AutoGPTとは?インストール方法から使い方まで徹底解説!【Windows・MacOS】
今回の記事では、流行りまくりのAutoGPT ハンズオンのWindows版とMacOS版をやっていきます。
私自身、さまざまな記事を参考にしましたが、早過ぎるバージョンアップのせいか、参考記事通りにしても詰まるという現象が多発しました。
みなさまには余計なところでスタックしてほしくないという思いで作っているため、ハマりやすいとこは画像をキャプチャして解説しています!
ぜひ最後までご覧いただければと!
そもそもAutoGPTとは?
AutoGPTは、命令した作業をAIが最初から最後までやってくれるアプリケーションです。
特徴は、人(ユーザー)からのフィードバックを求めて、半自動でタスクを実行するところ。
「自走できるうえに、こまめに報連相してくれる」というイメージですね。
このおかげで、複雑なタスクを実行できるというメリットがあるそうです。
実際に、AI自身がタスクを考えて実行するためには、「名前」「役割」「作業ゴール」を与えます。
イマイチイメージがつかないかもしれないですが、後述のパートで手を動かすとわかるかなぁと!
なお、AutoGPTの活用事例について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→AutoGPTの達人たちが作り上げた最強すぎる神事例10選
AutoGPTのインストール方法(Windows)
では早速、AutoGPTを実行するまでの準備に取り掛かりましょう!
手順は次のようになっています。
- Pythonのインストール
- VScodeのインストール
- AutoGPTプログラムのインストール
- OpenAI APIキーの取得
- Pinecone APIキーの取得
- Google APIキーの取得
- Custom Search Engine IDの取得
- AutoGPTへAPIキーなどの設定の反映
参考記事の情報を一部、私の体験から更新しておりますのでぜひご活用ください!
Pythonのインストール
1.まずはPythonのダウンロードサイトを開く。
2. 赤枠内(Latest Python 3 Release – Python 3.11.3)をクリック。
3. 移動したページをスクロールして、Filesと表示されるところまでいく。
ご自身のOSにあったファイルをクリックしてダウンロードする。
Windows11 64bit 用を今回は選択 。
4.ファイルがダウンロードされるので、クリックするとこんな画面に。
「Add python.exe to Path」にチェックを入れて、
「Install Now」をクリック!
VScodeのインストール
1.こちらから自分のOSに合ったバージョンをダウンロードしてください。(キャプチャ撮り忘れましたので、Macのものですが……)
(すでにエディタをインストールしている場合は不要ですが、正直、VScodeしか勝たんです!GitHub Copilotをかけ合わせると便利すぎるので推奨してます!笑)
2.ダウンロードしたZipファイルを開くとインストールされます。
AutoGPTプログラムのインストール
インストール手順は、参考記事と異なります。
というのも、GitHubページに「master ではなくstableを使ってください」という注意書きがあったから。
私は分らずmasterのものをダウンロードしていたためか、プログラムが実行できず。
一次情報を取得するのってものすごく大事ですね!
もちろん、後日、さらに情報が新しくなっていたら、ぜひGitHubを参照してくださいね!
1.まずは、こちらのGitHubのページにジャンプします。
2.そして、①「master」ブランチを「Stable」ブランチに変更して②「Download ZIP」をクリック。
3.今回は、ダウンロード(Downloads)ディレクトリにダウンロード。その後、ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
3.Power Shellを開きます。Auto-GPT-Stable に移動したいので、次のようなコマンドを実行しましょう。
//例
cd Downloads
ls
cd Auto-GPT-stable
4.Power Shellで次のコマンドを実行。プログラム実行に必要なモジュールを一括でダウンロードするためです。
pip3 install -r requirements.txt
OpenAI APIキーの取得
1.OpenAIアカウントをお持ちでない方は、以下の記事参考にしてください!
2.アカウント作成後、以下のページから「Create new secret key」を押してAPIキーを作成できます。
APIキーは後ほど使うので、大切に保存してください。
https://platform.openai.com/account/api-keys
Pinecone APIキーの取得
ChatGPT APIと違い無料のPinecone APIを取得します。
1. 初めての方は以下のリンクから「Sign Up Free 」を押してしてください。
私は、「Continue with Google」からアカウントを作成しました!
