AIインフルエンサーの作り方とは?無料で売れっ子AIモデルを作る方法
この記事では、弊社で実際に作成したAIインフルエンサーの作り方を公開します。
ほとんどオープンソースプロジェクトで作成しており、無料で作成しています。
ノウハウを一切隠さずに全て公開しているので、全く同じ手順であなたもAIインフルエンサーを作成することが可能です。
AIインフルエンサーは以下の流れで作成します。
- AIインフルエンサーの顔
- AIインフルエンサーの声
- 顔に声を統合
ぜひ、最後までご覧下さい。
この記事は3段構成となっています。
AIインフルエンサーについてやAIインフルエンサーの仕組みを知りたい方は以下の記事をご覧ください。
⚫️AIインフルエンサーについて
AIインフルエンサーとは? 人気もお金も自動で集めるAI達を紹介!
⚫️AIインフルエンサーの仕組み
AIインフルエンサーの仕組みを大解剖!AIひろゆきはこうやって作る
AIインフルエンサーの顔を作る
はじめに、顔を作成していきます。
AIインフルエンサーの顔は、Stable Diffusionで作りました。
弊社を代表するインフルエンサーなわけですから、整った顔にしたいですよね。
なので、どんな顔にするかを決めるために、まずCivit AIというサイトにアクセスします。
このサイトには、Stable Diffusionで作られた画像と共に、その画像を作成するのに使ったモデルやプロンプトなどの情報も公開されています。
理想の顔を作るためのプロンプトを調べるために、このサイトで画像を探します。
今回は、この画像が弊社のイメージに合っているので、ベースの画像とします。
次に、Stable Diffusionを起動します。
先程の画像を作るためには、XXMix_9realisticSDXLというモデルが必要なので、それを使うためのプログラムを動かします。
実行するプログラムはこちらです。
実行すると、画像の赤枠のようなURLが出るのでクリック。
すると、以下の画面が立ち上がります。
その後は、civit ai にあるプロンプトと、サンプリングメソッドなどを真似して作ります。
今回入力するポジティブプロンプトは以下。
xxmix_girl,portrait of a woman,polaroid,film, graininess,smile,cold
ネガティブプロンプトはこちら。
Negative prompt: (worst quality, low quality, illustration, 3d, 2d, painting, cartoons, sketch), tooth, open mouth,
sampleing step と、Sampler も真似します。
Steps: 28, Seed: 3466262920, Sampler: DPM++ SDE Karras, CFG scale: 6
それで、出来上がった画像の中で、一番好きなのを選びます。
たくさん作りましたが今回はこれでやってみます!
かわいい!弊社の広告塔に相応しいです!
AIインフルエンサーの声を作ってみる
AIインフルエンサーの声はCoeFontを使って作成します。
無料で使える声の中から、ミリアルさんの声をお借りしました。
読んでもらいたいテキストを入力してダウンロードします。
これで声の準備は完了です。
顔に声を統合する
最後に、作成した顔と声を組み合わせて、実際に喋っているように見せます。
ここでは、SadTalkerというツールを使います。
Huggingfaceで公開されていますので、以下のリンクからご確認ください。
1に作った画像、2に音声を挿入して、Generateをクリック
しばらく待ち出来上がったのがこちら…!
リップシンク、しっかりできていますね!
これが無料で作れるってすごくないですか…?
今回は簡易的に作成してみましたが、より自社のイメージに近いモデルにしたり、声質をもっと可愛くすることが可能です。
ここまでAIインフルエンサーをほぼ無料で作成する方法を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
この記事が参考になると幸いです。
まとめ
AIインフルエンサーの作り方は以下の通りです。
- AIインフルエンサーの顔を作成する
Civit AIというサイトにアクセスし、イメージ通りの画像を見つける。
その画像のプロンプトを元にStable DiffusionのXXMix_9realisticSDXLというモデルでオリジナルの画像を作成する。 - AIインフルエンサーの声
CoeFontを使って音声を選択。
読んでもらいたいテキストを入力してダウンロード。 - 顔に声を統合
HuggingFaceで公開されているSadTalkerというツールを使用する。
1,2で作成した画像と音声を挿入して、動画を作成する。
また、使用したツールは以下の通りです。
ツール名 | 概要 |
---|---|
Civit AI | Stable Diffusionで作られた画像と共に、その画像を作成するのに使ったモデルやプロンプトなどの情報が公開されている。 |
Stable Diffusion XXMix_9realisticSDXL | 画像生成AIサービスであり、ユーザーが入力したテキストに基づいて画像を生成することが可能。 |
CoeFont | インフルエンサーの声を収集し、音声合成という技術でインフルエンサーの声モデルを作成したサービス。 |
SadTalker | リアルタイムのリップシンクを実現できるライブラリ。 |
以上で自社にピッタリなAIインフルエンサーを作成できます。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は自社独自のAIインフルエンサーの作り方を紹介しました。
あれほどのクオリティを無料で作成できるなんてすごいですよね…!
ぜひご活用ください!
弊社では、自社の商品の販売やプロモーションを行うAIインフルエンサーの開発を承っております。
AIインフルエンサーを開発するメリットは以下の通りです。
炎上のリスクが少ない
遠隔地でも対応できる
広告コストがかからない
フェムテックのイメージモデルになれる
24時間毎日対応できるモデルを起用できる
自社イメージにピッタリハマるモデルを起用できる
まずは、「無料相談」にてAIインフルエンサーに関するご相談を承っておりますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。
「生成AIを社内で活用したい」「生成AIの事業をやっていきたい」という方に向けて、生成AI社内セミナー・勉強会をさせていただいております。
セミナー内容や料金については、ご相談ください。
また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。