Gemとは?Gemini独自のチャットボット作成機能の使用方法や活用術を徹底解説!

Gem Gemini 独自 チャットボット 作成 機能 使用 方法 活用術 徹底 解説
押さえておきたいポイント
  • Googleの生成AI「Gemini」を用途特化でカスタマイズして使うための機能
  • Gemini無料版でもGemを作成・利用可能
  • Googleサービス中心の作業ならGem、ChatGPT中心の運用や配布を重視するならGPTs、といった使い分けがおすすめ

2024年8月28日に米Googleがついに、Geminiで独自のチャットボットを作れるサービス「Gem」をリリースしました。

「Gem」は、プロンプト入力のみで自分好みのAIチャットボットを作れるサービスで、ChatGPTのGPTsの対抗馬としても注目されています。

今回は、そんな「Gem」の基本情報や活用方法について紹介します。

最後までご覧いただければ、Geminiをこれまで以上に使いこなせるようになるので、業務効率化も捗ること間違いありません。ぜひ最後までご覧ください。

\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/

目次

Gemとは

参考:https://blog.google/products/gemini/google-gemini-update-august-2024/

Gemは、Googleの生成AIGemini」を用途特化でカスタマイズして使うための機能です。公式では「Gems(Gem)」として案内されており、自分用の専門家AIを作って呼び出せるのが特徴です。提供当初は、有料プランやWorkspace向けの案内が中心でしたが、2025年12月現在は、Gemini無料版でもGemを作成・利用することができます(ただし、利用上限や一部機能はプランにより変わります)。

Gemのおもな特徴は以下です。

  • 独自チャットボットが作成可能
  • Gemマネージャーから呼び出し可能
  • Imagen 3、Imagen 4に対応
  • Gemの共有(利用/編集/コピー)に対応

以下でそれぞれの詳細を解説していきます。

独自チャットボットが作成可能

Gemでは、「Gemini」をカスタマイズして、独自のチャットボットを作成可能です。ChatGPTの「GPTs」とよく似ており、チャットボットの名前や目的をプロンプトで入力するだけで、チャットボットを構築できます。

なお、以下のようにデフォルトで用意されているチャットボットもあります。

  • Learning coach:複雑なトピックを分析してわかりやすく解説してくれる
  • Brainstormer:パーティー用の新鮮なアイデアや誕生日にぴったりのギフトなどのアイデアを出してくれる
  • Career guide:スキルを磨いてキャリア目標を達成するための計画を練ってくれる
  • Writing editor:文法や構造について詳細なフィードバックをくれる
  • Coding partner:コーディングスキルを向上するために指導してくれる

さらに、Gemは「毎回同じ長文プロンプトを貼る」のではなく、よく使う前提や指示をGem側に固定化できるのが強みです。たとえば次の要素をまとめて持たせられます。

  • 目的(何のためのGemか)
  • 口調(ですます、箇条書き中心、結論先出し など)
  • 手順(最初に確認すべき項目、出力フォーマット、禁止事項)

上級者向けには、ファイルや情報源を参照させる設計も重要です。

Google公式の案内でも、カスタムGemにファイルを紐づけて、参照しながら回答させる流れが説明されています。

通常のチャットボットで足りないと感じている部分があるなら、ぜひ専門的な分野に特化した独自のチャットボットを作成してみましょう。

Gemマネージャーから呼び出し可能

作成したGemは、Gemマネージャーに保管されており、必要になったらすぐに呼び出せます。そのため、もしGeminiで頻繁に同じ質問をしていたり、同じタスクをこなしているなら、Gemを作成してGemマネージャーから都度呼び出すと便利です。

なお、拡張機能をオンにすれば、Gemマネージャーに保管してあるGemをGoogle Workspaceなどと連携させられます。

Imagenにも対応

参考:https://blog.google/products/gemini/google-gemini-update-august-2024/

アップデートにより、Geminiが画像生成AI「Imagen 3」に対応。以前まで使用していた「Imagen 2」よりも自然な画像を生成できるようになります。

ただ、「Imagen 2」と同様、グロテスクな表現や性的な描写を含む画像の生成はできないので注意しましょう。生成画像には「SynthID」による電子透かしが入っているので、AI生成画像であることがわかる仕組みになっています。

