Kling AIは使う価値ある?料金・使い方・商用利用を徹底解説

- Klingは短尺生成(5/10秒)を軸に、Extendで尺を伸ばしていく動画生成AI
- 拡散トランスフォーマー+3D Space-Time技術搭載で高精度な動き・物理表現
- ElementsやAI Avatarなど多機能化が進み、フィクション表現やカスタム制作に強い
みなさん!お隣中国から、OpenAIの「Sora」を超えるかもしれない最強の動画生成AIが登場しました!その動画生成AIはSoraと同じクオリティの動画を、なんとSoraの2倍の長さまで生成可能。気になる名前は……「Kling(クリング)」です!
ということで当記事では、中国発の動画生成AI・Klingを徹底解剖!技術面や機能面、デモンストレーション動画の注目ポイントまで、公式サイトよりも詳しくお伝えしていきます。
なお、Klingは現在、OpenAIの動画生成AI「Sora」や米国Runway社の動画生成AIと並び、動画生成AI分野で世界的に注目を集めている存在です。中国企業発のモデルがここまで話題になるのは珍しく、いま最も目が離せない生成AIと言えるでしょう。
完読いただくと、次に来る生成AI関連技術のトレンドがわかる……かも。ぜひ、最後までお読みくださいね。
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中国発の動画生成AI「Kling」の概要
「Kling」は、中国の動画共有SNS「快手(Kuaishou)」が開発した動画生成AIです。
そのすごいところは……
- 最新技術「拡散トランスフォーマー」と「3D Space-Time Attention System」を搭載
- Soraと同クオリティ(1080p、30fps)の動画が生成可能
- 一度に生成できる動画の長さは短尺の5秒~10秒が基本
- 複雑な動きや物理法則を破綻なく表現可能
- フィクション題材の表現力も優秀
以上のとおり。このKlingはなんと、OpenAIの動画生成AI・Soraを超えるスペックをもつ「現状最強の動画生成AI」なんです!
Kling AIの主なアップデート
Klingはリリース後も継続的にアップデートが行われており、モデルの性能や機能が段階的に強化されています。2024年12月19日には「Kling AI 1.6」が公開されました。
このアップデートでは、プロンプトの忠実度が向上し、Kling 1.5と比較してパフォーマンスが約195%向上したとされています。その後も改良は続き、2025年にはPhase 2.0のアップデートが実施されました。続いて公開された「Kling 2.5 Turbo Pro」では、次のような改善が報告されています。
- プロンプト理解精度の向上
- カメラワークの表現強化
- 物理演算のリアリティ改善
- キャラクターの表情表現の向上
- フレーム間の歪みの低減
その後のモデルでは、Video 2.6やO1、3.0といったアップデートも進んでいます。Video 2.6以降では、映像と音声を同時に生成する機能も追加されました。
Klingに採用されている技術
中国発の最強動画生成AI・Klingは、フィクション題材をもリアルに破綻なく表現できてしまいます。その秘訣は、Klingに盛り込まれた……
- 拡散トランスフォーマー:フィクション題材での表現力を高める技術
- 3D Space-Time Attention System:物理法則の表現力・リアリティを高める技術
以上2点の最新技術にあります。まずはOpenAI・Soraにも採用されている「拡散トランスフォーマー」から、そのしくみ・機能をみていきましょう!
拡散トランスフォーマー
Klingは、Soraにも採用された「拡散トランスフォーマー」を搭載。これがどのような技術か、というと……
拡散モデル:動画をノイズで塗りつぶす工程を学習、逆の工程でノイズから動画を生成可
(→フィクション・抽象概念も、柔軟に表現できる)
+
Transformer:動画全体の流れを並列処理で学習でき、動画中の各要素とその前後関係の抽出が可能
(→文章を読むように、動画全体の流れが破綻なく理解・表現できる)
StableDiffusionのブレイン「拡散モデル」とChatGPTのブレイン「Transformer」を組み合わせたものになります。この拡散トランスフォーマーを搭載したKlingでは、フィクション・抽象概念を含む動画の生成が破綻なく可能です。
3D Space-Time Attention System
Klingには「3D Space-Time Attention System」という技術も採用されています。こちらは名前のとおり、「3D Space=3次元空間での動き」と「Time=時間経過」の関係性を学習するためのモデル。しくみとしては……

