GPT4が無料で使える!?ChatGPTへ課金する前に検討してほしいAIサービス2選
GPT-4は文脈理解や複雑なタスクへの対応力がGPT-3に比べて向上しているため、より自然で人間らしいテキストを生成することができます。そのため、ChatGPTのGPT-4はテキスト生成や翻訳、創作など、さまざまな用途に活用されています。
しかし、ChatGPTのGPT-4を使うには月額$20の支払いが必要です。GPT-4を採用している無料で気軽に使えるサービスがあるので、本当に無料で使えるのか?と気になり、試してみました!どのように使うのかもご紹介しますので、ChatGPTに月額$20支払う前にぜひ参考にしてみてください。
GPT4を無料で利用できるAIサービスと使い方を紹介
基本的にGPT4.0は有料機能ですが、一部AIサービスでは制限はあるものの、ある程度無料で利用することができます。ここでは、GPT4を無料で試せるサービスを紹介します。
①ora.sh
ora.sh は、ユーザーが簡単に独自のAIチャットボットを作成できる先進的なプラットフォームです。誰でも独自のAI (Ora) を作成してパーソナライズし、共有できます。この機能を利用してGPT4を使うことができます。
利用制限があるのか気になって調べたのですが、公式には明記されていません。しかし、内部的にはGPT-4 APIを使っているはずなので、運営元は使われるたびに従量課金されると考えられます。そのため、どこかにキャッシュポイントがあり、利用制限がかかる可能性はあると思います。
とはいえ、現時点では利用制限を感じることなく、自由に試すことができるのです。とにかく無料で使えてしまうのでGPT-4に興味がある方は、ぜひ試してみてください!
使い方はこちら↓
①ora.shにアクセスすると、こんな画面が表示されます。
②初めての場合は、サインアップが必要。クリックすると……
③こんな画面に。使いたいGoogle アカウントを選んでサインアップ!
④サインアップは完了ですが、この画面になっちゃう……
⑤ですので、もう一度、ora.shにアクセス。
これで、準備は完了です。実際に使ってみます!
文字を変換するたびに入力されてしまったため、画像のようにとぎれとぎれの指示文になってしまいました。本当は、「PythonでMySQLに接続するためのプログラムを書いて」と1文で入れたかった…。ですが、メモ帳など使えば解決できそうですね!!
②Bing
Bing は、Microsoftが提供する検索エンジンで、GPT-4モデルを活用しています。ユーザーはBingのウェブサイトを訪れるか、Bing Chat for All Browsersの拡張機能をインストールしてGPT-4モデルを利用できます。
こちらは、内部的にGPT-4を使っています。ChatGPTより優れている点は、「2021年問題」を解消していること。「2021年問題」とは、ChatGPTの回答はインターネットにある情報に基づいて生成されるため、2021年以降に更新された情報は反映されていないというものです。
そのため、最新の情報に基づいた回答が必要な場合は、ChatGPTでは不十分でした。BingのAIチャット機能は、GPT-4のアップデートに伴って最新の情報をもとにトレーニングされるため、「2021年問題」を解消しています。
つまり、Bing AI Chatは最新の情報に基づく回答を生成することができます。
例えば、「日本の総理大臣は?」と聞くと……
菅さんという回答が!ChatGPTの学習データが2021年9月までなので仕方ありません。
ですが、BingAIはこれを解消した上で無料。つまりインターネットから、最新情報をキャッチして、さらに賢いAIが回答文を作ってくれるんです!めっちゃ嬉しい!もちろん、BingAIに「日本の総理大臣は?」だと、岸田さんと回答してもらえます!