また、その後のアップデートで、Gemini側の画像生成は、Imagen 4へのアップグレードも案内されています。

ポスターや招待状など、文字(タイポ)を含む生成品質が改善した点が公式リリースノートに記載されています。 また、生成画像の取り扱いについては、Google側がSynthIDなどの仕組みを通じて「生成物であることを示す」取り組みを進めています。Imagen 3の案内でも、SynthIDの利用が説明されています。

なお、Imagenについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Gemは無料版でも使える?料金・プランごとの違い

Gemは無料でも触れますが、使えるモデル・機能・利用上限はプランごとに変わります。

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区分プランGemの利用
個人無料版利用可能(上限あり)
個人Google AI Pro/Ultra利用可能
企業Google Workspace(Business/Enterprise系)組織の設定に依存
プランごとのGemの利用条件

ただし、料金や上限は変わりやすいので、最新情報は公式ページを参照するようにしましょう。

Gemを使用するには

Gemを使用するには、以下の手順に従って準備を進めてください。

  1. GeminiでAdvanced・Business・Enterpriseのいずれかの有料プランを契約する
  2. Geminiを開き左下の「Gem 管理ツール」選択して 「Gem を作成」を選択する
  3. Gemに名前をつけて従うべき指示を入力する
  4. 「保存」を押してGemを保存する
  5. Gemマネージャーから呼び出して実際に使用する

実際にオリジナルのGemを作成する際は、右側にプロンプトを入力すると、プレビュー画面でGemの見た目を確認できます。ただし、プレビューを押しただけではGemは自動保存されないので、必ず保存をしてから作業を終了してください。

なお、オリジナルのGemを作成しなくても、デフォルトで用意されているGemを使用したり、カスタマイズして使用したりもできます。

Gemの活用方法

ここでは、Gemの活用方法を2つご紹介します。

  • グラフ作成
  • YouTube動画検索

以下でそれぞれの活用方法をご紹介するので、ご自身が利用する際の参考にしてみてください。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

グラフ作成

まずは、グラフ作成Gemを作っている方がいたのでご紹介します。

動画内では、日付と売り上げをメッセージで送るだけで、瞬時に折れ線グラフを作成しています。グラフの作成は、Excelなどを使うと少々手間がかかるので、Gemが一瞬で片付けてくれるとかなり利便性が上がりますね。

売り上げに限らず、サイトの閲覧数や稼動時間など、さまざまな数値を修正するのに役立ちそうです。普段表形式で集計している情報を見やすくするのに使ってみてはいかがでしょうか。

YouTube動画検索

続いて、YouTube動画を検索できるGemを作成した方がいたのでご紹介します。

こちらの投稿者は、実際にGemを作成した手順も動画で公開しています。表示してほしい情報やリンクの内容、会話のトーンなどを指定しただけで一瞬でGemを作成していました。

実際に利用する際は、プロンプトに「生成AI」と入力しただけで、関連性の高い動画のタイトルがURL付きでいくつか出てきています

今回の事例のように、検索効率を向上する用途でも使えるので、普段情報の収集に時間がかかっている方はぜひ活用してみてください。

なお、Geminiの活用術について詳しくはこちらを参考にしてください。

Gemini「Gem」とChatGPT「GPTs」の違いと使い分け

GemとGPTs、どちらも「用途特化のカスタムAI」を作れますが、強みが少し違います。

スクロールできます
観点GemGPTs
作成Gemini内でGemを作成・保存 GPT Builderで作成(作成可否はプラン条件あり) 
共有Drive同等の共有体験で共有できる共有範囲(自分のみ/リンク/公開など)を設定できる
得意領域Googleサービス連携・Workspace文脈と相性が良い GPTエコシステム(公開・配布導線)と相性が良い 
GemとGPTsの違い

