【Claude Code AGENTS.md対応】ついにClaude Codeが業界標準に歩み寄り!仕組み・使い方・活用シーンを徹底解説

- Claude Code 2.1.277(2026年9月19日公開)で、AIコーディングエージェント共通の指示ファイル「AGENTS.md」のネイティブ読み込みに対応
- GitHub上で多くのリアクションを集めた最も要望の多かった機能がついに実装
- CLAUDE.mdが存在しないプロジェクトでは、自動的にAGENTS.mdをフォールバックとして読み込む仕組み
2026年9月19日、AnthropicがClaude Codeにおける「AGENTS.md」のネイティブサポートを発表しました!
これまで、Claude Codeだけが業界標準のAGENTS.mdを読み込めず、開発者はCLAUDE.mdとAGENTS.mdを二重管理する手間を強いられていました。Shopify CEOのTobi Lutke氏がXで「AGENTS.mdに対応しないならClaude Codeを社内で禁止する」と発言するなど、業界から強い要望が寄せられていた機能です。

この記事では、Claude CodeにおけるAGENTS.md対応の仕組みや使い方、活用シーンまでを徹底的に解説します。
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Claude CodeのAGENTS.md対応とは?

Claude CodeのAGENTS.md対応は、複数のAIコーディングエージェント間でプロジェクト指示を共通化する「AGENTS.md」ファイルを、Claude Codeが直接読み込めるようにしたアップデートです。
AGENTS.mdとは、リポジトリのルートに配置するMarkdownファイルで、AIコーディングエージェントに対してビルドコマンドやテスト手順、コーディング規約、セキュリティ上の注意点などを伝えるためのオープンな標準フォーマットです。2025年にOpenAI Codexの開発とともに生まれ、その後Linux Foundation傘下のAgentic AI Foundation(AAIF)が標準化を推進しています。
しかし、AnthropicのClaude Codeだけは独自のCLAUDE.mdしか読み込まない仕様を貫いてきました。複数のAIツールを併用する開発チームにとって、これは大きな課題でした。CLAUDE.mdとAGENTS.mdにほぼ同じ内容を書き、片方を更新するたびにもう一方も手動で同期するという二重管理が必要だったためです。
この問題は、Claude CodeのGitHub Issue Tracker上でIssueとして報告され、さらに2026年8月にはShopify CEOのTobi Lutke氏が「Claude Codeを社内で禁止することも検討している」とXに投稿し、AnthropicのエンジニアリーダーであるThariq氏が「対応を進めている」と回答する事態にまで発展したという背景があります。
Claude Code AGENTS.md対応の仕組み

AGENTS.md対応がどのような技術的アーキテクチャで実装されているのか、ここではその内部構造を解説します。
今回のAGENTS.md対応は、Claude Codeのエンジン本体を直接変更するのではなく、「mod」と呼ばれる新しい拡張レイヤーを通じて実装されました。modsとは、2026年9月にClaude Codeに導入された拡張機構で、TypeScriptの関数を使ってエンジンのイベントそのものをフックし、振る舞いを上書きできる仕組みです。従来のhooksがシェルコマンドでイベントの前後に反応するのに対し、modはイベントの中身を直接書き換えて次の処理へ流すことができます。
具体的には、agents-mdという名前の同梱modが、以下の4つのモードで動作します。
| モード | 動作内容 |
|---|---|
| claude-md | CLAUDE.mdのみ読み込む(modは何も追加しない) |
| claude-md-or-agents-md(デフォルト) | CLAUDE.mdが存在しなければAGENTS.mdを読み込む |
| claude-md-and-agents-md | CLAUDE.mdとAGENTS.mdの両方を読み込む |
| managed-only | マネージドポリシーファイルのみ |
Claude Code AGENTS.md対応の特徴
概要で触れた内容と重複しないよう、ここではより実践的な特徴に焦点を当てて解説します。

まず注目したいのは、ネストされたAGENTS.mdにも対応している点です。
ルートディレクトリにはプロジェクト全体のルールを、ios/やbackend/などのサブディレクトリにはそれぞれ固有のルールを配置できます。agents-md modは、Claude Codeがファイルを読み取る際に、そのディレクトリ階層に対応するAGENTS.mdを動的にコンテキストへ追加します。ただし、あるディレクトリにCLAUDE.mdが存在する場合は、そちらが優先される仕組みです。

