今の生成AIができることって何?名だたる大企業による生成AIだけで作った映画とCMを10個まとめてみた

生成AI 映画 CM 動画

WEELメディア事業部リサーチャーのいつきです。

これまで多くのAIツールが登場し、どんどん進化を遂げている生成AIですが、「今のAIはどこまで進んでいるのか?」とふと気になっている方は多いのではないでしょうか。

いまだにチャット形式で質問に答えるChatGPTの印象が強い方もいるかもしれませんが、なんと、今の生成AIはCMやアニメなどの動画まで自動で作れます

とくに、あの有名なコカ・コーラや伊藤園がCM制作に生成AIを導入しているくらいなので、チェックしないわけにはいきませんね!

そこで今回の記事では、生成AIだけで作られたCMや動画を10個ご紹介します。

最後まで目を通せば生成AIによるコンテンツ作成の現状を把握できるので、うまく業務に取り入れれば、広告コストの削減や動画製作分野での売り上げ向上をもたらすのは間違いありません。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

生成AIだけで作られた映画とCM10選!

早速ですが、生成AIだけで作られた動画10選をご紹介します。

今回ご紹介するのは、以下の事例です。

  • 複数の生成AIツールで短編映画を作成
  • ジェームズ・ラトリフ氏が生成AIで制作した短編映画
  • AI動画版スターウォーズを複数のツールで制作
  • 生成AIだけでアニメを作成
  • Netflixが生成AIを使って短編アニメの背景を制作
  • コカ・コーラがStable Diffusionを使ってCMを作成
  • 伊藤園がCMにAIタレントを起用
  • 海外企業が化粧品のCMを生成AIで作成
  • 渋谷のスクランブル交差点に生成AIで作ったメルカリのCMを再生
  • 生成AIでポカリスエットのCMを再現

それぞれの事例を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

複数の生成AIツールで短編映画を作成

最初に紹介する事例は、生成AIツールを複数組み合わせることで短編映画を作成した事例です。

上記の投稿に記載があるように、画像・アニメーション・口元・声のそれぞれの部分ごとに生成AIツールを使いわけることで、3分30秒で再生される短編映画を作り上げています。

驚くことに、表情と声のトーンがすべて一致しているので、いかにもAIが作ったとわかるような変な違和感がありません。登場人物の表情も豊かに表現されているため、ごく自然に仕上がっています。

ジェームズ・ラトリフ氏が生成AIで映画の予告映像を制作

こちらの事例も、複数の生成AIで短編動画を制作した事例です。ジェームズ・ラトリフ氏が「Lakemonster」というタイトルの映画の予告映像を制作しています。

この動画の凄いところは、たった1人の人間で制作したという点。通常、映像制作には多くのスタッフが関わるものですが、こちらの予告映像は、ジェームズ・ラトリフ氏1人で2週間かけて完成させています

筆者も実際に動画を視聴しましたが、とても幻想的で綺麗に仕上がっていました。

AI動画版スターウォーズを複数のツールで制作

こちらの事例は、あの有名な「スターウォーズ」の映画を生成AIツールで再現したというもの。筆者も再生してみましたが、確かに個人が制作したとは思えないクオリティの高さです。

利用したツールは、投稿に記載がある画像生成・画質向上・画像から動画へ変換するツールの3種類。とくに、画像から動画形式にファイルを変換する間に画質を向上させるツールを使用している点が、動画のクオリティを高めている要因だと考えられます。

アイデアさえあれば個人で映画制作できるというのは、本当に夢がありますね!

生成AIだけでアニメを作成

生成AIがついにアニメを制作できるようになりました。こちらの動画は筆者も再生しましたが、キャラクターの動きや表情、演出まで凝って作られているのが感じ取れます。

こちらの投稿はかなり注目度が高く、X(旧Twitter)では6万いいね、引用元であるYouTube動画は33万いいねを獲得しています。それだけ多くの方が、アニメ業界における生成AIの活用に注目していることがわかりますね!

ただし、アニメで生成AIを活用することについては、賛否両論あるので、今後の動きに注目しましょう。

Netflixが生成AIを使って短編アニメの背景を制作

サブスクの動画配信サービスで有名なNetflixが生成AIを使って短編アニメの背景を制作しています。筆者も実際に動画を視聴しましたが、色使いも見事で、かなり完成度が高いと感じました。

驚くことに、動画製作に使われたのは、Netflixがオリジナルで開発したAIモデルとのこと。過去に配信している作品をAIに学習させ、権利問題を回避しています。

当記事でご紹介している事例のほとんどが既存の生成AIツールを使って作られた動画なので、Netflixの試みの凄さが伝わってきますね!