Googleサービス中心の作業ならGem、ChatGPT中心の運用や配布を重視するならGPTs、といった判断軸を持っておくとよいかと思います。

Gemを使うときに知っておきたい注意点・制限

Gem利用時の注意点についても、押さえておきましょう。

  • プレビューは自動保存されないため、保存を前提に運用してください。
  • 利用上限や使える機能はプランで変動します。
  • Gem作成・利用時は規約が適用され、生成物は公開・利用前に検証する旨が公式ヘルプに記載されています。
  • 共有時は、権限を持つユーザーが関連ファイルを見られる可能性があるため、機密情報の取り扱いに注意してください。 

Gemに関するよくある質問(FAQ)

無料版GeminiでもGemを作れますか?

はい。無料版でも利用可能になった旨が公式記事で追記されています。ただし上限や機能はプランにより変わります。 

プリメイドGemはカスタマイズできますか?

できます。公式ヘルプでは「Make a copy」でコピーし、指示を書き換える手順が案内されています。 

Gemは共有できますか?

共有できます。共有後、相手が編集・利用・コピーできることが案内されています。

画像生成はGemからも使えますか?

Gemini側の画像生成として案内されており、Imagen 4のアップグレードもリリースノートに記載されています。

会社のWorkspaceアカウントでも使えますか?

組織の契約や管理者設定に依存します。Workspace向けの提供条件は更新されるため、最新は公式案内の確認が安全です。

オリジナルのGemを作成して業務を効率化しよう!

Gemは、用途特化の指示を固定化して、Geminiを「自分専用の専門家AI」として使いやすくする機能です。2025年12月現在は、無料版でも利用可能になっていますが、利用上限や一部機能はプランで変わるため、まずは無料で試し、必要に応じて上位プランや組織設定を検討するとスムーズです。

今回はGemの特徴として、以下の3つをご紹介しました。

  • 独自チャットボットが作成可能
  • Gemマネージャーから呼び出し可能
  • Imagen 3にも対応

実際に利用する際は、以下の手順に従ってください。

  1. GeminiでAdvanced・Business・Enterpriseのいずれかの有料プランを契約する
  2. Geminiを開き左下の「Gem 管理ツール」選択して 「Gem を作成」を選択する
  3. Gemに名前をつけて従うべき指示を入力する
  4. 「保存」を押してGemを保存する
  5. Gemマネージャーから呼び出して実際に使用する

Gemをすでに活用し始めている方も徐々に現れていて、グラフの作成やYouTube動画検索を効率化できるGemが作成されていました。

今回紹介した事例を参考にしつつ、ぜひ自分のタスクを効率よくこなしてくれるオリジナルのチャットボットを作成してみてください。

WEELが“失敗しないAI導入”を伴走します。

最後に

いかがだったでしょうか?

Gemで業務別の専門ボットを内製し、Workspace連携・権限/共有・ガードレールまで設計。プロンプトのテンプレ化と社内展開、GemとGPTsの使い分けの整理に関するサポートのご案内です。

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監修者田村 洋樹

株式会社WEELの代表取締役として、AI導入支援や生成AIを活用した業務改革を中心に、アドバイザリー・プロジェクトマネジメント・講演活動など多面的な立場で企業を支援している。

これまでに累計25社以上のAIアドバイザリーを担当し、企業向けセミナーや大学講義を通じて、のべ10,000人を超える受講者に対して実践的な知見を提供。上場企業や国立大学などでの登壇実績も多く、日本HP主催「HP Future Ready AI Conference 2024」や、インテル主催「Intel Connection Japan 2024」など、業界を代表するカンファレンスにも登壇している。

投稿者

  • WEEL Media部

    株式会社WEELが運営する生成系AI関連メディア「生成AI Media」は、AIの専門家によるWebメディアです。 AIに特化した編集部がAIの活用方法、導入事例、ニュース、トレンド情報を発信しています。

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