MusicFXとは?Googleが生み出した音楽生成AIの利用方法や注意点を徹底解説
みなさんは音楽を瞬時に生成できる「MusicFX」というAIツールを知っていますか?
このツールは、簡単な曲のイメージをプロンプトで指示するだけで、音楽が作れてしまうものなのです。しかし、2024年2月25日現在では、日本でMusicFXを利用することはできません。利用するためには、VPNを経由する必要があります。
この記事では、MusicFXの概要や利用方法、注意点について紹介します。最後まで読んでいただくことで、MusicFXについて理解が深まり、すぐに利用できるようになるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。
このツールは、執筆現在2024年2月25日、海外でしか使用できないものとなっております。そのため、弊社ではNordVPNというVPNを使用してこのツールを使用しました。
NordVPNは、世界中の60ヶ国に6,000台を超えるサーバー網を持つ主要なVPNプロバイダーで、Windows、Mac、iOS、Androidなど、多岐にわたるデバイスで利用可能です。もしこのツールを使ってみたい場合は、VPNを経由してアクセスしてみてください。
MusicFXとは?
MusicFXとは、Googleが開発したAIツールであり、ユーザーが数単語の入力だけでオリジナルの音楽を生成できます。このツールは、音楽家やプロデューサーだけでなく、音楽愛好家にも新たな創作の可能性をもたらします。
たとえば、ミュージシャンがインスピレーションを求めているときやプロデューサーが新しいサウンドを探しているときに、MusicFXを使用することで彼らのアイデアを即座に音楽に変換することが可能です。また、音楽の知識がない方でも、自分だけの音楽を作ることができます。
MusicFXは、誰もが簡単に音楽を作成できるようにすることで、音楽制作のアクセス障壁を低下させ、クリエイティブな表現の新たな形を提供します。
なお、同じくGoogleが開発したAIツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→Imagen2とは?Googleが開発した画像生成AI!搭載ツールImage FXも解説
MusicFXの利用方法
まずは、MusicFXにアクセスします。
画面右上の「Sign in with google」をクリックし、Googleアカウントでログインします。
右上に自分のアイコンが表示され、この画面になれば、利用可能です!
MusicFXのページは英語表記なので、難しく感じるかもしれませんが、翻訳機能を使うことで簡単に利用できます。
MusicFXを使ってみた!
MusicFXを実際に使ってみました。
上記の画面の左側に、プロンプトを入力します。今回は日本語で「ドライブで盛り上がる曲」と入力しました。
プロンプトを入力したら下にある「Generate」をクリック。すると2曲同時に生成され、どちらもアップテンポで盛り上がりそうなリズムの曲でした。
上記画像のように、ドライブ以外の選択肢が選べるようになっています。もっと盛り上がれる曲にするなら、「party」や「dance floor」も良さそうですね。
ほかにも、赤枠のところから単語を選択すると、違う要素を簡単に追加できます。また、今回は日本語でプロンプトを入力しましたが、英語で入力すると作成したい曲のニュアンスが伝わりやすいです。実際に同じ「ドライブで盛り上がる曲」と英語で指示しましたが、英語で指示した方がより盛り上がりそうな曲になっていました。
英語が苦手な方でも、ChatGPTを使うことで簡単に英語に翻訳してもらえるので、ぜひ利用してみてください!
なお、その他のGoogle AIツールの使い方について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→AI Test Kitchenとは?Googleの最新AIツールの使い方を徹底解説
MusicFXの注意点
MusicFXの注意点を2つ紹介します。MusicFXを利用する際には、特定のアーティストの音楽や声を生成することはできません。また、MusicFXが生成したものには、電子透かしSynthIDが埋め込まれます。
この2つについて詳しく解説します。
特定アーティストの音楽や声は生成不可
MusicFXを利用する際、特定のアーティストの音楽や声を生成することができません。この制約は、著作権やディープフェイク問題を避けるために設けられています。
例えば、あなたがお気に入りのアーティストの新しい曲を生成しようとしても、MusicFXのシステムはそのリクエストを受け付けません。その代わりに、ジャンルや雰囲気を指定して、オリジナルの音楽を生成します。
そのため、オリジナルの曲を生成でき、法的な問題を回避することが可能です。この点を理解し、MusicFXを使用することで、音楽制作を最大限に楽しむことができます。
電子透かしSynthIDが埋め込まれる
MusicFXが生成した曲には、電子透かしSynthIDが埋め込まれるので、注意が必要です。このSynthIDにより、作成された音楽がMusicFXを通じて生成されたものであることが証明されます。これは、著作権の管理や追跡を容易にするために導入されました。
したがって、MusicFXで生成された音楽を商用目的で利用する場合は、この透かしの存在を理解し適切な使用権の取得が必要になります。利用者は、このシステムが音楽のオリジナリティを保護するためのものであることを認識し、制作活動における著作権の重要性を尊重する必要があります。
なお、SynthIDについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【SynthID】AIが生成した画像を識別できるAIをGoogle DeepMindが開発!一体どんな仕組み?徹底解説
MusicFXを利用する際はNordVPNを経由しよう!
MusicFXは、簡単なプロンプトを入力するだけで、瞬時に音楽を生成できます。このツールは、音楽家や音楽愛好家などが思いついたアイデアを即座に音楽にすることが可能です。
MusicFXの使い方はとても簡単で、生成したいイメージをプロンプトに入力するだけです。ただし、MusicFXのページは全て英語で表記されているので、翻訳ツールなどを利用すれば誰でも利用できます。
2024年2月25日現在では、MusicFXは日本では利用できません。そのため、今回はNordVPNというVPNを使用してこのツールを使用しました。
MusicFXを利用する際は、NordVPNを経由してください!
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