で利用できるDeveloper Editionの2つのエディションが存在します。

ここでは2つのエディションの主な特徴をまとめました。

Standard Edition

  • 質問を改善:質問があいまいでも、AutoExpertは自動的に質問を明確に書き換えて、専門家が提供できる最良の回答を返します。
  • スラッシュコマンド: 簡単にAutoExpertシステムと対話できます。要約、追加の質問のアイデア、異なる視点などを取得できます。
  • フレームワークと方法論の自動選択: 最適な回答を形成するための適切なフレームワークを自動的に選びます
  • 深度とニュアンスの最大化:高品質で詳細な回答を受け取ります。
  • 日常使用に最適:オンオフなどの作業は不要で、ChatGPTの体験が大幅に向上します。
  • 最適な専門家を自動的に識別: どんな質問にも、毎回最適な専門家を自動で見つけ出します。
  • 手間要らず:余計な前置きなしで、事実に直接アクセスします。
  • リソースリンク:関連トピックやおすすめトピックに自動的にインラインリンクを生成します。

Developer Edition

  • 重要:ChatGPTプロフェッショナルサブスクリプション、GPT-4、および高度なデータ分析の設定が必要です。
  • 冗長性の選択::生成されるコードの複雑性を簡単に選べます。
  • Jupyterによる強化: 既にJupyterカーネルが動いています。Developer Editionでは、さらに多くの”スラッシュコマンド”が使えるようになります。
  • 途中から再開可能::新しいチャットを開始しても、前回何をしていたかをChatGPTが忘れることはありません。
  • カスタムホイールのインストール: Pythonのパッケージ用のホイールを自動的にアップロードしてインストールできます。
  • 作業の保存:コードスニペット、要件、行った作業のメモリーを保存できます。
  • ファイルとシンボルツリー::各回答の最後に表示されるファイル/シンボルツリーにより、何をしたかを常に記録します。

ChatGPT AutoExpertの料金体系

ChatGPT AutoExpertは「CC BY-NC-SA 4.0 DEED」のライセンスとなっているため、利用料はかかりません。

ただ、ChatGPT AutoExpertのStandard EditionはGPT-3.5なのに対し、Developer EditionはGPT-4.0で動作するためGPT-4.0の利用料(月額20$)が必要となります。

まずはStandard Editionで試してみて、より高度な回答が欲しい場合はDeveloper Editionを試してみるのがおすすめです。

ChatGPT AutoExpertの使い方

ChatGPT AutoExpertを使うにはChatGPTのCustom instructionsに設定を入れるだけなのですが、Standard EditionとDeveloper Editionとでは少しだけ使い方が異なります。

Standard Edition

Standard EditionではCustom instructionsを設定するだけで利用可能です。

まず、ChatGPT左下の点が3つ並んだアイコンをクリックしてから表示されたメニュー内の「Custom instructions」をクリックします。

Custom instructionsの設定項目は2箇所あります。

上のテキストボックスにはstandard-edition/chatgpt_GPT3__about_me.mdの内容を、

下のテキストボックスにはstandard-edition/chatgpt_GPT3__custom_instructions.mdの内容をそれぞれコピー&ペーストしたあと、Saveのボタンをクリックします。

これで、Standard Editionの設定は完了です。

Developer Edition

まず、GitからSouceCode.zipをダウンロードし、解凍しておきます。→https://github.com/spdustin/ChatGPT-AutoExpert/releases/latest

