公共調達のAIツール「Tengo」、320万ドル調達成功
AIを活用した公共調達の効率化ツール「Tengo」が、Point Nine Ventures主導の300万ユーロ(320万ドル)の資金調達に成功しました。
- AIツール「Tengo」が320万ドル調達。
- 公共入札を自動化し効率化を実現。
- クライアントの共同申請を支援。
元々スタートアップスタジオHexaで育てられたTengoは、企業が公共入札を効率的に管理できるソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)ソリューションを提供しています。
フランスでは200以上のプラットフォームが公共入札をホストしており、企業が適切な機会を見つけるのは困難です。
Tengoは、このプロセスを自動化し、クライアントが定義した基準に基づいて関連する入札をスキャンして発見します。
例えば、オンライン教育企業のOpenClassroomsは、手作業での解析を必要とせずに、自社に適した研修コースの入札を見つけるためにTengoを活用しています。
TengoのAIは、入札文書を分析し、重要な情報を抽出することで、申請プロセスを簡素化します。
また、チーム間のコラボレーションを促進し、締め切りのアラートを提供する中央ハブとしても機能します。
さらに、AIによる申請文書の自動生成も可能です。
今後、Tengoはクライアント同士の共同申請を促進し、より多くの企業が公共入札に参加できるよう支援する計画です。
すでにOpenClassrooms、Citron、Theodo、Carrefour Proなどの企業が採用しており、Tengoの革新的なアプローチは、フランスの公共契約市場で注目を集めています。
参考記事:MaltiPlatform AI
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