次に、CLAUDE.mdとの併用が柔軟に設計されているのもポイントです。
デフォルトのclaude-md-or-agents-mdモードでは排他的な読み込みですが、/configからclaude-md-and-agents-mdモードに切り替えると、AGENTS.mdとCLAUDE.mdの両方をプロジェクト指示として同時に読み込めます。「AGENTS.mdに共通ルール、CLAUDE.mdにはClaude Code固有の指示」という役割分担が可能になるため、マルチツール環境でも最適化された指示を維持できます。
Claude Code AGENTS.md対応の安全性・制約
便利な新機能ですが、いくつか把握しておくべき制約があります。
まず、2026年9月時点でAmazon Bedrock・Google Cloud Vertex AI・Microsoft Foundry経由のClaude Codeでは、AGENTS.md対応は未提供です。クラウドプロバイダ経由でClaude Codeを運用しているチームは、引き続きCLAUDE.md前提の構成を維持する必要があります。
また、アップグレード直後の1回目のセッションではAGENTS.mdが読み込まれないという挙動が確認されています。2回目以降のセッションから正常に機能するため、「更新したのに効かない」と早合点しないよう注意が必要です。
加えて、CLAUDE.local.mdを配置するとAGENTS.mdが読み込まれなくなる点にも気をつけましょう。CLAUDE.local.mdは「CLAUDE.mdが存在する」と判定されるため、デフォルトモードではAGENTS.mdへのフォールバックが発生しません。両方読ませたい場合は、設定をclaude-md-and-agents-mdに変更してください。
Claude Code AGENTS.md対応の料金
AGENTS.md自体はオープンな標準フォーマットであり、ファイルの作成・配置・読み込みに追加料金は一切かかりません。ただし、AGENTS.mdを読み込むClaude Codeの利用には、以下の料金プランが関係します。
| プラン | 月額料金 | Claude Code利用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | ❌️ | Claude.aiのチャットのみ |
| Pro | 20ドル | ⭕️ | 使用量に制限あり |
| Max(5x) | 100ドル | ⭕️ | 大量利用向け |
| Max(20x) | 200ドル | ⭕️ | ヘビーユーザー向け |
| API | 従量課金 | ⭕️ | モデルごとに入出力単価が異なる |
Claude Code AGENTS.md対応のライセンス
AGENTS.md標準と、Claude Code本体のそれぞれのライセンスについても整理しておきましょう。
AGENTS.md標準のリポジトリはMITライセンスで公開されており、自由に利用・改変・配布が可能です。一方、Claude Code本体およびagents-md modのソースコードはApache 2.0ライセンスで公開されています。
| 利用用途 | AGENTS.md標準(MIT) | Claude Code / agents-md mod(Apache 2.0) |
|---|---|---|
| 商用利用 | ⭕️ | ⭕️ |
| 改変 | ⭕️ | ⭕️ |
| 再配布 | ⭕️ | ⭕️(著作権表示・ライセンス文の添付が必要) |
| 特許利用 | ⭕️(明示的な特許付与なし) | ⭕️(明示的な特許付与あり) |
| 私的利用 | ⭕️ | ⭕️ |
Claude Code AGENTS.md対応の使い方
ここからは、実際にAGENTS.mdを活用するための具体的な手順を紹介します。
Claude Codeを最新バージョンに更新する
まずはClaude Codeをバージョン2.1.277以降に更新します。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。
claude updateバージョンを確認するには、以下を実行します。
claude --version
2.1.277以降であれば、AGENTS.md対応が含まれています。
AGENTS.mdファイルを作成する
プロジェクトのルートディレクトリにAGENTS.mdファイルを作成します。中身はプレーンなMarkdownで、プロジェクト固有のルールや手順を記載します。
touch AGENTS.md以下は最小構成の一例です。
# AGENTS.md
## Project overview
- TypeScript + Next.js 14
- パッケージマネージャ: pnpm
## Build & test commands
pnpm install
pnpm dev # 開発サーバー起動
pnpm test # テスト実行
pnpm lint # Lint実行
## Code style
- Formatter: Prettier
- Linter: ESLint + @typescript-eslint
- 変数名はcamelCase、コンポーネントはPascalCase
## Testing
- テストフレームワーク: Vitest
- 新機能には必ずユニットテストを追加する
## Security
- 環境変数はハードコードしない
- ユーザー入力は必ずバリデーションするポイントは、AIエージェントがコードベースから自動で推測できない情報に絞ることです。ビルドコマンドの正確なフラグ、言語デフォルトと異なるコーディング規約、セキュリティ上の注意点などが該当します。
既存のCLAUDE.mdからの移行
すでにCLAUDE.mdを運用しているプロジェクトでは、AGENTS.mdへの移行も選択肢に入ります。デフォルト設定のclaude-md-or-agents-mdモードでは、CLAUDE.mdを削除またはリネームすればAGENTS.mdが自動的に読み込まれるようになります。
もっとも安全な移行方法は以下の手順です。
# 1. CLAUDE.mdの内容をAGENTS.mdへコピー
cp CLAUDE.md AGENTS.md
# 2. Claude Code固有の指示を除去し、ツール共通の指示に整理
# 3. CLAUDE.mdを削除(またはバックアップ)
mv CLAUDE.md CLAUDE.md.bakClaude Code固有の指示が残っている場合は、CLAUDE.mdを残したうえで設定をclaude-md-and-agents-mdに変更し、両方読み込ませる方法もあります。
読み込みモードを変更する
デフォルトのフォールバック動作を変更したい場合は、Claude Codeのセッション内で/configコマンドを実行し、「Project instructions」の項目から読み込みモードを選択します。
/config設定ファイルを直接編集する場合は、プロジェクトの.claude/settings.jsonに以下を追記します。
{
"pluginConfigs": {
"agents-md@builtin": {
"options": {
"instructionFiles": "claude-md-and-agents-md"
}
}
}
}これで、CLAUDE.mdとAGENTS.mdの両方がプロジェクト指示として読み込まれるようになります。
【業界別】Claude Code AGENTS.md対応の活用シーン
AGENTS.mdの統一対応により、さまざまな業界でマルチエージェント開発が加速します。ここからは業界ごとの活用例を紹介します。
ソフトウェア開発(マルチツール環境)
最も恩恵を受けるのは、複数のAIコーディングツールを併用している開発チームです。例えば、フロントエンドチームがCursorを使い、バックエンドチームがClaude Codeを使い、コードレビューにGitHub Copilotを使うようなケースでは、AGENTS.mdを1ファイル管理するだけで全ツールの挙動を統一できます。これまで必要だったCLAUDE.mdと.cursorrules、copilot-instructions.mdの三重管理から解放されます。
生成AIを搭載したSaaSについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

