【Magnific AIのおすすめ活用事例】まるで魔法のような画像生成AIのヤバい使い方10選
2023年11月に登場した画像生成系AIのMagnific AIが、日本でも徐々に認知され始めています。
そこで、この記事ではMagnific AIに関する活用方法を10種類を画像や映像を使ってご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
【Magnific AI】活用事例10選
読み込ませた画像をきれいに出力し直すMagnific AIは、10個の活用事例があります。
- 古い映画の映像を美麗なタッチで仕上げる
- 古いゲームの映像を現代風にリメイクする
- 最新ゲームのビジュアルをレタッチする
- ラフ画から美麗な絵に変身させる
- マンガの背景や質感を書き込み美麗化する
- 色あせた写真をデジタル化して綺麗に仕上げる
- ゴッホの絵画を処理をしてレタッチする
- AI美女をさらにレタッチして海外美女に仕上げる
- 食べ物に使って食欲を増加させる
- 都市開発のパンフレットで載せる写真を仕上げる
まずは映画業界に使われた場合の活用事例をご紹介します。
古い映画の映像を美麗なタッチで仕上げる
まず、上記ツイートをご覧ください。
SF映画の金字塔「Star Wars」を「Midjourney」、Magnific AI、「Runway」を使って、リメイクしています。
ダース・ベイダーの歩き方に違和感を感じますが、中身は本当に新作プロモーションムービーだと錯覚させるほど美しく仕上がっています。
では、その中でMagnific AIがどのように役立ったのか?
それは映像の質感です。
映像の質感に関しては、約50年前の「Star Wars」の映像を見たほうが比較しやすいので、こちらをご覧ください。
先ほどご紹介したツイートの映像と比較したら、雲泥の差ですよね。
あの映像の美しさや解像度の違いに慣れてしまったら、20年前の映画でも視聴に耐えられるか怪しいです。
今後Magnific AIと共に映像系AIが発展すれば、リメイク作品を作るのではなく、古い作品を当時のままキレイにできます。
ぜひ映画業界のためにも、今後の発展に期待したいですね。
古いゲームの映像を現代風にリメイクする
上記のツイートはゲーム「METAL GEAR SOLID」に登場する、主人公のソリッド・スネークです。
PlayStationのポリゴンは、今の時代しか知らない方はビックリするほど、カクカクでした。
しかしMagnific AIの処理を施せば、先ほどご紹介したとおり最新ゲーム並の美しさに早変わり。
このレベルの映像でゲームがプレイできたら感動しそうです。
今後、AI技術の発展でプログラミングのコード生成が簡単にできるようになり、Magnific AIも併用されたら、驚くほど没入感の高いゲームが生まれそうです。
そんな世界が早くやってきてほしいですね。
最新ゲームのビジュアルをレタッチする
上記ツイートは、2023年12月11日に発表された「Grand Theft Auto」シリーズの新作GTA6のプロモーションムービーから切り抜いたものです。
ゲームのグラフィックスは毎年向上していますが、やはり車や背景を見ればボヤけていたり、光沢感が足りない印象を受けます。
特にご紹介したGTAの場合は、ギラギラしたナイトタウンなので、ボヤけていたため安っぽさを感じました。
しかしMagnific AIを利用すれば、あっという間にメリハリと光沢感を感じさせた画像に早変わりしています。
まるで実写じゃないかと思うほどです。
ラフ画から美麗な絵に変身させる
上記ツイートをご覧いただけるとわかるように、Magnific AIはラフな絵からでも一流クリエイター並の完成度まで引き上げてしまうんです。
絵を描く方の悩みは様々ですが、多くはデッサンが狂っている、絵が汚い、ごちゃごちゃしているなどがあります。
しかし、それらの悩みはMagnific AIを使えば、今すぐ解決できるようになりました。
ご紹介したツイートを、もう一度見ていただきたいのですが、元の絵はなんとなくドラゴンっぽい何かが飛んでるくらいの絵です。
でもMagnific AIを通した処理をすれば、あっという間にドラゴンと認知できるほど、しっかり仕上げてくれます。これはイラストレーター泣かせの技術でしょう。
他にもずる賢い使い方となりますが、小学生や中学生たちに夏休みの宿題として出されるポスターで使えそうですね!
