PC内でも生成AIがプログラミング「GitHub Copilot CLI」|料金・動作環境・使い方まとめ

- GitHub Copilot CLIは端末内でGitHub Copilotを使うためのツールです。
- PC内にあるファイルでもコード生成・解説ができるようになりました。
- MCP対応で、外部ツールによる機能拡張も実現しています。
みなさん!生成AI搭載のコーディングアシスタント・GitHub Copilotから、新ツール「GitHub Copilot CLI」が登場しました。
こちらはPCのコマンドラインからGitHub Copilotの機能が使えるツールで、端末内でのコード生成・解説を実現しています。
当記事では、このGitHub Copilot CLIについて、料金・使い方を中心にご紹介していきます。完読いただくと、GitHub Copilotの活用の幅がさらに広がるはず。ぜひぜひ、最後までお読みください!
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「GitHub Copilot CLI」とは?
「GitHub Copilot CLI」は、生成AI搭載のコーディングアシスタント「GitHub Copilot」を端末(PC)上で使えるツール。こちらは2025年9月26日に試験公開が始まりました。

このGitHub Copilot CLIの特徴としては、以下のとおりです。
- 端末内(ローカル)のプログラムファイルへの直接アクセス・編集を実現
- GitHub Copilot同様、自然言語でのコード生成・編集・デバッグが可能
- コマンドラインインターフェース(CLI)から起動・利用可
- GitHubアカウントに紐づいたリポジトリ・Issue・プルリクエストにアクセス可
- MCPによる機能拡張に対応(デフォルトでGitHub MCPサーバーと接続済)
- macOS / Linux / Windowsに対応
- GitHub Copilotの有料ユーザーにのみリリース中
GitHub Copilot CLI最大の強みは「端末内のファイルに直接アクセスできる」という点で、すでに企業での活用が進むGitHub Copilotの使い勝手を一段高めるものとなっています。
GitHub Copilot CLIの利用料金
GitHub Copilot CLIの使用にあたっては、「GitHub Copilot CLI本体のインストール」と「GitHub Copilot有料アカウントでのログイン」を要します。

うち、有料アカウントについてはGitHub Copilotでのアカウント登録後、下記プランへの加入で開始が可能です。(※3)
プラン | GitHub Copilot Pro | GitHub Copilot Pro+ | GitHub Copilot Business | GitHub Copilot Enterprise |
---|---|---|---|---|
用途 | 個人向け | 個人向け | ビジネス向け | ビジネス向け |
料金 | 月額10ドル | 月額39ドル | 1人あたり月額19ドル | 1人あたり月額39ドル |
GitHub Copilot CLIの最大使用回数 (=プレミアムリクエスト数) | 月々300回 | 月々1500回 | 1人あたり月々300回 | 1人あたり月々1000回 |
その他特典 | ・無制限のコード補完 ・Claude Sonnet 4 / GPT-5 等へのアクセス ・最新機能へのアクセス ・プレミアムリクエストの追加購入 | ・Proの全特典 + ・Claude Opus 4.1とOpenAI o3へのアクセス ・GitHub Spark(自然言語でのアプリリリース機能)へのアクセス | ・無制限のコード補完 ・Claude Sonnet 4 / GPT-5 等へのアクセス ・最新機能へのアクセス ・プレミアムリクエストの追加購入 ・ユーザー管理機能 ・利用状況の分析機能 ・知的財産補償 ・データプライバシー | ・Businessの全特典 + ・Claude Opus 4.1とOpenAI o3へのアクセス ・GitHub Spark(自然言語でのアプリリリース機能)へのアクセス |
GitHub Copilotの有料プランでは、GitHub Copilot CLI以外にも、コーディングに役立つ特典が多数用意されています。コーディングで生成AIをフル活用されたい方はぜひぜひ、ご加入ください!
なお、GitHub Sparkについて詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。

GitHub Copilot CLIの動作環境
GitHub Copilot CLIを動作させるには、先述の有料アカウントに加えて、以下に挙げるOS・ツールが必要です。
- Linux・macOS・WindowsのいずれかのOS
- GitHub Copilotの有料プランに加入しているアカウント
+ - Node.js(v22以上)
- npm(v10以上)
- Windowsの場合、PowerShell(v6以上)
それでは次項より、GitHub Copilot CLIの使い方をみていきましょう。
なお、GitHub Copilotについて詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。