2.アカウント作成するとこんな画面になりますので、
左のメニューから「API Keys」を選んで、「CREATE API KEY」をクリック。
「autogpt」など分かりやすく命名して「CREATE KEY 」でAPIキーを作成。
あとで使うのでどこかにメモしておいてください!
Google APIキーの取得
「Google Cloud」が事前に準備できている前提で説明します!
もし使ったことがなければ、参考記事を見てくださいー!
1.①画面上部をクリックし、②その後新しいプロジェクトをクリック。
2. プロジェクト名を入力して作成。今回は、autogptにしました。
3.再びプロジェクトの選択をクリックして、先程作成したプロジェクトを選択してください。
4.「APIとサービス」をクリック
5. 検索窓に、①「custom search API 」と入力し、②クリック
6.有効にするをクリック
7.認証情報をクリック
8.「認証情報を作成」→「APIキー」をクリックします。
9.あとで使うのでAPIキーをコピーしましょう。
Custom Search Engine IDの取得
1.こちらにアクセスし、使ってみるを押す。
2.追加をクリック。
3.画像のように、それぞれ入力。
4.赤枠内の「cx=」より先の情報を後ほど使うのでコピーして保管。
AutoGPTへAPIキーなどの設定の反映
1.Auto-GPT-Stable フォルダを開く。
2.「.env.template」ファイルを、「.env」ファイルに変更する
3.先ほど取得したAPIキーの貼り付け。
まずは、「OPENAI_API_KEY」から。
4.次に「PINECONE_API_KEY」を入力
5.最後に「GOOOLE_API_KEY」と「CUSTOME_SEARCH_ENGINE_ID」を入力。
AutoGPTのインストール方法(MacOS)
では早速、AutoGPTを実行するまでの準備に取り掛かりましょう!
手順は次のようになっています。
- Pythonのインストール
- VScodeのインストール
- AutoGPTプログラムのインストール
- OpenAI APIキーの取得
- Pinecone APIキーの取得
- Google APIキーの取得
- Custom Search Engine IDの取得
- AutoGPTへAPIキーなどの設定の反映
参考記事の情報を一部、私の体験から更新しておりますのでぜひご活用ください!
Pythonのインストール
1.まずはPythonのダウンロードサイトを開く。
2. 赤枠内(Latest Python 3 Release – Python 3.11.3)をクリック。
3. 移動したページをスクロールして、Filesと表示されるところまでいく。
ご自身のOSにあったファイルをクリックしてダウンロードする。
私の場合は、Macなのでこちらをクリック。
4.「python-3.11.3-macos11.pkg」 というファイルがダウンロードされるので、クリックするとこんな画面に。
書いている内容を読んでPythonをインストール!
VScodeのインストール
1.こちらから自分のOSに合ったバージョンをダウンロードしてください。
(すでにエディタをインストールしている場合は不要ですが、正直、VScodeしか勝たんです!GitHub Copilotをかけ合わせると便利すぎるので推奨してます!笑)
2.ダウンロードしたZipファイルを開くとインストールされます。
AutoGPTプログラムのインストール
インストール手順は、参考記事と異なります。
というのも、GitHubページに「master ではなくstableを使ってください」という注意書きがあったから。
私は分らずmasterのものをダウンロードしていたためか、プログラムが実行できず。
一次情報を取得するのってものすごく大事ですね!
もちろん、後日、さらに情報が新しくなっていたら、ぜひGitHubを参照してくださいね!
1.まずは、こちらのGitHubのページにジャンプします。
2.そして、①「master」ブランチを「Stable」ブランチに変更して②「Download ZIP」をクリック。
3.今回は、書類(Documents)ディレクトリにダウンロード。その後、ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
3.Terminalを開き、次のコマンドを実行しましょう。ダウンロードしたディレクトリに移動します。
cd Documents
ls
cd Auto-GPT-stable
4.ターミナルで次のコマンドを実行。プログラム実行に必要なモジュールを一括でダウンロードするためです。
pip3 install -r requirements.txt
OpenAI APIキーの取得
1.OpenAIアカウントをお持ちでない方は、以下の記事参考にしてください!
2.アカウント作成後、以下のページから「Create new secret key」を押してAPIキーを作成できます。
APIキーは後ほど使うので、大切に保存してください。
https://platform.openai.com/account/api-keys
Pinecone APIキーの取得
ChatGPT APIと違い無料のPinecone APIを取得します。
1. 初めての方は以下のリンクから「Sign Up Free 」を押してしてください。
私は、「Continue with Google」からアカウントを作成しました!