使うためには、
- Microsoft アカウントの作成
- ウェイティングリストへの登録
が必要です。
また、「ウェイティングリストに登録しているのに、なかなかBing AIが使えない!」という方もご安心ください。「Microsoft アカウントの誕生日の登録」を行うと解決するかもしれません。
BingのAIチャット機能を利用する上でのポイントは、モード選びです。リサーチで使う場合は、正確な情報を得ることが重要なので、厳密モードを選ぶのがおすすめです。
私もリサーチで使うときは、厳密モードを選んでいます。厳密モードは、事実にもとづく簡潔な回答を得ることができるため、誤った情報を教えてこない印象があります。
③Poe(ポー)
PoeはQuoraというアメリカ企業が提供している個人向けの生成AIプラットフォームサービスです。Poeの無料プランに登録すると、GPT-4を1日1回限りですが無料で使えます。
無料プランの期間は無制限のため、気づかずに課金されることもなく、安心して使えるサービスです。GPT-4以外にも、Claude2やLlama-2などの生成AIを使えるため、他の生成AIを使いたい方におすすめのサービスです。
使い方は以下のとおり。
①Poeの公式サイトにアクセスし、ログインを行う。
②Poeのトップ画面が表示されます。
③検索からGPT-4以外の生成AIを選択して、試せます。
Poeの無料プランでは、一日1回しかGPT-4を使えないため、無料でしっかりと使いたい方にはおすすめできません。しかし、他の生成AIと比較しながら使いたい方にはおすすめのサービスです。
nat.devは無料でGPT4が使えなくなった
nat.devとは、様々なAIツールにアクセスできるプラットフォーム。ChatGPTをはじめ多くのAIツールを取り扱っていました。以前は、nat.devでGPT-4が無料利用できるという情報がありましたが、2024年1月時点では無料で利用できません。
確認の結果も参考になると思うので下記に記載します。
①このURLをクリックするとログイン画面に。Google Accountを使ってSignUpしましょう
②使いたいGoogle Accountを選んで……
③ログイン完了!こんな画面に。あれ……5ドル支払えの文字が……。
一旦、「×」をクリックして、無視。プロンプトを書いて、Submitを入力してみると……
残金が足りませんの文字が!!仕方ありませんが、無料では利用できないようです。
ということで、nat.devでは無料ではなく5ドル必要になります。無料で使いたい場合は、最初にご紹介したora.shを使う方が無難です。こちらに5ドル払う価値があるのかは、また別記事で検証したいと考えています!!
なお、無料で使えるGPT-4のライバルについて知りたい方はこちらをご覧ください。
GPT-4 Turboを無料で使えるツールはある?
2023年11月に公開されたばかりのGPT-4の最新版「GPT-4 Turbo」。こちらを無料で使えるツールはないのでしょうか?調べてみた結果、2つのツールが見つかりました。
ラクリン
こちらのラクリンというツールは、ブログ記事作成に特化したツールですが、GPT-4 Turboを内蔵しています。無料で利用することも可能です。その代わり、フリープランだと利用可能トークン数が20,000トークンと約1記事書けるかどうかの制限があります。GPT-4 Turboを試してみたい方向けでしょう。
リートン
無料・無制限でGPT-4を使えるコンテンツ生成プラットフォーム「リートン」(wrtn)は、2024年下旬に大型アップデート1月下旬に実施。GPT-4 Turboを無料で使えるようにすると発表しています。一般ユーザーは利用時間に制限があるようですが、リリースされたらぜひ使ってみたいですね。
Copilot
Microsoftが提供している生成AIであるCopilotの無料版でも、GPT-4 Turboが2024年3月14日ごろから利用できるようになりました。
無料版でもGPT-4 Turboを提供している理由として、AI技術の普及を促し、ユーザーに最新技術を提供するというMicrosoftの方針があるようです。
Windows11のOSを使っている方は、標準でCopilotが使えるため、すぐにGPT-4 Turboを試すことが可能です。Windos10やMacOSでもCopilotは使えるため、気になる方はぜひ使ってみてください
なお、GPT-4 Turboについて知りたい方はこちらをご覧ください。
GPT-4のAPIを無料で使う方法はある?
GPT-4はAPIを利用して使うこともできます。ただし、2024年4月29日現在で、無料で使う方法は見つかりませんでした。
GPT-4のAPI料金は、Open AIのページに表記されています。
現状では、無料で使う方法は見当たりませんでした。
無料で使えるGPT-4は、日本語に対応してる?
上記で紹介したAIシステムは、全て日本語に対応しています。そもそもChatGPTのGPT-4が日本語対応しているので、当然と言えば当然かもしれませんね。
英語で入力しなくても、きちんと精度の高い回答をしてくれるので、安心して利用できますね。無料で、しかも日本語で利用できるので、ぜひ活用してみてください。
なお、日本語に特化した生成AIについて知りたい方はこちらをご覧ください。
GPT-4を無料で気軽に試せるサービスがある
GPT-4はGPT-3に比べて文脈理解や複雑なタスクへの対応が向上しており、自然なテキスト生成が可能です。ChatGPTのGPT-4は月額$20で提供されていますが、中にはそうした月額料金の負担が重く感じる方もいるでしょう。
そんな方は、今回紹介した無料利用できる代替サービスを活用してみてください!
今回紹介したGPT-4を無料で使えるサービスは以下のとおりです。
- ora.sh
- Bing
- Poe
また、GPT-4 Turboを無料で使えるサービスは以下です。
- ラクリン
- リートン
- Copilot
GPT-4の利用は拡大傾向にあるため、今後は無料で使えるサービスが増える可能性が高いです。
有料版を使うのにためらいがある方や無料版の使い勝手が悪いけど費用を払いたくないという方は、少し待ってみるのもよいかもしれません。
無料で使えるサービスが増えてきたら、このサイトで紹介していきますので、楽しみにお待ちください。
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