Claudeの料金プランを徹底解説!MaxやPro、Team、Enterpriseプランの特徴も比較

WEELメディアリサーチャーのいつきです。
2025年4月10日、Claudeに新たな料金プランである「Maxプラン」が追加されました。
既存のClaude Proプランに比べて5倍もしくは20倍の使用ができるとのことですが、そもそもClaudeの既存の料金プランについて詳しくない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、Claudeの料金プランについて詳しく解説します。
最後までお読みいただくと、Claudeの料金プランごとの特徴や他のAIツールとの違いがわかるようになるので、自分にとって最適なAIツールを選べるようになるはずです。
Claudeとは

Claudeとは、米国のAnthropic(アンソロピック)社が提供しているチャット型AIツールです。テキストや画像形式でプロンプトを入力してさまざまなタスクに対応できるため、ChatGPTの対抗馬としても注目されています。
最新モデルはClaude 3.7 Sonnetが搭載されていますが、プロンプトの忠実度やプログラミングタスクでは、なんとOpenAI o1をはるかに凌ぐ性能を発揮するのが特徴。

複雑なタスクも難なくこなせるので、ビジネスシーンでの利用を検討している方もぜひ使ってみてください。
なお、Claude 3.7 Sonnetについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Claudeの料金プランの種類

Claudeは、新しく追加された「Maxプラン」を含めて、現在5つの料金プランを提供しています。
プラン名 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
無料プラン | 無料 | ・Web・iOS・Androidでのチャット ・コード生成 ・コンテンツの作成・編集・作成 ・テキストと画像の分析 |
Proプラン (個人向け) | 20ドル/月 (年払い:17ドル/月) | ・無料プランのすべての機能 ・チャットやドキュメントを整理するためのプロジェクトへのアクセス ・より多くのモデルを使用できる ・複雑な作業のための拡張思考 |
Teamプラン (企業向け) | 30ドル/月 (年払い:25ドル/月) | ・Proプランのすべての機能 ・より多くの使用法が可能 ・中央請求および管理 ・コラボレーション機能への早期アクセス |
Enterpriseプラン (企業向け) | 要相談 | ・Teamプランのすべての機能 ・より多くの使用法 ・強化されたコンテキストウィンドウ ・シングルサインオン(SSO)とドメインキャプチャ ・きめ細かな権限設定によるロールベースのアクセス ・クロスドメイン ID 管理システム (SCIM) ・監査ログ |
Maxプラン | 100ドル/月 もしくは200ドル/月 | ・Proプランのすべての機能 ・大幅に使用頻度が増加 ・特定のニーズに基づいて使用量を調整できる ・より豊かなレスポンスとアーティファクトのためのより高い出力制限 ・最新のClaudeの機能をいち早く試せる ・混雑時の優先アクセス |
チャット形式での最低限の利用は無料プランでも可能なため、使用頻度次第では無料プランで十分です。ただし、より便利な機能を使いたい場合や使用制限を緩和したい場合は、Proプラン以降の有料プランも検討しましょう。
以下では、それぞれのプランの詳細を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
無料プラン
Claudeには、永年無料で使える無料プランが存在します。テキストや画像入力による分析、コード生成といった一般的なタスクなら十分対応可能です。
ただし、使えるAIモデルやチャットの利用回数に制限がある点には注意してください。AIモデルはClaude 3.7 Sonnetのみ利用可能で、チャットの制限については具体的に明記されていません。
したがって、Claudeの利用頻度が少ない方や初めて使う方には無料プランがおすすめです。
Proプラン (個人向け)
Proプランは、個人向けに提供されている無料プランの1段階上のプランです。無料プランの機能すべてを使えるのはもちろん、Claude 3.5 Haikuなどの幅広いAIモデルを選択できるようになります。
また、Claude 3.7 Sonnetの拡張思考モードを利用できるのも特徴。多くのトークンを消費して深い推論を実施できるようになるので、専門的で複雑な分析タスクもこなせるようになります。
個人で利用する分には、最もコスパのよい選択肢と言えるので、Claudeの利用頻度が多くなり始めたら利用を検討してみてください。
Teamプラン (企業向け)