このように動画を細かなパッチに分けてから、一連の動きと時間の関係性を学ぶものになっています。
Klingにできること
Soraと同じ技術を採用した動画生成AI・Klingでは……
- 短尺生成とExtendによる長尺化
- 複雑な動きの表現
- 3次元空間の理解
- フィクション題材での表現力
- ダンスムービーの生成
といったことが可能です。まずはSoraを超える「短尺生成とExtendによる長尺化」から、詳しくみていきましょう!
短尺生成とExtendによる長尺化
Klingでは、設定やプランに応じて高解像度での動画出力が可能です。生成は基本的に5秒や10秒といった短尺クリップからスタートし、必要に応じてExtend機能で尺を追加していく形になります。
最初から長尺を一発で作るというよりも、短いカットを安定して作り、その続きをつなげていくワークフローが可能です。例えば、シーンごとにクリップを分けて作成し、Extendで自然につなぐことで、より長い動画へと仕上げていけます。
Soraをはじめ他の動画生成AIと比べる場合も、単純な「秒数の長さ」だけでなく、解像度設定、音声の有無、拡張機能、編集のしやすさなどを含めて検討するのがポイントです。用途によって向き不向きが変わるため、目的に合わせて選ぶのが賢い使い方と言えるでしょう。
複雑な動きの表現
Soraでは複数の物体の動きを表現する際に、しばしば破綻が生じていました。例えば、以下の子犬たちがじゃれ合う動画の場合……
このように子犬が分身してしまいます。
対してKlingでは、複雑な動画および物理法則の表現が可能とのこと。具体的には……
- 季節が変わりゆくなかで、自転車に乗り続ける少年
- ナイフで玉ねぎを切る様子
といった動画が生成できるようになっています。
3次元空間の理解
Klingでは先ほどの「3D Space-Time Attention System」によって、3次元空間への理解力・表現のリアリティが強化されています。実際、Klingの動画(左)とSoraの動画(右)を見比べてみると……
このように違いは一目瞭然!ジュースをグラスから貫通させてしまったSoraに対して、Klingはグラスの中でコーヒーと牛乳が対流している様子を破綻なく表現できています。
フィクション題材での表現力
Sora同様「拡散トランスフォーマー」を搭載しているKlingは、フィクション題材に対する表現力にも優れています。例えば……
このように「ギターを弾くパンダ」「車を運転する白猫」といった、現実ではあり得ない光景も破綻なく表現できちゃうんです。生成AIだけで映画が撮れる日も、そう遠くはなさそうですね……
ダンスムービーの生成
Klingは、独自の3Dモデリング&リギング技術によって「写真からのダンスムービー生成」を可能としています。その実力のほどは……
以上のとおり。フォトリアルなアイドルやアニメ風の美少女はもちろん、なんと兵馬俑まで衣装の破綻なくヌルヌル踊らせられちゃうんです。
AI動画生成を無料で始めたい方は、以下の記事もご覧ください。

動画の作成に時間がかかる
Klingは、無料プランと有料プランで動画の生成にかかる時間が変動する「生成処理優先度」というシステムがあります。
無料プランでも基本的な機能や最新モデルを使えますが、とにかく生成にかかる時間が長く、数時間〜数日はかかるのが現状です。さらに数日待った挙句、生成に失敗するケースも…
他の動画生成AIが数分で生成完了することを考えると、これは大きなデメリット要素と言えます。とはいえ、有料プランであればグレードごとに優先度が上がっていくので、生成処理時間も短縮され失敗するケースもぐっと減ります。
なお、動画生成AIの自社サービス活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Klingに関するよくある質問(FAQ)
中国発の動画生成AI「Kling」はSora超えかも……
当記事では、中国発の動画生成AI「Kling」について紹介しました。
Klingのすごいところを簡単にまとめます!
- 高解像度な2分動画の生成
- 複雑な動きの表現
- 3次元空間の理解
- フィクション題材での表現力
- ダンスムービーの生成
- 最大4つの要素を組み合わせ可能
- 人物を自然に話させるLip-sync
- カメラと動きを制御するMotion Control
- Kling AI AvatarでAIアバター動画の生成
以上の強みをもつKlingなら、「カフェで新聞を読むウサギ」「ギターを弾くパンダ」「車を運転する白猫」といったフィクション題材についても動画生成が可能です。それでいて、物体の質感や物理法則をリアルに表現してくれます。
さらに、Elements機能によりキャラクターやオブジェクト、背景などを自由にカスタマイズできるようになり、より高度な映像制作が可能になりました。
そんな超優秀なKlingですが、商用利用については有料プランでのみ可能です。商用利用を考えている方は、無料プランで試した後に有料プランに登録をおすすめします。
著作権や安全性、動画の生成時間についての注意点を踏まえた上で、上手にKlingを活用しましょう!
最後に
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