ChatGPTのプロンプトとは?書き方のコツやテンプレートを徹底解説

ChatGPT プロンプト 書き方のコツ テンプレート

みなさん、ChatGPTから思い通りの回答を得られていますか?

2022年11月にリリースされて以降、回答精度の高さで注目を集めてきたChatGPTですが、一方で的外れな回答や思い通りではない回答に「ChatGPT使えないな…」と感じている方も少なくないと思います。

この記事では、ChatGPTの回答精度を上げるプロンプト(指示文)のコツと改善方法をご紹介します。上手なプロンプトを書き方が分からず悩んでいる方向けに、丁寧に解説していきます。

ChatGPTを含む生成AI全般に活用できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

ChatGPTとは

ChatGPT(チャットGPT)とは、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービスです。

ChatGPTをはじめ、Claude・Gemini・DALL-Eなどさまざまなサービスを、総じて生成AI(または生成系AI)と呼びます。他にも、ジェネレーティブAI(Generative AI)とも呼ばれます。

ChatGPTは、イーロン・マスク氏をはじめとした実業家たちが出資している人工知能の研究開発機関「OpenAI」により開発されました。

2022年11月に公開されて以来、その回答精度の高さが話題となり、世界中で利用者が急増しています。

GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、直訳すると「事前学習をした生成する変換器」を意味しています。事前にインターネット上にある膨大な情報を学習し、そのデータをもとにコンテンツを生成するシステムのことです。その機能は自然なテキスト生成に留まらず、翻訳、文章の要約、画像、プログラミングコードなど、生成できるものは多岐にわたります。

現在も改良が加えられており、2024年5月に発表された新たなモデル「GPT-4o」では、テキストだけでなく音声や画像データにも同時に対応可能となりました。自然なテンポでの音声会話も可能となり、より創造性や生産性の向上が期待されています。

なお、対話型AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPTにおけるプロンプト(指示文)とは

ChatGPTにおける「プロンプト(Prompt)」とは、ChatGPTに対する指示のことです。命令文や質問文・指示書など、私たちがChatGPTのチャット欄に入力するテキスト全てが「プロンプト」です。

このプロンプトによって、ChatGPTは画像やコードを生成したり、記事を作成したりといった高度なタスクを遂行します。

実は、ChatGPTの回答の質はプロンプトのクオリティに依存しているのをご存じでしょうか。ユーザーのプロンプト理解度によって、回答内容が大きく左右されてしまうという欠点を持っているのです。

ChatGPTは莫大なテキストデータで構成されたAIであり、その中は想像できないほど膨大な情報で溢れています。プロンプトは「あなた(ChatGPT)が持っている情報の中から、これを引き出して回答して」と伝えてあげる重要な役割を担っています。

プロンプトを「明確に与える」ことで、ユーザーが期待するアウトプットが可能になるのです。

ChatGPTにおけるプロンプトの定番型

ChatGPTに慣れないうちは、プロンプトの書き方に悩んでしまうことも多いと思います。しかし、定型化された書き方を覚えておけば、プロンプトに悩むこともありません。

ChatGPTにおけるプロンプトの定番型を使えばほとんどの質問はうまくいきますので、ぜひ覚えておいてください。

深津式プロンプト

ChatGPTの「深津式プロンプト・システム」とは、Note株式会社のCXOである深津貴之氏が考案したプロンプトの書き方です。冒頭でChatGPTの役割を指定して条件を明確に伝えることで、より効率的に精度の高い解答を出力させることを目的としています。

以下は、深津式プロンプトのテンプレートです。

#命令書:

あなたは{ }です。

以下の制約条件と入力文をもとに、最高の結果を出力してください。

#制約条件:
・
・
・

#入力文:

#出力文:

ゴールシークプロンプト

ゴールシークプロンプトとは、曖昧な情報や質問からでもAIを具体的な成果へと導く手法のことです。「シュンスケ式プロンプト」とも呼ばれます。

AI for U株式会社の取締役Co-Founderで、生成AI活用スペシャリストのハヤシシュンスケさんによって考案されました。

以下は、最適なプロンプトを引き出すゴールシークプロンプトの一例です。

あなたにはプロンプトエンジニアになってもらいます。完成したプロンプトはChatGPTで使用します。

1.最初に何についてのプロンプトであるか私に確認してください。

2.私の入力に基づいてプロンプトを作成してください。

3.プロンプト作成後に私が追加情報を提供するので、プロンプトを改修してください。

上記を入力すると、ChatGPTから質問形式で回答が出力されます。ChatGPTからの質問に都度答えていき、自身の目的に最適なプロンプトを引き出していきます。

ReActプロンプト

ReActプロンプトとは、「推論」「必要な行動」「最終的な結果」の3段階を質問して、AIに段階的に思考を促すための書き方です。

簡単に言うと、「考える」と「行動する」を組み合わせることで、AIがより的確に計画を立てられるようにします。

実際に、2022年に発表された論文「ReAct: Synergizing Reasoning and Acting in Language Models」では、ReActプロンプトを使うと複雑な質問応答(HotpotQA)や事実確認(Fever)のタスクにおいて、情報の正確性が大幅に向上することが示されています。

以下は、ReActプロンプトのテンプレートです。

(解決したい課題)の解決方法を教えてください。

・Thought:

・Action:

 箇条書きで教えてください。

・Observation:

なお、プロンプトデザインの秘密について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPTのプロンプトを上手に書くコツ

ChatGPTは、会話形式の文章で質問や指示に答えてくれる非常に便利なツールですが、的外れな回答で「やっぱり使えない」と感じることも多いのではないでしょうか。

ChatGPTの回答精度は、ユーザーが入力するプロンプトの内容によって大きく左右されることがわかっています。そのため、「プロンプトを上手に書くこと」はChatGPTを使いこなす上で非常に重要なポイントです。

主に以下の6つのコツを押さえておくと、プロンプトを書くときに役立ちます。

  1. 質問を具体的かつ明確にする
  2. 対象者を明示する
  3. 役割を指定する
  4. 参考情報を与える
  5. 回答の形式を指定する
  6. 情報の範囲を指定する

1つずつ解説していきます。

質問を具体的かつ明確にする

ChatGPTのプロンプト入力では、内容を具体的かつ明確に伝えましょう。

質問内容が曖昧だと、ChatGPTが質問内容を理解しにくくなり回答精度が低くなります。特に、「良い感じに」「いくつか」「ちゃんとした」など、はっきりとしない表現は避けてください。

具体的かつ明確な指示を与えることで、ChatGPTが質問を理解しやすくなり、望んだ回答を得られる確率が高くなります。

〈例〉
最も有名な音楽家を教えてください。
→バロック時代の最も有名な音楽家を3名挙げてください。

対象者を明示する

回答結果が「誰に向けたものなのか」を事前に明示することで、ChatGPTはその対象者に合わせた回答内容を出力します。

たとえば、「生成AIを全く知らない人に向けて生成AIについて説明する」ことを目的としていた場合、回答内容はよりシンプルかつ誰にでも理解できる内容でなくてはなりません。「生成AIを知らない人」という対象者を指定しない場合、求めていない専門的な分野にまで広がった回答になる可能性もあります。

〈例〉
生成AIについて解説してください。
→生成AIについて、生成AIを全く知らない小学生向けに分かりやすく解説してください。

役割を指定する

プロンプトを通じてChatGPTに明確な役割を与えることで、その分野においてより専門的で精度の高い回答が得られます。

たとえば、料理の専門家や英語の先生、システムエンジニアなど、「○○の専門家です」「プロの○○です」というような形で、得たい回答内容に合った専門家の役割を与えます。

〈例〉
分数について教えてください。
→あなたは小学校の算数の先生です。分数について分かりやすく説明してください。

参考情報を与える

ChatGPTは、与えられた参考情報(テキスト)を基にした回答を生成することができます。

OpenAI社が提供する「GPT best practices」にも、参考情報を与えることでChatGPTは嘘の少ない回答を生成しやすくなる、と記載されています。

たとえば商品PR文であれば、参考にできるソースとして商品の詳細情報や仕様、類似した過去の商品PR文などをプロンプトに含めると、より効果的で希望に沿った回答を得られます。

また、特定の報告書を基にした要約や学術論文を引用しての説明なども挙げられます。

〈例〉
以下の参考文書に基づいて、商品PR文を100文字以内で作成してください。
“””
{参考にする文書}
“””

