【生成AI×不動産】不動産業界で活用できるAIサービスまとめ一覧!

不動産業界にお勤めの皆さん。
あなたの会社ではAIサービスを使っているでしょうか?
ちなみに弊社ではChatGPTをはじめ、さまざまなAIサービスを業務に活用しています。
え!あなたの会社ではまだ使っていないんですか!?
現在、日本では約半数の会社がAIサービスをすでに導入しています。
AIサービスがここまで普及している理由は、業務の効率化および売上アップにつながるからです。
本記事では不動産業界に勤めている方向けに、おすすめのAI×不動産のサービスを紹介します!
最後まで読めば、自社に合ったAIサービスがきっと見つかるでしょう。
ぜひ、最後までご覧ください!
AI×不動産のサービス10選
本記事で紹介するAI×不動産のサービスは、以下のとおりです。
サービス名 | 有料/無料 | OSS(フリーウェア)の有無 | 対応範囲 |
---|---|---|---|
Gate. | 有料 | なし | ・不動産査定・提案書・査定書の自動生成・市場分析 |
nomad cloud(ノマドクラウド) | 有料 | なし | ・顧客管理・問い合わせ対応 |
参謀くん | 有料 | なし | ・空室対策 |
AIさくらさん | 有料 | なし | ・問い合わせ・接客対応・社内業務効率化 |
Forest | 有料 | なし | ・帯替え作業の自動化 |
PropertyWebBuilder | 無料 | あり | ・不動産Webサイト作成 |
PHRETS | 無料 | あり | ・不動産リストや写真などのデータ取得 |
MicroRealEstate | 無料 | あり | ・不動産や賃貸の管理・契約書の作成 |
RoomGPT | 無料 | あり | ・部屋のデザイン |
Apartment finder | 無料 | あり | ・最適な物件探し・所有者への連絡 |
以下の記事では、生成AIを使ったノーコード開発について解説しています。
ぜひ、ご覧ください。