背景を生成AIで制作するのが当たり前になると、アニメ制作の効率がかなり向上しそうです。

コカ・コーラがStable Diffusionを使ってCMを作成

炭酸飲料で有名なあのコカ・コーラが、画像生成AIのStable Diffusionを使ってCMを作成しています

筆者も実際に再生しましたが、AIが考えたとは思えないくらい独創的なアイデアが詰め込まれており、その世界観に引き込まれました。美術館に飾られている絵画のモデル達がコカ・コーラでキャッチボールするなんて、なかなかユニークですよね。

こちらのCMはすでに多くの注目を浴びており、X(旧Twitter)では120万回以上も再生されています

伊藤園がCMにAIタレントを起用

伊藤園が業界に先駆けて、新CMにAIのタレントを起用しました。AIだと事前に言われなければわからないくらい、かなり滑らかに動いています。

ただ、筆者的には途中から髪色が変わる点、瞬きをしていない点に少しだけ違和感を感じました。これらの要素は今後改善されていくと思うので、CMにおける生成AIの活用は進んでいきそうですね!

なお、CMのタレントをAIにすれば、広告宣伝費をカットできるのは明白です。今後多くの企業がCMにAIタレントを起用すると予想できます。

海外企業の化粧品CMを生成AIでリメイク

こちらの投稿者は、1年以上前に制作した化粧品のCMを生成AIのみでリメイクしたとのこと。ツールには、ビデオ制作プラットフォームのPikaを使用しています。

こちらのCMは、ブランドのウェブサイトから製品画像を引用しており、制作済みだったCMからは一切画像を引用していません。それにも関わらず、30人の従業員で1ヶ月かかったCM制作を生成AIのみで制作しているので、もう凄すぎますよね!

オリジナルのCMと生成AIが制作したCMを横並びで比較しているので、違いをぜひチェックしてみてください。

渋谷のスクランブル交差点に生成AIで作ったメルカリのCMを再生

こちらの投稿者は、生成AIを使ってハロウィーンに関するメルカリのCMを制作したとのこと。さらに、そのCMは渋谷スクランブル交差点の巨大ビジョンに流れたようです。

実際の映像は確認できませんでしたが、多くの通行人で賑わう渋谷のスクランブル交差点にCMを流したとなれば、広告効果は絶大です。そのような重要な役割を持つCMを生成AIで制作しているので、完成度はかなり高そうですね!

あまり話題にはなりませんでしたが、逆に生成AIが制作したものだとわからなかったがために、話題になっていないのかもしれません。

生成AIでポカリスエットのCMを再現

こちらの投稿者は、生成AIでポカリスエットのCMを再現しています

再現した元のCMがこちら。このCMは2021年に公開されています。

実写のCMを完璧に再現できているわけではないものの、登場人物の動きや背景はかなりの精度で再現されています。この技術を応用すれば、投稿者が記載しているように、近い将来はどんな映像でも作れるようになるでしょう。

生成AIによるCM制作に興味がある方は、今回紹介した事例のように、既存CMのリメイクから始めてみるとよいかもしれません。

なお、生成AIの活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
【生成AI×仕事術】職場で神様扱いされる活用事例11選

生成AIを映像制作の分野で活用してみよう!

生成AIは、すでにCMや映画をはじめとした、映像制作の分野での活用が普及しつつあります。

具体的な活用事例は以下のとおりです。

  • 複数の生成AIツールで短編映画を作成
  • ジェームズ・ラトリフ氏が生成AIで制作した短編映画
  • AI動画版スターウォーズを複数のツールで制作
  • 生成AIだけでアニメを作成
  • Netflixが生成AIを使って短編アニメの背景を制作
  • コカ・コーラがStable Diffusionを使ってCMを作成
  • 伊藤園がCMにAIタレントを起用
  • 海外企業が化粧品のCMを生成AIで作成
  • 渋谷のスクランブル交差点に生成AIで作ったメルカリのCMを再生
  • 生成AIでポカリスエットのCMを再現

生成AIを映像制作に活用すれば、今まで技術的に厳しかった問題をクリアできます。今までは企業が時間をかけて1つの映像を制作するのが当たり前でしたが、これからは個人が短時間で高クオリティな映像を制作できる時代です。

今回ご紹介した事例を参考に、生成AIを映像制作の分野で活用してみてください。

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最後に

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投稿者

  • いつき

    高卒6年目にして独立開業した、フリーランスのWebライター。 ChatGPTをはじめ、多くのAIツールを使いこなした経験を基に、AIメディアの記事を執筆中。 複数のWebメディアに在籍し、ライター・ディレクター業務をマルチにこなす。

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