回答の形式を指定する

ChatGPTにあらかじめ回答の出力形式を指定することで、回答結果をある程度コントロールすることができます。

たとえば、箇条書きや項目ごとに分ける、表の作成など、希望に沿った形式で出力可能です。また、回答の文字数も制限することで重要な情報を簡潔にまとめた回答を作成できます。

〈例〉
ChatGPTの業務活用アイデアを出してください。
→業務におけるChatGPTの活用アイデアと根拠となる理由を、それぞれ200文字以内で箇条書きで5つ作成してください。

情報の範囲を指定する

情報の範囲を指定する=「情報を制限する」ことで、ChatGPTはより関連性の高い最適な回答を出力しやすくなります。

ChatGPTが出力した情報が多すぎる場合と少なすぎる場合のどちらにも応用することができ、必要な情報だけを得られる確率が高くなります。

日付や期間などの時間だけでなく、特定のジャンルやカテゴリー、特定の地域や国など、さまざまな情報を指定(制限)できます。

〈例〉
最新のAI技術トレンドを教えてください。
→2024年のAI技術に関する最新トレンドについて、主要なポイントを3つに絞って説明してください。

より良いプロンプトを作る具体的な方法

今回ご紹介する方法は、ChatGPTに「プロンプトをより洗練してください」とお願いするというものです。
つまり「プロンプトを改善するプロンプト」を作ります。

今回のハンズオンでは、

テキスト生成AIの活用方法に関する記事

というプロンプトを改善していきます。
この抽象的で、ChatGPTに何をしてもらいたいのか分からないものが、なんと……

「製造業におけるコミュニケーションの問題を解決するために、テキスト生成AIを活用する方法について説明してください。具体的には、製造業におけるコミュニケーションの問題とは何か、テキスト生成AIを使用することでどのような解決策があるか、そしてその解決策が製造業に与える効果についても説明してください。ただし、生成されるテキストには、誤った情報や暴力的な内容が含まれないように注意してください。」

という具体的なものに変化していきます。

それでは早速プロンプト改善をやっていきましょう!

  1. OpenAI Playground を開きます。↓
    https://platform.openai.com/playground?mode=chat
    Playground を開くとこのような画面になります。


2. 画面の左側に、プロンプトを入力すると……

--プロンプト--私のプロンプトエンジニアになってほしい。 あなたの目標は、私のニーズに最適なプロンプトを作成できるようにすることです。 このプロンプトは、ChatGPT によって使用されます。 次のプロセスに従います。<br>あなたの最初の応答は、プロンプトが何についてであるべきかを私に尋ねることだけです。ユーザーの回答を得てから、継続的な反復を通じて改善する必要があります。<br>ユーザーの入力に基づいて、3つのセクションを生成します。 a) 改訂されたプロンプト (書き直されたプロンプトを提供します。明確、簡潔で、簡単に理解できるものにする必要があります)、b) 質問 (プロンプトを改善するために私から必要な追加情報について、関連する質問をしてください) c) 想定される応答(プロンプトを入力されたChatGPTの応答。一文で。)<br>この反復プロセスは、私があなたに追加情報を提供し、あなたが改訂されたプロンプト セクションのプロンプトを更新して、私が完了したと言うまで続けます。

3. 画面右側にこのように出力されます。(以下の画像参照)

--出力--はい、喜んでプロンプトエンジニアとしてお手伝いします!まずは、あなたが望むプロンプトのトピックについて教えていただけますか?----

これで、ひとまず準備は完了です。

4. どんなプロンプトを書きたいか伝えます。
例えば、

テキスト生成AIの活用方法に関する記事

と入力すると、ChatGPTから次のようなテキストが……
改訂されたプロンプト
必要な追加情報についての質問
が表示されてます。
改訂されたプロンプトをよく見ると、
具体的で、細かい内容にまで触れているプロンプトになりました。

ありがとうございます!理解しました。改訂されたプロンプトと、必要な追加情報についての質問を提供いたします。

改訂されたプロンプト:

テキスト生成AIの活用方法について、詳しく説明してください。どのような業界や分野で使用されているのか、どのような問題を解決するために活用されているのか、またその効果についても含めて説明してください。さらに、その利用方法に関する成功事例や、今後期待される可能性についても述べてください。

必要な追加情報についての質問:

1. テキスト生成AIを使用する際に、どのような種類のデータや素材が必要ですか?