AI×不動産の有料のツール5選
ここでは、AI×不動産の有料サービスを、5つご紹介します。ぜひ参考にしてください。
Gate.
「事例収集が煩雑で、査定業務に時間がかかる…」
「社内で明確な査定基準が設けられておらず、説得力のある提案ができない…」
このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、AI査定ツール「Gate.」です。
Gate.を使えば、2億件以上の不動産データを学習したAIが、高精度な査定を短時間で実施してくれます。
さらに提案書・査定書も自動的に生成してくれるため、お客様に対してより説得力のある提案が可能になりますよ!
開発会社 | リーウェイズ株式会社 |
特徴 | 2億件以上の不動産データを学習したAIが、より精度の高い査定を実施する |
機能 | ・不動産査定・提案書・査定書の自動生成・市場分析・投資シミュレーション |
導入実績 | 10行以上の金融機関、および400社以上の不動産会社で導入済み |
料金プラン | 初期費用:要問い合わせ月額費用:要問い合わせ無料トライアル:あり |
サイト | https://ai.gate.estate/ |
nomad cloud(ノマドクラウド)
「人手が足りず、追客業務に手が回らない…」
「来店率が低く、成約に結びつかない…」
このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、AI顧客管理ツール「nomad cloud(ノマドクラウド)」です。
nomad cloudを使えば、あらゆるポータルサイトからの反響を自動で取り込み、追客業務を自動的に行ってくれます。
お問い合わせの一次対応が自動化できるため、営業時間外の機会損失も防げます。
他にもAIチャットなど多数の機能が備わっているので、業務効率を改善しつつ成約率のアップも可能ですよ!
開発会社 | イタンジ株式会社 |
特徴 | あらゆるポータルサイトからの反響を自動で取り込み、追客業務を自動で行う |
機能 | ・ポータル反響の自動取り込み・顧客一元管理・自動追客・AIチャットなど、多数の機能が完備 |
導入実績 | 大手から地域密着型の会社も含め、約2,000社で導入済み |
料金プラン | 初期費用:要問い合わせ月額費用:要問い合わせ無料トライアル:なし |
サイト | https://lp.itandibb.com/crm/ |
参謀くん
「管理戸数を増やしたいけど、オーナーへの説得力のある提案ができない…」
このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、AI空室対策ツールの「参謀くん」です。
参謀くんを使えば、累計100億件の不動産ビッグデータを基に、AIが「満室経営戦略レポート」を最短1分で作成してくれます。
レポートには国内最高水準の賃料査定や、充実した空室対策提案が含まれています。
参謀くんが出力したレポートを基に説得力のある提案をして、管理戸数アップを目指しませんか?
開発会社 | Studio LOC合同会社 |
特徴 | 不動産ビッグデータを基にAIが「満室経営戦略レポート」を瞬時に作成し、管理戸数拡大をサポートする |
機能 | ・市場調査・賃料査定・レポート作成 |
導入実績 | 管理戸数が数百~数万戸の管理会社で多数の導入実績あり |
料金プラン | 初期費用:無料月額費用:税抜3.5~10万円(管理戸数によって異なる)無料トライアル:あり |
サイト | https://www.sambo-kun.com/ |
AIさくらさん
「問い合わせ業務の負担を減らしたい…」
「チャットボットを使っているが、FAQのメンテナンスが大変…」
このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、AIチャットボットの「AIさくらさん」です。
AIさくらさんを使えば、社内・社外関わらず問い合わせ業務の負担を大幅に削減できます。
さらに独自のAIエンジンとChatGPTによってFAQを自動生成するため、メンテナンスの手間もかかりません。
問い合わせ業務以外にも、さまざまな社内業務を効率化する機能もあるので、業務効率化を目指す会社におすすめなAIツールですよ!
開発会社 | 株式会社ティファナ・ドットコム |
特徴 | 独自のAIエンジンとChatGPTによってFAQを自動生成し、AIが幅広い問い合わせに的確に回答する |
機能 | ・問い合わせ対応・接客対応・社内業務効率化など、さまざまなシチュエーションに合った商品がある |
導入実績 | ショッピングモールや公共交通機関、官公庁・自治体など、幅広い業種で導入実績あり |
料金プラン | 初期費用:要問い合わせ月額費用:要問い合わせ無料トライアル:なし |
サイト | https://www.tifana.ai/ |
Forest
「帯替え業務をもっと効率化したい…」
そんな方におすすめなのが、AI帯替えツールの「Forest」です。
Forestを使えば、従来人の手で一つひとつ行っていた帯替え作業を、AIが自動で行ってくれます。
これにより、店舗あたり月間約40時間もの作業時間短縮につながるのだとか。
帯替え業務を効率化して他のリソースに時間を割きたい方は、ぜひForestの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
開発会社 | 株式会社オープンルーム |
特徴 | 物件図面に記載されている他社情報をAIが認識し、自社情報に完全自動で置き換える |
機能 | ・帯替え作業の自動化 |
導入実績 | 不動産仲介会社で多数の導入実績あり |
料金プラン | 初期費用:無料月額費用:税込5,830円無料トライアル:あり |
サイト | https://forest.openrm.jp/ |
AI×不動産の無料のツール5選
ここでは、AI×不動産の無料サービスを、5つご紹介します。全て無料なので、費用を気にせずに試すことができます。ぜひ参考にしてください。
PropertyWebBuilder
PropertyWebBuilderを使うと、WordPressのように、専門知識がなくても独自の不動産Webサイトを作成できます。さらに、今後も「価格を他の通貨に即時換算」や「多言語対応」などの機能を、追加される予定らしいので、さらに使いやすくなるでしょう。
OSSを実行するには、一定のプログラミング知識やスキルが必要になります。
Githubリンク:https://github.com/etewiah/property_web_builder
PHRETS
PHRETSは、RETSサーバーと接続して、不動産物件や写真などのデータを取得するための、PHPクライアントライブラリです。不動産関連のデータ取得に役立つでしょう。
OSSを実行するには、一定のプログラミング知識やスキルが必要になります。
Githubリンク:https://github.com/troydavisson/PHRETS
MicroRealEstate
MicroRealEstateは、大家さんの「物件管理」や「賃貸管理」を支援するためのOSSです。使いやすいインターフェースと、様々な便利な機能が備えられています。
そのため、大家さんが不動産管理業務を効率化するための、一元化されたプラットフォームとして利用できます。
OSSを実行するには、一定のプログラミング知識やスキルが必要になります。
Githubリンク:https://github.com/microrealestate/microrealestate
RoomGPT
RoomGPTでは、ControlNetという機械学習モデルを使って、部屋のバリエーションを生成できます。主な使い方としては、部屋の写真をアップロードすると、ControlNetが生成された部屋が表示されます。自分の理想の部屋を見つける際に、使えそうなデザインツールです。
OSSを実行するには、一定のプログラミング知識やスキルが必要になります。
Githubリンク:https://github.com/Nutlope/roomGPT
Apartment finder
Apartment finderを使用することで、特定の条件でベストな物件を素早く見つけ、オーナーに連絡を取ることができます。また、価格帯や探したい地域、最寄り駅など、柔軟に条件を設定することが可能です。
このOSSには、Craigslistをスクレイピングして、特定の条件にマッチする物件をリアルタイムで探し、Slackでアラートを出すボットのコードが含まれています。
OSSを実行するには、一定のプログラミング知識やスキルが必要になります。
Githubリンク:https://github.com/VikParuchuri/apartment-finder
どんなAIツールがあるのか知りたい方は、以下の記事が参考になります。