Teamプランは、企業などのチーム向けに提供されているClaudeの有料プランです。最低5名から利用可能で、1人当たりの月額料金が30ドルのため、合計150ドル以上が必要になります。(年払いなら月25ドル)
ただ、その分より多くの使用法に対応でき、チームメンバーの請求を1つにまとめられるメリットもあります。
小規模のチームでClaudeをフル活用される方におすすめです。
Enterpriseプラン (企業向け)
Enterpriseプランは、大規模な企業向けに提供されている有料プランです。Teamプランのすべての機能に加えて、以下の機能が備わっています。
- より多くの使用法
- 強化されたコンテキストウィンドウ
- シングルサインオン(SSO)とドメインキャプチャ
- きめ細かな権限設定によるロールベースのアクセス
- クロスドメインID管理システム (SCIM)
- 監査ログ
権限設定やSCIMの導入により、ユーザー情報の管理をしやすいのが特徴です。セキュリティ面が気になる大企業でも安心して利用できます。
料金は要相談ですが、大規模な企業でClaudeの利用を検討している場合におすすめです。
Maxプラン
Maxプランは、2025年4月10日に新しく追加された個人向け有料プランです。なんといってもProプランの5倍もしくは20倍の使用率に対応できるのが特徴のため、Claudeのヘビーユーザーに向いています。
料金は、月額100ドルと月額200ドルの2種類から選択できます。Proの5倍の使用率なら月額100ドル、20倍の使用率なら月額200ドルが必要です。
個人でClaudeを使い倒したい方は、ぜひ利用を検討してみてください。
API料金
モデル | 料金 |
---|---|
Claude 3.7 Sonnet | 入力:3ドル/MTok 出力:15ドル/MTok |
Claude 3.5 Haiku | 入力:0.8ドル/MTok 出力:4ドル/MTok |
Claude 3 Opus | 入力:15ドル/MTok 出力:75ドル/MTok |
Claudeでは、上記3つのモデルをClaude APIを通じて呼び出せます。料金や特徴はそれぞれ上記のとおりで、Claude 3.5 Haikuは料金と手軽さ重視、Claude 3 Opusは処理能力重視、Claude 3.7 Sonnetはその中間といった感じです。それぞれのモデルは、一定期間のデータをまとめて処理する「バッチ学習」という方式をとることで半額で利用できます。
自身の使用用途に応じて、最適なモデルを選びましょう。
Claudeの料金を安く抑えるコツ
Claudeの料金を安く抑えるためには、月払いではなく、年払いを選択するのがコツです。それぞれのプランの差額を以下にまとめました。
プラン名 | 年払い | 月払い | 差額 |
---|---|---|---|
Proプラン (個人向け) | 20ドル/月 | 17ドル | 3ドル |
Teamプラン (企業向け) | 30ドル/月 | 25ドル | 5ドル |
たとえば、Proプランの場合は月間3ドルの節約ができますが、年間だと36ドルもの差になります。長期目線だとかなり大きな差が生じるので、Claudeをずっと利用し続けるなら年払いを選択しましょう。
Claudeと他AIツールの料金プランを比較
AIツール | 料金 |
---|---|
Claude | 無料版:無料 Pro:月額17ドル Team:月額25ドル Enterprise:企業規模で変動 Max:月額100ドル/月額200ドル |
ChatGPT | ・無料版:無料 ・Plus:月額20ドル ・Team:月額25ドル ・Enterprise:企業規模で変動 |
Gemini | ・無料版:無料 ・Gemini Advanced:月額2,900円 |
代表的なAIツールであるChatGPTとGeminiをClaudeと比較したところ、上記のようになりました。無料版がある点はすべてのAIツールで共通していますが、有料プランならClaudeのProプランが最も安いです。
生成AIの登場初期はChatGPT一強という雰囲気がありましたが、今はそうでもありません。プロンプトの理解力やコーディングタスクではClaudeの性能が優れていますし、GeminiにもGoogleサービスとの連携がスムーズといった強みがあります。
これらを踏まえたうえで、長文のプロンプトを入力して複雑なタスクをこなしたい方はClaudeを利用しましょう。
Claudeのモデルについて
モデル | 特徴 |
---|---|
Claude 3.7 Sonnet | ・視覚的に段階的な推論が可能な最もインテリジェントなモデル ・200K コンテキスト ウィンドウ |
Claude 3.5 Haiku | ・最速かつ最もコスト効率の高いモデル ・200K コンテキスト ウィンドウ |