GitHub Copilot CLIの使い方
ここでは、GitHub Copilot CLIの基本的な使い方をご紹介します。以下、インストール・起動の方法から、順を追ってみていきましょう!
インストール・起動
GitHub Copilot CLIを使用するにはまず、GitHub Copilot CLI本体を端末にインストールする必要があります。こちらについては、以下のコードをコマンドライン上で実行することにより可能です。
npm install -g @github/copilot
続いて、インストールしたGitHub Copilot CLIを起動する際は、以下をコマンドライン上で入力・実行します。
copilot
GitHub Copilot CLIが起動すると、以下の操作画面が表示されます。

この時点でGitHub Copilotにログインしていない場合は、プロンプト入力欄に「/login」と入力したのち有料アカウントでのログインも済ませましょう。
モデル選択
GitHub Copilot CLIでは、使用するモデル(LLM)を「Claude Sonnet 4」「Claude Sonnet 4.5」「GPT-5」の3種類から選べます。こちらについては、特に指定のない限りClaude Sonnet 4が選ばれますが、コマンドライン上で以下のモデル名を環境変数に指定して他のモデルを選ぶことも可能です。
- claude-sonnet-4(デフォルト)
- claude-sonnet-4.5
- gpt-5
#Linux/Mac
COPILOT_MODEL=任意のモデル名 copilot
#Windows
set COPILOT_MODEL=任意のモデル名
なお、モデル選択時の入力内容はOSにより異なるため、注意が必要です。
プロンプト入力
GitHub Copilot CLIでは、「操作画面から直接」または「コマンドライン経由で」プロンプトを入力・送信できます。うち、コマンドラインからプロンプトを入力する際は、以下のコードを使用します。
copilot --prompt "任意のプロンプト"
または
copilot -p "任意のプロンプト"
このプロンプトの入力により、ファイル操作 / コード生成 / コード解説 等が可能です。
ツール使用の許可・禁止
GitHub Copilot CLIでは、コード生成・解説のほか、MCPによる外部ツールの操作も可能です。こちらについてはデフォルトで「各ツールの使用毎にユーザーからの許可を確認する」仕様となっていますが、下記の個別設定にも対応しています。
#すべてのツールの使用を確認なしで許可
copilot -p "任意のプロンプト" --allow-all-tools
#特定のツールの使用を確認なしで許可
copilot -p "任意のプロンプト" --allow-tool '使用を許可したいツール'
#特定のツールの使用を確認なしで禁止
copilot -p "任意のプロンプト" --deny-tool '使用を禁止したいツール'
うち、全ツールの使用を無条件で許可する「–allow-all-tools」はセキュリティ・安全面のリスクがあるため非推奨です。
GitHub Copilot CLIの活用例
GitHub Copilot CLIは本家・GitHub Copilot同様、コード生成 / コード編集 / デバッグ / コード解説 等、様々な機能をサポート。加えて、PC内のファイルへのアクセス機能により、利便性が格段に向上しています。
そんなGitHub Copilot CLIの活用シーンとしては、下記が挙げられます。
- HTML/CSSファイルの作成・編集(デザイン・書式の変更)
- Webアプリの作成
- ファイルの変更履歴の表示 等
企業での導入が進むGitHub Copilotですが、GitHub Copilot CLIの登場でますます活躍の場が増えていくかもしれません。
なお、GitHub Copilot Chatについて詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。

PC内でもコーディング作業が捗る「GitHub Copilot CLI」
当記事では、生成AIによるコーディングアシスタントをPC内でも実現する「GitHub Copilot CLI」をご紹介しました。以下にてもう一度、GitHub Copilot CLIの特徴を振り返っていきましょう!
- 端末内(ローカル)のプログラムファイルへの直接アクセス・編集を実現
- GitHub Copilot同様、自然言語でのコード生成・編集・デバッグが可能
- コマンドラインインターフェース(CLI)から起動・利用可
- GitHubアカウントに紐づいたリポジトリ・Issue・プルリクエストにアクセス可
- MCPによる機能拡張に対応(デフォルトでGitHub MCPサーバーと接続済)
- macOS / Linux / Windowsに対応
- GitHub Copilotの有料ユーザーにのみリリース中
GitHub Copilot CLIの登場で、端末の内外を問わず生成AIによるコード生成・解説が可能となります。個人または企業でGitHub Copilotをご活用中の方はぜひぜひ、お試しください!

最後に
いかがだったでしょうか?
GitHub Copilot CLIを自社の開発環境へどう活かせるか、導入効果や運用イメージを具体的に検討されたい方は、ぜひご相談ください。
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