まとめ
今回紹介したAI×不動産のサービスは、以下のとおりです。
サービス名 | 有料/無料 | OSS(フリーウェア)の有無 | 対応範囲 |
---|---|---|---|
Gate. | 有料 | 無し | ・不動産査定・提案書・査定書の自動生成・市場分析 |
nomad cloud(ノマドクラウド) | 有料 | 無し | ・顧客管理・問い合わせ対応 |
参謀くん | 有料 | 無し | ・空室対策 |
AIさくらさん | 有料 | 無し | ・問い合わせ・接客対応・社内業務効率化 |
Forest | 有料 | 無し | ・帯替え作業自動化 |
PropertyWebBuilder | 無料 | あり | ・不動産Webサイト作成 |
PHRETS | 無料 | あり | ・不動産リストや写真などのデータ取得 |
MicroRealEstate | 無料 | あり | ・不動産や賃貸の管理・契約書の作成 |
RoomGPT | 無料 | あり | ・部屋のデザイン |
Apartment finder | 無料 | あり | ・最適な物件探し・所有者への連絡 |
今回紹介したサービスの中で、業務効率化・売上アップにつながりそうなものがあれば、早速導入を検討してみてはいかがでしょうか?
また、生成AIを活用するリスク・注意点については、以下の記事が参考になるので、ぜひ一読を!

生成AIツールならOSS利用がおすすめ
じつのところ、巷に溢れるAIツールは以下のリンクにあるようなオープンソースプロジェクトの組み合わせで作られています。(*全て商用可能・無料なものがほとんど)
ツールはその特性上、どうしても限界があります。
個人で使う場合や、業務の一部分のみを効率化する場合であれば問題ありませんが、社内で大規模に活用する場合は、様々な不都合が発生する可能性があります。
以下に、AIサービスを使用した場合とオープンソース利用による自社開発を行った場合の比較表を作成しました。
初期導入コストや50人未満で活用する場合には、AIサービスに利点が多いです。
しかし、長期的にツールを活用する場合や50人以上の会社で活用する場合には、自社開発を行った方がメリットが大きいです。
加えて、カスタマイズ性や技術資産性、セキュリティの依存性という観点からも、OSS利用による自社開発を行うことを推奨しております。
計算シミュレーション | AIサービス | OSS利用による自社開発 |
---|---|---|
初期導入コスト/初期開発費 | ◯ 開発費がかからない。(ただし、初期導入コストが実質開発費以上になるようなケースもある) | △ おおよそ500万以上の場合だと、OSS開発の方が安い |
ランニングコストの費用対効果 | △ 毎月費用が発生する | ◯ 基本無料だが、一部管理保守費による費用発生する場合あり |
一アカウント当たりの費用対効果 | △ 1アカウント当たりの月額課金がかかる | ◎ 自社クラウドサーバーによる運用 |
ワークフローの見直し(ツールにワークフローを合わせなくてはいけない) | × | ◎ |
カスタマイズ性 | × サービスを開発した機能しか使えない | ◎ 完全オーダーメイド |
技術資産性 | × これから企業価値のキモとなってくるIT技術を外部に依存する | ◎ 技術資産をアウトソースしないことで、企業価値が上がる |
セキュリティの依存性 | × ツール開発会社に依存する | ◎ 自社に特化したセキュリティ対策が可能 |
50人未満の場合(年間あたりの費用対効果) | ◎ | △ |
50人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | ◯ | ◯ |
100人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | △ | ◎ |
300人以上の場合((年間あたりの費用対効果) | × | ◎ |
1000人以上の場合(年間あたりの費用対効果) | × | ◎ |
弊社WEELは国内最速で生成AI関係のオープンソースプロジェクト(OSS)を記事化し、月間130万PVを超えました。
生成AI業界は、成長スピードが爆発的であり、それらに日々伴走できるエンジニアコミッターが管理・バージョンアップするOSSの利用・活用・連携が欠かせません。国内ベンダーが作りがちのOSSを積極利用しないAIツールは、すぐに形骸化し、費用対効果が合わなくなるでしょう。
生成AIサービスを利用・開発する場合はOSSの知見が肝。
弊社では「もしもAIサービスを作るなら、どんなオープンソースの組み合わせで開発できるだろう?」という疑問にベストアンサーを提供できます。ぜひお問い合わせください。
➡︎費用対効果の高い生成AIサービスの開発について相談をしてみる。
最後に
弊社は生成系AI特化の事業になるまでは、法人向けシステムの開発・連携・自動化・機能比較等々。
エンジニア目線によるシステム検討・導入支援を行ってきました。
そこで、明らかに高すぎる「ボッタクリ」とも呼べるような業者や、システムに何度も遭遇してきました。
弊社は透明性に特に力を入れており、弊社のノウハウや開発料金などを公開しています。
今まで100社以上の実績がある、SaaS間API連携の経験からシステム・ツール選びには強みがあります。
生成AIサービスの比較、一番いいのを教えてくれ!という方はぜひご連絡を。
また、自社開発と既存のAIサービスの導入で悩んでいる、などなどの場合もご対応しています!
➡︎生成AIサービスの比較、AIサービスの導入について相談をしてみる。

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