2. テキスト生成AIを用いたプロジェクトにおいて、どのような種類の問題を解決することができますか?

3. テキスト生成AIの利用方法について、技術的な詳細を含めた解説が必要ですか?それとも、一般的な理解を深めるための説明で十分でしょうか?

4. テキスト生成AIを使用する際には、どのような倫理的な問題が考慮される必要がありますか?

5. テキスト生成AIを使用する上での成功事例について、特に興味のある分野や業界はありますか?

5. ChatGPTから、もっと具体的なプロンプトを書くために、
必要な追加情報の質問が5つ提示されていたので、以下のように回答します。

テキスト生成AIはChatGPTを使用します。
業務におけるコミュニケーションの問題を解決したいです。
詳細な解説は必要ありません。
誤った情報や暴力的な内容は出力されるべきではありません。
製造業に興味があります。

それに対する返答が以下です。
改定されたプロンプトに、質問への回答が考慮されたものが表示されています。

ありがとうございます!理解しました。

改訂されたプロンプト:

製造業におけるコミュニケーションの問題を解決するために、テキスト生成AIを活用する方法について説明してください。具体的には、製造業におけるコミュニケーションの問題とは何か、テキスト生成AIを使用することでどのような解決策があるか、そしてその解決策が製造業に与える効果についても説明してください。ただし、生成されるテキストには、誤った情報や暴力的な内容が含まれないように注意してください。

質問:

1. 製造業におけるコミュニケーションの問題とは、どのようなものがありますか?

2. テキスト生成AIを使用して、製造業におけるコミュニケーションの問題を解決するには、どのような種類のデータや素材が必要ですか?

3. テキスト生成AIを使用する際に、誤った情報や暴力的な内容が出力されないようにするために、どのようなデータ管理や品質管理の手段が必要ですか?

4. テキスト生成AIを使用することで、製造業にどのような具体的な効果が期待できますか?例えば、コミュニケーションの改善による生産性の向上や、コスト削減などがある場合、その具体的な数字や事例を教えてください。

5. 製造業以外でも、テキスト生成AIを使用してコミュニケーションの問題を解決することができる可能性がありますが、製造業に特化した利用方法に関する情報が必要ですか?それとも、他の分野や業界での成功事例についても興味がありますか?

ひとまず質問への回答はやめますが、いかがだったでしょうか。
質問への回答を繰り返すだけで、

「テキスト生成AIの活用方法に関する記事」

というざっくりとしたプロンプトを、

「製造業におけるコミュニケーションの問題を解決するために、テキスト生成AIを活用する方法について説明してください。具体的には、製造業におけるコミュニケーションの問題とは何か、テキスト生成AIを使用することでどのような解決策があるか、そしてその解決策が製造業に与える効果についても説明してください。ただし、生成されるテキストには、誤った情報や暴力的な内容が含まれないように注意してください。」

という、具体性の高い内容に磨き上げることができました。

この方法は、文章力に自信がない方に重宝されるかなと思います。
Stable DiffusionなどのText to Image向けのプロンプトを作成することもできそうですので、
ぜひご活用いただければと思います!

なお、プロンプトエンジニアリングの秘訣について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

プロンプトのテンプレート

ここでは、すぐに応用できるプロントのテンプレートをご紹介します。

プロンプトには、大きく分けて以下の3つのパターンがあります。

  • 質問型プロンプト
  • 指示型プロンプト
  • 話題設定型プロンプト

それぞれのプロンプトの概要とテンプレートをご紹介していきます。

質問型プロンプト

最も基本的なパターンが、「質問型プロンプト」です。

ChatGPTに質問を投げかけて、その質問に対する回答を生成するというものです。

「○○は何ですか?」というような一般的な質問形式から、「○○について教えてください」などのお願い形式も質問型に当たります。

ビジネスシーンでも、専門用語の解説や難解な用語・概念を分かりやすく説明してもらうなど、さまざまな使い方ができます。

▽テンプレート1:質問する

{キーワード}は何ですか?

〈例〉日本で1番高い山は何ですか?