2.アカウント作成するとこんな画面になりますので、
左のメニューから「API Keys」を選んで、「CREATE API KEY」をクリック。
「autogpt」など分かりやすく命名して「CREATE KEY 」でAPIキーを作成。
あとで使うのでどこかにメモしておいてください!
Google APIキーの取得
「Google Cloud」が事前に準備できている前提で説明します!
もし使ったことがなければ、参考記事を見てくださいー!
1.①画面上部をクリックし、②その後新しいプロジェクトをクリック。
2. プロジェクト名を入力して作成。今回は、autogptにしました。
3.再びプロジェクトの選択をクリックして、先程作成したプロジェクトを選択してください。
4.「APIとサービス」をクリック
5. 検索窓に、①「custom search API 」と入力し、②クリック
6.有効にするをクリック
7.認証情報をクリック
8.「認証情報を作成」→「APIキー」をクリックします。
9.あとで使うのでAPIキーをコピーしましょう。
Custom Search Engine IDの取得
1.こちらにアクセスし、使ってみるを押す。
2.追加をクリック。
3.画像のように、それぞれ入力。
4.赤枠内の「cx=」より先の情報を後ほど使うのでコピーして保管。
AutoGPTへAPIキーなどの設定の反映
1.AutoGPTへAPIキーなどの設定の反映
2.「.env.template」ファイルを、「.env」ファイルに変更する
3.先ほど取得したAPIキーの貼り付け。
まずは、「OPENAI_API_KEY」から。
4.次に「PINECONE_API_KEY」を入力
5.最後に「GOOOLE_API_KEY」と「CUSTOME_SEARCH_ENGINE_ID」を入力。
AutoGPTの実際の使い方
準備が終わったので、次の順番でタスクの実行までやってみましょう!
- AutoGPTの起動
- AutoGPTにタスクの初期設定(名前、役割、ゴール)を与える
- タスクの実行
AutoGPTの起動
1.まずはPower Shellを開きます。
フォルダを移動してmain.pyを実行する。
//例
cd Download/Auto-GPT
python3 -m autogpt
動いた!!
AutoGPTにタスクの初期設定(名前、役割、ゴール)を与える
1.名前を入力します。今回は、researcherにします。
2.次に、役割を与えます。
「AutoGPTのユースケースを調べてまとめる」としたいので、
Research and summarize use cases for AutoGPTと英語で入力。
3.最後にゴールします。次の括弧の中を入力してくれればOKです。
Goal1:Googleで検索する(Search on Google)
Goal2:構造化とカテゴリー化を行う(Structuring and Categorizing)
Goal3:ファイルにエクスポートする(Export to file)
Goal4: はないので、Enterを押すと次に進みます。
Thinkingとなってしばらくすると…… (この状態で止まっちゃう場合の注意書きも下記してます)
無事に動きましたー!
あとは、赤枠の中を確認して、
・続けてほしければ y
・やめてほしければ n
などを入力しましょう!
※注意※
私の場合、最初にThinking のままプログラムが先に進まないということが発生しました。
2分以上待っても、そのままだと何かしらのエラーが発生している可能性が高いです。
その時は、一度、実行をやめて、次のコマンドを実行してみてください。
python3 -m autogpt –debug
エラーに関して情報が出てきます。
私の場合は、先述のとおりですが、OpenAI APIへクレジットカード登録ができていないことが原因でした。
こちらの記事を見て対応したのでご参考まで。
なお、他の自律型AIエージェントについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。
→【自律型AIエージェント】気づいたら仕事が終わっている究極の業務活用方法
自律型AIエージェント開発実績
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自律型AIエージェントを活用することで、AIと対話をするだけで業務フロー図の作図や、マニュアル作成、要件定義を半自動で行うことが可能です。
これにより、全体の工数を(この例の場合)50%以上削減することができます。
今後ITエンジニアが不足すると言われる中で、上流工程を担当する人は特に不足していくと思われます。IT業界の方や、社内DXを行う方にとって有用な事例になればと思います。
こちらがGPT-4が生成した業務フロー図(病院システムの例)になります。
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最後に
いかがだったでしょうか?
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また、サービス紹介資料もご用意しておりますので、併せてご確認ください。