ただし、ツイートしている方が仰るように、Magnific AIもAI関連で問題となりやすい権利関係が曖昧なままです。例えば二次創作絵などをアップロードして、完成させてしまうなどは違法行為に当たる恐れがあります。
ラフ画をアップするなら、ご自身で描いたオリジナルコンテンツにしましょう。
マンガの背景や質感を書き込み美麗化する
引用元:Magnific AI
こちらの画像はMagnific AIの公式サイトに掲載されているバイクのような乗り物の絵です。
まず、左側と右側の質感を比べてみてください。
左側は鉄製部分の溝や穴の描写が少ないですが、右側はネジ、溝、パイプの光沢感がしっかりと描かれています。
ゲームの「ARMORED CORE」シリーズ、「ガンダム」シリーズのようなメカ系の作品には、Magnific AIの仕上がり感はマッチしそうですね。
他にも商品のパッケージやポスターの修正にも使われていく未来が見えます。
もちろん、現実にあるショベルカーやダンプカーなども、カッコよく仕上げられるようになるでしょう。
きっと小さい男の子は、目をキラキラさせながら見入ると思うので、製造業や建築業界の広告に取り入れてみてはいかがでしょうか?
色あせた写真をデジタル化して綺麗に仕上げる
引用元:Magnific AIより
この画像、見てみてください。これもMagnific AIというすごい技術で作られたものです。
前にご紹介したバイクの写真と同じように、このサイトに載っているんですよ。
この写真のすごいところは、左右の色や細かいところがどう違うか、よくわかることです。
特に、遠くにある岸壁の部分を見てみてください。
Magnific AIを使う前の岸壁はぼんやりしていたのに、処理を行ったらきれいな縞模様が見えるようになったんです。
こんな技術があれば、昔の色あせた写真をきれいにしたり、古い絵画を修復するのに役立つと思いませんか?
それに、もし人間にも使えたら、目があまりよく見えない方たちのための特別な道具を作ることもできるかもしれませんね!
ゴッホの絵画を処理をしてレタッチする
日本でも知らない人はいないゴッホの作品の一つ「夜」に対して、Magnific AIの処理を行うとどうなるか実験した結果です。
確かにきれいになったが、元の絵から放たれる禍々しさが欠けてしまい、ファンタジー世界にある田舎の村になりました。
ただ、正直に言うと、私は好みではありませんね。
Magnific AIの加工で、元の絵から感じる迫力感が失われてしまったため、本来の良さが消えてしまったように思います。
加工することで味がなくなる作品もあると気付けるのも、AIならではの楽しみなのかもしれませんね。
AI美女をさらにレタッチして海外美女に仕上げる
AI技術が出た瞬間から騒がれていたAI美女にMagnific AIを当てたら、少し微妙になった例です。
日本人好みの美人と、外国人好みの美人の基準が、全く違う例を見るので面白いと言えば面白い事例ですね。
しかし多くの日本人は、処理をしていないAI美女のほうが好きと言いそうです。
実際、処理を行った後の女性は美人の範疇に入るのですが、少し男性的な雰囲気が入り混じっていて私は苦手ですね。
食べ物に使って食欲を増加させる
引用元:Magnific AI
公式サイトの最後に紹介されていた食べ物の画像です。これはUber Eatsやレストランで使いそうな人が続出しそうですね。
それくらいインパクトある画像処理がなされていると思います。
パンの色合い、質感も美味しそうですが、その上に乗っているクリームチーズとバジルにオリーブオイル。Magnific AIの処理が施される前と、後なら絶対に後のほうが食欲をそそります。
今後、どこかの飲食店さんで使われる日が来るかも知れませんね。
都市開発のパンフレットで載せる写真を仕上げる
Magnific AIを利用すれば、不鮮明なビルや区画の画像を迅速にクリアなビジュアルへと変換できます。
都市再開発プロジェクトでは、開発者が予想している完成形のビジュアルイメージをパンフレットに掲載するのが一般的です。
このAIを使えば、ラフスケッチからの詳細なイラストへの変換や、画像の色彩調整を通じて明るさの改善が容易です。
しかし先にお見せしたツイートで紹介されたイメージは、明るさが不十分であるため、クライアントから再作成の要求が出るかもしれません。
そこでMagnific AIのような画像生成AIを利用すれば、再調整や工数の大幅削減が見込めます。
これらの技術は、将来的にクリエイターたちにとって不可欠なツールになることでしょう。
なお、その他の画像生成AIについて知りたい方はこちらをご覧ください。
→【無料あり】画像生成AI!超おすすめの神ツール比較まとめ5選
まとめ
Magnific AIは、エンタメ業界を筆頭に注目されること間違いなしのAI技術だと感じています。
しかし、問題はAI技術で問題視される権利関係をクリアできるかでしょう。
AI技術の学習と権利関係は水と油の関係です。
Magnific AI側が生成し直した画像の権利を破棄したり、学習することはないと断言しない限り、企業側としては使いにくいです。
映像の技術として、もっと進化して、いろんな人に使われるようになればいいですね!
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