▽テンプレート2:教えてもらう

{キーワード}について教えてください。

〈例〉リーマンショックについて教えてください。

▽テンプレート3:専門用語の解説

{専門用語}について、{ターゲット}に向けて明瞭で分かりやすい言葉を使って段階的に解説してください。専門的な言葉や複雑な考え方が出てきたら、それを理解しやすくするための例や比喩を用いて詳しく説明してください。

▽テンプレート4:効果的な語学学習方法を尋ねる

あなたは、{言語}の先生(またはプロのコーチや専門家)です。

現在の私の{言語}レベルは{レベル(初心者、中級、CEFRなど)}です。

{希望の期間(1ヶ月、3ヶ月など)}後に{目標レベル}までの{スキル内容(単語力、会話力など)}を身に着けるための効果的な学習方法を教えてください。

{期間(1週間、1ヶ月など)}ごとの具体的な学習内容を提示してください。

※{}内は目的に合った単語・内容に変更して使用してください。

指示型プロンプト

ChatGPTに指示をして回答を生成するパターンが、「指示型プロンプト」です。

「要約して」「生成して」「コードを書いて」など、命令形式が指示型に当たります。

「プロンプトを上手に書くコツ」の項でもお伝えしたように、指示内容は具体的かつ明確であればあるほど回答精度は高くなります。

▽テンプレート1:論文の要約(論文はPDFをアップロード)

この論文の内容を、{対象者(小学生、高校生、知識のない人など)}でも理解できるレベルに簡略化して要約してください。

要約する際は、#出力条件に従ってください。

#出力条件

- 要約後の文字数は問いません。

- 一文ごとに改行をして見やすくしてください。

- 専門用語は可能な限り平易な言葉に置き換えてください。

- 必要に応じて簡単な例を用いて説明してください。

▽テンプレート2:ビジネスメールの作成

#命令書:

あなたは、プロの営業担当者です。

以下の制約条件と入力文をもとに、最高の{キーワード(請求書、お礼、挨拶など)}に関するビジネスメールを出力してください。

#制約条件:

・{敬語を正確に使う}

・{連絡先を含める}

・{件名に「○○送付のお知らせ」を含める}

・{添付ファイルに言及する}

#入力文:

{メールに入れる必要事項を記載}

#出力文:

このタスクで最高の結果を出すために、追加の情報が必要な場合は質問をしてください。

▽テンプレート3:文章の校正

以下の文章から、誤字・脱字・不自然な表現を見つけて、修正すべき箇所をすべて挙げてください。その上で、修正した後の文章案を作成してください。

###校正してほしい文章:

”””
{文章}

“””

▽テンプレート4:英文の添削

以下の英文を、ネイティブスピーカーが使う自然な表現に添削してください。また、文法やスペルの誤り、語句の不適切な選択があれば指摘し、改善案も提示してください。添削後は、どうしてその表現にしたのかも教えてください。なお、文章のトーンは{トーン(カジュアル、フォーマルなど)}にしてください。

#英文:

{添削したい英文を入力}

※{}内は目的に合った単語・内容に変更して使用してください。

話題設定型プロンプト

ChatGPTに特定のトピックに関する情報や意見を生成させるパターンが、「話題設定型プロンプト」です。

主にディスカッションやディベート、エッセイやブログ記事の執筆など、意見や情報が求められるシーンで使用されます。

▽テンプレート1:テーマについて掘り下げる

{テーマ}についての重要性を述べてください。

▽テンプレート2:テーマのメリット・デメリットを述べる

{テーマ}について、メリットとデメリットをそれぞれ{文字数}以内で説明してください。

▽テンプレート3:テーマに関するアイデア出し

#命令文

以下のテーマで独創的な案を以下の処理に従って提示してください。

#処理

テーマについて5つ考え、level1の回答として提出してください。

次に、1~5のそれぞれの回答をさらに独創的にするための案を提出してください。

続いて、先ほどの案を踏まえた改善版の活用方法を5つ考え、level2の回答として提出してください。

これをlevel5まで繰り返してください。

#テーマ

{キーワードを入力}

▽テンプレート4:想定される質問を挙げる

あなたは{職種}で働くオペレーターです。{キーワード}のカスタマー対応を担当していますが、顧客からの質問にはどのようなものが考えられますか。

※{}内は目的に合った単語・内容に変更して使用してください。

ChatGPTを使うときの注意点

ChatGPTは、日常生活やビジネスなどさまざまなシーンで使える非常に便利なAIツールですが、使う際には注意しなければならない点もあります。

主に以下の3つのことに注意が必要です。

  • 情報漏えいのリスク
  • 誤情報を出力することがある
  • 著作権を侵害する可能性

1つずつ解説します。

情報漏えいのリスク

ChatGPTの利用には、情報漏えいのリスクが伴います。

ChatGPTの提供元であるOpenAIの利用規約では、ユーザーの入力した内容はChatGPTの学習データとして使われる可能性があることが明記されています。

ChatGPTのモデル学習に使用されただけであれば、第三者に情報を悪用される可能性は少ないかもしれませんが、ChatGPTは学習した情報をほかのユーザーへの回答に利用する可能性もある点に注意が必要です。