SIer・受託開発
受託開発では、プロジェクトごとにコーディング規約やテスト基準が異なります。AGENTS.mdにプロジェクト固有のルールを集約しておけば、どのAIツールを使う開発者でも同じ基準で作業できるため、品質のばらつきを抑えられます。新しいメンバーがチームに加わった際にも、AGENTS.mdを読むだけでプロジェクトの作法を把握できる点も実用的です。
生成AIによるシステム開発について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

オープンソースプロジェクト
コントリビューターが世界中から参加するオープンソースプロジェクトでは、各自が使うツールもさまざまです。AGENTS.mdを1つ配置するだけで、Claude Code・Codex・Cursor・Aiderなどツールを問わずプロジェクトのルールが伝わるため、PRの品質向上やレビュー負荷の軽減に直結します。
【課題別】Claude Code AGENTS.md対応が解決できること
続いて、AGENTS.md対応によって解決できる具体的な課題を整理しておきましょう。
CLAUDE.mdとAGENTS.mdの二重管理からの解放
これまでClaude Codeユーザーは、AGENTS.mdとCLAUDE.mdにほぼ同じ内容を書く必要がありました。片方を更新するともう一方が古くなる「スプリットブレイン問題」が生じ、ツールごとに異なるルールでコードが生成される原因になっていました。
AGENTS.mdをSingle Source of Truthにできるようになったことで、この問題は根本的に解消されます。
ツール乗り換え時のコスト削減
AIコーディングツールの進化は早く、チーム内で使うツールが変わることは珍しくありません。
AGENTS.mdに指示を集約しておけば、ツールを切り替えても指示ファイルの再作成は不要です。CursorからClaude Code、あるいはその逆への移行もスムーズに行えます。
新メンバーのオンボーディング高速化
プロジェクトのルールやコマンドが1つのMarkdownファイルに凝縮されているため、人間の新メンバーにとってもAGENTS.mdはプロジェクトの全体像を把握するための有用なドキュメントとして機能します。AIだけでなく人間にも読みやすいフォーマットである点が、READMEとの違いです。
Claude Code AGENTS.md対応を使ってみた
実際にAGENTS.md対応を検証してみましょう。
AGENTS.mdだけを配置してClaude Codeが指示を読み込むか検証
新規プロジェクトにAGENTS.mdのみを配置して、Claude Codeが正しく読み込むかどうかを確認しました。
AGENTS.mdに「すべての回答の冒頭にテストを付けてください」という合言葉的な指示を仕込み、Claude Codeを起動してみます。
# AGENTS.md
## Rules
- すべての回答の冒頭に「テスト」を付けること
- コメントは日本語で書くこと
以下の画像の通り、1回目のセッションでは指示が反映されませんでした。

これは公式ドキュメントにも記載されている「初回セッションでは読み込まれない」仕様です。
セッションを終了し、再度Claude Codeを起動して質問を投げると、回答の冒頭に「テスト」が付与されていることを確認できました。

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Claude Code 2.1.277でのAGENTS.md対応は、AIコーディングツールの相互運用性における大きな一歩です。業界標準のフォーマットをAnthropicがついに受け入れたことで、開発チームは指示ファイルの二重管理から解放され、AGENTS.mdを唯一の真実として運用する選択肢を手に入れました。
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