Claude 3 Opus | ・複雑なタスクのための強力なモデル ・200K コンテキスト ウィンドウ |
Claudeでは、現在上記3つのモデルが提供されています。オーソドックスなのはClaude 3.7 Sonnetで、より幅広いタスクに対応できるバランス型といった感じです。
Claude 3.5 Haikuは軽量かつ最も安いモデル、Claude 3 Opusはコストがかかるものの最も強力という特徴があります。自身の使用用途や予算のバランスを考慮しながら、最適なモデルを選択しましょう。
Claudeの商用利用について
Claudeで生成したコンテンツは、基本的に商用利用が可能です。ただし、Anthropicの利用規約に従う必要があるため、なんでもできるわけではありません。
たとえば、Claude 3.7 Sonnet自体の改変は禁止されており、APIを通じて競合製品を作ることも禁止されています。一般的な用途で利用する分には規約違反にならないため、あとは著作権などの問題を考慮しながら安全な利用を心がけましょう。
なお、生成AIのリスク対策について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Claudeを活用してみよう!
Claudeは、プロンプトの理解力やコーディングタスクにおいて、すでにChatGPTを上回るほどの性能を有しています。専門的かつ複雑なタスクをこなす分には、Claudeのほうが使いやすいケースがあるので利用を検討してみてください。
なお、Claudeには現在以下5つの料金プランが存在します。
プラン名 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
無料プラン | 無料 | ・Web・iOS・Androidでのチャット ・コード生成 ・コンテンツの作成・編集・作成 ・テキストと画像の分析 |
Proプラン (個人向け) | 20ドル/月 (年払い:17ドル/月) | ・無料プランのすべての機能 ・チャットやドキュメントを整理するためのプロジェクトへのアクセス ・より多くのモデルを使用できる ・複雑な作業のための拡張思考 |
Teamプラン (企業向け) | 30ドル/月 (年払い:25ドル/月) | ・Proプランのすべての機能 ・より多くの使用法が可能 ・中央請求および管理 ・コラボレーション機能への早期アクセス |
Enterpriseプラン (企業向け) | 要相談 | ・Teamプランのすべての機能 ・より多くの使用法 ・強化されたコンテキストウィンドウ ・シングルサインオン(SSO)とドメインキャプチャ ・きめ細かな権限設定によるロールベースのアクセス ・クロスドメイン ID 管理システム (SCIM) ・監査ログ |
Maxプラン | 100ドル/月 もしくは200ドル/月 | ・Proプランのすべての機能 ・大幅に使用頻度が増加 ・特定のニーズに基づいて使用量を調整できる ・より豊かなレスポンスとアーティファクトのためのより高い出力制限 ・最新のClaudeの機能をいち早く試せる ・混雑時の優先アクセス |
まずは無料版から始め、徐々に利用頻度が多くなってきたらProプランやTeamプランなどの有料プランに切り替えるのがおすすめです。
自身にとって最適なプランを選択して、賢くClaudeを活用しましょう。

生成系AIの業務活用なら!
・生成系AIを活用したPoC開発
・生成系AIのコンサルティング
・システム間API連携
最後に
いかがだったでしょうか?
Claudeの各プランの違いや活用シーンを踏まえ、貴社の業務やプロダクトに最適な生成AIの導入方法をご提案可能です。社内業務の効率化から新規事業開発まで、具体的な活用イメージを一緒に描きましょう。
株式会社WEELは、自社・業務特化の効果が出るAIプロダクト開発が強みです!
開発実績として、
・新規事業室での「リサーチ」「分析」「事業計画検討」を70%自動化するAIエージェント
・社内お問い合わせの1次回答を自動化するRAG型のチャットボット
・過去事例や最新情報を加味して、10秒で記事のたたき台を作成できるAIプロダクト
・お客様からのメール対応の工数を80%削減したAIメール
・サーバーやAI PCを活用したオンプレでの生成AI活用
・生徒の感情や学習状況を踏まえ、勉強をアシストするAIアシスタント
などの開発実績がございます。
まずは、「無料相談」にてご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、通勤時間に読めるメルマガを配信しています。
最新のAI情報を日本最速で受け取りたい方は、以下からご登録ください。
また、弊社紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。