また、近年ではサイバー攻撃によるデータベースの侵害も増加しており、サイバー攻撃によってユーザーの情報や会話履歴が盗まれる危険もあります。

ユーザーはあらかじめ情報漏えいのリスクを理解し、個人情報や機密情報など重要な情報は入力しないように気を付けましょう。

入力した内容がモデル学習に使用されることを望まない場合、オプトアウト(使用停止)を設定することもできます。※1

誤情報を出力することがある

ChatGPTの回答は、100%正しいとは限りません。

ChatGPTをはじめとした生成AIには、AIが実際には存在しない情報をあたかも事実かのように回答する現象(ハルシネーション)が起こる場合があります。

これは、AIがユーザーの質問の意図を正しく解釈できなかった場合に、それらしい情報と関連付けて回答してしまうことが原因です。

アップデートを重ねるごとにハルシネーションの確率は下がりつつありますが、それでもまだ100%信用はできません。現時点での生成AIの限界を理解して、複数の生成AIを使う、自身でダブルチェックを行うなどの対策を取りましょう。

著作権を侵害する可能性

ChatGPTで生成したコンテンツの著作権は原則利用者に帰属しますが、既存のコンテンツと類似・酷似しているものを商用利用した場合には、著作権侵害が疑われる可能性があります。

ChatGPTはインターネット上のデータを学習しているため、既存コンテンツに類似したものを出力する可能性は十分にあり得ます。

2018年に改正された日本の著作権法(第30条の4第3号)では、機械学習で利用される著作物については原則として著作権侵害にはならないとされています。つまり、商用利用を目的としなければ、ChatGPTを含む生成AIによって作られた制作物に元データの著作権は及ばないということです。

ただし、これはあくまで日本の法律が及ぶ範囲に限られていることを念頭に置いてください。

ChatGPTを利用する際は、既存コンテンツとの類似性を人の目やチェックツールなどで必ず確認し、著作権侵害に当たらないかを注意する必要があります。

なお、生成AIのリスク対策について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

ChatGPTのプロンプトを上手に活用しよう!

ChatGPTの回答精度はプロンプトのクオリティによって大きく左右されるため、プロンプトの理解を深めより効果的な書き方を知る必要があります。

今回ご紹介したプロンプトの上手な書き方の6つのコツを、ぜひ押さえておいてください。

  1. 質問を具体的かつ明確にする
  2. 対象者を明示する
  3. 役割を指定する
  4. 参考情報を与える
  5. 回答の形式を指定する
  6. 情報の範囲を指定する

ChatGPTはさまざまなシーンで役立つ非常に便利なAIツールである一方、情報漏えいや誤情報の生成、著作権侵害など、ChatGPTの利用にはリスクがあることも理解しておく必要があります。

とはいえ、そのリスクもプロンプトの内容次第である程度防ぐことは可能です。

プロンプトの理解度を深めて、ChatGPTを上手に活用しましょう!

参考記事
サービス紹介資料

生成系AIの業務活用なら!

・生成系AIを活用したPoC開発

・生成系AIのコンサルティング

・システム間API連携

最後に

いかがだったでしょうか?

AIの活用が進む中で、効率的なプロンプト設計はビジネス成長の鍵。プロンプトの設計次第で、生成AIの出力は大きく向上します。

株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!

開発実績として、

・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
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・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
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などの開発実績がございます。

まずは、無料相談にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

➡︎生成AIを使った業務効率化、生成AIツールの開発について相談をしてみる。

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投稿者

  • Leon Kobayashi

    必ずフォローすべきAIエバンジェリスト(自称) => 元東証一部上場ITコンサル (拙者、早口オタク過ぎて性に合わず退社)<-イマココ 【好きなもの】リコリコ・しゃぶ葉 宜しくおねがいします。

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