次に、ChatGPTにてCustom instructionsの設定を行います。

2箇所のテキストボックスにそれぞれテキストをコピペします。

上のテキストボックスにはstandard-edition/chatgpt_GPT4__about_me.mdの内容を、

下のテキストボックスにはstandard-edition/chatgpt_GPT4__custom_instructions.mdの内容を

それぞれコピー&ペーストします。

これで全体の設定が完了しました。

次に、チャットごとに必要な設定です。

新しくチャットを立ち上げ、tGPT4のメニューから「Advanced Data Analysis」をクリックします。

チャット欄の左側の「+」をクリックして解凍したSouceCode.zipの中にある「autodev.py 」を選択し、アップロードします。

その後、何もメッセージを入力しないで送信ボタンをクリックします。

下図のようなChatGPT AutoExpert の説明が表示されると設定完了です。

ChatGPT AutoExpertを実際に使ってみた

では早速ChatGPT AutoExpertを使ってみましょう。

まずはGPT-3.5で利用できるStandard Editionを試してみます。

■プロンプト

最新のテクノロジートレンドについて説明してください。

■結果

最新テクノロジーの動向について聞いてみたところ、様々な分野のテクノロジー一覧を回答してくれました。

通常のChatGPTと異なるのは、文末に関連リンクやおすすめリンクが表示されるところです。わざわざ調べなくても外部サイトの情報を教えてくれるのは便利ですね。

ただ、あまり専門性のあるプロンプトではなかったので、次はもう少し難しい質問を投げかけてみます。

ChatGPT AutoExpertの推しポイントである専門性の高さは本当なのか?

ChatGPT AutoExpertを使っても、一般的な質問では通常の回答にリンクが追加されているだけでした。

では、専門性の高い質問ではどうなるか試してみました。今回はGPT4を使っています。

健康系の質問

通常のChatGPTとChatGPT AutoExpertに同じプロンプトを投げかけて、回答の違いを比較してみました。

■ChatGPTへのプロンプト

リクエスト: "健康的な食事のプランを教えて。特にタンパク質と炭水化物のバランスについてアドバイスが欲しいです。

■ChatGPTの回答

ぱっと見たところ詳しく書かれているように感じましたが、ほとんどの内容がごく一般的なものでした。

では次にChatGPT AutoExpertの回答を見てみましょう。

■ChatGPT AutoExpertへのプロンプト

リクエスト: "健康的な食事のプランを教えて。特にタンパク質と炭水化物のバランスについてアドバイスが欲しいです。回答は日本語でお願いします。

※日本語での回答を指示しないと、中途半端に訳された結果が出力されるので注意してください。

■ChatGPT AutoExpertの回答

ChatGPT AutoExpertはまずどんな専門家が必要なのかを選択しているようです。その次にどう回答するかをプランニングし、簡潔に返答してくれました。ここまで違いがでるのはすごいですね・・・。

通常のChatGPTよりも情報がまとまっており、とても見やすいと感じました。

プログラミング

次はプログラミング能力について比較してみたいと思います。

■ChatGPTへのプロンプト

Pythonで回帰分析のコードを書いてください。

■ChatGPTの回答

通常のChatGPTでもちゃんとプログラムを提示してくれました。簡単なプログラミングなので、これで問題なさそうですが、ChatGPT AutoExpertではどのような回答になるのでしょうか。

■ChatGPT AutoExpertの回答

日本語での回答指示を入れなかったので、一部が英語のままでしたが今回はデータサイエンティストと機械学習の専門家のようです。

プログラムを見てみると、通常のChatGPTで勧められていた「scikit-learn」のライブラリを使用していることからより高度な処理を行おうとしていることがわかります。

また、どういった処理を行うのかコメントも細かく入っており、とても丁寧なコードになっています。

ChatGPTとペアプログラミングしていると、同じ箇所でバグが発生していたり、回答のコードが全然違うものになったりしますが、ChatGPT AutoExpertでは専門性の高い明確な回答が得られるだけでなく、やりとりの履歴も学習してくれるためペアプロには最適ではないかと感じました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

拡張機能を導入するのは難しいと感じられるかもしれませんが、ChatGPT AutoExpertは決められた箇所にテキストを入れるだけで設定が完了するのでとても簡単です。

GPT-4はチャットごとにpythonファイルの読み込みが必要になってきますが、たったワンクリックで回答のクオリティがぐっと上がり、生産性が向上するのであれば絶対に導入すべき拡張機能だと思います。

ChatGPTを日常的に使っている方は回答の質の違いに驚くはずなので、ぜひ一度試して見てください!

投稿者

  • Hiromi Sai

    ChatGPTメディア運営 / テクニカルライター リベラルアーツ専攻。大学休学中は、Webマーケティング会社のマネージャーとしてライター、ディレクター100名のマネジメントをする。南米のチリとタイでの長期居住歴を持つ。

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